2006年10月31日

情報化社会の落ちこぼれ、イタリア

情報格差=デジタル・デバイドは、どうやら先進国と発展途上国の間の問題ってわけではなさそうだ。
CENSISとUcsi (Unione cattolica stampa italiana=イタリア新聞カトリック連合)が2001年に行った情報に関する第6回目の調査報告が公表された。
レップブリカの記事
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/cronaca/media-italia-censis/media-italia-censis/media-italia-censis.html
コリエレの記事
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Economia/2006/10_Ottobre/30/censis.shtml
本家のCENSISのプレスリリース
普及率のパート
http://www.censis.it/277/372/5732/5993/6001/6006/content.asp
満足度のパート
http://www.censis.it/277/372/5732/5993/6001/6007/content.asp
完全な報告書は2月に発表されるそうだ。

ネタ元CENSISのレポートは、登録してないと読めないようなので、プレスリリースと他のメディアの記事から紹介。
調査は、テレビ(地上波アナログ放送)、携帯電話、インターネット、ラジオ、新聞、書籍などについて、人口のどれくらいに普及しているか? どのような目的で見るのか、またそれらの満足度はどうかってことを調べたものらしい。
表でも使って説明してくれると分かり易いんだけど、どの記事を見ても、数字の羅列になっている。CENSISのプレスリリース自体が解りづらいから仕方がない。
で、ちょっとまとめてみた。
アナログ地上波テレビだけを見ている割合
イタリア72%
スペイン・フランス65%
イギリス31%

携帯電話の普及率
イタリア79%
スペイン78%
その他の国は70%以下で、他のメディアと比較した順位は5位程度
{ラテン系は、携帯が好きって事みたいだ。}

ラジオや新聞の普及率は
ヨーロッパ一般では60-80%
フランスは新聞の普及が62%
イタリアはさらに低くて59%

メディア別の集中度
ヨーロッパの多くの国は、4つから5つのメディアを見分けているのに対し、イタリアはアナログ地上波テレビに集中している。
イタリア人の95%がアナログ地上波テレビを見ている。
イギリスでも94%が見ているが、他にラジオを聞いている人が80%、新聞のを読んでいる人が78%、本を読んでいる人が75%、インターネットをやって人が61%いる。
ところがイタリアは、ラジオは63%、新聞は59%、本は55%、インターネットに至っては38%となっていて、ダントツにテレビ依存率が高い。

フランスはイタリアと似た傾向にある。
テレビが83%、ラジオが80%の違いがあるが、他はイタリアと同じような数字。

読書に関しては、イギリスとドイツでは、過去1年間に少なくとも1冊は読んでいる人が全体の4分の3いる。フランスとスペインでは3分の2。ところがイタリアは、かろうじて2分の1を超える程度。
{つまりイタリア人は本をあんまり読まない。}

北欧ではインターネットの普及率、利用率は高く、イギリスでは61%の人が使っているが、イタリアは多少伸びたとはいえ、わずかに38%。
他国との格差は広がる一方だそうだ。
ネットが普及していないのは、ネットへのアクセスの為のインフラ整備が、イタリアでは大きく遅れているってことだろう。

メディアの利用法と満足度については、7つのカテゴリーに分けて分析している。
テレビとインターネットの関係を考える時に、このデータから面白いことが見えてくる。
全体の傾向としては、イタリア人は、テレビ依存症がかなり重症だけど、かといってテレビに満足しているわけではなく、インターネットにアクセスしている少数の人は、インターネットからの情報に満足しているってことだ。
テレビの帝王ベルルスコーニとブログのキング、ベッペ・グリッロって対比で見てみると興味深い。

ちょっと長くなるけど、CENSISのプレスリリースからまとめておく。
{足して100%にならないのは、複数回答だからではないかと推測する。}
「情報を得る為に利用している」 80%
「より詳しく知る為」69%
「音楽関係」46%
「仲間との話題の為」45%
「有益なサービスにアクセスする為」41%
「娯楽」41%
「買い物情報の為」21%
となっていてる。

それぞれの目的のために、どのメディアを利用しているかというと
情報を得る為に利用しているメディアは
テレビ90%
新聞56%
ラジオ47%
文字放送(日本に昔あったキャプテンシステムみたいのがイタリアにはある)29%
インターネット29%
本28%
となっている。
で、利用した結果の満足度は、利用した人のうちのパーセントってことで
インターネット75%
本64%
新聞54%
ラジオ53%
文字放送48%
テレビ42%
{つまり、情報を得る為にテレビを見るけど、満足行く情報は得られないってことだ。}

より詳しい情報を知る為に利用しているのは
テレビ73%
新聞43%
本36%
インターネット32%
ラジオ28%
週刊誌23%
で、満足度は
インターネット76%
本72%
ラジオと新聞52%
テレビと週刊誌48%
{ってことでここでもインターネットと本が上位}

音楽関係の情報を得る為に利用しているのは
ラジオ77%
テレビ57%
MP3 20%
インターネット13%
満足度は
MP3 77%
インターネット70%
ラジオ68%
テレビ45%
{iPodの普及はイタリアでもかなりのものがあるようだから、音楽好きはネットで音楽を楽しんでいるようだ。}

仲間との話題を得る為に利用しているのは
テレビ61%
ラジオ39%
携帯電話31%
インターネット22%
満足度は
携帯が64%
インターネットとラジオが62%
テレビが49%
{まあ、これはなんとなく分かる気がする。でも、テレビを見る事が仲間との話題づくりのネタにはならないってことだろう}

有益なサービスにアクセスする為に利用しているのは
テレビ64%
インターネット36%
文字放送30%
新聞・ラジオ27%
満足度は
インターネット78%
文字放送58%
新聞52%
本50%
ラジオ49%

娯楽の為に利用しているのは
テレビ83%
ラジオ46%
本34%
新聞27%
満足度は
本76%
インターネット67%
ラジオ63%
月刊誌55%
新聞48%
週刊誌47%
テレビ46%
{娯楽の為にテレビを見るけどあんまり満足出来ず、本を読んだ方が満足するってこと}

買い物場の為に利用しているのは
テレビ49%
インターネット43%
新聞18%
週刊誌15%
ラジオ12%
満足度は
インターネット65%
ラジオ36%
週刊誌32%
テレビ30%
新聞27%
posted by tady at 16:59| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Repubblica.it、スター・コントロールを開始

レップブリカが、スター・コントロールっていうサイトを始めた。
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/persone/star-control/star-control/star-control.html
スター・コントロールっていう有名なゲームがあるみたいだけど、それとは別。
インターネット上のメディアやイタリアのブログをプログラムで巡回して、最も名前の良く挙がる有名人をランキングするサイトだ。
いろいろな分野別と総合順位が見られる。分野には映画、テレビ、財界、政界、スポーツなどがある。
毎日午前9時に、その前の日の収集したデータを分析した結果が発表されるようになっている。
また、コミュニティーに登録して、自分の気に入った有名人の人気度予想をすることで、ポイントを稼ぐ事が出来、成績によっていろいろな特典が得られるようだ。
僕は、コミュニティーに登録する気はないが、ランキングを見るだけでも面白い。
http://starcontrol.repubblica.it/
現在の総合順位は、ダントツ1位がプロディ首相、2位がローマ法王で3位がバイクレーサーのヴァレンティーノ・ロッシとなっている。
文化(clutura)をみると、Beppeが1位。映画を見ると俳優ではなく、監督のマーチン・スコッセシになっているところがイタリアっぽい。
時々チェックして、イタリア人の関心のあり方を見るのは面白そうだし役立ちそうだ。
posted by tady at 10:38| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

ローマ散歩2

Piazza dei cinquecento(五百人広場)

ローマ・テルミニ駅の正面を出るとあるのが、五百人広場である。
ローマ市内各所へと向かうバスターミナルになっていて、ローマ市内の他のPiazza(広場)とはかなり趣が違う。
昔から、ローマに暮らす移民の人たちの出会いの場所となっていたそうで、昔はサルディニアから本土に来ていた人たちの、そして現在は、東南アジア、中でもフィリピン人たちの集合場所となっている。
イタリアでは、特に都市部においては、中流階級より上の人たちは、家政婦さん(お手伝いさん)を雇うことが多い。その多くがフィリピンからの女性たちだ。
現在日本でも、老人介護の現場でフィリピンの人たちの手助けをしてもらおうって話が出てるみたいだけど、なんかなぁーって感じが僕はする。
イタリアとフィリピンの関係で言うと、スペインの支配が長かったフィリピンでは、カトリック教徒が多いってことが背景にあるのかもしれない。その一方で、かなり以前、僕がイタリアに滞在していたときには、フィリピンでは非合法の共産党の人が亡命していたりした。

移民が集まる場所でもあるが、ツグミが集まる場所でもある。夕闇迫る空に、五百人広場の木々をねぐらとするツグミの大群が、変幻自在に形を変えながら飛来する様子は、なかなかの見ものだった。ただ、糞の問題があってローマ市はツグミを追い払おうとしているってドキュメンタリーを、これも随分前に仕事で翻訳したことがあるので、現在はどうなっているか分からない。

五百人広場の名前の由来を調べると、イタリアの近代史に踏み込まなければならない。この五百人というのは、イタリアがアフリカを植民地としていた時に、エリトリアでエチオピア人と戦って、戦死した人の数からきているからだ。
ここ↓のサイトでは、実は500人じゃなくて430人だったと書いてあるけど、、、
http://www.warfare.it/storie/africa_italia.html

イタリアがアフリカに植民地を持つに至った経過については、日本語版のwikipediaにも出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E9%A
0%98%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB

さらに、ネット上には、様々な情報があるもんで、日本語でかなり詳しいイタリアのアフリカ侵略史を載せているサイトがあった。
http://www.kaho.biz/italy.html
ここのウッチャリ条約って項目に、五百人広場の名前の由来となった「ドガリの戦い」についての記載がある。
イタリア語版のwikipediaでも、この戦いについての記載があるが、まだ完全ではないようだ。
http://it.wikipedia.org/wiki/Battaglia_di_Dogali
「ドガリの戦い」とは、1887年1月26日、Tommaso De Cristoforis中佐に率いられた兵士(日本語のサイトでは540人イタリア語版wikipediaでは548人)が、Saati砦に救援に向かう際、エチオピアの非正規軍と衝突して、わずか4時間で殲滅されちゃったそうだ。イタリア語版wikipediaでは、生き残ったのは下士官一人と86人の兵士ってことになってるようで、引き算をすると548-87で、死者は461人ってことになる。
まあ、大ざっぱに言って、500人が戦死ってことで、ローマにあった、ローマ時代のオベリスクをその記念碑にして、テルミニ駅の前の広場に建てたので、五百人広場ってことになっているようだ。この辺のいい加減さは、まあイタリアですからね。記念碑は、1925年にテルミニ駅前から移されて、現在はvia delle terme di Dioclezianoにある。
http://it.wikipedia.org/wiki/Obelischi_di_Roma#Obelisco_di_Dogali

面白いのは、最初に挙げたイタリア語のサイトの管理者もその後の日本語のサイトの管理者も歴史の専門家ではなくて、個人の趣味でイタリアのアフリカ侵略史について勉強して書いているってところ。

僕も以前、素人ながら、イタリアの戦争責任はどうなっているのかってことを調べてみた事がある。パルチザン闘争により、ムッソリーニを追い出して、戦争の途中から連合軍になったイタリアの戦争責任はどのように処理されたのかってことに興味があったからだ。
その中で、知ったのだが、どうやら、ムッソリーニの時代には、植民地における戦闘で、毒ガス兵器を使ったりしたらしい。しかし、現在のイタリアでも、それが本当にあったのかなかったのかは、ちょうど日本における南京虐殺の問題のように、議論が続いている。

いずれにしても、イタリアのアフリカ植民の歴史を勉強すると、なんで現在、リビアのガダフィがイタリアに対して先鋭的な態度を取るのかってことも解ってくる。北の将軍様と日本政府みたいな感じなのだ。そうそう、あと、レゲエが好きな人も、ちょっと勉強すると良いかもしれない。ラスタファリズムの神様であるハイレ・セラシエ皇帝が生きていた時代の話だからだ。

ローマの五百人広場から、話が随分と脱線してしまった。でも、ローマの観光をしながら、こういったことを勉強するのも良いんじゃないかと思うのは、僕だけ?
posted by tady at 14:04| ローマ 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | ローマ散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月29日

今週食べたラーメン10月第4週

金曜日に、二郎関係のネットでちょっと話題になっていた「ラーメン太郎」を食べに近場の花月に行ってきた。
http://www.kagetsu.co.jp/index.html
麺は二郎に比べるとかなり細いし、ツルツルで、小麦粉の香りはそれほどしなかった。また、豚は、いわゆるフツーのチャーシューって感じで、二郎の豚とは大違い。スープは、カネシがたっている二郎のスープにやや近いが、二郎ほどのうまみはなかった。それでも、モヤシがたくさんあったり、ニンニクは、生ニンニクが出てきて、ニンニク絞りで自分で入れられたり、好きなだけいれらる激辛壷ニラを入れることで関内二郎のニラキムチの雰囲気を味わえたりで、チェーン店のラーメンとしてはそこそこ二郎を感じさせてくれた。
土曜日は、ここのところ里山歩きが多かったので、久しぶりに自転車で出かけることにした。目指したのは、淵野辺に新しく開店したというラーメン学。地図を見ると、鶴見川の支流の恩田川の最上流部のさらに先に目的地はあった。前回恩田川を遡ったときには、途中から相模大野二郎に向かってしまって、最上流部まで行っていなかったこともあるので、とりあえず恩田川を遡ることにした。
相模大野二郎に行ったときも、かなり遠いなぁーって感じだったので、それなりに覚悟を決めて、走り出す。
今回は、鶴見川を遡って、支流の恩田川に入るルートではなく、山越えルートを選んだ。まず、一山越して、鶴見川の流れる流域に出て、それからさらにもう一山超えて恩田川流域へ。
前日、ネットを徘徊していて寝不足気味の体にはかなりきつかった。
里山歩きだと、写真も撮れるんだけど、自転車で走っていると、そんな余裕はない。というわけで、今回は写真はなし。
恩田川最上流部までたどり着き、それから淵野辺駅を目指した。方角が定まらず、淵野辺駅行きの表示があるバス停をチェックしながら走った。
駅に着いたのはいいけど、目標となるパチンコ屋が見当たらない。駅周辺をグルグル回っていたら、ありました。思っていたよりもやや離れたところ。
2時過ぎにどうにかラーメン学にたどり着くと、待ち客はなし。小ラーメンを注文。待つことしばし、出てきたのはほぼ二郎。食べてみると、麺がちょっとツルツル過ぎる感じだった、豚は薄めにスライスしてあったが、トロトロで美味。二郎の亜流店ではあるけど、かなりしっかり二郎でした。
帰りは、鶴見川本流の流域に出て、この間歩いた鶴川近辺を通過して、さらに南下。途中から支流の大熊川経由で帰宅した。
ラーメンを食べている時間を除くと、走行時間ほぼ5時間。久しぶりに草臥れた〜。
というわけで、日曜日は出かけずに午前中は、パソコンのメンテや、庭木を切ったりで過ごすが、天気予報では雨のはずが、だんだん天気が回復してきたので、ちょこっと自転車で出かけることにした。久しぶりにラーメン甲子園に行ってみた。
ネットでの不評とは違って、かなりのお客さんがいた。ついつい駅前で配っていた味玉無料券につられて、好来へ。熊本黒らーめんが売りの店だったんだけど、いやーしょっぱかった! やっぱりラーメン甲子園には、美味しいお店はないってことを再確認。
posted by tady at 23:22| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町長選挙 読了

またもや奥田英朗である。「町長選挙」を読み終わった。
前回のガールと違って、これは、彼が直木賞をもらったときの作品と同じシリーズ、伊良部ものである。
4篇の短編からなっていて、最初の3つは、読めば直ぐに分かる有名人をモデルとして拝借している。
最後の1篇は、趣がかなり異なる。
伊良部の存在は、あくまでも脇役なんだけど(主人公はそれぞれ別にいる)、本当は主人公って作品構成は、今までと変わらない。
読んでいるうちに、伊良部と榎津がダブってしまった。
posted by tady at 13:36| ローマ | Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月28日

Linux day 2006

イタリアのLinux Dayの話を書いてから、もう1年になると思うと、月日の流れるのがなんと早いのかと、ちょっと愕然とする。
今年は、去年より1ヶ月早く、10月28日にLinux Dayが開催される。
http://www.rai.it/news/articolonews/0,9217,1067353,00.html
今回はイタリアの104の町で、LUG(Linux User Group)が催を行う。
http://www.linux.it/LinuxDay/
Linux Dayって何? っていう解説がここにあって
http://www.linux.it/LinuxDay/main.shtml
各地でそれぞれ独自の催しが行われるって書いてあるのが、いかにもLinux Userらしくていい。

Bepeのブログでも、オープン・ソースのソフトウェアを使って、コストの削減とマイクロソフトを儲けさせるのを止めようと呼びかけている。
http://www.beppegrillo.it/2006/10/adotta_un_pinguino.html

来年早々にはWindowsの最新版が発売されるわけだが、その価格はやっぱりかなり高い。マイクロソフトは、またもや大もうけをすることは確実だ。
僕は、openSUSEとWindowsXPを使っているんだけど、そろそろWindowsとはお付き合いをやめようかと思っている。問題は、デファクト・スタンダードになってしまったWindowsとofficeで仕事をしなければならないことが多いこと。ゆえに抜けるに抜けられない。
インターネットで、情報が世界的規模で共有できるようになっているのに、その多くがWindowsっていうのは実に不自由だ。
MacとLinuxにがんばってもらいたい。
posted by tady at 21:10| ローマ | Comment(1) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

カップルの危機は40歳にやって来る

SIGO=Società italiana di ginecologia e ostetricia{イタリア産婦人科協会}
http://www.sigo.it/
が行った調査結果が、あちこちで報じられている。

http://news.google.co.jp/news?ned=it&ncl=http://www.panorama.it/
sesso/coppia/articolo/ix1-A020001038517&hl=it

インターネットを使って、およそ7626人のイタリア人女性を対象に行った調査だ。調査を行ったのは、SIGOのサイトの中のScegli tu=あなたが選びなさいって部署らしい。調査結果のプレスリリースはこれ
http://www.sceglitu.it/giornalisti/index.php

まずは、避妊法について、37%の女性は、ピルやコンドームではなく、膣外射精による避妊を選択している。また8%の女性は、避妊を一度も行った事がないと答えており、25歳以下の女性の27.5%が一度も婦人科を訪れた事がないと答えている。
イタリア人女性が適正な避妊法を行っていないという事にびっくりすると、ミラノの
San Raffaele Resnati病院にある婦人科、性科学センターの所長であるAlessandra Graziottinは述べている。
25歳から35歳の年代は、自覚的に避妊法を選択しているのに対し、年を経るとともに受け身になっているという。
彼女たちが選択する方法(膣外射精)は、気分とか情熱とか、感情に支配されやすいもので、必ずしも適正な避妊法ではなく、また、性感染症を防ぐという面からもコンドームを使用する事が望ましいという。

で、このプレスリリース以外の資料は、メールでリクエストしないと手に入らないようだ。SIGOのサイトも、インタビューの内容等を見る為には、自分のプロファイルを登録してからでないと見られないようになっている。プライバシー保護のためだろう。
と言うわけで、この調査結果が紹介された際には、別のデータも公表されてようだ。
ANSAの記事には、もう少し詳しく書いてあった。
http://www.ansa.it/opencms/export/main/visualizza_fdg.html_2020561152.html

35歳から40歳以降は、不倫が増えているのも確かで、夫婦以外での性的関係の場合にも、避妊具を用いないという傾向があるのは憂慮すべき事であるとある。重要な事柄を男に任せてしまうのではなく、自覚を持って、自らが選択するように呼びかけている。
また、若年層における中絶の件数は増え続けており、2004年には、13万6千件に達したという。

一方コリエレの記事は別の書き方をしている。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/10_Ottobre/24/coppie.shtml

40代から50代の女性は、更年期の影響があり、性生活から遠のく傾向があるのに対し、男性は、性生活の継続を望む。そうなると、婚外の性交渉が行われる可能性が高くなる。しかし、長年連れ添ったカップルの間では、コンドームを使用する事は少なく、性感染症が心配されるという報道だ。

この調査とは別に、レップブリカは、独自の調査として、食事と性の関係について調査を行ったようだ。
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/cronaca/cibo-e-eros/cibo-e-eros/cibo-e-eros.html
イタリア人はってことで、記事が書かれているが、内容は、日本人にも当てはまるだろう。
二人して美味しいディナーを食べた時は、それから先に進む確率が高くなり、食事が美味しくないとそこで終わり。
女性の場合、報われない愛情の代償として、食べ物に走る事が多い。
ダイエットをしようというのは、男性を誘惑しようと言う気持ちがあるからだ。
などなどが書かれている。

さらに、現在のイタリアの性の状況を代表するような二人の有名人につての記事があった。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/10_Ottobre/25/avantipop.shtml
作家のスサーナ・タマーロ(日本でも彼女の作品は知られていると思う)と「バラと拳」っていう急進党の流れを汲む政党の国会議員ダニエーレ・カッペソーネの二人だ。
タマーロは、最近、自分はレズではないが、18歳の頃か現在まで、女友達と親密な関係を持ち続けている。しかし、二人の間に性的関係はないってことを明らかにした。一方カッペソーネの方は、男女を問わず若い子たちと関係があるという。

話は変わって、映画「恋愛マニュアル2」の撮影裏話が出ていた。これも実はあんまり話は変わってないのかも、、、、
http://ilrestodelcarlino.quotidiano.net/chan/musica:5442788:/2006/10/25:
モニカ・ベルッチとリカルド・スカマルチョの二人の抱擁シーンの撮影の際、事故で車椅子生活のスカマルチョが、療法士のベルッチに恋をして、不自由な体制で、愛し合うってシーンらしいんだけど、不自然な体制での抱擁シーンが余計に俳優たちの情熱に火を付けてしまったようで、あまりの激しさに、そのシーンはカットになってしまったそうだ。まあ、モニカ・ベルッチが相手役だったら、誰でも熱くなるとは思うけど、、、、

イタリアのメディアには性についての話がしょっちゅうでてくる。この間来日した客人たちと話をしていた時のこと。日本ではセックスレスのカップルが問題になっているって話をしたら、イタリア人は四六時中男女間のことを考えているのに信じられないって言っておりました。

これで、昨日メモ書きしたネタはだいたい触れたかな? WWFの報告は、そのうち日本語にもなると思うので、触れません。ただ、概要を言うと、人間が消費している資源量は、地球がまかなえる資源量の倍ほどで、2050年には、もうひとつの地球がないと支えきれなくなるってことらしい。
http://assets.panda.org/downloads/living_planet_report.pdf
このPDFの中の16ページ目に、自然に影響を与えている国のランキングが出ているが、一番はアラブ首長国連邦で2番がアメリカ合衆国ってことだ。
豊富なグラフで、英語が少しでも解れば、見てみると良いかも。日本語訳の本になると、きっとかなり高いものになるはずだから、、、、
posted by tady at 15:07| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

イタリアに10人の外人がいたら

カリタスが発表したレポート「移民 2006年統計報告書 16回目の移民に関するレポート」
http://www.db.caritas.glauco.it/caritastest/temi/Immigrazione/Dossier_2006/Dossier2006/scheda.pdf
によると、地球上に入る65億人のうち、いわゆる先進国に住んでいるのは9億6千万人でしかないという。
およそ14億人は、1日当たり2ドル以下で生活をしており、1億9200万人が失業者。
世界の富を世界の人口で割ると、年間一人当たり9250ドルもらえるはずなんだそうだ。ところが「発展途上国」の人たちは、年間で5200ドルしかもらえていなくて、EUの人たちは27500ドル、北米の人は40750ドルもらっていることになるそうだ。

このレポートを報道したイタリアのロイターの記事によると
http://today.reuters.it/news/newsArticle.aspx?type=topNews&storyID=
2006-10-25T101708Z_01_BON532913_RTRIDST_0_OITTP-IMMIGRAZIONE-RAPPORTO-CARITAS.XML
イタリアには、正式な法的手続きをして在住している外国人は、300万人以上いるという。イタリアに10人の外国人がいたら、五人はヨーロッパ人で、アフリカ人が二人、アジア人が二人、アメリカ人が一人って構成になっているそうだ。
ヨーロッパ人では、旧東欧圏からが多く、およそ100万人、その多くはルーマニアとアルバニアから来ている。アフリカからは、モロッコ人が多く、アジアからは中国人とフィリピン人が、そしてアメリカからはペルー人が多く来ているという。
イタリアの人口に占める移民の割合は、5.2%で、19人に一人は移民と言うことになるそうだ。
移民の多くはイタリア北部に集中していて、北部(59.5%)、中部(27%)、南部(13.5%)という割合になっている。
ローマの住民の11.4%は外国人で、ミラノでは10.9%が外国人だそうだ。
移民の年齢層は、70%が15歳から44歳の間である。
出生率は、外国人女性の平均は一人あたり2.4人の子供に対し、イタリア人女性は1.25人なんだそうだ。

グーグルnewsイタリア版が報じる、他の記事の見出しを見ると
http://news.google.co.jp/news?ned=it&ncl=http://www.iltempo.it/
approfondimenti/index.aspx%3Fid%3D1062487&hl=it

「移民の10人中8人は以前よりも暮らしが豊かになった」とか「ローマて家を購入する人の15%は外国人」
なんて言うのもある。移民の90%以上が携帯を持っているっていう報道もあった。

イタリア社会の中に、確実に移民たちが根を下ろし始めているってことなんだろう。

その一方で、不法移民の流入がとまらない。数日前にも、400人以上の不法移民がランペドゥーサ島にやってきている。
http://www.ansa.it/opencms/export/main/visualizza_fdg.html_2000366859.html

カリタスがこのレポートを発表したセミナーには、プロディ首相も出席していて、不法移民の流れを止めるためには、EUとしての統一的な政策が必要であると述べている。
http://today.reuters.it/news/newsArticle.aspx?type=topNews&storyID=
2006-10-25T121526Z_01_BON542671_RTRIDST_0_OITTP-PRODI-IMMIGRAZIONE-CLANDESTINA.XML
posted by tady at 20:04| ローマ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

美味しいサロン2006

さて、スロー・フードが主催する、有機農産物や有機レストランの大規模な見本市、サローネ・デル・グスト2006がトリノで開催されている。
今年で10年目になるそうだ。
プログラムを見てみると、インターナショナルってサブタイトルに付いてるだけあって、ちょっと興味あるゲストが何人か。
この間のこのブログに書いた、フリッチョフ・カプラが、ゲストとして、28日土曜日の午前中に開かれる水問題に関するパネルディスカッションにに参加するそうだ。また、午後からの、食の自由に関するディスカッションには、ヴァンダナ・シヴァが参加する。司会は、スロー・フード協会の代表であるカルロ・ペトゥリーニだ。イタリアにいたら是非、行ってみたい催しだ。
世界各地の有名なシェフを招いての、調理の実演もあるようで、その中には、日本から包丁式を披露する板前さんもいるようだ。
漢字じゃないのでわからないけど、tokyoのsushi-iwaの板前さんでTeruo Satoさんというらしい。

包丁式についてはこんなサイトがあった。ご参考までに
http://chikura.awa.or.jp/takabe/houchou.htm

もちろん、様々なレストランも出店するそうだし、コンサートもある。
そして、今年のメインテーマ、生産者を中心とする団体Terra Madre=母なる大地との共同会議らしい。この会議は非公開で行われるようだが、持続可能な農業生産のあり方や、ミクロ経済のあり方などが議論されるらしい。

母なる大地のプレス用キットには、日本語のPDFもあった。
http://content.slowfood.it/upload/3E6E345B0f4f219CB9llW373701B/files/PressKit_TM_Japan.pdf
訳が全然こなれてなくて、わかり辛い日本語になっているが、英語やイタリア語がダメな人には、便利かも。
その他の言語は、ここから
http://press.slowfood.it/press/folder/terramadre/ita/pagine/1.lasso

美味しいサロン2006のプレスキットは、ここ。残念ながら日本語はない。
http://press.slowfood.it/press/folder/salone/ita/pagine/4.lasso
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ネタ多すぎ

伝えたいネタが多すぎて追いつかないので、まずは、メモ書き

WWFからLiving Planet 2006っていう報告書が発表された。
http://www.panda.org/news_facts/publications/key_publications/living_planet_report/lp_2006/index.cfm
PDFのフル・レポートは
http://assets.panda.org/downloads/living_planet_report.pdf

イタリア女性の性に関する調査報告がSocietà italiana di ginecologia e ostetricia(SIGO)からあった。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/10_Ottobre/24/coppie.shtml

SLOW FOOD協会のSalone del Gusto 2006が今日から30日までトリノで開催されている。今年のテーマは「母なる大地」
http://www.salonedelgusto.it/welcome.lasso

イタリアの移民の状況についての報告書がカリタスから発表された。
http://www.db.caritas.glauco.it/caritastest/temi/Immigrazione/Dossier_2006/Dossier2006/scheda.pdf

ロンバルディア州は、オーストラリアの会社Metexによるウラン採掘計画を認可せず。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/nucleare/6459.php

レップブリカが食事とエロスの関係について調査
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/cronaca/cibo-e-eros/cibo-e-eros/cibo-e-eros.html

携帯を1日に4時間以上使う男性の精子の数が減少との調査
http://www.corriere.it/Rubriche/Salute/Medicina/2006/10_Ottobre/24/telefonino_spermatozoi.shtml

女性用バイアグラ、パリで話題に
http://www.corriere.it/Rubriche/Salute/Medicina/2006/10_Ottobre/25/piacere_lei.shtml

恋愛マニュアル2撮影裏話
http://ilrestodelcarlino.quotidiano.net/chan/musica:5442788:/2006/10/25:
posted by tady at 10:59| ローマ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

医療ミスの死者一日90人

イタリア腫瘍学会が発表した数字である。多くのメディアが取り上げているニュースの中で、コリエレの記事を引用しておく。
http://www.corriere.com/viewstory.php?storyid=56105
まず、ショッキングな見出しから
「Errori medici, muoiono dai 14 ai 50mila all'anno Circa 90 al giorno, la metà si potrebbe evitare」
(医者のミスにより、年間1万4千人から5万人が死亡、1日あたり90人、半分は回避できたはず)
「L'affermazione è degli esperti dell'Associazione Italiana di Oncologia Medica. I decessi sono il doppio di quelli causati dagli incidenti stradali」
(イタリア腫瘍医学学会の専門家が確認。死者の数は、交通事故の2倍)

ミラノの腫瘍研究所で開かれた、医療事故をテーマにした会議において、専門家が述べたものだそうだ。医療ミスの被害者は年間少なくとも32万人はいるそうだ。
死者の数については、調査機関によって開きがあり、1万4千人から5万人と言われている。おそらく実数は3万人から3万5千人だろうと同学会の評議委員であるMarco Venturiniは述べている。この数字を元にすると、一日あたりおよそ90人が医療ミスで亡くなっていることになる。
一番事故の多いのは整形外科(16.5%)、その次が癌治療の分野(13%)で、産科(10.8%)、外科(10.6%)と続く。
場所としては、手術室での頻度が高く(32%)、次が入院病棟(28%)、救急室(22%)となっている。

イタリア人っていい加減なところがあるのは良く知っているけど、こと命に関わることになると、やっぱり見過ごせない。イタリアで医者の世話になるのは、避けたいと思ってしまう。





posted by tady at 21:39| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

里山歩きその4

先週土曜日に歩いたのは、鶴見川流域ネットワークが発行するガイドmapの流域編にあった鶴見川の源流と小山田緑地を歩くコース。
http://www.tr-net.gr.jp/tourism/walking_map/genryu/walkingmap_genryu.htm
まず、町田まで出て、バスで揺られながら小山田桜台まで。
バス停を下りてからの道がmap上にあんまり詳しく書かれてなくて、反対側に行ってしまった。しばし住宅街の中を迷うが、あちこちに掲げられている町の中の地図を参照しながら、目指すのはどうやら「尾根緑道」らしいことが判明。
どうにか尾根緑道にたどり着いたら、こんな表示があった。
satoyama-075.jpgsatoyama-077.jpg
クリックすると大きくなるので読んでみてください。この緑道は、サクラの名所でもあるらしい。
satoyama-076.jpgsatoyama-078.jpg
途中にはこんな説明もあった。
尾根緑道を後にして、神明神社の脇を抜ける。なんだかトゲトゲしい感じの神社だった。
satoyama-079.jpgsatoyama-080.jpgsatoyama-083.jpg

神社に上る階段の脇には石塔や石仏が立っていた。今回のコースは、あちこちでよく見かけた。
一度車道に出て、小山田バス停の脇から、鶴見川の源流へと向かう。
途中になんか凄い枝の木があったので写真を撮った。後で近くに行って見たら、桜の木で、ウィルスにやられているようだ。このままにしておくと、あちこちに広がって、桜は見られなくなってしまうだろう。
satoyama-089.jpg
この木を遠目に見ながら源流へと歩く。以前自転車で来た事があるので、道は分かっていたが、住宅が随分と建っていて、様相はかなり違っていた。それでも、源流周辺には、まだ里山の風景が残っている。
satoyama-093.jpgsatoyama-094.jpg
源流は、「源流泉のひろば」というちょっとした公園になっていて、入口にはこんな御触書があった。センスはイマイチ。
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以前来た時は、確か春先だったので、泉の水はそこそこ綺麗だったのだが、今回は、繁茂した藻が枯れかかっていてかなり見た目は汚かった。水は澄んでいるんだけどね。
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写真からも分かるように、すぐ脇に道路が通っているし、源泉の上には、まだ人家があり、本当にここが鶴見川の源泉かしらと思う。以前、鶴見川流域センターを訪れた時に、係の人が解説してくれたところによると、この源流泉のひろばの上にも森が広がっていて、本当の源流は、そこらしいのだが、個人所有の土地などもあり、まだ整備されていないので、そこまでは行く事ができないという話だった。でも、いずれ整備する計画はあるらしい。
藻が繁茂している原因は、ザリガニが巻き貝を食べちゃったからだと、この立て札にはあった。

源流の泉から元来た道を戻って、例の桜のある方向へ。なにやら自治会館見たいのがあって、その脇にも石塔石仏が並んでいた。
satoyama-103.jpgsatoyama-104.jpg
細い田舎道を歩いて行くと、右手に正山寺ってお寺があって、その脇を通って、山の上まで出て、折り返してくるようなコースになっている。
このあたりも、里山の風景が残っている。
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尾根道に出て、再びお寺の方へと戻ると、反対側の斜面は畑になっていて、ヤーコンなんかも植えてあった。また、生活クラブ生協の生産者の畑もあったりした。
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右手にあるお寺を上から見下ろすと、かなり広い墓地が広がっていた。さらに進むとまたもや石塔石仏があった。
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ここで里山の風景から離れて、小山田小学校の脇を通り、小山田緑地へと向かう。途中鶴見川であることを示す標識を発見。
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幹線道路から左に入り、しばらく行くと、町田市営の種苗場があった。
さらにいくつかの分かれ道を迷いながら、登り続けると、ようやく小山田緑地の一角にたどり着いた。
satoyama-121.jpgsatoyama-122.jpg

結構広い都立の緑地で、現在の整備中の感じだった。
唐木田まで30分という標識を見て、小山田緑地は端っこを掠めるだけにして、唐木田から京王堀之内方面へと向かう事にする。
satoyama-123.jpg
途中、植生があたりと違うなと思っていたら、そこはゴルフ場との境目だった。里山とは全然違う木々が生えていて、違和感があった。
小山田緑地は、やがて、よこやまの道っていうのと交差して、別のハイキングコースへと繋がっていた。
satoyama-130.jpg

唐木田で、町中に出て、僕は一路、二郎野猿街道店2を目指して、京王堀之内方面へと向かった。思ったよりも距離があり、二郎にたどり着いたときには、3時近かった。
それにしても、今回はやたら看板が多かったような気がする。

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2006年10月24日

イタリアの大学についてのレポート

ISTATから、「Universita` e lavoro: orientarsi con la statistica=大学と労働:統計を見て進路を決める」っていう報告書が発表になった。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20061023_00/
報告書の全文はここからPDFでどうぞ。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20061023_00/testointegrale.pdf
こういう統計の報告書の常で、報道するマスコミ側の姿勢もいろいろ。Googleニュースイタリア版のサイトにはいろいろな見出しが並んでいた。
http://news.google.co.jp/news?ned=it&ncl=http://www.ilvelino.it/
articolo.php%3FId%3D272609&hl=it

イタリアの通信社ANSAは「UNIVERSITA': ISTAT, SI TROVA LAVORO CON INGEGNERIA=大学:ISTAT、工学部が就職に有利」

Corriere della Seraは「Universita`, matricole in calo del 4,5%=大学、新入生4.5%減」

などなど。

イタリアの場合、大学に入る為には、国が行うEsame di Maturita'{直訳すると成熟度試験}という高校の卒業試験にパスする必要がある。日本の場合の共通一次試験みたいなもんだが、発想は逆。高校卒業試験に合格しないと留年ってことになり、卒業はできない=大学には入れてないってことになっている。

大学制度は、ちょっと複雑なようで、医学部、薬学部、建築学部のような専門課程を選択するコースと、学士の資格はもらえないが大卒資格のもらえる2〜3年間コース、学士資格の取れる従来のコース(4年から6年)といくつかあるようだ。

で、この報告書によると、2005-06年度に大学に登録した学生の数は、およそ33万2千人で、前年度に比べて1万6千人減。これは、Esame di Maturita'に合格した高校生100人のうち、74人が大学に進学していることになるそうだ。
イタリアにある大学の数は、全部で98大学で、内訳は国公立大学が79、私立が19となっている。
大学生の総数は、182万人で56%が女性、1.2%が外国人。
教授や講師の数は、5万8千人以上で、教師一人当たりの学生数は31人。ただし、人気の学部とそうではない学部では差があって、情報科学と演劇関係は教師一人当たり130人の学生、人気のない工業化学関係は4人だそうだ。
中退者も多く、入学した初年度で脱落するのは20.5%。また、予定よりも卒業まで時間がかかっているのは64%いて、大卒者の半分以上が26歳以上となっている。
この報告書では、大学改革が良かったのか悪かったのかについてのアンケートや、大卒は就職に有利かどうかってことも書かれている。全部で32ページなので、さわりだけってことにします。
posted by tady at 17:28| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年都市のエコシステム発表

いやー時間はあっという間に経ってしまうもんだ。イタリア環境連合=レーガンビエンテ(Legambiente)が毎年発表する「都市のエコシステム」の話を紹介したのは、昨年11月22日のことで、タイトルは「イタリアのどの町が一番住みやすいか?」だった。
で、もうその2007年版の発表があった。
http://www.legambiente.com/associazione/tnews.php?id=3509
今年、もっとも住みやすい町に選ばれたのはボルザノ。昨年は2位でした。逆に昨年1位だったマントヴァは、2位に後退。詳しい報告書はここからPDFで見られる。
http://www.legambiente.com/documenti/2006/0926_ecosistemaUrbano2007/
ecosistemaUrbano2007.pdf

言葉は分からなくても、上のPDFの18ページを見ると、昨年との比較が一覧表になっている。
急激にランクを上げたのが、サレルノとジェノヴァ。サレルノは昨年64位だったのが、一気に21位になり43ランクアップ。同じくジェノヴァは、70位から27位で、これも43ランクアップしている。
一方、ランクを下げたのは、アオスタで、昨年の24位から66位に後退。

報告書には、大気汚染の場合、汚染物質毎のランキングが載っていたりするけど、あまりに専門的なんでここでは紹介しない。
でも、例えば、34ページには、年間1人当たりが出すゴミの量が一覧表になっていて、最下位はマッサ、ビリから二番目はピサとなっている。それだけ都市ゴミを多く出しているわけだ。
で、35ページには、分別収集の実施状況がこれまた一覧表になっているのだが、最下位のマッサは、こっちの表だと36位で、平均よりもずっと上。ピサも27位となっている。
ピサなんか、総合順位では6位に入っているので、ゴミは出してもきちんと処理するってことが重要だって事が読み取れる。

また、41ページには、住民100人当たりの自家用車の使用数が一覧表になっていて、ヴェネツィアは、道路がないので、少ないのは当たり前にしても、最下位のアオスタは、山岳部が多いので、車の使用が多いのかも知れない。それにしても、100人当たりで103って言うのは、一人で2台運転している人がいるってことなんだろうか?
一方43ページには、歩道(遊歩道)の普及率(住民一人当たり何平方メートルになるかで見ている)が一覧表になっている。これを見ると、歩行者にあんまり優しくないみたいだ。
46ページには、自転車専用道路の普及率(住民一人当たり何メートルか)が一覧表になっている。イタリアも山がちの町が多いので、平らなところが多い中部・北部ヨーロッパの国に比べて、自転車専用道路の普及は進んでいないみたいだ。

49ページには、緑地のランキング、52ページには家庭電力消費量のランキングなんてのも出ている。

多くの日本人は、イタリアと言っても観光地を巡るだけだと思うから、こんな一覧表を見ながら、それぞれの町の人々の生活について、読み取ってみるのも面白いと僕は思うんだけどね。
posted by tady at 11:14| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

親友は何人いますか?

レップブリカの記事に、こんなのがあった。
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/cronaca/amici-persi/amici-persi/amici-persi.html
見出しを訳すとこんな感じ
"Un mondo con meno amicizia"Allarme da Londra: sempre più soli
友人が少ない世界。ロンドからの警告。皆常に孤独

ネタ元はイギリスのサンデー・タイムズってことだったので、ネタ元を探した。
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2087-2415885.html

記事の内容はほとんど同じ。アメリカのデューク大学の研究者によると、20年前に比べて、本当の親友と呼べる人の数が半分になってしまったってことらしい。原因は、仕事が忙しくなり、パソコンが普及したことにより、本当に心の内を話せる友人が減っているっていうのだ。
20年前は、およそ4人ほどの親友がいたのに、現在ではそれは2人になってしまったそうだ。
その埋め合わせとして、チャットだったり、子供の同級生の親との関係があったりするようだが、親密な友情はないという。名前を知っているとか、顔を見たことがあるって関係も含めると750人は知り合いがいるってことになるそうだが、今や親密な話が出来るのは身内がほとんどで、友人にはいないって傾向があるらしい。

さらにネタ元のデューク大学を調べてみた。
http://www.dukenews.duke.edu/2006/06/socialisolation.html
どうやら元ネタは、アメリカ社会における調査みたいだ。
したがって、これが他の国においても同じことが言えるかどうかは分からない。

ただ、日本でも西欧化が進み、社会環境としては似たような状況になっているわけで、アメリカの調査かもしれないけれど、僕の感じとしては、日本社会にも当てはまるような気がする。

レップブリカでは、親友は何人いるかっていうネット調査もやっていた。
http://www.repubblica.it/speciale/poll/2006/cronaca/amici_risultato.html
これを見ると、5人って答えている人が多いので、イタリアの場合はまだまだ友情は厚いみたいだ。

心の内を話せるような親友は何人いますか?

posted by tady at 21:07| ローマ ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FC2アクセス解析設置

もう、お気づきの方もいるかと思うが、10月19日に、無料のアクセス解析を設置してみた。
FC2にするかshinobiにするかなど迷ったのだが、とりあえずFC2を設置してみた。
このseesaaブログにもアクセス解析は付いていて、その結果については毎月月初めに前月分を報告している。
FC2では、国別や都道府県別のアクセス数や訪問回数なんかも解析してくれる。
もちろん、アクセス者の特定はできないので、大丈夫です。
まだ設置したばかりで、データの蓄積がないから、どんな傾向があるかなんてわからないが、国別アクセスをみると、「米国営利組織」とか「ネットワーク組織」なんてのからアクセスがあるようだ。このブログの性格から当然のことなんだけど、イタリアからのアクセスもあるようだ。
ただ、フレームになっているブログページの一番topにタグを入れたので、古い記事とか直接記事のページに飛んでくる人は、FC2は解析出来ないようなので、sessaaの訪問者数とFC2のとでは、大きな開きがあるようだ。

僕のプライベートなこととかは別だけど、なるべくオープンにして行きたいので、FC2のアクセス解析も、毎月報告します。

posted by tady at 10:12| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週食べたラーメン10月第3週

週日は、おとなしくしていたので、ラーメンは食べなかった。
で、土曜日、ちょっと里山歩きをして、足を伸ばし、二郎野猿街道店2を初訪問(里山歩きは後日)。
13時過ぎに到着すると、15人ほどの行列。しかし、お店が広くて、厨房も作業がしやすそうで、座席も多いためか回転はとっても良かった。
小を注文。スープは乳化度かなり高い感じ。豚はしっかりとしていて、関内二郎のとろけるような豚も良いけど、しっかりと齧るって感じの固まりもなかなか美味しかった。ネット上で評判がいいのもうなずける。大満足。

日曜日は、午前中に部屋の掃除をしたり、買い物をしたりしているうちにあっという間に時間が過ぎ、午後から都内に出かけようかと思っていたのだが、断念。実は土日にかけて、代々木公園でNPOまつりっていうのが開かれていて、小笠原海洋センターを管理運営している団体ENLAも出店して、カメさんグッズを販売するってことだったので、それを覗いて、そのあと、ワールド・ピース・ナウという団体の反戦デモ(パレード)に行こうと思っていたのだ。後日知ったのだが、土曜日には渋谷で「六ヶ所再処理工場反対」の集まりもあったらしい。
昔と違って、家庭の事情なんてものもあって、身軽にあちこちいけなくなっているのは確か。ラーメンを食べるは、そのストレス解消って意味もある。
そういうことで、日曜の午後は、自転車で久しぶりに白河中華を訪れた。珍しく店の外には行列が。まあ5人程度だったので、すぐに食べられた。
ワンタンメンを注文。とろとろのワンタンの皮が美味しかった。

posted by tady at 08:47| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

ローマ国際映画祭終了、さて

ローマ国際映画祭が終了した。
最優秀賞は、ロシアのKirill Serebrennikov「Izobrajaya Zhertvy / Playing the Victim
主演女優賞は、Robert Guédiguian監督作品「Le Voyage en Arménie / Armenia」に主演したAriane Ascaride(BNL=Banca Nazionale del Lavoroがスポンサー)
主演男優賞は、Alessandro Angelini 監督作品「 L´ aria salata」に主演したGiorgio Colangeli(商工会議所がスポンサー)
審査員特別賞は、Shane Meadows監督作品「This is England」
詳細は、英語だけどここで読めます。
http://www.romacinemafest.org/internoeng.asp?id_dettaglio=1203&id=67&sezione=News

で、僕が気になっているのは、第1回目が成功だったのか失敗だったのかってこと。開催前から、ヴェネツィア映画祭との間で論争があったり、開催期間中には、ローマで地下鉄事故があったりで、本当のところはどうだったのかな?って思うからだ。現地に入れば、実感として分かることなんだろうけど、残念ながらサイトの情報に頼るしかない。
とりあえず、レップブリカの報道を見てみた。
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/spettacoli_e_cultura/cinema/roma/bilancio-festa/
bilancio-festa/bilancio-festa.html
チケットの総数が10万2千枚(うち販売されたのが5万6千枚で、残りは委託扱いで、まだ分からないみたい)。
8日間の開催期間中にメイン会場を訪れた人のは48万人(チケットの数とぜんぜん合わないんだけど、、、、)
ジャーナリストの数は1700人
映画業界の外国人ディーラーが350人

第1回目ってことで、トラブルも色々あったみたいだけど、ローマ市長のヴェルトローニは、第1回にして、国際的に認知される映画祭となったってご満悦のようだ。
大掛かりなお祭りも良いけれど、個人的にはもう少し小規模で落ち着いた映画祭が良いのでは?って思ってしまう。
来月11月の10日から18日にかけて、トリノ・フィルム・フェスティバルが開催される。
http://www.torinofilmfest.org/home.php?lang=eng
昨年の最優秀賞は、日本の自主制作映画「美式天然(うつくしきてんねん)が受賞している。僕はまだ、見てない作品だけど、日本でもマイナーな作品をきちんと見て、評価しているってことに感心する。
トリノを舞台とした映画が現在公開中だ。
http://www.crest-inter.co.jp/torino24/index2.html
この映画を見ると、なんとなく、トリノって町が持つ文化に対する姿勢が分かる気がする。
ハリウッドの特撮満載のエンタテイメント映画も嫌いじゃないけど、どっちかって言うとこういう映画のほうが好きだ。

posted by tady at 22:53| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月21日

今日は10月21日

山と言えば川、カツオといえばワカメ、刺身と言えば冷酒ってな具合に、連想するものが決まっていたりするわけだが、ある一定の年代の人にとって、10.21と言えば、国際反戦デーってことになってたりするみたいだ。
僕は、その年代よりも若干若いので、そういう連想はない。
どうして国際反戦デーなのかは、wikipediaにちょこっと出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/10%E6%9C%8821%E6%97%A5
今でも国際反戦デーの集会を行っている人たちはいるようだけれど、なんかピンとこない。
イラクでは、相変わらず人が死んでるし、北朝鮮は核実験をやるし、世界の環境は悪化する一方だし、ここのところニュースを良く見ていると、太平洋で地震が相次いでいるし、数え上げればきりがないほど、ネガティヴなことばかりだ。
そんな世の中だからこそ、何かしらの行動を起こして、少しでもいい方向へ変えていかなければいけないという思いはある。だけど、そのバックボーンになるような、明確なヴィジョンが見当たらない。かつては、マルクス、エンゲルスがいたり、チェ・ゲヴァラがいたり、イヴァン・イリッチやフリッチョフ・カプラ、パウロ・フレイレなどがいて、彼らの本を読むと、「なるほど、世の中をこういう風に捉える考え方があるのか!」って目からうろこの時期があった。
価値観が多様化しているといわれるけれど、それら価値観が寄って立つ基盤を視野に入れての、一本筋の通った見方が最近提示されることがなくなってしまったように感じる。単に僕がその手の本を読んでいないだけなのかもしれないけれど、、、
でも、思うのは、いわゆる「社会運動」っていう分野だけでなく、経済活動においても同じような状況に陥っているのではないかと、思えてしまう。
しばらく前のBeppeのブログに、面白い記事があった。
http://www.beppegrillo.it/2006/09/back_to_the_fut.html
http://www.beppegrillo.it/eng/2006/09/back_to_the_future_1.html
記事は、こんな風に始まっている。
Enzo Ferrari
は、メカニックからドライバーとなり、そして会社のトップになった。 Camillo Olivettiは、タイプライターの設計をしていて、その後会社のトップになった。 Arnoldo Mondadoriは、文房具店の店員から、小さな出版社を起こし、そして企業のトップになった。
最近では、 Bill Gatesは、プログラマーから会社のトップになった。じゃあ今のイタリアの企業のトップはどうだろう?

そして、
国家は、これらの大企業が危機に陥ると税金を注ぎ込むが、そこで働く労働者は、わずかな賃金しかもらっておらず、何故か能力のない経営者は、多額の給料をもらっている。
と続く。要は、企業の経営者は、自分の会社が何の会社でどんな製品を作っているのかもわからないまま、マネーゲームにのめりこんでいるってことだ。現在倒産の危機にあるアリタリアのトップもそのひとりとしてあげている。

世の中全体が、グローバリゼーションという実態のない言葉に踊らされ、物の持つ本来の価値や社会固有の文化を置き去りにしたまま、唯一の共通の価値として「お金」を中心とした、まさにマネーゲームに走っているように思えてならない。
こうなると、個々人の価値観は多様化したように思うけれど、社会を図る尺度は画一化してしまったのではないかと思ってしまう。

世の中を変えるためには、それに対抗できるような、人々の熱気を集められるようなロマンが必要なのではないかと最近考えている。
シニカルに世の中を眺めるのではなく、多様化した個々人の価値観を尊重しつつ、個々人が生き生きと生きられるための社会を夢見させてくれるような、新しいパラダイムはないのだろうか、、、、

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2006年10月20日

世界で一番汚れた場所top10

というのが、アメリカのBlacksmith Instituteってとこから発表された。
http://www.blacksmithinstitute.org/
概要は、ここで見られる。
http://www.blacksmithinstitute.org/ten.php
地図の赤丸をクリックするとその詳細が出てくる。
英語版だけど報告書全文がここで見られる。
http://www.blacksmithinstitute.org/top10/10worst1.pdf
イタリアのLa Nuova Ecologiaでは、ロシアがTop Tenの中に5カ所も入っていると報じている。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/atmosferico/6425.php
日本にいる僕としてはやっぱりアジアの状況が気になるので、中国を見てみた。
LINFEN, SHANXI PROVINCE, CHINAとあるけど漢字にすると山西省臨汾と書くらしい。
最初の1行には、影響を受ける人口が書いてあって、20万人とある。
さらに下の方には、クリーンアップ活動は、行われていないとあって、この町をTop Tenに入れたのは、中国の汚染された都市の一例としてってことで、世銀(世界銀行)の調査では、世界で最も大気汚染の酷い町ベスト20のうち、実に16都市が中国にあるんだそうだ。
高度経済成長にともなって、中国の環境汚染が酷いって話は、耳にしていたけど、これほどまでとは思わなかった。
ビックリ.。ooO(゚ペ/)/ひゃ 

PDFの報告書には、top10に入らなかったけど、汚染されている都市についても記述があって、キーワードにNuclearと入れてPDFを検索したら、アメリカのHANFORDも出ていた。
10年前の記事みたいだけど、参考にどうぞ。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/9607/kaku.html?
PHPSESSID=298ac4adacb9054e97e402c96c105f70

Japanとitalyでは、引っかからなかったけど、mexicoでは、やっぱりメキシコシティの大気汚染が酷いって書いてあった。

この報告書を最初から読んでいくと、何やら背筋が寒くなって来たんで、途中で止めた。
だって、一番最初に詳細について記述されているロシアのDZERZINSKは、冷戦時代に化学兵器工場があったところで、サリンやVXガスで汚染されてるなんて書いてあるんだもん。
ミザルイワザルキカザルじゃないけど、勇気のある方は全文読んで、どこかにご紹介下さい。
posted by tady at 15:52| ローマ ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月19日

気になるニュースをいくつか

ここのところ、核に関する気になるニュースがいくつか、La Nova Ecologiaにでていた。
ひとつは、イギリスでの原発事故
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/nucleare/6391.php
二つの原発で亀裂が見つかり、ストップしているそうだ。
ブレアが、原発賛成へとシフトし始めている中、この後の政権はどういう方向へ向かうんだろうか? ってことで気になった。

もう一つは、オーストラリアが初の原子力発電所を建設するって話。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/nucleare/6398.php
今後10年かけて、原発を作るって政府が言い出している。
オーストリラリアは、ウラン産出国として、原子力と深い関わりを持っている国だが、原発はまだない。
ウラン採掘やかつての宗主国イギリスの核実験による汚染が問題になっていたりする国なんだけど、今度はいよいよ原発に手を出すようだ。もちろん野党は反対している。
オーストラリアの企業による、イタリアでのウラン採掘計画については、この間書いたけど、なんかヤバイ方向にむかっている感じがする。

そして、もうひとつ、ウラルの核汚染の話。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/nucleare/6402.php
ウラルの核汚染については、日本でも報じられてきたし、ググッたらこんな記事も出てきた。
http://asyura2.com/sora/bd19991/msg/227.html
今から15年も前の記事だけど、今回出ていたのは、その後の様子ってことみたいだ。
日本語の記事には300マイクロレントゲンとあるけど、イタリア語の記事の方では、1000マイクロレントゲンとなっている。汚染がさらに進んでいるってことみたいだ。その要因として、爆発させずに放置された核爆弾が、1から3個あるそうなんだが、どこか適当に埋められていて、そこから今でも放射能が漏れ続けているのではないかとしている。

核以外に気になったのは、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)がクーロン牛からのミルクと肉の販売を、今年中にも許可する方向だという報道。最初に見たのはイタリア語のソースなんだけど、元ネタはワシントン・ポストだそうで、それはここ
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/
10/16/AR2006101601337.html
狂牛病問題がまだ片づいていないのに(それでも日本は、アメリカの言いなりで、輸入を再開しちゃったけど、、、)、今度はクローン牛の肉だって。注意してないと、ほんと何を食べさせられているのか、分からない世の中になってきている。クワバラクワバラである。
posted by tady at 14:30| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生分解性植物由来バッグ義務化

日本では、スーパーの買い物袋やコンビニ袋の有料化が話題になっている。家の近くのOKストアは、開店当初から、商品の入ってきた段ボール箱の再利用を促していて、買い物袋は有料なので、僕自身はなんの違和感もない。
イタリアでも、この買い物袋(Sachetto di Plastica=ブラスチック・バッグ)がずーっと問題になっていて、一部のお店では、紙袋の使用を始めていたりするんだけど、どうやら2010年から、生分解性で植物由来の袋が義務化されることになるようだ。
http://www.lanuovaecologia.it/ecosviluppo/politiche/6414.php
La Nuova Ecologiaのこの記事によると、下院の環境委員会で、この袋の使用を義務づける改正案が可決された。
同委員会の委員長は、前イタリア環境連合の代表であるErmete Realacciだ。
向こうは、絶対覚えていないと思うけど、かなり昔に何度かあったことがある。当時は、頭の切れる若者って感じだった。政治に対しても、とても慎重で、環境保護団体と緑の党との間には、緊張関係が必要だと思っていたようで、外からの協力はするけれど、イタリア環境連合として、緑の党の選挙を応援するような事は一切しなかった。これは中々できることではないと思ったし、運動と政治をきちんと分け、いつでも意見が言えるように風通しを良くしておくって考え方は、正しいと思っていた。だから、彼が政治家になるって話をニュースとして読んだ時に、アリャリャって思ったのは確か。でも、緑の党から立候補するような事はなく、現在は、ルッテーリが代表を務めるマルゲリータの議員として活動しているようだ。
イタリアにおける買い物袋の年間生産量は、およそ30万トンで、石油に換算すると43万トンになるそうだ。生産に際して発生するCO2の量は20万トンで、これが、植物由来の原材料を使う事で、減らす事が出来る。京都議定書で定められたCO2の排出基準目標の達成までほど遠いイタリアには、とっても大きなことだとRealaccは語っている。


里山歩きをしていても、捨てられたコンビニ袋が目に付く事が多い。有料化して使用量を減らすことも大切だけど、素材そのものを生分解性の植物由来のものに変えるってことも、有効だと思った。
本来は、昔のように(例えばサザエさんの漫画の世界のように)、買い物かごを持って買い物に行くようにするのがベストだと思けどね。上記のスーパーに行く時は、僕も実践している。
posted by tady at 13:40| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トルナトーレの新作公開

ローマ国際映画祭は、地下鉄事故の被害者に弔意を表して、赤絨毯の上をスターが歩いて顔見せをするような派手な催しは中止となった。
しかし、予定された映画の上映は行われているようだ。
そんな中、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作が記者向けに公開され、高い評価を受けたという。
http://www.rainews24.it/Notizia.asp?NewsID=64777
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/spettacoli_e_cultura/cinema/roma/
sconosciuta-tornatore/sconosciuta-tornatore/sconosciuta-tornatore.html

トルナトーレと言えば、日本で大ヒットした「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督で、前回公開された彼の作品は、5年前の「マレーナ」が最後だった。
これ主演した、モニカ・ベルッチは、今や押しも押されぬ大スターになった。今回のローマ国際映画祭でも、いくつかの作品に出演していて、一児の母親とは思えない妖艶な美しさが報道されていた。また、一方で、養母として、子供を守る為に悪人と闘うっていう役でGuillaume Nicloux監督作品「Il consiglio di Pietra」にも出演しているそうで、報道によれば、ショートヘヤーで、スリムな体型、シャープな印象で、本人もスクリーンの自分を見て、これが私? って思うほど新しい役作りにも挑戦しているらしい。

話をトルナトーレの新作に戻そう。
タイトルは"La sconosciuta"
カテゴリーは、スリラー+ノワールらしい。雰囲気は、監督は否定しているものの、ヒッチコックとタランティーノの影響が見られるとか。
ストーリーは、ウクライナからイタリア北東部の町にやって来た元娼婦が、イタリアの上流家庭に取り入り、その中で自分の過去や現状と向き合っていくって話らしい。
主演は、ロシアの女優Xenia Rappoport、その他に、ミケーレ・プラチドも出ているらしいが、一目では分からないくらい変身しているらしい。

東欧諸国からやってくる娼婦たちを搾取しているって現状がイタリアにはあって、この映画でも、生々しい暴力シーンも含めて、描かれているとのことだが、監督は、そういう社会問題を告発する為にこの映画を作ったわけではなく、現代を物語る為に作ったと言っている。
ラストシーンに救いがあるようだが、これは詳しくは書いてない(まあ当然ですね)。
日本で公開になるかどうかは分からないけど、ニュー・シネマ・パラダイスの監督ってことで、話題性はあると思う。
ただ、今までの日本公開作品と違って、かなり硬質でヴァイオレンスな作品みたいだ。監督本人によれば、彼の最初の作品「Il Camorrista」は、そういった傾向の作品だったそうで、それ以来、久しぶりのヴァイオレンスな作品ってことだ。
キャストの詳細は、10月20日に発表されるって事で、詳しい出演者はまだわからないみたいだ。
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2006年10月18日

里山歩きその3

日曜日に、またもや里山歩きに行ってきた。今回のコースは、JR&東急長津田駅から小田急鶴川駅までのコース。
長津田駅の子供の国線側の出口から出て、子供の国線を横切り、長津田第二小学校の脇を抜ける。まず眼に止まったのがカラスウリ。昔は秋になるとあちこちで見かけたんだけど、最近はあまり目にしなくなった。
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恩田川を横切り成瀬方面へ。田んぼには稲刈りが終わって、脱穀したあとの稲藁が置いてあった。
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最近は、コンバインでみんな細かく切ってしまうので、こういった稲藁は珍しいので、写真を一枚。
坂道の上って住宅街を抜け、成瀬の尾根緑地へと向かう。途中林と住宅街を区切るフェンスの上のカマキリがいた。
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しばらく歩くと視界が開け、遠くに町並みが見える。町田や相模大野あたりだろう。
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尾根道が、林の中に入ると、鳥の声や秋の虫の声が聞こえてくる。どこかでたき火でもしているようで、なんだか懐かしい匂いもした。
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ほんのわずかな距離なのだけれど、そこは別世界って感じ。里山の畑が広がっていた。
satoyama-052.jpgsatoyama-051.jpg
手前のネギ畑になにやら看板が立っていたので、取ってみた。良く読んだら、畑の畝ごとに販売しているらしい。産直=産地直送ではなく、直産=直接産地で収穫ってことらしい。

この間までは、彼岸花がさいていたのに、今度はコスモスが咲き誇っていた。
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しばらく畑の脇を歩く。空は晴天ではないけれど、この日から気温がぐっと下がって秋の清々しい気候となり、歩いていても気持ちが良い。
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やがて畑がとぎれるとこんな看板も。地域の人たちの活動も盛んなようだ。
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歩いてきた道をふと振り返ると、本当に山の中のような風景。でも、すぐそこまで宅地が迫っているんだけどね。
satoyama-056.jpgsatoyama-057.jpg
やがて、なにやら物々しい看板が。スズメバチに注意って書いてあった。僕が子供の頃は、スズメバチがいるようなクヌギの木は、蜜が沢山出ていて、カブトムシも沢山いるってことで、スズメバチを横目でみながら、クワガタやカブトを取ったものなのだが、事故があったりすると、すぐ責任問題になっちゃうんで、こうして過剰なまでに看板を掲げているんだろうと思った。
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尾根道が住宅街へと出る出口に看板があり、町田市が管理してる緑地だってことが分かる。
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住宅街に出て、ふと足下をみると、スズメバチの死骸があった。急激に温度が下がったので、死んでしまったに違いない。
satoyama-060.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%83%90%E3%83%81

さらに、そばにあった木を見上げたらたくさんの虫コブがついていた。こういった木も最近は見なくなった。
satoyama-062.jpg
虫コブについては、こんなサイトがあった。
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Tama/1915/sonota/ikimono-musikobu2.html

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里山では、紅葉はまだまだって感じだったけど、一部は色づき初めていた。昨年は、鎌倉の紅葉を見ようと思って何度か行ったけど、時期をはずしてしまったので、今年は、どこか紅葉を見に行こうかな?

しばし、住宅街を歩いて、岡上地区へと向かう。途中道を間違えて、脱穀作業中の谷戸田の脇を通り抜けた時に、傍らの水田で、赤とんぼが産卵をしていた。
satoyama-072.jpg
まだまだ、自然が残っているってことだ。田んぼの脇の掲示板には、この地域で自然保護活動している団体の会報が貼ってあって、猛禽類のオオタカの営巣地もあるらしい。
町田のオオタカについては、議会でも取り上げられてるようで、こんなサイトも
http://www.gikai-machida.jp/live/2004_2/video_2004_2.html
また、こんなブログも発見。
http://bellecolline.blog8.fc2.com/blog-entry-61.html

satoyama-073.jpg
田んぼでは、刈り取った藁を燃やしていた。なんとも懐かしい煙の匂いがした。

道に迷って、玉川学園の脇に出てしまい、もう一度元の道に戻り、改めて地図を見る。
住宅と住宅の間の細い道だった。結構急な上り坂をあるいて、岡上の丘陵地帯へ。ここでもまたもや道を間違えて、岡上谷戸と反対側に下りてしまった。
実は、お昼を食べようと思っていたラーメン屋が14時で昼の部が終わってしまうので、引き返すのは諦めて、ラーメン屋に向かった。岡上谷戸はまた今度ってことで、この日の里山歩きはおしまいにした。
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イタリアに住む外国人

ISTATから、イタリアに住む外国人についての報告書が発表された。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20061017_00/
詳細は、ここにPDFがある。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/
20061017_00/testointegrale.pdf
2006年1月1日現在のanagrafe=戸籍簿に登録されている正式な許可を得てイタリアに居住する外国人の数は、2670514人(男性1350588人、女性1319926人)となっている。前年に比べて、268357人(11.2%)の増加となっている。
しかし、過去二年に比べると増加率は落ちている。これは、過去二年間に、不法滞在状態の外国人を救済する措置(sanatoria)が取られた為である。

外国人の数が増えている要因としては、外国籍をもつ両親との間に生まれた子とどもたちの増加が上げられる。出生数から死亡数を引いた自然増は2002年が31.456人、2003年が31.132人、2004年が45.994人、2005年が48.838人となっている。

一方移民による増加は、2002年151.932人、2003年411.970人、2004年380.737人、2005年266.829人である。どうやらこれは、2002年7月と10月に、不法滞在者の救済措置が取られているのだが、それの影響とみていいだろう。
また、イタリア国籍を取得する事で、外国人からイタリア人になったための減少数は、2002年12.267人、2003年 17.205人、2004年19.140人、2005年28.659人となっている。
外国人のイタリア国籍取得数の統計は1996年から行っているそうで、内務省資料から1995年までの数は、およそ33600人で、1996年以降現在までは146500人であることから、総計でおよそ18万人の元外国籍のイタリア人がいることになる。
いろいろと問題の多いイタリア社会だけれど、年間これだけの人がイタリア人になっているって言うのは、ちょっと驚き。まあ、結婚によるものなんかもあるんだろうけどね。
日本の場合は、そう単純ではなくて、在日の人たちの「帰化」が多くあるようで、一概に比較は出来ないみたいだ。
日本の人口統計については
http://www.ipss.go.jp/
にいろいろあるようだ。

で、どこの地域からイタリアに来ているかというと
EUROPA    1,261,964人
AFRICA    694,988人
ASIA    454,793人
AMERICA    255,661人
OCEANIA    2,486人
Apolidi(無国籍)    622人
となっている。

ISTATの報告書には、国籍別のイタリアにおける居住地域の分布についても述べられていて、どの地域に何人が多いのかってなことも分かる。
大ざっぱに言って、北部に集中している。先のPDFの一番最後に分布図があるので、見てみてください。

ただし、これらの統計には、当然ながら、不法滞在の人たちは含まれていないので、現状とはだいぶ違うと思われる。あくまでも一つの参考資料ですね。

そうそう、この記事について調べていたら、こんなサイトもありました。
http://www.stranieriinitalia.it/
イタリアにいる外国人ってサイトです。しかし、ほとんどイタリア語。これじゃ外国人はわからんだろうな、、、
posted by tady at 15:02| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月17日

教えちゃダメェーーン

ミラノの破棄院(日本の最高裁にあたる。ただし全く同じではない)の刑事第三部で下された判決によると、
http://www.lastampa.it/cmstp/rubriche/girata.asp?ID_
blog=30&ID_articolo=1086&ID_sezione=&sezione=High+tech
ネットの情報は「教えちゃダメェーーン」ってことらしい。
訴えていたのは、イタリアのペイTV(有料チャンネル)Sky。オーナーはもちろんマードック。
訴えられたのは、イタリアのサッカーの試合を中継している中国のインターネットサイトをリンクしていた2つのポータルサイト。運営していたのは二人の若者。
判決は、リンクを貼る事は違法であるとのこと。

でこのことは、Beppeのブログでも取り上げられていた。
http://www.beppegrillo.it/2006/10/il_nuovo_proibizionismo.html
彼は言う。もし、リンクする事が違法なら、何故マードックはGoogleを訴えないのか? そして、いかにも彼らしいんだけど、「僕らだって、あちこちリンクを貼ってるんだから、破棄院にメールを送って、自首しよう!」と呼びかけている。

法律がネットの進化に追いついていけていないのは、日本の状況も大して変わらないかも、、、、
posted by tady at 16:56| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イタリア安保理入り

国連総会において、186票を獲得して、イタリアは2007-2008の2年間、非常任理事国として、国連の安全保障理事会のメンバー国となった。同時に選出されたのは、南アフリカ、ベルギー、インドネシア。
http://www.repubblica.it/2006/10/sezioni/esteri/consiglio-sicurezza-onu/
consiglio-sicurezza-onu/consiglio-sicurezza-onu.html

しかしそれにしても、同じ記事の中で、186票と187票って得票差に違いがあるのは何故?
最初の方には、192票中186票を獲得って書いてあって、その後にダレーマ外相の発言として、193票中賛成187票、棄権3票、反対3票とある。こんなんで大丈夫なんだろうか????

ラテンアメリカ選出の理事国は、グアテマラとヴェネズエラの間で争われていてまだ、決まっていない。ヴェネズエラが入ると面白いと思うんだけど、どうなるか、、、
posted by tady at 09:56| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

下町グルメ第2弾

今年の1月に、デンマークから友人が一時帰国した際に、みんなで下町グルメっていうのをやったんだけど(1月のアーカイブを見てね)、その友人がまた、一時帰国したんで、先週の土曜日に、またもやみんなで下町グルメをしてきた。
今回は、僕の希望で、寿司屋の前に、そぐそばのもつ焼き屋からスタート。11時半に集合して、12時前には、店に着いたんだけど、もう満席。地元ではかなり有名なお店で、常連さんでないと分からない符牒が飛び交う。一緒にいた友人が、二郎のマシマシみたいだね、と一言。確かに独自の世界である。
ネット上にも様々なブログで紹介されているようなので、まずは、そちらをご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/itaita3/archives/29414691.html
http://todocci.exblog.jp/3279112/
http://notrunks.jp/ukatan/izakaya/izakaya_011.htm
http://blog.so-net.ne.jp/utsubohan/2005-11-08
で、応援サイトもあったりする。
http://curtain.sakura.ne.jp/uchida/

それにしても、土曜のお昼開店で、あっという間にいっぱい。お客さんたちは、楽しげにもつ煮込みを喰らい、もつ焼きにかじりついている。僕らは5人だったので、開いた順から一人ずつ着席。雰囲気に圧倒されて眼が点(‥;)。
それでも、出てきた料理はうまかった。久しぶりの居酒屋であった。
後に寿司が控えているので、軽ーく飲んで、食べて店を出た。

寿司屋は、3時頃からの方が空いていて良いとの事で、しばし町を散策。適当にお腹もこなれ、いざ寿司屋へ。
ここは前回も来たところで、とにかく美味しかった。
調べたら、ちゃんとホームページもあった。
http://www.katsushika.co.jp/sakae/
最近もテレビで紹介されたとかで、お客さんが増えちゃったそうだ。
まずは、マグロの赤身と中トロから。ネタが良いのは当たり前だけど、シャリがまた実にうまい。
次ぎに食べたのが、旬のサンマと牡蠣の握り。サンマはピッカピカで、牡蠣はプリプリ、牡蠣は、大きめのと小振りのを併せて、形良く握られて出てきた。
次は、ホタテ。ホタテは貝から取り出して、その場で握ってくれる。煮穴子は、フワフワトロロ。タレもそれほど甘くなくてグッド。鯛は、身が厚くてこれもまたうまい。その他、サバ、シャコ爪、シマアジ、タコ、アジ、卵、などなど。最後にネギトロ巻きで閉めたんだけど、もうお腹いっぱいだった。心残りと言えば、煮いかとトコブシを食べなかった事。また次回である。
ここも様々なブログで紹介されているようだ。
http://tokyocafe.livedoor.biz/archives/50294374.html
http://eureka123.mo-blog.jp/oishii_gohan/2005/01/post_33.html

もう、お腹いっぱいだったんだけど、締めは柴又のそば屋ってことになってて、移動。
更新はされてないみたいだけどホームページもあった。
http://yabuchu.fc2web.com/

前回は、帝釈天参道店で、一升そばを食べたんだけど、今回は本店でうどんすき鍋を食べた。
一人前で、3人は食べられるって量で、僕らは5人で1人前を食べた。かなーり苦しくて、入るのか知らん? と思ったのだが、出汁が良い。暖かい出汁を啜ると、何故かお腹が落ち着いた。そば屋なんだけど、うどんも美味しかった。腰の強い手打ちうどんで、しっかりと小麦の味がする。もう入らないと言ってた人も、このうどんは別腹で入っちゃうねとツルツル。その後やっぱりそば屋に来たらそばでしょうってことで、盛りそばを二枚とって5人で食べたが、この盛りそばも、普通だったら二人前はありそうな量だった。しかしだからといって、まずかったり手を抜いているわけではない。メニューにお店の方針みたいのが書いてあって、要約すると、安くて美味しいそばを沢山食べて欲しいってことだった。だから、食べられない時は少なめに注文して、残さないようにとも書いてあった。食べてみて、その味と量に納得。お店としてのポリシーがちゃんとあるんだということが、よく分かった。

いやー、それにしてもよく食べました。次回は暮れか新年になりそう。でも、下町は良いですね。
posted by tady at 14:59| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

禁止された広告展

イタリアには、l'Istituto di Autodisciplina Pubblicitaria (IAP)=広告自主規制機構っていうのがあって、社会に悪影響を与えたり、消費者に不利益をもたらすような広告を規制している。
設立されたのは1966年だそうで、設立40周年を記念して、ミラノ中央駅のホームを使って、これまでに禁止された広告を展示しているという。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Spettacoli/2006/10_Ottobre/13/pubblicita.shtml
これらの広告を見ることで、時代の流れよる価値観の変化を見ることができるらしい。
http://www.corriere.it/gallery/Spettacoli/vuoto.shtml?2006/10_Ottobre/manifesti/1&1
ここで12の広告を見ることができる。禁止の理由がなんとなくわかるものもあれば、全くわからないものもあるんだけど、僕のわかる範囲で、ちょっと解説。画像を見ながら読んでみてください。

1番目は、神父修道女がキスをしているっていうベネトンの広告。
これは、明らかに、カトリックの教えに背いているわけで、禁止された理由が理解できる。
確か、先日も、アメリカの司教が結婚したってことで、ヴァチカンから破門されている。僕は信者じゃないからナンセンスだと思うけど、だからといって、そういった信仰をもっている人や社会を否定するものではない。

2番目は、イタリア語がわかると、実に面白い。本来は神=Dioに捧げる言葉のはずが、ここでは、Bioになっている。Bioは現在ではBiologiaやBiologicoの略として普通に使われていて、無農薬とか有機栽培のって意味がある。何の製品の広告かはわからないけど、たとえば現在の有機農業やLohas信仰みたいなものを頭において読むと、盲目的に、信じてしまうことのおかしさと愚かさが感じられると思う。
さわりだけ、ちょっと訳した。Bioを神に置き換えれば、多分本来の意味で、Bioを無農薬とかに置き換えると、おかしさがわかるはず。

Io credio in Bio(私はBioを信じる)→本来は、Io credo in Dio(私は神を信じる)
Aiutati che Bio ti aiuta(みなを助けなさい、そうすればBioがあなたを助けてくれます)
Sto bene, grazie a Bio(私が健やかでいられるのもBioのおかげです)
Bio e' vivo. Bio esiste.(Bioは生きている。Bioは存在する)
ってな感じで続く。
禁止になった理由は、きっと神をおちょくっているってことだと思う。

3番目、これは、ハーブ入りのamaroって呼ばれるお酒の広告なんだけど、一番大きな字
molte erbe poco alcool
は、たくさんの葉っぱ、少しのアルコールって意味で、広告主が言いたかったのは、ハーブがたっぷり入ってるよってことだと思うんだけど、一般的イタリア人が読むと、「マリファナいっぱい、お酒は控えめに」って意味にも取れてしまうわけで、これはやっぱよろしくないわけですね。

4番目は、新聞の切抜きがよく読めないので意味不明

5番目は、セクシーすぎたんでしょうね。「あたしを愛してる人はついてきて」とあります。

6番目は、多分「Io godo」って文字と女性が問題になったのではないかと思います。
Godereって動詞は、快楽にふけるって意味があって、酒を飲んで快楽にふけるとはけしからんってことだと思います。

7番目、これは、野菜嫌いの子供に不足するビタミンを錠剤で摂らせようという広告で、子供を薬漬けにしてしまうってことが理由ではないかと推測

8番目、これは、最近日本でも2店舗目がオープンしたIKEAの広告。
Portate i bambini all'IKEA.
Ce li teniamo tra le palle noi.
お子さんをIKEAにお連れなさい。
私たちが、ボールと一緒に遊ばせますよ
ってことなんだけど、多分、このpalleが問題なのではないかと、、、、palleには、ボールって意味もあるけど、「嘘」とか「ほら」、あるいは男性のあのタマタマって意味もあるので、そう解釈しちゃうとトンでもない意味になりますな。

9番目、これは、アリタリアの航空券に比べてずっと安いって広告。最初の一行は「アリタリアは、ヨーロッパでも安いって言ってるけど」
で、モナリザが「笑わせないでよ」って言ってます。
下に比較表が出てるんだけど、推測するに、イタリアのフラッグ・キャリアであるアリタリアを保護する為ではないかと、、、それでも、常に経営危機なんだけどね、アリタリアは。

10番目、まあ、これは解説はいらないかな? 運送会社の広告で、「皆さんの小包は、確かな手の中に」ってあるんだけど、それにしてもねーーー

11番目、これは、キューバのビールの宣伝らしいんだけど、「fatti la cubana」が問題。farsi unaは、ある女性とセックスをするって意味になるわけで、ビールが女性形なので、「キューバの女の子とやっちゃえよ」ってことになる。

12番目、これは、モッツァレーラ・チーズの宣伝。真ん中にある1行は、「夏の良いところ」ってある。イメージとしては、チーズの柔らかさを表現しようとしたんだろうけどね。男としてはわからないでもない、、、
posted by tady at 13:08| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

今週食べたラーメン10月第2週

今週は、月曜日がお休みだったので、里山歩きに行ったんだけど、その途中で、ちょっと行って見たかったラーメン屋に立ち寄ろうと計画していた。元祖ネギラーメン横浜ラーメンってところ。ところが、里山歩きの途中で、向かって見ると、閉まっていた。orz
近くをブラブラしていると、「めん屋」を発見。チェーン店みたいだけど、食べたことがないので入ってみた。食べたのはつけ麺。そこそこ美味しかった。
金曜日は、家系らーめんの近藤家で、一杯。時々行くのだけれど、まあ、こんなものかなって感じだった。
土曜日は、下町グルメ。これについては、後日。いろいろ食べ過ぎて、ラーメンを食べる余裕はなかった。
日曜日は、前日の食べすぎをどうにかしようと、またもや里山歩き。これについても、後日。
里山歩きをしたら、体調も戻り、鶴川にある「尾道ラーメン 正ちゃん」で醤油ラーメンと半カレーを食べた。
醤油の味がかなり際立っていたが、めちゃくちゃしょっぱいというわけではなかった。スープは、結構美味しい。尾道ラーメンというと背油いっぱいってイメージがあったのだけれど、油はそれほどでもなかった。麺は中太麺で、ちょっとモソモソした感じで、もう少しつるつるしてたら、良かったのにと思う。
カレーも美味しいとネットにあったのだ頼んだんだが、それほど辛くなく、ちょっと物足りなかった。
でも、なかなか美味しかった。
今週は珍しく、二郎も、二郎系も食べていない。週半ばで禁断症状がでるかも、、、(^.^)。
posted by tady at 20:11| ローマ | Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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