2007年04月23日

アメリカでイタリア語熱

レップブリカに面白い記事が出ていた。
そうそう、レップブリカは、経営者側と編集部とが合意に達して、ストは途中で終わったってニュースは伝えなかったな。
ともかく、こんな記事が出ていた。
http://www.repubblica.it/2006/a/sezioni/scuola_e_universita/
servizi/americaoggi/italiano-record/italiano-record.html


メインタイトルは、「米国で、イタリア語雪辱を果たす。大学でブーム」
アメリカに於いて、かつてイタリア語は、移民たちが話す言葉と思われていたそうだ。それも左官屋とか庭師、ウェイターといったブルーカラーの労働者の言葉というの一般的な認識だったらしい。
1956年にペンシルバニア大学のイタリア語の授業を受けたDaniel Bergerという人は、当時、出席をとるのに名前が呼ばれると、皆が振り返ったという。それは、最後が母音で終わらない名字は彼一人きりで、後は全員イタリア人移民の子供たちで、名字が母音で終わっていたからだそうだ。
Modern Language Associationってところの統計資料によると、1960年代にイタリア語を学んでいた若者は1万1千人。それが1970年になると3万4千人、1998年には4万人を超え、2004年には5万人、そして昨年2006年は6万人になったという。ほかの言語に比べると少ないのだが、この伸び率は驚異的で、1998年から2002年の間に30%も増えたという。
かつては、ルネッサンスの研究や、ダンテの「神曲」の研究などがメインだったのだが、現在の人気は、イタリアファッションやイタリア料理の人気が牽引しているとのこと。

70年代にもっとも人気があった言語はフランス語だそうで、当時は36万人が学んでいたそうだが、現在ではスペイン語74万6千人)に抜かれ、20万人まで減ってしまったそうだ。
3位はドイツ語で、70年代は、ビジネスに必要な言葉ということで人気があったのだが、現在は中国語とアラビア語に人気を奪われようとしているという。

海外で受けるアメリカ人の印象というのは、とにかくなんでも英語で押し通そうとするって感じがあって、英語が話せいない方が悪いみたいな傲慢さを感じるのだけれど、イタリア語や中国語やアラビア語を学ぼうという若い人が出てきているっていうのは、多少アメリカ社会も変化してきているってことなんだろうか?
スペイン語に関しては、ヒスパニック系の労働者たちを使うために、アメリカの金持ちは、メキシコの金持ちの家に子供を留学させるって話を大昔に聞いたことがあるし、スペイン語を話す人たちが大量にアメリカ社会にいるわけだから、他の外国語とは比較できないのかもしれない。
posted by tady at 23:19| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劣化ウラン、因果関係不明なれど患者を支援

イタリア軍の軍事白書にあたるrapporto Esercito 2006が、4月20日に発表された。
今年はイタリア軍創設146周年にあたるんだそうだ。
その記者会見の場において、イタリア軍のトップ、il Capo di Stato Maggiore dell'EsercitoであるFiliberto Cecchi将軍は、イタリア軍兵士が、劣化ウラン弾による影響と思われる病に苦しんでいる問題に触れ、因果関係は不明なれど、患者を支援すると述べた。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/nucleare/7504.php
「これまでに、調査委員会によっていろいろと調べてきたが、劣化ウラン弾と病気の関係については、その関連性が明らかになっていない。軍としては、全面的に協力しており、一切の隠し事なく、データや情報を提供してきた。病気の原因をもっとも知りたいと思っているのは、軍であるからだ」と述べた。
「しかしながら、原因がいずれにあるにしても、軍事ミッションに参加した兵士たちが、病に苦しんでいるのは、事実であるので、支援を行う」ということらしい。

まあ、軍自体が、劣化ウラン弾が原因だとは認めないだろうが、それでも一歩前進ではあろう。
上院議員で、「劣化ウラン調査委員会」の長を努める共産主義再建党のリンダ・メナパチェは、委員会としても、早急に調査結果を出さなければならないが、この発表は歓迎すると述べている。
ちなみに、ダリオ・フォーのパートナーであり、前回の選挙で上院議員となった女優、フランカ・ラメもこの問題について、積極的に活動している。
http://www.francarame.it/
これが、彼女のサイトだが、デザインは、息子のヤコポ・フォーがやってるみたいで、かなり癖があるので、好みが分かれるかも。
このサイトの右側上の方に、イタリアのテレビ番組Striscia la notiziaで放映された劣化ウラン問題に関する動画にリンクが張ってある。
http://www.striscialanotizia.mediaset.it/video/2007/03/31/video_5242.shtml?adsl

イタリアの軍事白書は、2005年までは、ここからダウンロードできる。
http://www.esercito.difesa.it/root/chisiamo/rivmil_rappo.asp
2005年版をダウンロードしてみたのだけれど、写真は図が多くて、さらにイタリア語と英語で書かれていて、軍事白書ってよりは、軍の宣伝冊子って感じだった。
イタリア軍の「勇姿」を見たい方は、写真満載です。(^_^)
posted by tady at 17:45| ローマ ??| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする