2007年05月11日

Crvsca vs SMS

Crvscaっていうのは、Cruscaのこと。古いイタリア語ではUとVを区別しなかったりする。
で、CruscaっていうのはAccademia della Cruscaのことで、この団体は、このブログでもかなーり以前にかいたけど、1583年にフィレンツェに設立された、言語学アカデミーで、1612年に「クルスカ辞典」を出版している。イタリアでもっとも古い言葉を研究している団体だ。
http://www.accademiadellacrusca.it/index.php
このクルスカが、5月11日に、SMS=Short Message Service(日本では、ドコモのショートメールやソフトバンクのスカイメール、auのCメールがこれに当たる)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E
3%83%88%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%
82%B8%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9

で使われているイタリア語に燗するセミナーを開催したらしい。
イタリアでは、携帯からのEメールサービスは、まだあまり普及していなくてSMSが主流のようなのだが、携帯のショートメールで使われるイタリア語には、独特のものがある。日本のメールでも顔文字やらメールだけで使われている独特の日本語があったりするわけだが、イタリアでも同じ現象が起きている。
C6=ci sei 6はイタリア語でセイ、君は居るという本来のイタリア語はci  seiなのだが、発音したときの音が一緒なので、メールでは略してc6となる。
 C.A.は、Caro amico=親愛なる友
8breはottobre、これは8はイタリア語でオット。つまり8breはオットーブレで、10月を意味するottobre
cmqは、comunque=とにかく、いずれにして、という意味
nnは否定を表すnonの略
と言う具合だ。
このうち、C.A., 8bre, nnは、中世の文献にも出てくる略語だそうで、これは初めて知った。
一方C6, cmqは、最近の発明らしい。

イタリア語のチャットなどに参加すると、確かにこの手の略語が多くて、最初は何がなんだか分からない。
しかし、しばらく参加していると、意味が分かってくる。
新聞に出てくるような略語よりもさらにディープな世界だ。
まさに、言葉は生き物。辞書には出てこないような新造語が、コミュニケーションの現場ではたくさん使われている。

それらの言葉について、学術的に研究してみようっていうのが、今回のセミナーみたいだ。
生のイタリア語を理解するためにも、どんなセミナーなのか、興味がある。
クルスカが乗り出したのだとすると、そのうち、メール辞典みたいなのができるかもしれない。
これを言葉の乱れと見るのか、コミュニケーションの新しい姿と見るのか、その辺も大変興味がある。

いや、言葉って本当に面白い。
posted by tady at 21:37| ローマ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする