2006年03月31日

イタリアの若者も大変じゃのー

Serpica NaroやSan Precarioのこと、移民労働者の増加のこと、人口予想のこと、などなどを書いてきたんだけど、International Herald Tribuneが、イタリアの若者の現状について書いている。
http://www.iht.com/articles/2006/03/29/news/italy.php
(僕はファイヤーフォックスを使っているんだけど、うまく表示されない。IEで見た方が良いかも)
日本では、フリーターやニートが問題になっているけど、イタリアでも、若者がきちんとした定職に就けないことが問題となっている。でも、今度の選挙戦の中では、その問題については、両陣営ともあんまり触れていないともこの記事には書いてあった。
また、晩婚の傾向が強いのも、出生率の低下の原因も、安定した収入が得られないからだっていうようなことが書いてあった。イタリアの新聞ではないので、記述も客観的で、中々面白かった。

コリエレも、この記事を紹介している。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/03_Marzo/30/mille_euro.shtml

そして、そういった、定職を持てない若者が集まって、webサイトを立ち上げたそうだ。
それは、ここ
http://www.generazione1000.com/
generazione di 1000 euro=Milleuristo=月1000ユーロで暮らす人々って事らしい。
1ユーロが大体130円から140円くらいだから、1000ユーロっていうと、13〜14万円ってことだろう。
彼らの多くは、大卒で、高学歴にもかかわらず、就職できず、バイト生活を強いられている人ばかりだ。それもイタリアの場合大学卒業するのは30近くになってからなので、30代の人が多い。
まだ、投稿は少ないけれど、forumとか読むと、中々泣ける。1000ユーロを見てみたい。とか、700ユーロまで行ったけど、今は失業中とか、、、、、

おじさんの僕としては、頑張れ、若者! 僕らの老後を頼んだよ! と言いたいね。
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2006年03月30日

ボニン・アイランドpart2その14

1月5日
この日は、今回の小笠原滞在のハイライトのひとつと言ってもいい日であった。
お休みをもらい、前日に申し込んでおいたホエールウォッチング船に乗って、生まれて初めてクジラを見たのだ。

朝早めに起きて、まずはお弁当作り。小笠原には、24時間営業のコンビニなんてもんはないから、途中でお弁当買うなんてことはできない。海洋センターは、ボランティアのために、お釜にはいつも温かいご飯があるので、それを詰めて、後は適当におかずを作って完成。この日は、僕のほかに、スタッフの人も一人お休みだったので、忙しい日になるであろうと思い、出来ることだけはやろうと思って、朝の亀さんへの餌やりを少しだけ手伝って、自転車を借りて、待ち合わせ場所へ向かう。僕が乗ったのは父タクの船だった。父タクは、父島タクシーの略ね。
集合時間は8時45分。観光客も居なくなって、乗る人も少ないのかと思いきや、それまで、仕事が忙しかった島の人とか、島に来ているバイトの人が、何人も乗るようで、総勢15人ほどになった。今回は、ドルフィンスイムとホエールウォッチングの2本立て。
料金を払う時に、海洋センターで、短期だけどボランティアをしているって話をしたら、観光できているわけではないのだったら、島民割引と同じで良いよと言われて、「本当にいいんですか?」と確かめたら、それでいいということで、なんかとっても得をした気分だった。一生懸命ボランティアをやったことが報われた気がして、うれしくもあった。
待ち合わせ場所から、車に乗り込み桟橋へ。9時には船に乗り込み、いよいよ出航。二見港を出て、南島方面へ向かいながら、まずは、イルカを探す。うねりが結構あって、船はかなりの揺れ。イルカが見つかると、船で近づいていって、シュノーケルの装備をつけた人たちが船尾からダイブ。泳ぎが苦手な僕には、絶対無理って感じだった。

僕が、イルカを初めて見たのは、ジブラルタル海峡で、スペインからモロッコに向かうフェリーの上からだったのだが、その時も感動した。今回は、船も小さく、より近くで見ることが出来て、また感激。

イルカさんは、あんまり遊んでくれなくて、船を移動。その途中で、クジラの汐吹を発見。
2頭のクジラが泳いでいた。この時点では、うねりはあるものの、まだ、デジカメで撮影する余裕はあった。でも、揺れていたので、ピンボケが多い。

やがて、2頭は、島の方に向かって泳いでいった。


そして、反対の方角からきたクジラ1頭と合流するかのようだった。
船からはかなり距離があったので、遠くから見ていた。

その後、船は、南島方面へ向かった。ただ、うねりが強く、上陸は無理だった。
船からちょこっのぞいただけ。

heartrockを見ながら、ぐるりと回って、お昼を食べる予定になっていた、父島と兄島の間にある海中公園へ向かう。

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刑務所でディナーを

イタリア中部トスカーナ州に、ヴォルッテラって町がある。そこでSerate Galeotte=直訳するとならず者の夕べっていう催しが行われるらしい。開催される場所は、ヴォルッテラにある刑務所。
これだけ読むと、なにやら(;¬_¬) ぁ ゃι ぃ。そして危険な香りも、、、
http://www.repubblica.it/2006/c/sezioni/cronaca/galcen/galcen/galcen.html
実はこれ、刑務所とスロー・フード協会が一緒に主催するディナーの催しなのだ。
ここの刑務所に収監されている人たちの中の、20人が、調理から給仕までを行う。彼らは、この1年間、スロー・フード協会のセミナー「味覚の実験室」に参加して、舌と腕を磨いてきたそうだ。
料理を通して社会復帰を助けるという目的で行われてきたという。生徒たちの覚えはとっても良くて、意欲的だとか。
スローフードの会員なら誰でも参加でき、お値段は25ユーロだそうだ。
3月末に供されたディナーは、シシリアの郷土料理。この後、4月7日にはカラブリアの郷土料理、5月12日はサルディニアの郷土料理、6月9日はトスカーナの郷土料理、7月14日にはアラブ料理が予定されている。
もともと、ヴォルッテラの刑務所は、革新的で、18年間に渡って、演劇教室も行っており、現在では、囚人たちによる劇団が、イタリア各地を公演して回っているという。
で、ヴォルッテラをネットで調べていたら、こんなページも見つかった。
http://www.ehime-u.ac.jp/shokai/research/special/kyoiku/res_02/interv02.html
http://www.igaku.co.jp/Bioscience/Science2.htm
数学は全く苦手なので、何の事やらよく分からないのだが、数理生物学なる学問があるらしく、その数理モデリングの方程式なんだそうだ。生物の増殖や捕食関係、生存競争などを計算でシミュレートするらしい。いろんな学問があるもんだ。.。ooO(゚ペ/)/ひゃ

さらに、この催しを確認しようと思って、スロー・フード協会のサイトを覗いたら、まもなく
Slow Food on filmという催しが始まると出ていた。
http://press.slowfood.it/press/ita/leggi.lasso?cod=3E6E345B0802627359nmg25447C8&l
=it&-session=slowfoodpress:3DD5505D080ee0F755iyl3B457B1
http://www.slowfoodonfilm.it/
食べ物に関する映画のフェスティバルで、4月26日から5月1日にかけて、イタリアスロー・フード協会のあるブラで開催される。
内容は二つの部門に分かれていて、ショート部門は、食べ物を題材とした短編映画(最大30分)、DOC部門は、ドキュメンタリー映画(最大1時間)となっている。

審査委員長は、「ネバーランド」でアカデミー作曲賞を受賞
したジャン・A・P・カズマレックが務めるらしい。
さらに、コンペティション以外では、
Deborah Koons Garcia監督作品、「The future of food」 なども上映されるという。この監督は、あの有名なGrateful DeadのメンバーだったJerry Garcia の未亡人だそうだ。
当然の事ながら、開催期間中は、ディナーもいろいろあるらしい。
ゴールデンウィークにイタリアに行こうという人がいたら、のぞいてみるのも面白いかも。あー僕も行けたらな、、、、orz

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Newsweekよ、お前もか!

今週号の国際版Newsweekを、シルヴィオが見たら、こう言うに違いない。
http://www.msnbc.msn.com/id/12019244/site/newsweek/
ざっと読んだけど、英語なんで、途中で飽きてしまった。Beppeのブログにイタリア語で紹介があったので、そっちを読んだ。だって、短いし、分かり易いもんで。
http://www.beppegrillo.it/2006/03/de_profundis.html
いかにもBeppeらしく、「何故シルヴィオは笑っていないのかと?」という表紙のタイトルに対して、イタリア人はここのところずっと笑ったことはない。少なくともシルヴィオはこの5年間楽しんできたと言っている。
さらに、シルヴィオは、敵のことをみんなコミュニスト呼ぶんだけど、それを皮肉って、Newsweekもコミュニストの雑誌であるって紹介している。

2001年、つまりシルヴィオが首相になる前までは、イタリアは経済的にみると、ヨーロッパで4番目の位置にいた。当時の経済成長率はすでに鈍っていて、1.8%ではあったが、彼が政権を取っている間についに成長率0になってしまった。効果的な改革は行われず、景気は低迷している。
にもかかわらず、彼が政権に居る間に、めちゃくちゃ金持ちになった一部の連中がいるという。国は貧乏になり、国民は暗い淵に身投げしなければならない状況だというのに、、、
Beppeは、新しい政権になったら、これらの肥え太った連中が、本当に法律違反をしていないかどうかチェックして、違法に稼いだ金は、国の赤字補填に回すべきだと最後に書いている。

社会格差が広がりつつある日本。それも小泉政権の時に。うーん何か似ている。でも、日本ってほんと政権交代がない国だよなぁーー
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2006年03月29日

電子集計が臭うらしい

Beppeのブログに、イタリアの今回の選挙で初めて電子集計システムが導入される地域があると出ていた。
ところが、このシステムを開発したサルディニアの小さな会社の技術を、3社の大手が盗もうとしているらしい。
http://www.beppegrillo.it/2006/03/ce_uno_strano_o.html
そのうちの1社は、アメリカの選挙の時に、問題となったフロリダの集計を請け負った会社らしい。
たしかにこれは臭う。
そのフロリダの電子投票システムをパロッタ動画が、Jacopoのブログに紹介されていた。
http://www.jacopofo.com/?q=node/1160
と、動画はここ
http://www.ryb.it/voting_machine.mov
かなり面白い。僕は思わず笑ってしまった。
Jacopoのブログには、笑った後は、どちらに投票するか決めかねている人を、説得できることを祈るばかりだってあった。
ここのところ、イタリア話ばっかりだけど、選挙が近いせいか話題が豊富なんで、イタリアに興味のないかたは、しばしご辛抱を。ボニン・アイランドも早く書かないと、、、、、1月の話なのに、もう4月になってしまうorz。
posted by tady at 21:33| ローマ ????| Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中国人は子供を煮て肥料にしているんだって!

政治家の失言や暴言は、どこの国でもある。でも、ベルルスコーニレベルになると中々いないかも、、、
この間の日曜日、選挙遊説でナポリに行った彼は、相も変わらず「コミュニスト」を攻撃し(さて、どこにそのコミュニストたちがいるのかは、今のイタリアの政治状況ではさっぱりわからないんだけど)、さらに中国を例に挙げて(いよいよイタリアにいないとなると、外国の共産主義者を引っ張ってくるみたいだい)、「毛沢東の時代には、子供たちを煮て、畑の肥料に使っていた」と演説をぶった。
中国政府の対応は、至って紳士的で、外務省が会見をするわけではなく、ロイター通信を通して、遺憾の意を表明する文書を配布した。
いくらなんでも、真面目に怒るような話ではないってことなのかもしれない。
でも、彼は謝罪する気配はなく、「歴史的事実であり、テレビで見た」と言ったらしい。
この間はSilvio Impazzitoって書いたけど、こうなるとSilvio Imbambito=幼児化だと思った。
それでも、一国の首相でもあるし、現在選挙戦を戦っている訳で、彼が勝つと、さて、どうなるのか、、、、、?

で、ベルルスコーニの話し方について、Trecanniのサイトに面白い記事があった。選挙を前に、「Fight spot: politica a colpi di parole 」という特集を組んでいて、政治の世界における言葉の問題を取り上げている。
今回の選挙の特徴は、対決なんだそうだ。ここでも取り上げたけど、ベルルスコーニとプロディのテレビ対決がその最たるもののようだ。4月3日に第2回が予定されているようだけど、それも楽しみ。
この特集では、5人の専門家がそれぞれ政治と言葉の問題について文章を寄せている。ざっと斜め読みしただけなんだけど、 Maria Vittoria Dell’Annaの「Come parlano Cavalieri e Professori」という記事が面白かった。
http://www.treccani.it/site/lingua_linguaggi/archivio_speciale/politica/dellanna.htm
政治や政策のことは置いておいて、言葉として、二人の話し方を分析しいる。
より、直接的で、革新的な話し方をするのが、ベルルスコーニ。より伝統的な話し方をするのがプロディ。
こんな風に言っている。そしてまた、ベルルスコーニは、政治の難しい言葉を庶民の言葉に置き換えて話すと言う点や、政敵はみんな共産主義者よばわりするってことや、ジョークや身の上話を交えて、ベルルスコーニ政治劇場のような話し方をするともあった。小泉劇場なんてのが、日本でも言われたけれど、それに似ているのかもしれない。もっともあっちの方が役者は上かもしれないけれど、、、
一方プロディは、政敵を直接攻撃するようなことはなく、比喩や経済的専門用語を多用し、まるで教師が教えているような話し方をするという。もともと彼はボローニャ大学の経済学の教授だったから当然と言えば当然だ。
この記事の締めくくりとして
 A quale lingua la vittoria? La lingua, si sa, e` magica Forza delle parole e sapiente Unione dei contenuti.
どっちの言葉が勝つか知らん? それは言葉だけが知っている。言葉の持つマジックの力か、知識の集まった内容か。
と書いてあった、ここで言葉の力=Forzaはベルルスコーニのフォルツァ・イタリアを、言葉の集まり=Unioneは、プロディ陣営のUnioneをそれぞれもじっているわけだ。

ついでに、Trecanniのトップページに、今度の選挙で勝った陣営は、何を最優先課題とすべきかっていうwebアンケートがあった。
今のところ、544人しか回答してないけど、以下のようにな結果だった。
環境問題 5,3 %
29票
国際協力
3,9 %
21票
税制の平等化
7,0 %
38票
社会正義
6,3 %
34票
公共事業
2,8 %
15票
移民問題
5,1 %
28票
労働問題
22,4 %
122票
選挙法
4,0 %
22票
景気回復
15,4 %
84票
公衆衛生と社会福祉
7,2 %
39票
教育問題
12,9 %
70票
安全問題
7,7 %
42票

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2006年03月28日

Rai24Newsの小説家マップ

イタリアのサイトをウロウロしていたら、こんなサイトを見つけた。
http://www.rainews24.it/ran24/rubriche/incontri/mappamondo.asp
RaiNews24は、イラク戦争で、ファルージャの攻撃に白リン弾が使われたことを告発したことで、有名になった。
でもRAI自体は、イタリアの国営放送である。
例えば、NHKが、政府の方針を省みず、ジャーナリストの使命として、真実を伝えるだけの根性と勇気があるのかはかなり疑問だ。でもRAIはそれをやったわけだ。もっとも、内部にはいろんな派閥があるみたいで、チャンネルごとに傾向が違ったりする。日本に例えれば、総合放送とBSの違いって感じかな。
まあ、それはおいといて、上記のサイトには、世界の現代作家の地図がある。RAIに出演した作家たちを出身国別にまとめて、クリックマップにしてある。インタビューのヴィデオクリップも見ることが出来る。
日本はそこにないのだけれど、それはつまり、日本の作家が出演してないってことであり、イタリアでのポピュラリティーがまだまだってことだろう。もっとも、吉本ばななとか、村上春樹のコアなファンはイタリアにも結構いる。

さて、このクリッカブルマップであちこち見てみると、イタリアのタッブキは当然だけれど、その他の日本ではあまり知られていない第三世界の現代作家のプロフィールを見ることが出来る。
例えば、モロッコ出身の作家、
ターハル・ベン・ジェルーンの名前もある。イタリア語版では「Creatura di sabbia」、日本語では「砂の子ども」って作品を書いた人だ。日本語訳に当たっては、フランス語からの翻訳だったのだけれど、誤訳が多いってことで、翻訳者がかなり批判された。僕はイタリア語版を読んだので、日本語版はしらない。でもとってもいい作品である。誤訳ではない日本語版の出版を望む。
残念ながら、このクリッカブルマップは、すべてイタリア語なんだけれど、日本ではまだまだ知られていない作家が紹介されているみたいだから、僕もじっくり読んでみたいと思う。中国や東南アジアの作家も登場している。
改めてこの地図を見ると、日本に届いてくる情報が(少なくとも文学面における情報)、いかに偏っているのかってことも見えてきたりする。
posted by tady at 21:25| ローマ ????| Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

外国人労働者の占める割合

今度は、ISTAT(http://ja.wikipedia.org/wiki/ISTAT)から、イタリア社会における外国人労働者の割合に関する統計調査の発表があった。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20060327_01/
ISTATによる初めての調査だそうだ。
それによると、2005年の第3四半期と第4四半期における労働人口全体に占める外国人の割合は、5.4%になるという。
仕事を持っている外国人労働者のうち、72%が正社員かそれに準じるもので、14%が自営業。また、多くの人が第3次産業に携わっていて、家政婦などの家庭内労働が多い。
一方建築業においては、労災の割合が高く17%。これはイタリア人の倍になるという。
およそ半数が、大卒・高卒の高学歴者であるが、その多くは、現場労働者として働いている。

日本ではどうなっているのか、ネットで探してみた。そうしたらこんなサイトがあった。
http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/con5.html
ただ、ここの統計資料は、やや古くて、現状がどうなのかは分からないが、それでも
http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/documents/5-5.xls
の表とかを見ると、日本の外国人労働力人口が極端に少ないのが分かる。ただし、( )の中の推定不法滞在者を見ると、スイスやイタリアと同じくらいになる。
イタリアの場合も統計に表れない部分があるはずなので、何とも言えないが、それでも、日本の状況は、世界的な視野で見るとちょっと特異である。

あと、イタリアの特徴は、EUが統合されることにより、多くの北アフリカからの移民たちが、イタリアを入口として、北に向かう事があげられる。
つい先日も、ランペドゥーサで、また密入国者が捕まったが、地中海の対岸からの人々の流入は止まらない。
posted by tady at 13:00| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

EUの自動車免許、統一へ

2年間の議論を経て、EUの自動車免許が統一されることになったそうだ。実際に発行されるのは2013年からということだが、クレジットカードと同じ大きさで、偽造の出来ないようにプラスチック製とし、国によっては、ICチップを埋め込む方式も認められるらしい。
http://www.ansa.it/main/notizie/fdg/200603271202236117/200603271202236117.html
これにより、EUのひとつの国で犯した違反を、別の国の免許を取得することで、逃れることができなくなるという。
自動車免許を最初の試みとして、その他125ほどある免許も統一する方向だという。
EUの壮大な試みがひとつひとつ具体化していく。それぞれの国の文化や言語を尊重しつつ、共通化できるところは統一して行こうと言う方向性は、基本的に望ましいと思う。
意見の相違はあるのが当然。それを時間をかけて、話し合いにより解決していくという民主主義の基本を守り続けてほしいな。
posted by tady at 23:05| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

My Special Car Show Rimini2006

きっと知ってる人は知ってるんだろうな。
第4回マイ・スペシャル・カー・ショーが、3月31日から4月2日まで、イタリアの大衆リゾート地、リミニで開催される。
http://www.myspecialcar.it/index.asp?m=1&l=1&p=1Homepage
僕は、それほど車に興味があるわけではないのだけれど、フェラーリやランボルギーニはイタリア生まれだし、斜陽になってしまったとは、フィアットがイタリア社会に持つ影響力は未だ健在だと思うし、ってことで、そこそこ関心は持っている。モータースポーツも、とっても盛んだしね。
ってことで、そんなイタリア人の一面をかいま見るのに、このショーはちょっと面白そう。
いわゆる改造車のオンパレードって感じだ。よくぞここまでって感心するくらいの、熱の入れようが、画面の写真からも伝わってくる。
http://www.myspecialcar.it/photogallery.asp?p=1Galleria&m=1&l=1
それも、日本のように若者だけってことはなくて、いい大人がっていう感じもあるし、そもそも、大きな会場を借りて、大々的にこういう催しをやちゃうところがイタリアらしいくていい。
ちなみにコリエレの記事
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Sport/2006/03_Marzo/24/tuning-rimini.shtml
によると、今年の出展者数は305で、うち114が海外から。出展される車の数は1800台だとか。
カーチューニングの市場も好調な伸びで、2005年は12億400万ユーロの市場となり、その伸び率は2004年に比べて11%だとか。
posted by tady at 14:40| ローマ ??| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

今週食べたラーメン3月第4週

今週は、体重が増えたこともあり、我慢の1週間。
月・火・水とラーメンは我慢。
でも、水曜日は、買って来たラーメンで、家ラーメンしました。野菜をたっぷり入れて。
木曜日、我慢も限界ってことで、関内二郎に行く心積もりをしていたのに、なんと、夕方関内二郎からメルマガが届いて、夜の部は臨休。orz
金曜日は、もう絶対食うぞという決意の元、関内二郎に。夜7時半ごろ到着。いつものように大行列。待つこと30分以上、ようやく着席。小ニラキムチを食す。しかし、関内は女性客が多い。それもきちんと残さず食べていく。豚も柔らかく、大満足。関内二郎は、ブレが少なくいつでも美味しい。
土曜日、天気も良く、ここのところの運動不足を解消するために、自転車で遠征することにする。目的地は登戸の蓮彌(はすみ)。二郎ではないのだけれど、二郎系では、もっとも太い麺を出すお店だとネットにはあった。
桜の季節でもあり、ニヶ領用水をさかのぼる。二ヶ領用水とは、江戸時代に作られた用水路で、二つの領を通過することから名づけられたという。多摩川に並行するように、川崎側を通っている。川崎二郎とか、二子玉に自転車で行く時に、自動車があまり通らないので、よく利用する。用水路に沿って、多くの桜の木が植えられており、桜の季節には絶対行こうと思っていた場所でもある。
まだちょっと早かったけれど、桜は咲いていた。途中の平瀬川との合流地点では、句会もやっていた。




桜を見ながらサイクリング。蓮彌に到着すると、5人ほどの行列。それでも、割とすぐに席につけた。
頼んだのは普通の小ラーメン。しかし、ほんとに極極太の麺だった。割った割り箸よりも太い! 麺をすすることはできず、食べるって感じ。
二郎の亜流といわれるお店は、辰屋のラーメンを食べたけれど、いずれも明らかに二郎とは違う。それでもかなり魅力的。
かなり苦しかったけれどどうにか完食。
夕方、銭湯に行って、体重を量ると、なんとまた0.5キロ増えていた。ガーン! 当分二郎は自粛しないとやばいかも、、、、orz
さすがに日曜日は、ラーメンは自粛した。
posted by tady at 20:42| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WBC報道に感じる違和感

WBC=ワールド・ベースボール・クラッシク日本優勝の報道を見ていると、どうしても違和感がある。
確かに、僕も決勝戦は見たし、勝てて、単純に良かったね。(^.^)と思う。スポーツとしてみた場合はってことだけど。

アメリカの審判が誤審したときには、この大会自体が、アメリカが金を出して、アメリカのためにやってる大会みたいなコメントをしていたテレビのコメンテーターも、手のひらを返したように、やったやったと喜んでいる。

決勝で戦ったキューバがこの大会に参加するまでには、大変な紆余曲折があった。これは日本でも報道されているはず。
http://www.major.jp/ws2005/news/news20051229-11859.html
乙武氏の公式サイトにも記事が出ている。
http://sports.cocolog-nifty.com/ototake/2006/01/wbc_c8a9.html

そして、大会後もまだもめている。
http://www.sankei.co.jp/news/060326/sha031.htm

Jacopoのブログには、カストロは、賞金をハリケーン被災者に寄付するだけでなく、1600人の医師の派遣を申し出ているという。

野球を政争の道具としているという点においては、アメリカもキューバも同じかもしれない。それでも、人道的見地からどちらがより有意義なことをしようとしているのかは、一目瞭然だろう。

だが、それに比べて、日本はどうだろう? 日本人であることに誇りを感じたとか、愛国心を持ったとか、街頭インタビューで人々は答えているけれど、そんなに脳天気でいいのかな? 政府は、勲章を贈るらしいし、、、
優勝したことは純粋に喜んでいいと思うし、選手たちを称えるのはいい。
でも、日本人であることに誇りを持つとは、日本は強いぞ!ってことではなく、世界の中で、どんな役割を果たせるのかってことを、もちっと考えた上で、やるべきことをやる、言うべきことを言う日本になった時に、初めて誇りに思えると思うんだけど、、、
それにしても、日本て、つくづく平和な国なんだぁーと、そして世界を見てないなぁーと思いましたね。
「何をえらそーに、あんたはどうなんだい!」って言われてしまいそうだけど、、、、

posted by tady at 15:13| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サマータイム始まったよ。

終わった時も伝えたから、始まりも伝えないとね。
http://www.kataweb.it/utility/oralegale/oralegale.html
(日曜日の午前2時、時計の針を1時間進めてください。)
サマータイムは、今年は10月29日までです。
イタリアでというかヨーロッパで、サマータイムが始まりました。
海外に行かれる方、取引のある方などは、ご注意ください。
僕はぜーんぜん関係ないけど、、、、、orz

で、レップブリカの記事に、面白い話がでていた。
http://www.repubblica.it/2006/c/sezioni/cronaca/
oralegale/oralegale/oralegale.html
この最後のところに、「工業先進国でサマータイムを導入していないのは日本だけ。それは占領米軍が、導入しようとしたのに対し、農業者がずっと反対していたから」というようなことが書いてある。
GHQが一時導入しようとしたことは知っていたけど、農業者の強い反対があったというのは初耳。
で、サーチしてみた。
環境省のサイトにある環境白書
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo
/honbun.php3?kid=211&serial=10972&bflg=1
には、国民の半数が反対ってあるから、農業者だけではないようだ。つまりガセネタってことですね。
他にも、訳の分からない面白いページが見つかった。
http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm5/22_t.htm
視点としては斬新でも文章は意味不明です。
当然のように、2ちゃんねるにもスレッド立ってました。
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1112271569/l50
まだ生きてる様子。時計が1時間ズレルダケデ、いろんな議論が起きるんですね。
ちょっとしたネタ提供のつもりだったんですけど、、、、
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2006年03月25日

懐かしのロック

昨晩、NHKのBSで、ロックの歴史についての番組をやっていて、ついつい見てしまった。いやー懐かしかった。
中学から高校にかけて、僕がハマっていたのが、ピンクフロイドだった。
そうしたら、なんと、ピンクフロイドの未発表の写真の展覧会が、イギリスで行われているという。そして、ネットでも見られるんだって。早速見てみた。
http://gallery.redferns.com/gallery_2/gallery_text/image_display_pages/
exhibition_files_only/ex_AR0002_PINK_FLOYD.htm
みんな若いなぁーってのが率直な感想。
このサイト
http://www.redferns.com/
プロユースのために有料でミュージシャンの写真を提供しているようなんだけど、ギャラリーには、無料で見られる写真が一杯ある(ちょっと小さいけど)。見ているだけで、当時のサウンドが聞こえてくるようで、楽しくなってしまった。
http://gallery.redferns.com/gallery_2/gallery_text/exhibitions.htm

最近、音楽をあんまり聴いてないなぁー
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Morettiのインタビュー

ナンニ・モレッティの新作「Il Caimano」のマスコミ向け先行上映が3月23日に行われ、24日に一般公開が始まった。
評判はそこそこ、暗すぎるという声もあるみたいだ。
モレッティが、レップブリカのサイトでインタビューに答えている。
14分15秒のかなり長いインタビューで、ネットで見られる。
http://multimedia.repubblica.it/home/171228

現在のイタリアについて、彼の考えを語っている。
例えば、「現在のイタリアは、普通の国が持っているはずの、共通の文化的基盤と言うものが失われて、左派と右派に分裂してしまっている。政治と言うのは、共通の基盤を持った上で、政治的政策をどうするかとううことで、意見が分かれるべきものなのに」という主旨の話は、大変興味深い。
イタリアの社会というのは、なんだかんだ言っても、階級社会で、元貴族の裕福な階層があったり、ブルーワーカーや元小作人といった小規模農家などのそれほど豊かではない階層もある。
それでも、共通のイタリアって国をみんなが持っていたというのは、歴史的背景があるからだろう。イタリアが国家統一を果たしたリソルジメントの運動は、すべての社会層に影響を与えたし(奇しくも昨晩は、その当時のシシリアを描いた「山猫」をBSでやっていたけど)、戦後は、右翼であろうと左翼であろうと、ファシズムを信奉する人を除けば、パルチザン闘争によって、自ら国を解放したって思いがあったようだ。
ところが、皮肉なことに、キリスト教民主党がつぶれ、イタリア共産党がなくなることで、共通の基盤が失われ、右派と左派の政治の争いが、その共通の文化的基盤にまで及んでいるということらしい。
この映画の公開が、選挙直前になったことについては、意図したものではなく、1年半前から撮影を始めていて、たまたまこの時期に完成したわけで、作り始めた時には、繰上げ総選挙があることなど予想も出来なかったと語っている。
モレッティが子どもたちに宮崎駿アニメを見せているっていうようなことも出てきていた。
いろんな批評を聞いたり読んだりする前に、作品自体を早く見たいんだけど、日本で見られるかな?
社会的格差が話題になりつつある日本社会において、モレッティが感じている社会の二極分解の状況っていうのは、今後の参考になるような気がする。
posted by tady at 10:08| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月24日

物語が、始まる 読了

川上弘美の「物語が、始まる」を読み終わった。「センセイの鞄」を読んで、好きになった作家だ。キョンキョン主演でテレビドラマにもなったしね。
一方、この本は、彼女の初期短編集って感じだ。本のタイトルとなっている作品とその次の「トカゲ」は、日常に潜んでいる不条理や心の中の暗闇を実に女性らしい感覚で描いていると思う。論理的ではないのだけれど、皮膚感覚と言うか肉体感覚と言うか、柔らかくて定型のない、ぬるぬるというかぬめぬめというか、そういう肌触りって感じがする。
「婆」と「墓を探す」は、もうすこし乾いた感じかな。
「物語が、始まる」の不思議な男女関係は、ついこの間読んだ「たまたま……」と似ているかもしれない。
すっきりしない読み心地って嫌いじゃない。

十把一絡げにした一般論はいけないけれど、でもやはり女性が書くものと男性が書くものとは違うなーと思う。
同じ数学を小道具とした作品である「博士の愛した数式」と「容疑者Xの献身」では、数学の扱い方が全然違ったしね。
posted by tady at 22:12| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イタリアに住む移民についての調査

昨日お伝えした、イタリアの人口予想の中にも、移民の増加が述べられていたが、今度は、CENSIS(=社会投資研究センター)から、イタリアに住む移民につての調査結果が発表された。
http://www.censis.it/277/372/5732/5782/5796/5797/content.asp
これは、昨年の11月から12月にかけて、イタリアに在住する800人の移民を対象に行われたものだそうだ。
現在、イタリアには、およそ200万人の外国人滞在者と200万人以上の外国人居住者がいるそうだから、調査対象となったのは、ほんの一部でしかないわけだが、中々興味深い結果が出ている。

多くの移民たちはとても楽観的で、きちんと貯金のをしているらしい。
将来的に収入が増えると考える人が69.5%、消費が伸びると考える人は61.3%、貯蓄が増えると考える人は42.6%ということだ。
これは、既に現在の傾向としても、家計の14%が送金に当てられ、15%が貯蓄に回されている。全体として見ると、調査に答えてくれた人の67%が定期的に、出身国に送金をしているという。
また、61%の人が、銀行か郵便局に口座を持っているそうで、キャッシュカードや定期預金の通帳、クレジットカードを持っている人もいる。

住まいに関しては、多くの人(72.1%)が賃貸だが、11.8%は持ち家があり、11.2%の人がローンを組んでいるそうだ。

より詳しいデータにアクセスしようとしたら、メンバー登録してないからダメって怒られた。でも、イル・ソレ・24オレの記事に、もう少し詳しく出ていた。
http://www.ilsole24ore.com/fc?cmd=art&codid=20.0.1844044447&chId=30&artType=
Articolo&DocRulesView=Libero

いずれにしても、イタリア経済が低迷していて、人々は生活が大変だと感じている中、移民たちは、実に楽観的で、かつ堅実に貯蓄をしているようだ。

昨年のイタリア映画祭で上映された、エットレ・スコラ監督の映画、ローマの人々」(Gente di Roma )も、冒頭から、移民のジャーナリストがローマの町をインタビューして歩くってシーンだったし、そしてまた、イタリアの肝っ玉母さんの上を行くような、イタリア人と結婚した移民女性が出てきたけれど、映画が捉えていたローマの町の姿は、この調査と全く矛盾しない。
自らの国を出て、外国で暮らそうという人たちは、それほどヤワじゃないって事だろう。

posted by tady at 13:51| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

Gender-freeと言葉に関する愚考

ここのところ、女流作家の作品を続けて読んでいる。フェミニストの人たちは、女流と付けることだけで、差別的だという人もいるようだ。確かに作家は作家であり男性作家に対して男流作家とは言わない。でも、男の僕が彼女たちの作品を読んで感じることは、とても心地よい部分と、理解し得ない部分とがあるってことだ。
男と女は明らかに違う。その違いを認識し、意識しての男女平等だと思う。
ジェンダーフリーと言う言葉が、言葉狩りにあっている。これは言葉だけの問題ではなく、その背景にある思想が狩られているってことだと思う。ジェンダーフリーと言う言葉を使うことに反対している人たちの言うことは、あまりにも極端すぎるし、本来この言葉が意味し、意図していることを完全に曲解しているとしか思えない。もし、石原慎太郎や自民党のおじさんたちが、彼らの主張を本当に信じているのだとしたら、彼らは単なるアホである。
しかし、反面、ジェンダーフリーと言う言葉を使おうとしている側の人々も、どこかズレているような気がしている。それは、ジェンダーフリーという言葉が英語からの援用であるということが一番大きいのではないかと思う。これだけ世界が狭くなってきているのに、なぜか、日本のインテリ層は、その多くがアングロサクソンの思想の影響を受けていることに対して、あまりにも無自覚なような気がするのだ。
例えば、日本語も英語も、名詞に性の違いはない。だからこそと言うべきかも知れないが、男女の違いに対して、言語面からもあまりに無自覚な文化なのではないかと思うのだ。少なくとも僕の知っている言葉であるイタリア語にしろスペイン語にしろ名詞には男性形と女性形があり、一人称単数であっても、話し手が男性であるのか女性であるのかで、その後に続く名詞や動詞の過去分詞が変化する。日常生活における会話の中で、自分は女であり、男であることを繰り返し繰り返し認識させられる。
そして、それを普通のこととしている。そんな文化の中で、男女間の平等を意識し、きちんと伝えようとする人たちの文章を見ると、男性形と女性形を併記している。多くの場合女性が先に来ている。
つまり、例えば、日本語で、「同志諸君!」と言うときに、イタリア語では、「compagne e compagni」って感じだ。これは、男女差がない=フリーというのとは違う。男女差はあるよってことを認識しつつ、でも平等だよねって意識である。
感心したのは、以前ここでも取り上げたけど、メキシコのサパティスタの文章。スペイン語でも男性形と女性形がある。そしてそれを文章で書く時に、併記するのではなく同記しているのだ。それも新しい文字を使って。
例えば、先の「同志諸君!」って書く時に、
compañer@sと書いてある。これは、アットマークを使って、女が先でも男が先でもなく、同時に存在しているってことを文字表現として的確にあらわしていると思う。
ちなみに、引用符をつけて、"gender free"としてイタリア語のページをググッてみると、その件数はわずか85件であった。さらに、表示されたサイトは、itというイタリアのドメインを持ちながら、英語で書かれたサイトがほとんどだった。少なくともイタリアにおいては、ジェンダーフリーって言葉は一般的ではないってことだ。だからといって、男女平等思想がないってことじゃない。
日本語におけるカタカナの問題をちょっと前に書いたけれど、思想の本質を捻じ曲げてしまうような安易なカタカナ語の使用は、慎むべきではないんだろうか? 何も戦前のように、野球ストライクまで「よし」と無理やり日本語にしてしまうような国粋主義的になれってことではなくて、それぞれの言語が持つ文化ってものを無視してまで、意味の定かではない外来語を無理して使うことはないと思う。
英語だったからフリーになってしまったのだろけれど、他の言語なら違ったかもしれない。
言葉にこだわるってことは、自らの持つ思想にもこだわりを持つってことだと思う。
ネット上の、例えば2ちゃんねる用語も、実は単なる遊びではなく、ひとつの表現として、ある種の思想を表しているのだと思っている。
言葉はコミュニケーションの手段であるが、そもそも伝えようする「思い」がなければ、言葉自体が成立しない。
インターネットがどれだけ進歩し、映像や音声が行きかうようになったとしても、言葉がなければつながれない。言葉の海の中で、何をどう伝え、受け取るのかって時に、やはり重要なのは、自分がその言葉をどこまで身につけているのかってことになってくると思う。
多少なりともいくつかの言葉を理解できる者として、仲介者になれればとは思っている。もちろん、僕の考えによるバイアスがかかってることは、明らかなのだけれど、、、、
さて、みなさんは、どう思います?
posted by tady at 21:04| ローマ ????| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

GeorgeとSilvio

ついこの間、シルヴィオはジョージんとこに遊びに行って、さんざんおべっかを使って、まあ、歓迎されたんだけど、家に帰ってみると、おまえはやりすぎとか怒る人もいたりして、結構たいへんだったみたいだ。
でも、シルヴィオは全然懲りてなくて、僕は正義の味方で正しいんだい!ってかなり意固地になってるみたいだ。
でも、そんなこと言ってると「アバレルぞー!」っていうやんちゃな連中もいて、一部では、手を焼いていたりするようだ。
さて、そこで、ジョージは、シルヴィオを後方支援しようっていうつもりか、何やらきな臭い事を言い出している。
それが、これだ。
http://travel.state.gov/travel/cis_pa_tw/pa/pa_2853.html

簡単に言うと、イタリアにいるアメリカ人は注意してね。選挙があるんだけど、民衆が暴徒と化すかもしれないからね。それに、イタリア人ってアメリカ人嫌いみたいだからさ。
ってことらしい。
でも、暗に、お友達のシルヴィオは良い奴だから大丈夫だけどね。っていってるのと同じだもんね。

むかーしむかしの1948年にも、アメリカはイタリアのお友達を応援しようと、CIAを使っていろいろちょっかいをだしたんだけど、確かマフィアも協力したとかいう話だけど、、、
今回はそれほどまでではないかもしれないけど、やっぱりなんか「変」な発表ではある。
posted by tady at 15:23| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イタリアの人口予想2005-2050

ISTAT(イタリア国立統計局)から、イタリアの今後45年にわたる人口推移の予想が発表された。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20060322_00/
それによると、 寿命の伸びは、男の場合、2005年に77.4歳だったものが、予想では2050年には83.6歳に、女の場合は、83.3歳が88.8歳に伸びるという。
一方出生率の方は、2005年には、女性一人が生む子供の数が1.3人に対し、2050年には1.6人に増加すると予想している。
また、移民の流入もかなりあるとの予想で、毎年およそ15万人ずつ増えて行くであろうとしている。
人口全体では、2005年に5860万人だったものが、途中やや増加する場面もあるが、2050年には、5580万人に減少するという。
さらに詳しいことは、
http://demo.istat.it/altridati/previsioni_naz/index.html
にあるリンクをたどって、ここにあるPDFの解説と生資料を見ると良いだろう。
http://demo.istat.it/altridati/previsioni_naz/note.pdf
http://demo.istat.it/altridati/previsioni_naz/tavola.pdf

もっとも、新聞記事の方がまとまっていて読み易かも
http://www.repubblica.it/2006/c/sezioni/cronaca/istatpopol/istatpopol/istatpopol.html
イタリアも高齢化社会に突入しており、若者が減り、老人が増えている。新聞記事によれば、老人の比率は2005年には、5人に1人が65歳以上なのに対し、2030年には4人に1人となるとしている。

イタリアの場合人口は日本の半分ほどだが、出生率や老人の割合など、似ているところがある。今後の参考になるかもしれない。
 

posted by tady at 11:30| ローマ ????| Comment(1) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

そういえばオリベッティって?

イタリアのICT・IT関連産業が、全然伸びていないって記事が、日本の日経新聞にあたる、イル・ソレ24オレに出ていた。
http://www.ilsole24ore.com/fc?cmd=art&codid=20.0.1840981160&chId=30&artType=Articolo&DocRulesView=Libero

http://www.aitech-assinform.it/って会社が行った調査だそうだ。
ICTっていうのは、インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーってことです。
テレビゲームや携帯用の着メロ、あるいは家庭用のPCは伸びてはいても、企業向けのサーバー需要が伸びていないとか。
中国におけるIT関連の伸びが一番で、+19.7%、続いてスペインの伸びがすごく+6%、アメリカが+5%、ヨーロッパ全体で+3.5%、EU25カ国では+4.4%、
フランスが+3.3%、イギリスが+3.1%、日本が+2.9%、ドイツが+2.5%ときて、イタリアは+0.9%となっている。

数日前に、Beppeのブログに、Informatica addio(=さよなら情報産業)と題する記事が出ていた。
http://www.beppegrillo.it/2006/03/informatica_add.html
あのオリベッティはどこに消えたのだろうってことで、現在は、Getronicsとなってしまった、元オリベッティの労組から投稿を載せていた。
政治家と産業界がいい加減だったから、イタリアの情報産業が衰退したとBeppeは言っている。確かに、オリベッティのクアデルノって小型ノートPCは、デザインも良くて、とっても欲しかった記憶がある。今や社名を引き継いだオリベッティは、プリンタぐらいしか作っていないようだ。ほんとに残念である。

イタリア関係のネットを徘徊していると、面白いのは、トンガッテいるところはとってもトンガッテいるんだけど、酷いところはほんとに酷い=デザインが雑だったり、更新が全然されていなかったり、、、と両極端だ。

これは、BeppeのブログにもJacopoのブログにも出ていたのだけれど、イタリアの最大の資源である観光業をプロモートするってことで立ち上げたはずのサイトが、消えてしまったそうだ。http://www.italia.itアクセスすると、IDとパスワードを入力するように求められて、サイトにアクセスできない。
http://www.beppegrillo.it/2006/03/il_portale_scomparso.html

これもイタリアらしいっちゃらしいけど、困ったもんだ。

まあ、ネットリテラシーの欠如が、日本におけるwinnyがらみの情報大流失を招いていると思うので、イタリアのことは言えないけどね。
posted by tady at 16:56| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする