ベルルスコーニの退陣を求めるNo B Dayのデモの話をちょっと前に書いたのだけれど、その運動が、今度は、12月19日に開催される、イタリア本土とシシリア島を結ぶ橋の建設反対集会への参加を表明した。
この運動のシンボルカラーから、自らのことをIl popolo viola=紫色の人々って読んでいるようだ。
http://www.noberlusconiday.org/イタリア本土とシシリア島を結ぶ橋の建設は、以前からずーっと問題になっていた。政府の側は、いわゆる公共事業として、推し進めようとしてきたのだが、自然破壊や不要な公共投資への反対ってことで、反対運動もずーと続いてきた。
それが、ベルルスコーニ政権になって、いよいよ着工ってことになり、今年の12月23日に工事が始まろうとしている。
僕がpodcastで聞いているcatapillerってRAIのラジオ番組でも、暮れも押し迫っての着工を皮肉っていた。24日はクリスマスイブで、その後クリスマス休暇。さらに新年があって、2日3日は土日、さらに1月6日はベッファナ(御公現の祝日)になるので、わざわざ12月23日に着工しなくても、来年の1月7日でもいいんじゃないの?ってことだ。
確かに、こんな時期に着工しようというのは、とにかく既成事実を作ってしまえって政府の思惑が透けて見える。
で、着工に先立て、12月19日に建設反対の集会が開催されるらしい。
それに、紫色の人々も参加するわけだ。
この運動体が、今後どのような形で継続していくのかは不明だが、インターネットを使って、ヴァーチャルの世界からリアルな世界を変えていこうと、具体的なアクションを起こすっていうのが、新しいと僕は思う。
イタリアって国は、何年か周期で、こういった大衆運動が盛り上がる。
1989年から90年にかけて巻き起こったPanteraって学生運動は、イタリア各地の大学を占拠し、占拠した事務室からファックスを使って、各地と連絡をとり、全国的な規模の運動を展開したし、
http://it.wikipedia.org/wiki/Pantera_%28movimento_studentesco%29最近では、映画監督であるナンニ・モレッティが率いたGirotondiなんかがある。
http://it.wikipedia.org/wiki/GirotondiGirotondoっていうのは、イタリア版カゴメカゴメで、子供たちが和になって歌を歌いながらやる遊びなんだけど、それをデモに使ったわけだ。
非正規雇用の労働者たちが、労働条件の改善を訴えて、Serpica Naroなる人物をでっち上げた話は、だいぶ以前にこのブログにも書いたのだけれど(2006年2月)、
http://it.wikipedia.org/wiki/Serpica_Narohttp://www.serpicanaro.org/イタリアの運動って、実にいいセンスをしていると思う。
posted by tady at 00:14| ローマ

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