2007年02月28日

ハトを遠隔操作

以前、ミツバチを使って爆発物を探し出すっていう話をこのブログに書いたんだけど、今度は中国で、ハトを遠隔操作することに成功したってニュースが出ていた。
僕が見たのはイタリア語の記事
http://www.repubblica.it/2007/02/sezioni/scienza_e_tecnologia/piccioni-in-volo/piccioni-in-volo/
piccioni-in-volo.html

日本語でもニュースがあるかと思って探したらCNNのサイトにあった。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200702270019.html
イタリア語の記事も、内容はほとんど同じだったから、どんな実験だったかは、CNNのサイトで読んでください。
ただ、イタリア語のサイトのほうには、実験に使われたハトの写真も掲載されていた。
ちょっと見たけど、動物が好きな人は、見ないことをお薦めします。
あまりにも痛々しい。
しかし、一方で、これらの写真を見ることで、人間がいかに傲慢で、動物に対して酷いことをしているのかってのを即座に理解できるのも確か。
http://www.repubblica.it/2006/05/gallerie/scienzaetecnologia/piccioni-cina/1.html
平和の象徴と言われるハトが無残な姿にされている。

一方で、Peta=People for Ethnical Treatment of Animalsって団体が、ヴェジタリアンのためのビキニって言うのを発表したってのもニュースになっていた。
http://www.repubblica.it/2006/05/gallerie/esteri/bikini-lattuga/1.html
レタスで作ったビキニなんだそうだ。
Petaは、動物にも権利があるってことで、動物保護を掲げて様々な活動をやっている。
http://www.peta.org/
でも、Petaのやり方は、どうも女性差別的な気がしている。毛皮のファッション・ショーに反対して、裸の女性が登場するっていうのは、しばしばメディアでも目にする。
今回のビキニも、同じ手法だ。

地球環境を左右するほど人間が影響力を持ってしまい、その被害者として、動物も巻き込まれているのは確かなのだが、こういったニュースを見ていると、ハトを遠隔操作しようという人間も、女性の裸で動物保護を訴えようとする人々も、どうもその自覚に欠けているような気がするのだが、どうだろうか?
posted by tady at 21:12| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チャールズVSマクドナルド

アラブ首長国連邦の首都アブ・ダビを訪問中のチャールズ皇太子が、子供たちの酷い食生活を改善するために、マクドナルドを禁止すればいいと発言したそうだ。
http://www.ansa.it/opencms/export/site/notizie/rubriche
/inbreve/visualizza_new.html_2109066526.html

この発言は、イギリスのメディアでも取り上げられたとあったので、ざっと見てみたんだけど、英語の記事は見つからなかった。多分、探し方が悪かったのだろう。
で、イタリア語の記事からの引用。

これは、彼が支援しているDiabetes Knowledge Actionという糖尿病防止のためのキャンペーンの一環として、アブダビを訪れた際の発言だという。
アラブ首長国連邦は、世界第2位の糖尿病患者が多い国だそうで、20歳から79歳の年齢層の20%が糖尿病だという。
そこで、食生活の改善を行うことが急務らしいんだけど、そのときの発言として、マクドナルドを禁止するって話がでたらしい。
チャールズ皇太子は、1986年から自分の所有する農場では、農薬や化学肥料を使わない農業を行っているとか。

これに対して、マクドナルドは、最近は製品の品質に注意を払っているので、一度見てもらえれば納得してくれるはずというようなコメントを出したんだそうだ。
イギリスの皇室が、マクドナルドを食べるとは思わないけど、強い影響力を持つ人が、こういった発言をすることは、なかなかいいことだと思う。
ただ、安いファースト・フードで生き延びてる人たちもいるんだろうという想像も働く。
根本的な解決は、多国籍企業や大量消費に頼らない、地産地消の安くてバランスの取れた食べ物を、地域で維持することになるんだと思うけど、、、、
posted by tady at 12:21| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月27日

太りすぎの国

レップブリカの記事によると、WHO=World Health Organization(イタリア語ではOMS=Organizzazione Mondiale della Sanità)が発表した、世界で一番肥満人口が多い国は太平洋のナウルなんだそうだ。
http://www.repubblica.it/2006/09/sezioni/scienza_e_tecnologia/
obesit--e-rischi/obesita-record/obesita-record.html
太っている国ベスト10のうち、8カ国が南太平洋の国なんだって。
それは、ナウル、サモア、アメリカン・サモア、クック諸島、トンガ、フレンチ・ポリネシア、マイクロネシア連邦、ニウエといった国々だ。
その理由っていうのを読んでいくと、日本人にとっても人ごとは思えない。
もともと、ナウルは漁業の国で、人々は魚を食べて生きてきた。ところが、ナウルに燐が大量に埋蔵されていることがわかり、それによって経済が急速に発展した。
経済が豊かになるとともに、人々は漁をすることはなくなり、食生活も欧米系のものを輸入して食べるようになった。
燐が枯渇した後も、その生活習慣は変わらず、太平洋の島国ということで、野菜などの摂取量も少なく、かつ、漁にも出ないで運動をしないことから肥満が増大したというのだ。
同時に、伝統的な美的感覚として、太っていることが美しいという価値観があり、現在では人口の94%が太りすぎなんだそうだ。
WHOのサイトでオリジナルデータを探したのだけれど、見つからなかった。しかし、ちょっと古いけど2002年に発表された「Obesity in the Pacific」って報告書があった。
http://www.wpro.who.int/NR/rdonlyres/B924BFA6-A061-43
AE-8DCA-0AE82A8F66D2/0/obesityinthepacific.pdf

ナウルの燐というのは、鳥たちの糞が、長い間に堆積して燐鉱石になったもので、太平洋の島には、そういうところが多い。その燐を狙ってやってきたのが欧米の企業だ。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/kyodou.html#nauru
イギリスの会社が島民を追い出して、燐を採掘した有名な島としてバナバ島があったりもする。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/company#07

こういう歴史をみると、世界で一番太りすぎの国は、実は、欧米企業による燐の獲得競争に巻き込まれた結果だということがわかる。

昔ながらの漁をし、伝統食を食べていた時は、肥満の問題はなく、世界的な市場経済に巻き込まれ、食生活が欧米化することによって、太りすぎの国ができてしまったというのは、なにやら日本も同じ状況におかれているような気がする。
フライドチキンやハンバーガーといったアメリカ製ファーストフードを、何の疑問もなく日常的に食べている日本の状況は、かなりヤバイと思うのだ。ナウルの人口は1万4千人ほどということで、食生活の欧米化が極端に表面化したのかもしれないが、1億2千万人いるという日本は、人口が多いだけに表面化していないだけで、実態はかなり来ているのではないかと推測する。
posted by tady at 22:36| ローマ | Comment(5) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Earthrace発進!

バイオ燃料を使ったモーターボート「Earthrace」がいよいよ世界1周タイムレースに出発するらしい。
http://www.repubblica.it/2007/02/motori/febbraio-07/gara-ecologica-2/
gara-ecologica-2.html?ref=mothpstr4
すでに世界各地でデモンストレーションツアーを行ってきたようだが、3月6日、バルバドスをスタート地点として、世界1周4万4500キロを65日間で走り抜けるって計画らしい。これは現在の記録を10日間も縮めるものになるそうだ。

注目なのは、このモーターボートは、植物由来の燃料で動いているってこと。
公式サイトはここ
http://www.earthrace.net/index.php?section=1
で、3月6日からのコースの詳細が出ている。

写真とか動画とかを見てると船が出航するって感じよりも、発進!って感じのデザインだ。レップブリカの記事には、最悪のデザインって書いてあってけど、ヨットを愛でる感覚からいうとそうなるかもね。

日本語のサイトでは昨年の6月から8月にかけて紹介されているようだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/2349873/?select_id=8
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20207027,00.htm
http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/2006/design_win/0685earthrace_j.htm

こういうボートが東京←→小笠原を結んでくれると、かなーり早く行けるんだろうな、、、、
posted by tady at 08:08| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

成功か失敗か?

この日曜日、イタリアにおいて、大気汚染対策として北部の道路が封鎖されたって話を昨日書いたんだけど、メディアの報道を読んでいると、成功したのか失敗したのか定かではない。
コリエレは、失敗と書いているし、レップブリカは成功と書いている。
ラ・ヌオヴァ・エコロジアも成功と書いているんだけど、信憑性があるのはコリエレの記事のような気がする。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2007/02_Febbraio/25/blocco.shtml
http://www.repubblica.it/2006/11/sezioni/ambiente/stop-auto/blocco-nord/blocco-nord.html
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/atmosferico/7192.php

コリエレの記事には、ロンバルディア州の緑の党の州議会議員であるCarlo Monguzziが述べた言葉として、「午前中も、午後も、街中にはかなりの車が走っており、その車全てがユーロ4の車とは思えない」
とあるのが、かなりリアルな感じがするからだ。

ユーロ4というのは、EUが定めた自動車の排ガス規制のレベルで、2005年1月に導入されたものだ。ユーロ5は2009年から導入される。
http://www.dieselnet.com/standards/eu/ld.php
僕も良く知らなかったのでEuro4をキーワードにググッてみたら、かなりたくさん引っかかった。それもPDFが多くて、サイトを見ると、産業界や政府のサイトが多かった。

自動車産業界を中心に、EUの排ガス規制に日本はかなり敏感に情報を収集しているんだなってことがわかって、面白かった。

アル・ゴアの映画「不都合な真実」でもTOYOTAとHONDAが随分と評価されていたんだけど、日本は政治家よりも財界人の方が、グローバルな視野を持っているのかもしれない。もっともその根底にあるのは、金儲けなんだろうけど、、、
ただ、経済活動の基盤となるべき、環境・地球をないがしろにしたままでは、経済活動自体が成り立たなくなるわけで、
金儲けをするためには、環境を守るための企業の社会的責任ってものが、必要不可欠になってくるんだろう。
問題は、企業を守るために環境を守るのか、人々を守るために環境を守るのかってことで、最近の地球温暖化に対する企業の取り組みを見ていると、とりあえずは頑張ってるなとは思うのだけれど、じゃあ、それが本当に人々のためになるのかってことになると、ちょっと???? なわけだ。
例えば、政治が人々に不便を強いて、車を使わないように呼びかけることに対して、環境を守るために仕方がないと納得するのか、それとも空気を汚すような車を作っている企業に、その生産をストップさせるのかってこと。
少なくとも今回のイタリアの取り組みに対して、イタリア人たちは83%は賛同していたそうだ。
もっとも賛同することと、実行することはこれまた別問題なわけで、みんながきちんとした自覚を持って、車を使わないって思うことが一番なんだけどね。

これは、酒やたばこについても同じことが言えるわけで、タバコも酒もたしなむ僕には、あんまりえらそうなことはいえないのだけれど、酒にしてもタバコにしても、昔は、ハレの時に楽しむ高価な嗜好品であったわけで、それが日常的にコンビにで買えるようになったのは、それを商品として売り、儲けている企業だと思うのだ。同時にまたそれに税金をかけている国家も一役かってるんだけどね。だからそこ、タバコの栽培も酒の醸造も国の許可がいるわけだ。
こうして、企業に儲けさせ、税金を払いつつも、僕はその恩恵を受けているのだから矛盾はしているんだけど、、、
本当は、自家製タバコ(マリファでもいいけど)と自家製醸造酒(日本では密造酒といわれるけど)が一番美味しくて健康にも害がないような気がする。
posted by tady at 20:42| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

今週食べたラーメン07-02第4週

食について、偉そうなことを書いてしまったわけですが、ラーメンは食べてます。おーー自己矛盾!
でも、今週は1度だけ。

土曜日は午前中いろいろ買い物とかあって、午後は、家人を車で送って行く用事があり、その間隙を縫って食べに行こうとしたんだけど、あまりにも風が強く、自転車で出かけるのを断念。

で、日曜日。しばらく行っていなかった辰屋に行ってきた。
今までは、世田谷線に乗って行ってたんだけど、意を決して自転車で向かった。
家を出たのは10時半ごろ。二子玉までは、先週も上野毛二郎に行ったので、大して苦にもならず、40分ほどで到着。そこから先は、以前、陸に食べに行った時に、馬事公苑までは到達していたものの、辰屋のある松蔭神社まではかなりの距離があるのではと思っていた。
ところが道にも迷わず、2時間はかかると予想していたのに、1時間半もかからずに12時前には到着。
11時半開店で、待ち客が中に入り、全員席に着いたばかりって状況らしく、僕の前には待ち客ひとり。30分ほど待つだけで、ラーメンにありつけた。
食べたのは辰醤油+にんにく+とうがらし。なんか以前よりも野菜の盛りが多かった気がする。
久しぶりに食べたラーメンは、やはりうまかった。二郎とは違うんだけど、このラーメンはかなり完成度が高い。
地元の常連さんも多いみたいで、小ラーメンの麺少なめっていう注文をしていた中年の女性もいたし、出てくる時は、小学校低学年連れの家族もいた。
僕の脇でつけ麺を注文していた人は、デジカメで写真をとっていたから、どこぞのラーメンブロガーだったかも。
帰りは来た道をのんびりと走って帰ったのだが、2時には自宅に着いていた。

ちなみに、辰屋の麺は国産小麦使用だそうだ。
posted by tady at 22:55| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Nyeleni 2007

「食の主権のために」っていう国際会議が、アフリカのマリで開催されている。
自分たちの食べ物を自分たちの手に取り戻そうという主旨の会議のようだ。
公式サイトはここ
http://www.nyeleni2007.org/
フランス語だが、英語とスペイン語のサイトも用意してある。
http://www.nyeleni2007.org/?lang=en&lang_fixe=ok
http://www.nyeleni2007.org/?lang=es&lang_fixe=ok

さらに、主催者団体のひとつである、アメリカのFood and Water Watchのサイトからは、英語だけど、この会議の主旨が分かりやすく解説してあるPDFファイルがダウンロードできる。
http://www.foodandwaterwatch.org/newsitems/new-events-development/FS-call_ENG.pdf
新自由主義の台頭により、食料は多国籍企業のものとなり、本来の人々が持つ主権としての食料ではなくなってしまったというのが、根底にある認識のようだ。
それを、人々の手に取り戻し、環境にダメージを与えない、持続可能な農業形態を目指そうというのが、この会議の目的みたいだ。
地球の友Internationalも主催団体のひとつになっているので、もしかしたら、日本支部で紹介されるかもしれない。
http://www.foejapan.org/
今のところ、情報は載っていないけど、、、

イタリアからは、イタリア有機農業協会(AIAB)が唯一招待されているそうだ。

日本の団体が参加しているかどうかは不明だけど、ざっとネットを検索した限りでは、Nyeleni 2007について触れている日本語のサイトはないようだ。

農と食の問題は、生きていくために必要不可欠なことだけに、こういった国際会議の内容を、特に食料自給率の低い日本などは、注目していかなければならないと思うのだが、草の根国際運動の情報には疎いのが日本のマスメディアみたいだ。

僕は、まだ見ていないのだけれど、日本でも公開された映画「ダーウィンの悪夢」とも通じるものがあると思われる。
http://www.darwin-movie.jp/

日本のテレビを見ていると、グルメ番組や健康・ダイエット番組がやたらと多く感じるのだが、もう少し、外の世界にも目を向けたほうがいいのでは? と思ってしまう。
一方、Podcastで、イタリアのラジオを聴いていたら、Cordirettiが、移動0メニューっていうキャンペーンを始めたとか。食料の移動距離が長くなればなるほど、環境を汚染するってことで、いわゆる日本語でいう「地産地消」をしようということのようだ。
食におけるグローカルってことになるんだろう。
posted by tady at 22:25| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日曜はダメよ

ってわけで、今日(2月25日)、イタリア北部では、高速道路や主要幹線道路を除いて、道が封鎖されていて、車が使えなくなっているはず。
これは、ポー川流域一帯を中心にイタリア北部の大気汚染があまりにも酷くなっているので、北部の地方自治体が、協定を結んで、丸一日、道路を封鎖することを決めたため。
http://www.rainews24.it/Notizia.asp?NewsID=67725
午前8時から午後8時までの12時間、道路は封鎖されるという。
WWFイタリア支部は、この日に先立ち、イタリア北部における交通機関による大気汚染を解消するための具体的な提案も行っている。
http://www.wwf.it/news/NewsArticolo.asp?Articolo=2322007_9139.tmp&nArgomento=16

提案の詳細は、
"Nord Italia, una 'Bombay' su quattro ruote. Analisi e proposte WWF per la megalopoli padana"
(イタリア北部、4輪車で移動する「ボンベイ」。ポー川流域の大都市についてのWWFの分析と提案)
って報告書をここからダウンロードすることが出来る。
http://www.wwf.it/stampa/documenti/MOBILITA%20dossier%20WWF%20DEF.pdf

1日だけのシンボリックな行動なら、多くのひとがお祭り気分で参加するんだろうけど、それを継続するとなると、やっぱりイタリア人だからなぁー と思ってしまうんですけど、、、これって偏見か知らん?
posted by tady at 17:05| ローマ ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

プロディの12項目

イタリアの政権の行方は、まもなく発表されるであろう大統領の決定によって、明らかになる。
発表は、イタリア時間の土曜日午前中ということになっている。

大方の予測としては、プロディが再び首相になる可能性が高いと踏んでいるようだ。
そのプロディは22日に、再度首相の職を引き受けるのに、絶対譲れない12項目っていうのを発表している。
1外交
国際貢献と平和を尊重し、国連の外交政策を支持すること。また、EUとNATO一員としてイタリアが行っているアフガニスタン支援を認めること。海外に住むイタリア人の財産を保護すること。

2教育と文化
文化、教育、大学、研究開発に力を入れること

3インフラと高速鉄道
インフラ整備を急ぐこと。特にヨーロッパを貫くルートである高速鉄道の実現。有効な交通手段の実現

4エネルギー源
エネルギーの効率化を図り、多様性のある更新可能なエネルギー源の開発と地域への分散化。再ガス化プラントの建設

5自由化
消費者の利益となるサービスや職業の自由化を推進する

6南部問題
南部問題に常に注意を払い、具体的な政策を行うこと。まずは治安対策

7公共費用の削減
公費の出費ならびに政治にかかわる費用を迅速かつ大幅に削減すること。

8年金
若者と低額年金受給者に有利になるような年金制度の再編。年金団体の一本化

9家族支援政策
家族手当の増額と保育施設の増加

10矛盾の解消
政府の担うべき役割と議員の担うべき役割との間にある矛盾を、既に同意に達している原則を守り、早急に解決すること

11スポークス・パースン
情報の整合性を保つために、首相のスポークス・パースンを置くこと

12首相の権限
一貫した政府の政策を保つために、内部で対立した場合には、政府の見解は、首相の権限により発表するものとする

この中で、問題となりそうなのは、今回政権が倒れた一因ともなった、アフガニスタン政策が含まれている点と、高速鉄道の建設を公に表明したことだろう。

10番目、11番目と12番目は、寄り合い所帯の政権で、その舵取りが以下に大変だったかを物語っているようだ。

いずれにしても、この12項目を見ると、そのほとんどが、日本政府にもきちんと取り組んでもらいたい課題であることがわかる。

日本では、参院選に向けて、これから政党による政策議論が行われるはずなのだが、プロディみたいに、国の抱えている問題を正面から見据えて、きちんとした問題提起を行える政治家は、日本にはいるんだろうか?

posted by tady at 16:06| ローマ ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

イタリアの核

ベッペ・グリッロのブログに、イタリアに配備されている核弾頭について、核拡散条約に違反するってことで、市民が提訴したって記事が出ている。
http://www.beppegrillo.it/2007/02/italia_nucleare.html
以前、このブログで「アメリカの核弾頭はどこにあるのか?」って記事を書いたんだけど、イタリアには90発の核弾頭が配備されている。そのうちの50発はAVIANOって基地に配備されているんそうなのだが、この基地は、米軍とイタリア軍の共同使用になっていて、イタリア軍の戦闘機にも、核弾頭が搭載されることになっているんだそうだ。
これは明らかに核拡散条約に違反しているわけだ。
さらに、この基地の指令系統は、米軍とトップは将軍なのに対し、イタリア軍のトップは大佐なんだそうだ。
つまり、国は違っても、命令系統の序列では、アメリカが命令権を持っているって事になるらしい。

最近のベッペのブログがは、Youtubeの画像を良く使っていて、今回も、平和運動のメンバーへのインタビュー映像が最初にある。ベッペのブログは英語版もあるんだけど、残念ながら、動画は英語版でもイタリア語しか流れなかった。
ただ、この動画の中で語られていることは、かなーり重要な話だ。イタリア語の字幕がついているので、イタリア語が聞き取れない人でも、イタリア語がわかれば、字幕を読むことで、内容は分かると思う。

このイタリア語のインタビュー映像の中でも、イタリアの核状況は、冷戦時代よりも悪化していると述べている。
アメリカ政府が何をもくろんでいるのかは分からないけれど、今の時代に、核弾頭を世界各地に保有しているっていうのは、どう考えても、悪意しか感じない。

日本では、北朝鮮の核問題が、注目されているわけだが、アメリカの核についても、冷静に見ていかないとおかしなことになってしまうと思う。
核廃絶という立場を、日本はきちんと貫くってことが、これからの国際社会に対して、大きく貢献することになると思うんだけど、日本政府の立場はそうではなさそうだ。
地球温暖化問題でも、京都議定書を作ったまではいいのだけれど、日本って国は、本当に地球温暖化防止に本腰を入れるつもりがあるのかどうかっていうと、それもとってもアヤフヤな感じがしてしまう。
イラクに行って、「テロリスト」に捕まった人たちの自己責任を声高に言い募った政治家たちは、日本の国際社会における自己責任について、真剣に考えているんだろうか? といささか暗澹たる思いに駆られてしまうのだが、、、、

草の根民主主義って思想を日本にもたらしたのはアメリカだと認識しているのだけれど、そしてアメリカでは、それがきちんと根付いていて、例え政府がどうであれ、市民たちは自分で考え、行動していると思うのだけれど、日本ではいったいその辺はどうなっているんだろう?
西欧的な民主主義が絶対だとは思っていないけれど、イタリアの平和運動やアメリカの平和運動をみていると、日本の平和運動に未来はあるんだろうかと、暗い気持ちになってくる。
もちろん、僕自身が何をすべきかってことが、もっとも重要で根本的な問題ではあるんだけれど、、、、
posted by tady at 21:26| ローマ | Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロッケンロール・イエズス会

カトリックの中でも、最も伝統的で保守的なイエズス会が、ロックに神の祝福を与えるんだそうだ。
http://www.repubblica.it/2007/02/
sezioni/spettacoli_e_cultura/gesuiti-rock/gesuiti-rock/gesuiti-rock.html

今までは、ロックはサタンの音楽ってことになっていたんだそうだが、今度の土曜日、ローマにあるイエズス会の機関紙「Civiltà Cattolica」の編集部において、「ロックミュージックと魂の求めるもの」ってテーマでセミナーが開かれるそうで、そこで、ロックを神の教えを広める音楽であると認めることになるんだそうだ。

既に、前ローマ法王ヨハネ・パウロ二世は、1977年にボローニャで行われた聖体会議において、ボブディランの歌「風に吹かれて」を引用して説教を行ったことがあるんだそうだ。またパウロ二世は、ボブ・ゲルドフやクィンシー・ジョーンズとも面会してことがあるし、ルー・リードもヴァチカンで演奏したことがあるそうで、ヴァチカンとロックは徐々に接近はしていたらしい。

このブログでも、今年の新年早々にダンテの神曲をロックミュージカルにするってニュースを伝えたわけだが、今年のカトリック界は、ロックばやりってことなんだろうか?
posted by tady at 19:40| ローマ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Firenze ヤバイかも、、、

ルネッサンス芸術の街、フィレンツェ。多くの日本人が訪れる街でもある。
でも、ちょっとやばいかも、、、、
まず、数日前に、フィレンツェの病院で行われた臓器移植の手術の際に、人為的ミスから、HIVに感染していた女性の臓器を、3名の患者に移植してしまうという事件(事故)が起きている。
http://www.rai.it/news/articolornews24/0,9219,4488177,00.html
血液検査は行っていて、陽性と書くところを、何故か陰性と書き間違えたって報道されている。しかしそれにしても、ありえないし、あってはならないことだと思う。

ところが、今度はこんな記事が出ていた。
http://www.ansa.it/opencms/export/site/visualizza_fdg.html_2107428767.html
フィレンツェ大学の研究者が、フィレンツェの下水から、汚水が処理される前にサンプルを取り、尿に含まれる薬物の量を、昨年の6月から半年間調べたんだそうだ。
その結果、検出された薬物の量から推測するに、フィレンツェでは、ロンドンよりも大量のコカインが消費されているらしい。この報道によればコカインは、およそ12キロ、ヘロインは、1149グラムとなっていた。消費のピークは12月と8月で、クリスマスシーズンと夏のバカンスに多く消費されているようだ。

ただし、僕が思うに、夏場は金のある人たちはヴァカンスに出かけるので、お金のない連中が街に残っていると思われ、ヴァカンスに行けない憂さ晴らしのために消費量が増えるんじゃなかろうか?

いずれにしても、この記事を見たら、フィレンツェなら前述のような(事故)は、十分起き得るのかも知れないと思ってしまった。
きっとこれは、フィレンツェ以外の都市でも、調査すれば似たような結果が出るのかもしれないけれど、、、、
posted by tady at 07:22| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

パソコンは1日45分

ビル・ゲイツが、ロイターのインタビューに答えて、語ったところによると、自分の10歳になる娘には、学校の宿題のためにアクセスする場合を除いて、パソコンに向かってインターネットをする時間は1日45分と決めているんだそうだ。
http://www.repubblica.it/2006/09/sezioni/scienza_e_tecnologia/microsoft4/f
iglia-no-internet/figlia-no-internet.html

小さい子供を持つ親としては当然の考え方だとは思うんだけど、しかしなんだか納得しがたい部分がある。
なんか放火魔が、あちこちに火をつけて回って、自分は耐火住宅に住んでいるみたいな感じがするんだけど、、、、



posted by tady at 23:24| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロディ内閣倒閣

昨日、上院で行われた外交政策を巡る投票で、与党が敗北。プロディは大統領に辞表を提出し、プロディ内閣は倒閣した。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Politica/2007/02_Febbraio/21/vertice.shtml
大統領のナポリターノはボローニャを公式訪問中だったが、上院の投票結果のニュースを聞き、予定を中断してローマに戻っていた。
木曜日から、大統領は次期首相の首班指名について、各方面と協議に入る予定。

再びプロディが首班指名される可能性は大きそうだが、プロディ自身は、より強い政府か、でなければ2度目はなしと述べている。与党内での対立を解消し、安定して強い政府ができないと首班指名は受けないということだ。

中道左派政権ができて、イタリア社会もすこーしずつ変化して来ているのかな? って感じがあったので、ちょっと残念。かつてのような短命政権時代に戻らないことを期待しよう。
イタリアの政治がというか政府がいかに不安定かを知るのには、日本語版wikipediaの歴代のイタリア首相の年表がいいだろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%
AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%A6%96%E7%9B%B8
1983年から87年までクラクシ内閣と2001年から06年までのベルルスコーニ内閣を除いて、いずれも短命だ。1960年や63年、68年、そして87年は、1年間で3回も政府が変わっていることが分かる。
さて、今後の展開はどうなるのかしらん?
posted by tady at 08:02| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

it

これは、英語のイットではない。
イタリア政府は、イタリアを売り込むためのイメージ戦略として、イタリアのロゴを作成したんだそうだ。それがitってわけ。
どんなロゴかは、レップブリカの記事に出ていた。
http://www.repubblica.it/2007/02/sezioni/politica/marchio-turismo/marchio-turismo/
marchio-turismo.html
さらに、ANSAの記事には、ロゴにこめられた意味合いが説明してある。
http://www.ansa.it/opencms/export/site/visualizza_fdg.html_2107311589.html
柔らかな線を描くカーブは、柔軟性とファンタジーを表現しているそうで、iの黒の部分は、イタリアの伝統を現し、その上に赤で●をあしらい、tは、緑色で豊かな自然を表現するとともに、イタリアを象徴する国旗の色であるトリコローレをも盛り込んでいるんだそうだ。

政府としては、この統一ロゴを使用することで、イタリアの観光業の振興を図りたいとのこと。また、現在開店休業しているさいと、italia.itもリニューアルして新しいポータルサイトを開くんだそうだ。
このサイト、昨年の3月のこのブログの記事j「そういえばオリベッティって?」って記事でも紹介したんだけど、ベッペ・グリッロが、「消えたポータルサイト」って記事で告発していたところだ。
リニューアルサイトにつては、明日(2月22日)にミラノで正式に発表されることになっているらしい。
http://www.italia.it/
にアクセスしたら、まだ工事中だった。

イタリアを売り込むための政府の涙ぐましい努力って感じがしないでもないけれど、イメージ戦略の前に、観光客へのきちんとしたサービスを図らないと、実体のないもに終わってしまうような気がする。
さて、どうなることか、、、、、
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2007年02月20日

反帝共産主義Ver.2.0

このタイトルは、別に僕が作ったわけではない。イタリアの新聞ラ・スタンパの記事からだ。
キューバが、アメリカ製のパソコンソフトからLinuxに移行するってニュースで使われていた表現だ。
http://www.lastampa.it/_web/cmstp/tmplrubriche/tecnologia/grubrica.asp?ID
_blog=30&ID_articolo=1796&ID_sezione=38&sezione=News

キューバは、アメリカ製のOS=マイクロソフトのWindowsからLinuxに移行するってことを正式に表明した。情報に関する第12回会議ってので、Freeソフトウェアの教祖とも言えるリチャード・ストールマンを招いて、そう宣言したんだそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%
E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3
%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3
このニュースを読んでびっくりしたのは、アメリカの経済封鎖が続いているキューバでも、Windowsが普及しているってことだ。ビル・ゲイツは、すごい商売人なんだなぁーっていうのが感想。
キューバが、オープンソフトウェアに移行するっていうのは、ある意味当然だと思うし、良いことだと思う。
僕もLinuxに移行すべく、SuSEを使い始めているんだけど、インターネットは、元々アメリカの軍部が開発したアーパーネット
http://ja.wikipedia.org/wiki/ARPANET
が元になっていて、ネットはアメリカに支配されていると言っても過言ではないだろう。
それから脱却するために、せめてPCのOSくらいはアメリカ製ではないものを使いたいというのも良く分かる。
ただ、キューバは、中国と同じように、インターネット上の情報統制を行おうとしているって記事もあるわけで、その辺はちょっと気になる。
インターネットの敵って調査があるみたいで、インターネット上の情報を制限している国についての記事がある。
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=19603
今回のキューバがオープンソフトウエアに移行するって話と同時に報じられているのは、インターネット上のサーチエンジンに規制をかけるって話だ。
中国も同じようなことをやっているらしいし、日本でもグーグル八分(村八分のグーグル版)なんて言葉がネット上では見受けられる。
インターネットは、アメリカ軍部が作った仕組みであるのは否定しようがないわけだが、彼らの思惑を超えて広がったシステムをどう利用するのかは、僕らの問題なのかもしれない(アメリカ軍部が、ネットワークを開発した根源には、核爆発によって地球の電磁波が影響を受け、電波による通信が出来なくなるということが、核実験を通してわかり、軍事命令を伝えるために、中央集権的ではない、分散型ネットワークを構築する必要があるってことで、現在のインターネットの原型が出来たといわれている)。
インターネットを使ってブログって形式で情報を発信している僕が言えた事ではないのだけれど、実体のないネットワークの世界では、どれが本当の情報で、どれが偽りなのかを見分けられる能力がないと、ネットにだまされてしまう。
それを利用して金を稼いでいるのは、ネットワーク詐欺師といっても良い連中もいたりするわけだけどね。

posted by tady at 23:01| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劣化ウランでまた一人、、、

イタリアの元兵士が、また一人、劣化ウランによる被曝が原因と思われる病で亡くなった。http://www.repubblica.it/2007/02/sezioni/cronaca/uranio-45-vittime
/uranio-45-vittime/uranio-45-vittime.html
これで、現在までの死者は45人となった。また、同様の病気で苦しんでいる元兵士は、513人いるという。

発表したのはOsservatorio militareという団体で、警察官や兵士など武器を所持する職業人の権利保護の為にできた組織。
http://www.osservatoriomilitare.it/
亡くなったのは30歳の元兵士で、バルカン半島(旧ユーゴ)で行われたNATO軍の作戦に参加していたそうだ。

以前もこのブログで、劣化ウランの被曝により苦しんでいる、イタリア人元兵士の話を書いたのだけれど、イタリア政府は、因果関係を認めようとはせず、状況は全然変わっていないようだ。
Osservatorioのサイトには、以前亡くなったLuca Sepeについて、RaiNews24が製作したドキュメンタリー(3分ほど)のストリーミングにリンクが張ってある。
http://www.rainews24.rai.it/ran24/speciali/lucasepe/default.htm
彼は、この中で、上官は、マスクを付けるようにと言う指示も出さず、自分は被曝してしまった。今は怒りでいっぱいだと語っている。
posted by tady at 19:41| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロディ内閣、新エネルギー政策発表

地球温暖化対策を盛り込んだエネルギー政策が発表された。
http://www.repubblica.it/2006/11/sezioni/ambiente/efficienza-energetica/pacchetto-governo/pacchetto-governo.html
これは、税制改革や経済政策、環境対策などを総合的に盛り込んだもので、省エネ住宅には、今まで36%だった減税を55%まで引き上げ、化石燃料を使用しない省エネ産業には、20%の現在。また、2007-2009年の3年間で、京都議定書の基準を満たす為の資金として6億ユーロを計上している。また、太陽光パネルの普及にも力を入れるようだ。
目標は、現在のエネルギー消費量を20%削減することだそうだ。

イタリアの報道を見ていると、欧州の政府は、かなり地球温暖化に本腰で取り組み始めたようだが、日本はどうもノンビリしすぎている感じがする。


また、地球温暖化対策を行う組織として、イタリアの5つの研究機関が協同で、CENTRO EURO-MEDITERRANEO PER I CAMBIAMENTI CLIMATICI(Cmcc)=気候変動欧州・地中海センターというのも設立した。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/2007/02_Febbraio/19/caldo.shtml
公式サイトはここ
http://www.cmcc.it:8080/web/public/home
コリエレの記事には、フラッシュで作ったアニメーションファイルにリンクが張ってあった。
Zipの圧縮ファイルになっているので、ダウンロードして解凍するとwindowsで動くexeファイルが出てくる。
Linuxマシーンでダウンロードしたら、見られなかったorz

気温の上昇についてのアニメーションはここ
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/2007/02_Febbraio/19/temperatura.zip
もし、温室効果ガスの排出量が今のままだとすると、100年後には地中海地域で5〜6度気温が上昇するという説明がついている。
最後に出てくる比較の地図は、左が対策を取らなかった場合、右が対策をとった場合である。

農業に与える影響についてのアニメーションはここ
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/2007/02_Febbraio/19/impatto_agricoltura.zip
これは、サルディニア島を例に取り、最初は、ワイン用のブドウの生産地域がどれだけ減少するかをアニメ化してある。
現在サルディニアの農地のうち、85.4%でブドウが栽培が可能だが、このままだと2100年には、ブドウが栽培できる地域は、38.3%に減少する。
また、飼料を栽培できる地域は87.3%だが、2100年には、30.3%に減少する。
と説明がついている。

降雨量への影響はここ
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/2007/02_Febbraio/19/precipitazione.zip
これも、気温の上昇のアニメと同じで、最後に比較の地図が出てくるが、左が対策なしの場合で右が対策をした場合である。

視覚的にこうやって見せられると、事態はかなり深刻だって気になってくる。まあ2100年までは生きてないから、僕には関係ないと言えば関係ないんだけど、老後を穏やかに過ごせなくなるってことは、あり得るかも知れない。
posted by tady at 14:01| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月19日

2月19日は、スロー・デー

2月19日はスロー・デーなんだそうだ。
イタリアのパヴィアにある「ゆっくり生きるためのアート」ってグループが提案して、イタリア各地で、ゆっくり生きるためのイベントが行われたみたいだ。
パヴィアのグループのサイトはここ
http://www.vivereconlentezza.it/
それを報じているレップブリカの記事がこれ
http://www.repubblica.it/2007/02/sezioni/cronaca/giornata-lentezza/
giornata-lentezza/giornata-lentezza.html

この記事によると、ローマのトラステヴェレでは、Florilegio Ars Factoryって団体が、300メートルを1時間半かけて歩くデモ。フェッラーラでは、遅い人が勝ちってマラソンを計画。その他55のスロー・シティーが、スローフードと協賛で、ゆっくりお散歩を行うとか。
この呼びかけはドイツにも飛び火し、ハイデルベルグでは、ローター・J・ザイヴァートの「熊の戦略」(邦訳も出ているようで、邦題は「やっぱりクマが好き!」
http://www.kobunsha.com/book/detail/96194.html
の読書会を行うんだそうだ。
この手の運動は、日本でもはやりそうな気がする。もっとも、日本の場合は流行として消費されちゃいそうなのが懸念されるんだけどね。
ちなみに、スローライフってのは、wikipediaにも解説されてる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3
%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95
そして、こんな団体も
http://www.slowlife-japan.jp/modules/tinyd2/
僕の知ってる範囲では、まだ読んでないんだけど「スロー・イズ・ビューティフル」って本を書いた辻信一が一番古いような気がする。
ただ、こう言っちゃ何だけど、どうも横文字というか、カタカナ言葉があると、無理やり日本に持ち込んで来ているような感じがしてしまう。やたらイタリア語ばかり出てくるブログを書いている、僕が言うのも矛盾しているんだけどね。
でも、「スロー・ライフ」よりは、「のんびり行こうよ」って感じが良いな。
posted by tady at 23:24| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地球近傍天体

2036年に小惑星APOPHISが地球に衝突可能性があるんだそうだ。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/
2007/02_Febbraio/18/asteroide.shtml
で、それを避ける為に、重力トラクター(重力を利用して小惑星を引っ張る)を開発して、軌道を変えようとという提案が、アメリカ科学振興協会の年次総会でなされたそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83
%AA%E3%82%AB%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%8C%AF%E8
%88%88%E5%8D%94%E4%BC%9A
公式サイトはここ
http://www.aaas.org/

地球の近くを通る惑星を「地球近傍天体」と言うんだそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%
E8%BF%91%E5%82%8D%E5%A4%A9%E4%BD%93

また、衝突するかも知れない惑星APOPHISについてもwikipediaに出ていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%
83%9D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9_
(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)

ここの外部リンクを辿ったら、何やらイタリアのドメインが。早速アクセスしてみたら、ピサ大学の数学部が地球近傍天体の動きを計算しては、毎日アップデートしているんだそうだ。
http://newton.dm.unipi.it/
このサイトにあるNeoDysってページから、
http://newton.dm.unipi.it/cgi-bin/neodys/neoibo
リスクを評価しているページに行ける。
http://newton.dm.unipi.it/cgi-bin/neodys/neoibo?riskpage:0;main
ここから先は、何やら難しくて、僕には理解出来ない。ただ、衝突の危険を計るのに、トリノスケールっていうのとパレルモスケールっていうのがあって、APOPHISはパレルモスケールで4になっているってことぐらいだ。
APOPHISをクリックして、詳しい情報のページに行くと、もう、数字の羅列で、訳が分からなかった。
http://newton.dm.unipi.it/cgi-bin/neodys/neoibo?objects:Apophis;main
でも、animationって単語に反応。クリックしたら、NASAのサイトに飛んで、アニメーションで地球とAPOPHISの動きを見る事が出来た。
http://neo.jpl.nasa.gov/cgi-bin/db?name=99942
クルクル回るアニメを見ながら、なるほど宇宙はこんな風に動いているのかと、ちょっと思った。


そうそう、アメリカ科学振興協会のサイトを覗いた時に、こんな記事が気になった。
http://www.aaas.org/news/releases/2007/0218am_statement.shtml
今回の年次総会の声明文として、政治的リーダーシップを発揮して、地球温暖化対策を取るよう求める文章があった。
ブッシュもいよいよ追いつめられてきた感じだ。

posted by tady at 15:39| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

忍び寄るマフィアの影

マフィアの本場、イタリアに、ロシアマフィアとチャイニーズマフィアの影が忍び寄りつつあるんだそうだ。
検察庁の中にある、Direzione Nazionale Antimafia(=反マフィア総局とでもいえばいいのかな?)の年次報告が出たそうで、その中で、特別に1章を設けて、イタリアで暗躍する外国人犯罪組織について述べられている。
オリジナルサイトを探したんだけど、見つからなかったので、新聞サイトの記事を参照した。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2007/02_Febbraio/18/mafie.shtml
http://www.repubblica.it/2007/02/sezioni/cronaca/mafie-straniere/mafie-straniere/mafie-straniere.html
これによると、ロシアマフィアは、ロンバルディア州から始まって、マルケ州まで、かなり勢力範囲を広げているそうで、主に、不動産業を通じてのマネーロンダリングや、違法薬物の密輸などを行っているそうだ。
一方、ウクライナマフィアは、カンパーニャ州に拠点を置き、カッモラとも関係を持ちながら、女性の場合は、売春や家政婦、男性の場合は、繊維工場や農場での不法労働の斡旋を行っている。
一方、チャイニーズマフィアは、密入国斡旋が主で、既にイタリアにある中国人コミュニティーに人を送り込んでいるらしい。現在イタリアでは、合法的に滞在している中国人は、ミラノに9千人、フィレンツェに1万5千人、プラトに1万5千にがいるという。そればかりではなく、島嶼地区(サルディニアやシシリア)やイタリア南部へも進出しつつあるらしい。しかし、犯罪の多くは、中国人同士の抗争が主だという。
 
女性と未成年者の売春に手を染めているのは、ブルガリアと北アフリカ(特にナイジェリアとモルジブ)の犯罪組織で、ローマ、トリノ、パドヴァ、ブレッシャ、ミラノ、パレルモ、カリャリには、ナイジェリア人コミュニティーが形成されているという。
 
素朴に疑問に思うのは、イタリアはそれほど景気も良くないし、失業率だって高くて、わざわざ祖国を捨ててまで行く国ではないと思うし、犯罪組織だって、もう少し金持ちの国をターゲットにすれば良いのにってことだ。
犯罪組織にとって、イタリアってそんなに魅力的な国なんだろうか?
posted by tady at 14:43| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

今週食べたラーメン07-02第3週

今週は月曜日がお休みだったので、その前の週末(といっても3連休でくっついていたんだけど)に食べられなかった二郎を食べに行くことにした。
天気も良かったので、とりあえず自転車で、わりと苦にならずにいける範囲ってことで、鶴見二郎を選択(最近苦にならない範囲が広がっているのは、多少体力がついてきたのかもしれない)。ところが、到着すると、普段めったに臨休とかない鶴見二郎の扉には、しばらくは午後6時からの営業と書いてあって、ガックリorz。

鶴見から最も近そうな二郎は、関内二郎だろうと、国道一号線を横浜方面へと向かうことにした。
初めて通るルートだったんだけど、鶴見二郎からすぐのところに、なにやら車が数台停まっていて、なんだろうと自転車で通過すると、湧き水を汲んでいる人がいた。後でネットで調べたら、「岸谷湧水」というテレビでも取り上げられた有名な湧き水なんだそうだ。
http://www.yoko-chan.com/beat/bt_030724.html

国道一号線といえば、幹線道路で、いつもだと交通量が多く、排気ガスが酷いんだけど、休み、それも連休の最終日ってことなのか、普段よりも交通量が少なく、割と快適に走れた。

関内二郎に到着すると、相変わらずの長蛇の列。待つことおよそ1時間。ようやく二郎にありつけた。休みの日だからだろう、家族連れも多く、僕の前のロットには、小学生とおぼしき男の子連れの家族が居て、店員さんとの会話の様子からは、どうやら常連さんらしく、件の男の子は、汁なしを食べていた。頻繁に二郎を食べている僕が言うのもなんだけど、小学生から二郎にハマってしまうと、健康が心配だ。

まあ、他人のことはさておいて、今回も小+ニラキムチで、美味しくいただいた。
帰りは、六角橋経由で新横浜を通過し、帰宅。それにしても道々やたらとラーメン屋が多いのが目に付く。単に僕が関心があるからだけなのだろうけど、ラーメン店の多さには、やはりちょっとびっくりする。ちなみに、今回のルートで通過したラーメン屋で行列が出来ていたのは、神奈川新町の大勝軒と二郎のみだった。

金曜日、銀行に行ったついでに、近藤家で横浜ラーメン。まあ、いつもと変わらぬ味。ただ、麺がちょっと滑らかになっているように感じたのは、単なる錯覚かもしれない。

土曜日、午前中に家人を眼科に連れて行かなければならず、今日はラーメンはなしだろうと思っていたのだが、思いのほかその用事が早く済んだので、自転車で上野毛二郎を目指した。
いつもは、多摩川まで出て、土手のサイクリングロードを走るのだけれど、今回は、久しぶりに二ヶ領用水脇の道路を走ってみた。
というのも、この暖冬で、用水の脇に植えられている桜の状態が気になったからだ。梅の花は満開で、桜の花の蕾も、だいぶ大きく膨らんでいた。河津桜も植えられていて、それはもう花開いている。
この調子で行くと、今年の花見は、3月中旬になりそうだ。

上野毛二郎に到着すると、待ち客は5人ほど、それほど待たずに着席。小ラーメンを食す。ネットでは、店主が変わったってことが話題になっていたんだけれど、味は、以前に食べた味に戻っていた感じ。かなりしょっぱくて、ジャンク度は高かった。まあ、これも二郎独特のブレなのかもしれないけれど、、、、

帰りは、午後に用事があったので、多摩川の堤防を走って、急ぎ帰宅。
夜は、ラーメンではないのだけれど、閉鎖が決まった横濱カレーミュージアムに出店しているカレーうどんの店、五右衛門の新しい移転先である「ごえてん」で、釜揚げうどんを食べた。つけ汁の味がかなり濃いのが気になったが、うどんはそこそこ美味しかった。
日曜日は、朝から雨ってことで、実に久しぶりに家でのんびり、夕方から近くのスーパー銭湯にいったのだが、体重が増加していて、ちょっとショック! もう少し体を動かすか、ラーメンを控えないと、ちょっとヤバイ。
posted by tady at 19:13| ローマ ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヴィチェンサに10万人

土曜日にヴィチェンサで行われた、米軍基地拡張反対運動の様子が、イタリアのメディアで報じられている。
http://news.google.co.jp/news?ned=it&ncl=1102901879&hl=it
警察発表で7万人、主催者発表で15万人となっている。まあだいたい10万人ってところが妥当な線だろう。
大きなデモがあると、だいたいトンガッテルグループが警官隊と衝突したり、投石したりと騒ぎを起こすのだけれど、今回はそういったこともなく、平和なデモとなったらしい。中には、新赤い旅団の逮捕者と連帯しようっていうスローガンを掲げた横断幕もあったそうだが、警察との間でのトラブルはなかったようだ。
それにしても、大都市からちょっと離れたヴィチェンサに10万人が集まっちゃうっていうのが、日本から見ると羨ましい限りだ。
コリエレのサイトに、写真報告が出ている。レップブリカにも出ているが、コリエレのほうが良くまとまっている。
http://www.corriere.it/gallery/Cronache/vuoto.shtml?2007/02_Febbraio/vicenza/1&1
ローマのティブルティーナ駅から午前1時に出発した特別列車に乗り込む人々の姿から始まり、午前8時にヴィチェンサに到着し、デモに参加するまでの写真を見ることが出来る。
immagini1の4枚目の解説には、デモに向かう人々には、若者が多かったが、40代、50代も結構いたとある。
13枚目には、Protezione Civile=市民保護局の介護所設営の様子もある。
Immagini2の6枚目にあったプラカードが面白かった。Vicenza Patrimonio UNESCO USAって書いてあるのだが、ヴィチェンサは、ユネスコの世界遺産に認定されている歴史的な都市で、遺産を意味するイタリア語Patrimonioには、財産という意味もあり、米軍の基地拡張によってVicenzaの世界遺産は、アメリカの財産になってしまうと皮肉っているのだ。
日本語版のwikipediaにもヴィチェンツァとして、解説が出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81%E3%8
2%A7%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A1
人口は11万人とあるので、この町の人口と同じくらい数の人々がデモ行進を行ったことになる。

このデモについて、政府は、今までの方針を変更するつもりはないと表明している。
il manifestoには、これを皮肉った風刺漫画が出ていた。
http://www.ilmanifesto.it/vignettadelgiorno/200702/vignetta_20070218.htm
(このURLは、今日中には消えると思います。リンク切れたら繋ぎなおすけど、それでも1週間くらいしか見られないはず){4/19リンク切れ修正}
Vicenza. Manifestazione Paciica...
(ヴィチェンサ。平和なデモ、、、)
漫画になっている人物は左がプロディ首相、真ん中上がルッテーリ副首相、下がアマート内務大臣、右がダレーマ外務大臣で、彼らが掲げているプラカードには、平和の象徴であるハトに斜線が入り、Dal Molin=拡張される基地の名前、Si=イエスと書いてある。ダレーマがぶら下げているのは、I Love Condoleezaとあるが、Condoleezaはライス国務長官の名前だ。
そして、下にあるIsoliti i Facinorosiとは、いつも騒ぎを起こす奴らって意味だ。
デモは、平和に行われたのに、こいつら政治家が、いっつも騒ぎを起こすって皮肉になっている。
posted by tady at 11:42| ローマ ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

第6回Torino Flash Festival応募開始

トリノの新聞、ラ・スタンパに、トリノ・フラッシュ・フェスティバルの応募開始の記事が出ていた。
http://www.lastampa.it/_web/cmstp/tmplrubriche/tecnologia/grubrica.asp?ID_blog=30&ID
_articolo=1788&ID_sezione=38&sezione=News

このフェスティバルの存在自体を僕は知らなかったのだけれど、早速、公式サイトにアクセスしてみた。
http://www.flashfestival.it/
アクセスした途端に、イタリア語のアナウンスが流れ出す。
応募は、イタリアだけでなく、他の国からでもOKのようで、英語のサイトも用意されている。
今までの作品はどんなのがあるのだろうと思って、昨年の作品を見てみた。
イタリア語のサイトだとarchivio、英語のサイトからだとStoryをクリックすると見られる。
http://www.flashfestival.it/italiano/archivio.htm
http://www.flashfestival.it/english/story.htm
いくつかを見てみたんだけど、かなりの力作ぞろいだ。
データはかなり重くて、ダウンロードに時間がかかったりするんだけど、ついつい、見入ってしまった。
言葉ではなく、映像(フラッシュアニメ)がメインの作品なので、イタリア語が分からなくても、十分に楽しめるはず。
ちょっとお薦め。
posted by tady at 22:45| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

テンション高くなってるかも、、、

イタリアに居るわけではないので、ネットの記事を読みながら感じる事なんだけど、今週末あたり、イタリア社会の緊張がちょっと高くなりそうな気配がする。
 
一つは、新赤い旅団の捜査が進み、パドヴァ近郊で、「武器庫」が発見されたと言うニュース。メディアは武器庫と報道しているけど、見つかったのはカラシュニコフ1丁、ウジ1丁、スコールピオン1丁、38口径の拳銃などが数丁、そして弾薬ということらしい。武器庫というのは、ちょっと大げさな気がする。
 
内務大臣のアマートは、20世紀の異物であり、国際的な繋がりはないと述べている。しかし、メンバーにCGILの組合員がいた事から、プロディは、労働組合に対して、もっときちんと監視をするように求めた。
 
問題は、この事件により、他の運動が弾圧を受ける可能性だ。
この土曜日には、ヴィチェンサで、米軍基地反対のデモが行われる。主催者側は約5万人の参加者を見込んでいるという。動員される警察官は1300人だそうだ。
この他にも、スーサ渓谷のTAV反対運動なども、弾圧の対象になるのではないかと懸念する人々もあるようだ。
15日付のil manifestoの社説が、まさに、その点を指摘していた。
http://www.ilmanifesto.it/Quotidiano-archivio/15-Febbraio-2007/art22.html
 
政治の左右を問わず、暴力は否定されるべきものだと思うのだが、マフィアやカモッラといった犯罪組織の激しい内部抗争により、一般市民も含めて、多くの人が殺されている現状に対しては、政治は何故か、冷淡だ。だが、ちょっとでも政治がらみ、特に左翼思想と関係していくると、途端に強硬姿勢が姿を現すような気がしてしまう。
 
ただ、ちょっと安心したのは、現在の下院議長である、共産主義再建党のベルティノッティは、ヴィチェンサのデモには参加しないと表明したものの、それは現在の職務を尊重しなければならないからで、もしそうでなければ、ヴィチェンサのデモに参加するであろうと述べた事だ。
 
単なる老婆心であればいいのだけれど、、、、
posted by tady at 15:19| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

クリーンエネルギー自治体で賞?

イタリア環境連合が、Comuni Rinnovabili 2007=(直訳すると、「更新可能自治体2007」。意味としてはクリーンエネルギー自治体)というレポートを発表した。
http://www.legambiente.com/associazione/tnews.php?id=3766
これは、イタリア環境連合が行った8000余りの市町村へのアンケートとGSE=Geszione Servizi Elettrici(電源配布サービス協会)の調査を基に、イタリアにおける更新可能な新しいエネルギーへの取り組みがどの程度進んでいるかをまとめたものだ。
調査結果としては、人口5000人以下の小さな自治体で大きな成果を上げているのに対し、大きな都市では、ヨーロッパの他の大都市と比べても、非常に遅れているということが分かった。
EUやイタリア政府は、2011年までに、クリーンエネルギーによって、25%をまかなうという目標を立てているが、現在は19%でしかない。
京都議定書に定められたCO2の削減も進んでおらず、6.5%の削減を目標にしているのだが、現実は1990年から現在までで13%もCO2の排出量が増えているという。
そんな中で、今回は、Varese Ligure (Sp), Selva di Val Gardena (Bz), Maratea (Pz), Cirigliano(Mt), Lecce, Napoli, Lagundo (Bz)の町が、今年から設けられたマウリツィオ・カランサ賞を受賞した。
この賞は、先ごろなくなった、ヴァレーセ・リグレ(ランキング1位)の副町長にちなんで名づけられたものである。
人口2400人のこの町は、彼の功績により、現在必要なエネルギーの100%が、クリーンエネルギーでまかなわれているそうだ。また、この町は、Emas(Eco-Management Audit Scheme)詳しくはここ
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=105
の認定をイタリアで初めて受けたところでもある。

全41ページの報告書は、PDFで、ここからダウンロードできる。
http://www.lanuovaecologia.it/documenti/DosComuniRinnovabili2007.pdf
ちょっと読み始めたのだが、国や大きな地方自治体ではできないことを、小さな地方自治体が率先して行っていることや、それにより、経済的にもコスト削減が図れ、同時に雇用の創出もできているという話は、なかなか興味深い。

太陽光発電、太陽熱温水器、風力発電、バイオマス、小型水力発電、地熱発電などのエネルギー源ごとに詳しく検討しており、イタリアの情報だけでなく、ヨーロッパ各国との比較などもある。
ただ、僕には詳しすぎて、斜め読みがせいぜいだ。とりあえず、紹介ってことで、お茶を濁しておく。
posted by tady at 23:41| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先進国の子供に関するレポート

ユニセフのイノチェンティ研究所から、「先進国の子供に関するレポート」が発表された。
発表は、フィレンツェとベルリンで行われたらしい。イノチェンティって言うのはイタリア語で純粋無垢って意味だ。
僕が最初にこのニュースを見たのは、イタリアのメディアだったんだけど、さすがユニセフ、日本語のユニセフのサイトにも、同日にニュースが日本語で出ていた。

英語はここ
http://www.unicef.org/media/media_38299.html
日本語はここ
http://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2007/pres_07_14.html
レポートはPDFでここからダウンロード出来る(英語)。
http://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2007/pdf/rc7_aw3.pdf

で、このレポートのランキングによると、子供たちが一番安心して住める国は
1オランダ
2スウェーデン
3デンマーク
4フィンランド
5スペイン
6スイス
7ノルウェー
8イタリア
9アイルランド
10ベルギー

となっている。

最下位はイギリスで、後ろから2番目がアメリカ、英語圏の子供たちは、苦労している様子。そんな中で、カナダは11番目に付けている。

日本については、欄外に、評価するに十分なデータが得られなかったとある。同様の国は、オーストラリア、アイスランド、ルクセンブルグ、ニュージーランド、メキシコ、スロバキア、韓国、トルコの名前が挙がっている。
これが何を意味するのかは、不明だけど、十分なデータがないってことは、それだけでも、問題だろう。

イタリアのメディアは、アメリカやイギリスよりもずっと上の8位だっていうユニセフの評価に、驚いている様子だ。
http://www.repubblica.it/2007/02/sezioni/cronaca/bambini-unicef/bambini-unicef/bambini-unicef.html

PDFのレポートは、52ページで、様々なグラフもあって、読み込むと面白そうだ。総合評価はされていないが、日本に関するデータもある。

0歳から17歳の子供のいる家庭のうち、その国の平均収入以下の家庭の割合なんていうのもあって(グラフ1-1)、日本を見ると、かなり下のほうだだった。
一方、労働年齢に達している両親を持つ子供で、両親が働いていない家庭の割合というのもあって、日本の親は良く働いていることも分かる。
また、15歳の子供のうち、家に本が10冊以下の割合というのもあって、日本は結構下のほうだ。今の日本の子供たちは、他の国に比べてあんまり本を読まないらしい。
幼児死亡率では、日本は2番目に少なく、未熟児出産の割合はかなり多いことも表になっている。

英語のほかにフランス語やイタリア語、スペイン語でもダウンロードできるので、興味のある人はどうぞ
http://www.unicef-icdc.org/presscentre/indexNewsroom.sql
posted by tady at 18:06| ローマ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

携帯は多機能すぎ

最近、携帯電話を変えた。ソフトバンクからauに変えたんだけど、その理由は、この3月からauが小笠原でも使えるようになるから。今のところ、今度いついけるのかは不明なんだけど、ソフトバンクもなにやら怪しげだし、ドコモは、電電公社時代からの殿様商売を引きずっていて、顧客対応が悪いとの噂なので、じゃあauってことにした。
以前の携帯はかなり古く、今度の携帯は多機能で、慣れるまでが大変そう。ただ、メールの文字変換効率は格段に上がっていた。
で、携帯の多機能化に消費者が不満を漏らしているっていう記事が出ていた。
US Todayの記事だ。
http://www.usatoday.com/tech/products/2007-02-13-function-fatigue_x.htm
アメリカ人も、携帯の機能を使いこなせずに困っているようだ。必要ない機能が多すぎるとも、、、
文字を変換する必要がない欧米でさえ、多機能すぎに困っているのだから、日本語を使っている日本の携帯はさらに多機能ってことになる。

一方で、若い世代は、かなーり使いこなしている様子。イタリアのマスコミなどでしばしば話題になるのは、携帯で撮影したあんまりよろしくない動画がネットに流れるっていうのが多い。
それもHネタが多いのが、はたで見ていて笑える。
http://www.repubblica.it/2007/02/sezioni/scuola_e_universita/servizi/bullismo-3/
prof-lecce/prof-lecce.html
この記事は、イタリアのレッチェにある高校で、女性教師が、男子生徒にお尻を触らせていた携帯動画がネットに流れてスキャンダルになったというもの。
教育現場が乱れているのはイタリアも日本と同じようだが、どうも違うのは、女性教師が生徒に手を出す話が多いのが日本とはかなり違う感じだ。
posted by tady at 08:39| ローマ | Comment(2) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

シシリア沖はマッコウの天国

もう地中海にはほとんど居ないと思われていたマッコウクジラが、シシリア沖に百頭以上生息していることが明らかになった。
http://www.ansa.it/opencms/export/site/visualizza_fdg.html_2086013870.html
これは、イタリア国立核物理学研究所=Istituto Nazionale di Fisica Nucleare (INFN) の調査で分かったものだそうだ。

先日、ガンジスカワイルカの生態を水中マイクを使って調査するって話を書いたんだけど、これも水中マイクによる調査でマッコウクジラの出す音を捉えることで分かったらしい。

なんで、核物理学研究所かっていうと、この研究所は、ニュートリノを観測するためのNEMOプロジェクトっていうのを現在進めている。
公式サイトはここ
http://www.infn.it/indexen.php
ニュートリノの研究についてなんて、僕には難しすぎて分からないのだけれど、ざっと要約すると、今回はNEMO Fase-1という実験段階で、シシリアのカターニャ沖20キロの深度2000メートル深海に、水中マイクを設置して、将来の本計画に向けてのデータを集めていたらしい。本計画では、シシリア沖80キロ、深度3500メートルのところに、エッフェル塔の2倍の高さになるという光センサーをつけた塔を設置し、ノイズがない状態で、ニュートリノを検出するということらしい。

今回の発見についての同研究所サイトの記事はここ
http://www.infn.it/news/news.php?id=402
Fase-1の調査で得たデータを、パヴィア大学の生体音響および環境研究独立センターってところと協力してそれを解析したところ、二日に1度ほどの割合で、マッコウクジラの発するクリック音が確認できたんだそうだ。その結果から推測されるのは、マッコウクジラは、現在考えているよりもずっと多くの個体が生息していると考えられるそうだ。同時に、イルカの音も記録されているという。
物理学の基礎研究が、他の科学にも役に立つってことを実証したものであるとも述べられている。

Nemoについては、計画された当時の企画書がPDFで見られる。
http://people.na.infn.it/~barbarin/MaterialeScientifico/NEMO/km3NEMO/
Proposal_Nemo/Proposal_V22.pdf
実際にプロジェクトが動き出したのは2005年の1月からだそうだ。

Nemoによって記録された海洋哺乳類の音についてのパヴィア大学の教授の報告はここ
ただ、かなり重いので、一度ダウンロードしてからの方がいいだろう。
http://www.lns.infn.it/info/fisicainbarca/presentazioni/Cetacei
%20Bioacustica%20Subacquea.pdf
このPDFは、子供向けなのか、実に分かりやすく、海洋哺乳類について解説してある。
言葉は分からなくても、写真やイラストを見るだけでも楽しいはず。クジラやイルカについては、イタリア語名の脇に学名も記載されているので、伊和辞典には出ていないようなクジラの名前も学べる。
posted by tady at 18:54| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

減る結婚、増える同棲

えー、毎度おなじみISTATの統計話でございます。
ISTATが、2004-2005年のデータを元にした、イタリアの結婚の状況についての統計資料を発表した。
オリジナルデータはここからPDFでダウンロードできる。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20070212_00/testointegrale.pdf
さらに詳しいデータはここから、エクセルファイル、CSVファイル、PDFファイルでダウンロードできる。
http://demo.istat.it/altridati/matrimoni/index.html

最初にあげたPDFの1ページ目には、1950年から2005年までの結婚したカップルの数がグラフになっている。
結婚の数がいかに減っているかが一目瞭然だ。
2ページ目にあるグラフは、赤が新婦、青が新郎の初婚時における年齢をグラフにしたもので、初婚年齢が上がっていることが良く分かる。
イタリアでは、結婚するときに、教会で結婚を誓う神前結婚と、市役所に届け出る宗教色のない民事婚2種類があるのだが、PDFの4ページ目には、地域別の民事婚の割合が表になっている。
宗教に縛られない民事婚を選ぶカップルが増えていることがわかる。

この調査結果を報じた記事によると
http://www.rai.it/news/articolornews24/0,9219,4481809,00.html
50万以上のカップルが、結婚ではなく事実婚=同棲をしているという。これは10年前に比べて倍になっているそうだ。
また、正式に結婚していないカップルの間に誕生した子供の数は、年間8万人を超えているという。

そういえば、昨年ストレーガ賞を受賞した、「カオス・カルモ」って小説の主人公も、パートナーとの間に小学生の娘がいて、正式に結婚はしておらず、いよいよ正式に結婚しようとした矢先に、パートナーが死んでしまうって設定だった。
また、最近よく聞いている、Radio Rai2の恋愛人生相談番組「Fabio e Fiamma」でも、長年同棲しているんだけど、いざ結婚となると、踏ん切りがつかないなんて相談もよく持ち込まれる。
婚期が遅れている原因として、先に新聞記事には、勉強のため、安定した職に就けないためという理由のほかに、親のすねを齧っていたほうが楽だからというのもあるようだ。
こういう統計を見ていると、イタリアって、自立できない子供のままの、恋多き男と女の国って気がしてくる。
恋愛さえも出来ない、サボテン女や引きこもり男が多いとマスコミなどで報道される日本よりは、恋愛に燃えることが出来るだけまだマシなのかもしれないけれど、それにしても子供のような大人が増えているってことは、どちらの国にも言えることのようだ。
まあ、僕自身がちゃんとした大人かと言われると、本人も首を傾げてしまうところがあるので、なんとも言えないんだけどね。
posted by tady at 23:33| ローマ ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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