2007年07月31日

ナラタージュ 読了

島本理生の「ナラタージュ」を読み終えた。ナラタージュとは、映画などで、主人公が回想の形で過去のできごとを語ることだと、表表紙裏に解説があった。
彼女の作品は、彼女が高校在学中に執筆し、芥川賞候補となった「リトル・バイ・リトル」を読んでいる。
その後、どんな作品を書いていたのか、まったく知らなかったので、今回図書館で借りてみた。

多分、20代半ばと思われる主人公の女性が、高校から大学時代の恋愛について振り返るという構成で、作品の大半が、学生時代の話で、読んでいてかなりかったるい感じだった。
ただ、後半になり、主人公が恋愛経験を積むにしたがって、女性の目から見た男の描写にドキッとさせられるものがあった。それは、男の僕には分からない視点だったり、感性だったりして、若い女性の書き手の作品も、勉強になるなぁーって部分があった。
ラストは、かなりいい感じだった。
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今週食べたラーメン07年7月第4週

いよいよ、職業訓練校も7月いっぱいで終了。というわけで、学校帰りにちょいと一杯も残すところあとわずかという状況のなかの1週間だった。
でも、不思議に飲んだ後のラーメンがなく、食べたのは土曜と日曜のみ。珍しいことだ。
27日金曜日に、クラス最後の親睦会=宴会=飲み会があったのだが、数日前にチャンポンで痛飲していたので、ビールだけにした。そのため、土曜日は、ひどい二日酔いはなかった。ただ、ちょっと体が重かったので、久しぶりに自転車で川崎二郎を目指すことにした。
多摩川縁に出て、サイクリングロードを下る。かなりの暑さで、しかも向かい風。13時過ぎに到着すると、暑さのせいか、行列は短め。ただ、夏休みってこともあり、家族連れやカップルも多かった。
小麺堅めを注文。同じロットの麺堅めのを注文した人の麺上げが始まっても、着席できず、ヤバイかなと思ったところで、席があき、ぎりぎりで間に合う。着席したらすぐに出てきた。
この日の川崎二郎は、みょーにスープが薄く感じられ、初めて卓上のカネシをかけてみた。暑くて汗をたくさんかいているので、塩分不足となり、薄く感じたのかもしれない。
豚は、高田馬場二郎の崩し豚を思わせるもので、こっちはグッド。全体で見ると、ちょっとブレがあった川崎二郎だった。

土曜日は、ネットをチェックしていて、自転車で行ける範囲に6月に開店した新店情報があったので、そこに向かった。
「ラーメン厨房えん」というのが、お店の名前なのだが、入ってみると、町の中華屋さんって感じのメニューで、ラーメン専門店ではなかった。野菜炒めやレバニラ、餃子、チャーハンなどがあり、休日のお昼時で、家族連れでにぎわっていた。
神奈川県の中華屋さんの定番であるサンマーメンを注文。となりの席の人は、普通のラーメンを食べていて、美味しいを連発していた。ちょっと覗いたら、シンプルな昔ながらのラーメンのようだった。
サンマーメンの方は、出てきた第一印象は、上に乗る野菜あんかけがポッテリしていて量が少なめ見えた。ところが、食べていくと、あんの中から野菜が出てくる出てくる。麺は中太の平打ちで、スープはかなりあっさり。もう少し出汁がきいていると良い感じなんだけどな。
ラーメンは550円とかなり良心的な値段。サンマーメンも700円で、コストパフォーマンスはかなりよかった。

ちなみに、この二日間での自転車の走行距離は、およそ40キロ。メーターをつけてからの総走行距離も300キロを超えた。
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2007年07月30日

時代

自民大敗の朝、小田実逝く
http://www.asahi.com/national/update/0730/OSK200707300001.html?ref=rss
http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20070730k0000m040186000c.html

亡くなることで、一つの時代が終わったと感じさせる人がいる。小田実(おだ まこと)は、僕にとってはそういう人だ。
彼の死とともに、一つの時代が終わったと感じる。奇しくもその同じ日に、政治の世界でも、一つの時代が終わったみたいだ。

僕自身は、年齢的には、ベ平連には間に合わなかった、遅れてきた世代に属する訳だが、それでも、「何でも見てやろう」に大きな影響を受けている。沢木耕太郎の「深夜特急」よりも以前のことだから。

小田実を直接知っているわけではないけれど、妙な関係もあった。
イタリアで平和運動の集まりに行ったときのこと、あるイタリア人から、僕が日本に帰国したら、日本の平和運動に関する資料を送ってほしいと頼まれた。
フィレンツェ大学に通っていた彼女は、卒論のテーマに小田実の平和論を選んだのだという。
帰国後、英文で手に入る日本の平和運動に関する資料をいくつか送付した。
その後、国費留学生として来日した彼女は、「原爆文学」を専門として、学んで行った。
日本滞在中には、卒論で取り上げた「HIROSHIMA」のイタリア語版を出したいということで、小田実からも了承をうけ、翻訳を始めたのだが、結局イタリア側で、出版社が見つからず、頓挫していた。現在どうなっているかは、知らない。

反戦平和運動を通して、世の中を変えようとしていた小田実は、今回の選挙結果をどう見ているのかな?
果たして、時代は動くのか? そしてまた、ある時代が終わったのか?
新しい流れが出てくると良いのだが、、、、それとも、中島みゆきが歌うように巡ってしまうのかしらん?
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2007年07月29日

ハラペーニョを漬けた

週末に、野菜の買い出しに行く、地元の農協の売店で、先週末と今週末、メキシコの唐辛子、ハラペーニョを売っていた。
昨年も、この時期に売られていて、一袋買ってピクルスにしたのだが、あっという間に終わってしまった。
ということで、今年は、合計4袋買って、今日漬け込んだ。
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まず、漬け込む材料を洗っておく。入れたのは、ハラペーニョ唐辛子、タマネギ、にんじん、それに庭のハーブをあれこれ、映っているのは、レモングラス、ローズマリー、タイム、オレガノ、マジョラムなどだ。さらに、黒こしょうの粒と月桂樹の葉も入れた。小さくて丸いのは、なんでもメキシコ原産のキュウリの一種だそうで、これも地元の農協の売店で売っていたもの。
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容器は、一応煮沸消毒しておいた。
それらの容器に材料を詰め込む。
jala03.jpgjala04.jpg
漬け込む液なのだが、ネットではいろいろ書いてあったのだけど、シンプルに、水とお酢を同量合わせ、それに塩少々、お砂糖少々を入れたもの。それをステンレス製の鍋で沸騰させ、煮立っているものを瓶に流し込んだ。
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こうして、3つの瓶が完成。3日から1週間ほどで食べられるようになるはず。
昨年、作って食べたときは、懐かしのメキシコの味がして、かなり感動した。
さて、今年の出来具合はどうだろう?
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2007年07月27日

鎮火せず

イタリアの中南部のあちこちで、山火事が発生していて、大変なことになっている。
http://www.rainews24.rai.it/notizia.asp?newsid=72312
7月26日のRainews24の記事には、ラツィオ、マルケ、アブルッツォ、カンパーニア、バシリカータ、カラブリア、シシリア、サルディニアの州で、32カ所の火災が確認されているという。
一番多いのはアブルッツォの9カ所で、次いでカラブリアの8カ所だそうだ。

先日も、Peschiciってところで、逃げ遅れた人が二人ほど亡くなっているようだ。
http://www.repubblica.it/2007/06/sezioni/cronaca/incendi/previsioni-cnr/previsioni-cnr.html
行政側の対応の遅れが、この悲劇を招いたとの見方も出ているみたいだ。
火災翌日の写真がここにある。
http://www.repubblica.it/2006/05/gallerie/cronaca/incendi-puglia3/incendi-puglia3.html
残された車の残骸を見ると、火が突然、襲ってきたことがわかる。

政府はこの地域に非常事態宣言を発するとともに、災害援助予算を用意することにしたらしい。

ただ、山火事の原因の一部には、マフィアなどの犯罪組織が絡んでいると言われている。利権がらみだったり、山を燃やしてしまうことで、後から行われる植林事業を食い物にするとか、なんだかいろいろあるらしい。

熱波に山火事じゃ、イタリアも大変なこった。
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2007年07月26日

野生の風 読了

村山由佳の「野生の風」を読み終わった。
先週末、久々に図書館で、いっぱい本を借りてきてしまったので、一生懸命読んでいる。
前にも書いたかもしれないけど、女性作家は、わりと好きだ。
女流とつけるだけで、差別的だと以前言われたこともあるんだけれど、そして確かに男流作家って言い方もしないのだけれど、女の作家とか男の作家というのもわざとらしい気もして、僕にはしっくりこない。
あえて言えば、女性作家と男性作家と言う言葉が、良いのかもしれないと思っている。
で、やっぱり書き手が、男か女かで、作品世界って違ってくるのは確かで、読むときに、その作品の書き手が、男なのか女なのかは、意識してしまう。
「野生の風」は、本の奥付をみると、1995年の作品となっているので、比較的彼女の初期の作品ってことなのだろう。
主人公は、染色の世界に見せられた若き女性で、世界を巡り、奔放な恋を経験している。その相手となるのが、アフリカで動物を追いかける中年にさしかかったカメラマン。
ジャケット写真が岩合光昭だったり、口絵写真がケニアでたたずむ著者だったりと、なんとなく、モデルが分かり、読んでいると岩合光昭のセレンゲティを連想してしまった。

ちょっとイライラしたのは、文章の途中で、話し手が変わるところ。かなり違和感があった。
染織家の主人公という設定で、表現される色の描き方もなかなか良かった。
ちょっとわくわくしたのは、主人公とカメラマンのベッドシーン。ポルノ小説ではないので、表現はまったく過激ではないのだけれど、気持ちよさがよく描けていると思った。男が描くと暴力的だったり、独りよがりだったりするのだけれど、女が描くと、安心して読んでいられる。
ハッピー・エンドではないけれど、久しぶりに恋愛小説を読んだって感じだ。
おすすめって訳ではないけれど、まあまあ楽しめた。
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2007年07月25日

リスク 読了

井上尚登の「リスク」を読み終わった。
以前、T.R.Y.とC.H.E.を読んで、面白かったので、図書館に行った際に、目についた未読の作品を手に取ってみた。
しかし、ちょっと肩透かし。まあ、初の短篇集らしいので、致し方ないか。
お金持ちになる方法、住宅病、十五中年漂村記の三編が納められている。
十五中年漂村記は、中々面白かった。
この本のタイトル「リスク」について、後書きにこんなことが書いてあった。
リスクの語源を調べるとイタリア語のrisicareにたどりつく、「勇気を持って試みる」という意味だそうだ。
へぇーって感じで、早速、Treccaniのサイトで調べてみたら、確かに、イタリア語でリスクにあたる単語rischioは、動詞rischiareからきており、そしれrischiareは、risicareから派生したってちゃんと書いてあった。

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2007年07月23日

女性の死、8分間に一人

イタリアのピサで行われている女性問題に関するセミナーで、ちょっとショッキングな調査が発表された。
世界中で、およそ8分間に一人の割合で、女性が殺されているというのだ。
調査を行ったのは、スペインのSanta Sofiaって研究所だそうだ。
http://www.repubblica.it/2007/07/sezioni/cronaca/
donne-violenza/donne-violenza/donne-violenza.html

この調査は、世界40ヶ国を対象に行われたもので、最も女性が被害にあっている国はグアテマラで、女性100万人に対して122.80人が殺されており、次いでコロンビアで、70.20人、3位がエル・サルバドールで、66.38人となっている。
スペインの研究所ってことで、もしかしたらスペイン語圏に偏っているかもしれない。
ヨーロッパでは、ベルギーが最もひどくて、女性100万人に対して29.30人で、イタリアは40ヶ国中34位で、6.57人なんだそうだ。

このニュースのあと、イタリア国内の実態についての調査結果も発表されている。
http://www.repubblica.it/2007/07/sezioni/cronaca/rapporto-violenza
/rapporto-violenza/rapporto-violenza.html

こっちの調査は、機会均等省の依頼によりISTATが行ったものだそうだ。
オリジナルレポートは、ここからPDFでダウンロードできる。
http://www.pariopportunitafvg.it/documenti/testointegrale.pdf

2006年の1月から10月にかけて、イタリア国内の16歳から70歳までの女性2万5千人を対象におこなったもので、この手の調査としては、初めてのものだという。
女性10人中3人が、今までの人生の中で、何らかの性的暴力を受けているそうで、被害者の内33%は、被害を届けなかったそうだ。また、加害者は、夫・パートナー・同棲相手が多いとある。
性的暴力だけでなく、髪の毛を引っ張られたり、首を閉められる、あるいは武器で脅されるというケースも多いようだ。
オリジナルレポートには、かなり詳しい数字が出ている。

情熱的なラテン男ってイメージの裏には、暴力的なマッチョが隠れているってことなんだろう。
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2007年07月22日

今週食べたラーメン07年7月第3週

今週は、水曜日に一点張で、醤油ラーメンを食す。
この店の売りは、味噌ラーメンなんだけど、以前食べた時に、かなり味が濃かったという記憶があるので、あえて醤油ラーメンにしてみた。
スープは、美味しかったのだけれど、やっぱり北海道系のラーメンの麺は、僕には合わないようだ。
一点張で食べて思い出したのは、先週の火曜日に、汐のやで、辛味噌ラーメンを食べてたのを、忘れていた。
汐のやは、塩ラーメンが売りなのだけれど、あえて辛味噌ラーメンを頼んで、食べたときの感じで、一点張の味噌ラーメンを思い出したのが、水曜日に一点張を訪れた理由だった。

木曜日は、よく金曜日から、帰宅が1時間遅くなるのが分かっていたので、時間のある時に、めったに降りない駅で降りてみようってことで、藤が丘で下車。たしか大勝軒があったと記憶していたから。でも、駅からかなり距離があるってことで、駅から近い大桜を訪問。家系ラーメンのお店としては珍しくつけ麺があったので注文。家系のギトギトスープでつけ麺を作ると、食べられたものではないはずなので、どんなものか興味があったこともある。
出てきたのは、ちょっとお酢のきいたつけ汁で、思いのほか美味しかった。量がもうちょっとあるといいのに、、、、

金曜日は、週末ってことで、痛飲。
で、土曜日はまたもやヘロヘロ。辛いラーメンが食べたくて、ちょっと気になっていた、ダブルハピネスダイニングで、黒胡麻坦々麺を食す。
スープは胡麻たっぷりって感じで美味しかったのだが、縮れ麺のゆで加減がやたらと固く、疲弊した胃にはちょっときついかなぁーって感じだった。値段的には、やや高め。それとテーブルの上には調味料類が一切なく、味への自信の現れなのかもしれないけれど、コショウやお酢があるとありがたかった。
日曜日は、クラスメートの有志と大山へハイキング。汗をかいて、温泉に入り、一杯飲んでいい気分。帰りに、飲んだ後はラーメンでしょってことで、相模大野二郎を覗くと、お休み! ガーン。
仕方なく、路地一つ先の山小屋にて、筑豊ラーメンを食べる。この店は、以前ラーメン甲子園に入っていたころ食べたことがあるのだが、その時よりも味は良かった気がする。
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2007年07月21日

自然は豊か、人々は貧困、でも、、、

イタリアのIsae=Istituto di Studi e Analisi Economicaの調査によると、イタリア人の74%は、貧しいと感じているんだそうだ。
http://finanza.repubblica.it/scripts/cligipsw.dll?app=KWF&tpl=kwfinanza%5Cdettaglio
_news.tpl&del=20070719&fonte=AGI&codnews=184462


この記事にもあるけど、ISTATの調査では、現実的に貧困層だと考えられる人は11.1%らしいのだが、個々人の実感としては、かなり多くの人が、貧しいと感じているみたいだ。
僕がイタリアに住んでいた時代から比べると、ユーロが導入されたあたりから、かなり経済的に苦しくなってきているって話は、イタリア人の友人などからも、しばしば耳にしている。
統計上の数値と、庶民感覚にズレがあるのは、日本も同じで、景気が回復しつつあると言われても、実感としては、状況は悪化しているように思われる。
ここのところ、いろいろと忙しく(飲んでる時間が長いんだけど、、、)、ブログの更新が滞っているんだけど、それ以外にも、イタリアに関しては、暗いニュースの方が多い感じで、ちょっとメゲている。例えば、イタリアにおけるドラッグの使用量が増えているなんてニュースもあった。それも若年層で増えているらしい。

何か明るいニュースはないのかしらん?ってことで見つけたのが、このニュース。
http://www.lastampa.it/_web/cmstp/tmplrubriche/ambiente/
grubrica.asp?ID_blog=51&ID_articolo=318&ID_sezione=76&sezione=

イタリアはヨーロッパの国の中でも、生物の種の多様性が、もっともある国なんだそうで、65000種の動植物が存在しているという(動物57000種、植物8000種)。

やはり、自然は偉大だと思ってしまうのだが、どうも、そう喜んではいられないってニュースもある。
http://www.ansa.it/ambiente/notizie/fdg/200707171502285798
/200707171502285798.html

グリーンピースの調査によると、地中海は、地球上で最も汚れた海で、プラスチックが、大量に海を漂っているらしい。
スーパーのレジ袋やコンビニ袋が、分解されるまでに450年かかるっていう話もある。
イタリアのニュースを読みながら、日本の現状を考えてしまった。
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2007年07月19日

金門島流離譚 読了

船戸与一の「金門島流離譚」を読み終わった。
図書館に行った際に時間がなく、比較的気に入っている作家の棚だけ、ざーっと探したところ、船戸与一の未読の作品として、この本があったので、手に取ってみた。
舞台は、中国と台湾がその所有権を争っている「金門島」。主人公は、そこで様々な偽造品の密輸貿易を行っている元商社員の日本人。
主人公の過去の犯罪と、中国の暗部をスクープした報道番組の情報源のもみ消しとが絡んで、今回も人がたくさん死ぬ小説となっている。
タイトル作品の他、「瑞芳霧雨情話」という、やはり台湾を舞台とした小品も納められていた。

船戸は、別のペンネームで、ゴルゴ13の原作を書いていたり、彼の原点とも言える「叛アメリカ史」なんていうルポルタージュも書いている。これも10年前になるけど、船戸の名前で「国家と犯罪」という作品も書いていたりして、基本的に、彼の小説の持つ、反権力と不条理にたいする怒りみたいなスタンスが好きだ。
小説の舞台となるのは、日本ではあまり知られていないような国が多く、読んでいても面白い。
「蝦夷地別件」なども、日本の先住民であるアイヌを主人公にしていて、出版時に、アイヌ語の誤用問題があったりしたけれど、結構面白く読んだ。
最近の作品は、アジアを舞台とするものが多いような気がする。2004年に発行された今回の作品も台湾が舞台だし、、、
だた、どうも最近の作品は、今ひとつピンとこない。未だに世界中に暴力が満ちている時代なのだけれど、全体の流れとしては、そういったコンフリクト(争い)を暴力ではない形で解決していこうという芽が出てきているのではないかと、希望的観測も含めて、僕は思っていて、彼の作る、力強い男が、暴力によって困難に立ち向かっていくっていうストーリーがどうも古くさい感じがするのだ。
登場する女性の描き方を見ると、それは一目瞭然なんだけどね。
彼の事は、wikipediaにも出てるので、参考にどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E6%88%B8%E4%B8%8E%E4%B8%80
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Galaxy Zoo

イギリスのポーツマス大学とオックスフォード大学ならびに、アメリカのメリーランドにあるジョン・ホプキンス大学の学者たちが、宇宙の銀河や星々を分類する作業の助っ人ボランティアを求めているそうだ。

http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/2007/07_Luglio/18/galaxy_zoo.shtml
これはイタリアの新聞の記事なんだけど、Galaxy Zooっていうプロジェクトが立ちがあっている。

このプロジェクトを紹介している日本語のサイトを検索したら、いくつか出てきた。
http://www.shikencho.com/index.php?%B4%D8%CD%B5%BB%CA%2F2007-07-12%2FGalaxy%20Zoo
http://fruupp.tumblr.com/post/5568094

そして、本家のページはここ
http://www.galaxyzoo.org/Default.aspx

インターネットを使って、世界中の宇宙に関心のある人の協力を得ようと言う物らしい。
本家の最初のページを読むと、パターン認識において、人間の脳は、どんなコンピュータよりも優れており、インターネットを使っている人たちに、写真を見てもらって、そのパターンを認識して欲しいっていうのが、ボランティア作業の内容らしい。
実際に行うためには、簡単なテストを行って、登録し、ログインするという手順になっているようだ。

宇宙の最先端の映像を見る絶好の機会かもしれない。
それにしても、人間は、機械よりも優れているってことが、はからずも、宇宙研究の最先端で証明されたっていうのが、面白い。ハイテク技術と人間の能力の結合ってことなんだろう。

これと似たようなプロジェクトは、NASAがやっている流れ星をみつけるStardustプロジェクト
http://stardustathome.ssl.berkeley.edu/
や宇宙人を見つけるSETIプロジェクト
http://history.nasa.gov/seti.html
もあると、イタリア語の記事に紹介してあった。

基本的に英語なんで、英語がわからないと参加しづらいかもしれない。
興味のある方は覗いて見てください。
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2007年07月18日

さらばリモコン

任天堂のWiiリモコンは、かなり画期的みたいだし、ドコモの最新機種のセンサーも中々面白そうだ。
でも、近い将来、そういったリモコンが必要なくなるかもしれないって話。
オーストラリアのWollongong大学の二人の科学者、Prashan Premaratneと Quang Nguyenが開発しているのが、テレビカメラを組み込んだ制御装置。
これは、人間の手の動きを感知して、それにしたがって家電製品を制御しようという物らしい。
これがイタリアのメディアに出ていた記事なんだけど、
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/
2007/07_Luglio/16/telecomando_gesti.shtml


概要が、日本語にもなっていた。
http://www.slashgear.jp/2007/07/post-1152/

イギリスのDaily Mailのサイトには、もう少し詳しい情報が英語で出ている。
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/
technology/technology.html?in_article_id=468265&in_page_id=1965


早い話、テレビや家電製品と手話による会話をするってことなんだろう。
音声による制御も進んできているみたいだけど、この発想も実に面白い。
視覚障害者には、音声制御で、聴覚障害者には、ジェスチャー制御で、パソコンが使える日が遠からずやってくるかもしれない。
さらに、音声を文字に変換したり、ジェスチャーを文字に変換できる(そしてその逆も)技術が開発されれば、そして、なおさらに、翻訳エンジンの精度がもっと高くなれば、健常者、障害者を問わず、また、使っている言語を問わず、世界中の人とネットでチャットができるなんてことが可能になるかもしれない。
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2007年07月17日

ファーストフード・ネイション

今さらって感じのネタなのだけれど、イタリアで「ファーストフード・ネイション」が公開されるらしい。
http://www.filmfilm.it/articolo.asp?idarticolo=2545&from=titolo
これは、邦訳もされている「ファストフードが世界を食いつくす」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479421071X/exblog-
22?dev-t=DJUT61OBEY1IR&camp=2025&link_code=xm2

って本を原作として映画化されたもので、昨年のカンヌ映画祭で上映されているそうだ。
http://hamchu.exblog.jp/3644295
僕は原作も読んでないし、映画も見ていないのだけれど、日本で公開されるようなら、ちょっと見てみたい。

ここが、英語版の公式ホームページだ。
http://www.foxsearchlight.com/fastfoodnation/

日本語で書かれたブログもいろいろあるようで、中には、「スーパー・サイズ・ミー」の方がより衝撃的っていう感想が書いてあるところもあった。

ネットでこの映画について、調べていたら、こんなページも発見。

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/b061ecf298dd12e9dd1591be4f4abb9d/24
また、こんなのもあった。
http://www.fastfoodmaps.com/index.php
これを見ると、アメリカがいかにファーストフードに毒されているのかがよく分かる。

うがった見方かもしれないけれど、なんでアメリカと言う国家が、暴力的であるのかっていう原因の一端は、もしかしたら、ファーストフードばかりを食べているからなのではないか? と思ってしまう。
日本も気をつけないと、特に若い世代の連中は、ヤバいかもしれない。

まずは、この映画が、日本で公開されることを期待したい。
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2007年07月16日

やっぱり漏れてた放射能

今回の新潟県中越沖地震で、震度6強の揺れにおそわれた柏崎刈羽原発で、放射能漏れがあったと報じられた。
ヤフーニュースで見ると、この情報を時事通信が配信したのが16日の22時01分。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070716-00000105-jij-soci
アサヒコムの記事の掲載時間は、22時41分だった。
http://www.asahi.com/national/update/0716/TKY200707160470.html

そして、その段階で、既にイタリアのマスメディアのサイトには、放射能漏れがあったことが報じられていた。
コリエレとレップブリカは一面トップの扱いだった。

チェルノブイリを経験したヨーロッパの人たちは、放射能の恐ろしさを現実のものとして感じたからだろう、この手のニュースには、実に敏感だ。

やたらと事実を隠すことが大好きな東電なので、もしかしたら、、、、、と悪い想像をしてしまうのだが、これからが心配だ。

折しも参院選のまっただ中。この地震で被害を受けた人たちを、選挙戦の道具に使うようなことのないように、国としてのきちんとした対応を願うばかりだ。
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今週食べたラーメン07年7月第2週

10日に、施設見学があり、訓練校を午前中で終えて、見学先に向かう途中で、大和家による。中華丼とか野菜炒めライスがあるような街の中華屋さんで、メニューにサンマーメンがあったので、それを頼んだ。
いわゆるふつうーのサンマーメンだった。

土曜日。台風が近づく中、二郎切れの禁断症状を感じ、なるべく駅から近くて、雨に濡れない店ってことで、上野毛二郎へ行く。1過ぎに到着すると、並びは10人あまり。傘をさして並ぶことしばし。小ニンニクヤサイを食べた。店主が変わってだいぶたつが、以前に比べて味が良くなっているような気がする。お店も最初に訪れたときのひどい臭いはなく、夏場でも通えそうだ。

日曜日は、夕方から東京で飲み会があった。3時からの予定だったのが、台風のため6時に変更。時間ができたので、早めに家を出て、途中で丸仙による。以前食べてから、かなりの時がたっているので、味は忘れていたのだが、なかなか美味しかった。麺は、記憶していたよりもずっと細く、ゆで加減はかなり硬めだった。スープも独特で、久しぶりに完飲。チャーシューだけは、やや豚の臭いがきつく残念。厨房で、店員が、ずーっとスープのアクを取っていたのだが印象的だった。丁寧な仕事してます。

で、今日月曜日は、小杉二郎に行ってきた。ほんとうは今週末に書くべきなんだけど、実にうまかったので、印象が薄れないうちに書いておく。助手さんが新しい人になっており、ネットにもちょこっと書いてあったのだけれど、お店が綺麗になっていた。ここは量が多いので、麺少なめを注文。しかしこれは大失敗だった。というのも、未だかつてないほど出来が良かったからだ。麺のゆで加減も、野菜のシャキシャキ感の残った感じも、小杉ならではのライトでありながら、しっかり豚の出汁のでたスープも、そして噛みごたえのある豚も美味しく、実にバランスがよく取れていて、あっという間に完食。ほんと、麺少なめにして失敗したorz。
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2007年07月15日

ランドマーク 読了

吉田修一の「ランドマーク」を読み終わった。「ひなた」が面白かったので、図書館でつい手に取ってしまった。
ランドマークというタイトルから、横浜を連想したのだが、舞台は大宮だった。
「ひなた」よりも前の2004年の作品で、構成は、ひなたほど複雑ではないが、二人の主人公が、交互に出てくる。
一人は、新しく大宮に建つビルの鉄筋工、もう一人は、そのビルを設計した建築士って設定だ。
日常のなかに潜む非日常を描いているという構成は、ひなたの元になったものかもしれない。
章立ては、最初のころに出てくるアメリカのテレビドラマで歌われているという歌にしたがって、ナンバー10からカウントダウンするように振られているのだが、今ひとつ、納得できなかった。
今日は台風で、外に出られず、借りてきた本をちょっと読むかって感じで読み始め、あっさりと読み終わってしまった。
可もなく不可もない小品である。
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イタリアにまで言われちゃったよ

今週末の3連休は、きっと街中が騒がしいのだろうなと思っていたのだが、台風4号がやって来たので、別の意味で、大変だった。
しかし、選挙のたびに思うのは、候補者たちは、自分の名前を叫び、手をふり、握手しまくるだけで、その人が、いったい何を考えているのか、僕等国民には、一向に伝わってくることは無く、政見放送だって、公職選挙法に定められているからアリバイ的に流している感じで、本当にちゃんと国民に伝わるように放送しているとは思えない。
結局、判断材料となるのは、選挙公報にかかれている簡単な経歴と自己紹介文であり、その候補者が、どの政党に属しているのかって程度になってしまう。
マニフェストって言葉も、言葉だけが先走りしている感じで、作ったら作りっぱなしで、本当にそのマニフェストについて、批判的な検討を行うような国民の参加できる場面は、どの政党も設けていない。

情報化社会なんて言われて久しいし、この言葉自体も、もう死語かと思えるのだが、選挙の世界だけは、全然情報化が進んでいない。

イタリアの新聞にも、こんな記事を書かれちゃってる。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Scienze_e_Tecnologie/2007/
07_Luglio/13/giappone_campagna_elettorale.shtml

見出しを訳してみると

Mentre in Europa e Usa è corsa al web da parte dei politici
ヨーロッパやアメリカでは、政治家はwebに走っているのに、


Giappone: campagna elettorale senza Rete
日本の選挙キャンペーンは、ネットはなし


Controtendenze: i candidati alle prossime
elezioni del 29 luglio non possono utilizzare
 l’internet per parlare
coi potenziali elettori
流れに逆行。7月29日の選挙の候補者は、有権者と会話するのにインターネットは使えない。

ハイテク国家で、ブロードバンドの普及率もかなり高い日本で、なんで選挙だけは、インターネットを使ってはいけないのか? とこの記事は疑問を投げかけ、日本の選挙がレトロな手法で行われていることを紹介している。
解説として、慶応の教授
Yasunuri Soneの話を載せている。
それによると、ネットを一番活用している若い世代が、政治に無関心であり、またネットで政治の話をすることになれていないと言っている。

ちなみに、Yasunuri Sone=曽根 泰教
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E6%A0%B9%E6%B3%B0%E6%95%99
で、新しい日本をつくる国民会議の主査なんだそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E6%97%
A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E5%9B
%BD%E6%B0%91%E4%BC%9A%E8%AD%B0

こっちがホームページ
http://www.secj.jp/
ナンダカナァーって感じですが、、、、

で、イタリアのメディアに言われるまでもなく、このことは、だいぶ前から問題となっている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/05/news013.html
この記事は、2005年のものだけど、それからなにも変わっていない。

ネットで重要なのは、双方向ってことで、候補者の一方的な意見表明や政治プロパガンダだけではなく、国民側からの声を、直接候補者に伝えることができる点にあると思う。
国民の声を聞く何て言いながら、選挙の段階で、国民に閉ざされているようでは、日本の政治は変わらないのではないかと思ってしまう。
憲法改正論議をする前に、その憲法改正を議論する議員を決める公職選挙法のあり方を変えないと、まともな議員が出てこないような気がするんだけど、、、、
実際の公職選挙法を変えるのには、きっと時間がかかるだろうから、逆転の発想で、セカンド・ライフ
http://www.sec-life.com/
のようなヴァーチャルな空間に国家を作って、実際の政治家たちに参加してもらって、インターネットのみから投票が可能なような、ヴァーチャル選挙をやってみるっていうのも面白かもしれない。




posted by tady at 11:20| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

13日の金曜日

昨日は、13日の金曜日だった。
13とは、キリスト教で、キリストの12使徒に、キリストを密告したとされるユダを加えて13となるので凶数。そして、イエス・キリストが死んだ日が、金曜日だから縁起が悪いってことになっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/13
ところが、13日の金曜日が縁起が悪いっていうのは、アングロサクソンの国だけらしい。
ちなみに、イタリアでは17日の金曜日が縁起が悪いと言われている。
17という数字をローマ数字で書くと"XVII"となるのだが、これを並び替えた "VIXI"は、「私は生きた」=「私はすでに死んでいる」って意味になるからなんだそうだ。
そして、キリストが死んだ日が金曜日だったころから、17日の金曜日が縁起が悪い。
http://it.wikipedia.org/wiki/17_%28numero%29
ユダヤ教のカバラ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%A9
によると、17は、縁起の良い数字なんだそうだ。

13と言う数字に関しては、トトカルチョで13は最高の数字で縁起がよく(現在は14試合らしいが、以前は全部で13試合で、その予想が全部当たることを13を達成するというらしい)、一方で、やはり最後の晩餐が13人だったことから、食事の時に、テーブルに13人いるときは、最初に席をたった人が、一番最初に死ぬと言われており、一人分余分にテーブルセッティングをしたりする。

13を忌み嫌うアングロサクソンの国でも、アメリカの星条旗の縞は13本なんだそうで、これは、最初に独立したときの13州をあらわしているという。

実習で、特別養護老人ホームに行ったときには、居室番号の4と9がなかった。死と苦につながるからだろう。

文化によって、数字の扱いが全然違うのが面白い。数学としてではなく、文化社会学として数字を調べてみる面白そうだ。
posted by tady at 19:54| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月13日

Kain Linux

って、Linuxのディストリビューションはない。
Kainとは、イタリアの下院のこと。
どうやら、Windowsからオープン・ソースに変更するらしい。
http://www.rainews24.rai.it/ran24/rainews24_2007/tema/11072007_dallarete_029.asp
これは、コストの面からだけでなく、国家の中枢とも言える国会が、一企業に頼ってしまうことがないよう、中立性を維持するためにも必要な事だとして、今回の決定が行われたようだ。
下院の図書館で使われているシステムも同時に変更されるらしい。
イタリアでも、地方自治体では、すでにオープンソースを導入しているところがあり、ボルザノでは、年間100万ユーロの節約になっているという。
イタリア以外のヨーロッパの国では、フランス、スペイン、イギリス、ドイツなどが、公共機関でのオープンソースの導入を行っているという。

日本も、つい先日(7月1日)「情報システムに係る政府調達の基本指針」の適用が開始されたばかりだが、
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070702_1.html

NHKが、今後はワードなどを国の機関では購入しないと報道し、総務省がそれを否定するという茶番劇が行われている。

公的機関でのLinuxの導入が進めば、今のディストリも、きっと使いやすくなると思うんだけどな。
ちなみに、僕のメインPCのOpenSuseマシンは、Nvidiaのビデオカードのドライバを更新したら、コケてしまって、現在修復中。
安定性という面では、まだまだの感じだ。
posted by tady at 12:58| ローマ | Comment(1) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天才だけど我侭

ウンブリア・ジャズ2007が開催されている。
http://www.umbriajazz.com/canale.asp
いつもいつも、今度こそ行きたいと思うんだけど、いつもやっぱりだめなんで、最近はなるべく誰が出るとか見ないようにしている。
ところが、ニュースになってしまった。
7月10日に行われた、キース・ジャレット・トリオ(ゲーリー・ピーコック、ジャック・ドジョネット)のコンサートにおいて、観客の1人が、フラッシュを焚いて写真を撮ったことに、腹を立てたキースは、アンコールに応えることなく、ステージを後にしてしまったんだそうだ。
観客は大ブーイングで、主催者も、あまりの我侭に、今後一切、キースをウンブリア・ジャズには招かないと決定したんだそうだ。
http://www.rainews24.it/notizia.asp?newsID=71775

確かに、フラッシュは一切焚かないように、予め申し入れはあったらしいが、過去にも、彼の我侭ぶりに主催者側は苦労していたようで、2000年に行われたコンサートでは、野外ステージの気温が、急に下がり、19度になってしまったため、キースは演奏を中止。主催者が暖房器具をステージ上に運びこんで、ようやく演奏が続行されたってエピソードもあるんだそうだ。
過去10年で、キースは、7回ウンブリア・ジャスに出演しており、今回が最後となった。

アーティストっていうのは、エキセントリックなところがあるわけで、これくらいは仕方ないと僕なんかは思うのだが、高いチケット代を支払って、アンコールもなしじゃ、観客としては納得できないだろうな。

それにしても、ちょっと残念。
posted by tady at 10:05| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

ビールの消費量増える。

イタリアのビールの消費量が、2006年は、前年に比べて3%増えたという調査結果が発表された。
これは、Assobirra=イタリア・ビール麦芽協会が、Maknoってリサーチ会社に委託して行った調査が元になっているそうだ。
http://today.reuters.it/news/newsArticle.aspx?
type=entertainmentNews&storyID=2007-07-10T110309Z_01_
MIC035012_RTRIDST_0_OITLR-BIRRA-INDAGINE.XML&ImageID=

1500人を対象に行った調査とのことなので、本当にイタリア全体でビールの消費が伸びているのかは、疑わしいけれど、まあ、そういう傾向があるってことなのだろう。
全体の消費量はどうやってはじき出したのかは分からないのだけれど、イタリア人は、年間一人当たり、30.3リットルのビールを飲んでいるという。
こっちの記事
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2007/
07_Luglio/10/birra_vino_testa_testa.shtml

には、ヨーロッパの他の国のビール消費量も出ていた。
一番飲んでいるのは、チェコ人で、160リットル。次いでドイツの115リットル、イギリスの95.5リットル、スペインの80リットルとなっている。
ヨーロッパの平均消費量は、78リットルだそうだ。

チェコでビールの消費量が多いのを意外に思う人もいるかもしれない。実は、バドワイザーはもともとはチェコのビールの名前なのだ。バドワイザーってのはアメリカのビールだと思っている人がほとんどだと思うのだけれど、アメリカが、その名前を借用して商標登録しちゃったのだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%89%E3
%83%AF%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC


イタリアでビールの消費量が増えているとは言っても、平均の半分以下ってことになる。
しかし、イタリアのビールの生産量は、ヨーロッパ内では第9位だそうで、13億リットル生産しており、そのうち7千810万リットルが輸出されているという。
また、ビールを飲む女性も増加傾向にあるそうだ。
2006年にビールを飲むと答えたイタリア人は68.9%で、前年の66.2%に比べて2.7%増ってことになっている。
毎日飲むと答えた人は6.6%。普段から飲むと答えた人が27.5%。ときたま飲むと答えた人は34.8%だそうだが、週末などに外食する際に飲むと答えた人の割合が、今年の調査で初めてワインを抜いたそうだ。

週末に友人とちょっと外食っていうと、ピッツァを食べることが多いと思うんだけど、イタリアでは伝統的にピッツァとビールは、ペアになっていた。これは、ワインを販売するためには、お酒を販売する許可が必要なんだけど、ビールだとその許可が必要ないため、ピッツァ屋が新規開店した場合、ビールは簡単に販売できるので、そうなったという話を聞いたことがある。
ところが、報道によると、ビールを好むイタリア人は、ピッツァとの組み合わせでビールを飲みたいと思っているわけではなく、新しい食材との組み合わせを楽しみたいと思っているらしい。

Assobirraのサイトから、昨年のレポートのPDFがダウンロードできる。
http://www.assobirra.it/annual_report/2006/annual_report2006.pdf
結構詳しく書いてあって、後半には、表とグラフがたくさんある。一応イタリア語と英語になっているので、興味のある人はどうぞ。
ちなみに、イタリアが輸入しているビールのトップは中国からで、39%。次がメキシコで29.6%ととなっていた。日本からの輸入は1.3%だった。
posted by tady at 21:36| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

崖崩れ、36時間に1回

西日本で、大雨がふり、崖崩れなどの被害がでている。
局地的な大雨や、異常乾燥は、地球温暖化の影響だとも言われている。

イタリアでも、事態はかなり深刻なようだ。「気候変動と不安定な地勢学的水系」というセミナーが、Apat=genzia per la protezione dell'ambiente e per i servizi tecnicの主催で開催され、そこでイタリアの洪水や崖崩れの危険性について発表があったらしい。
http://www.lanuovaecologia.it/natura/conservazione/7862.php
この記事によると、1918年から現在までの間で、イタリアで記録された大規模な洪水は5000回、山崩れは12000回。平均すると、年間におよそ220回の洪水か山崩れが発生していることになるという。
つまり、36時間に1回ってことだ。
過去50年間で、これらの災害により死亡した人は3500人(山崩れで2500人、洪水で1000人以上)。これは、7ヶ月に一人の割合で、死者が出ていることになるという。
現在、イタリアの領土のおよそ10%が、洪水や山崩れなどの発生の可能性が高い地域で、これらの地域に属する地方自治体の数は6600にのぼるという。
こういった集中豪雨の被害が懸念される一方で、雨が降らない、干ばつ危惧されている地域もある。

中国やアメリカでも異常気象による洪水が頻発している。
今や世界中で洪水や山崩れなど、地球温暖化が原因と思われる異常気象によって、多くの人の命や財産が失われているわけだ。
こうなってくると、自然災害ではなく、人類が引き起こした地球温暖化による人災であると思わざるを得ない。そして、その人災に、僕等は知らず知らずのうちに加担していることも、確かな事だろう。
僕等が日常生活の中で、CO2を無自覚に垂れ流しているとすれば、殺人に加担していることになるわけだ。同時にまた、自らがこういった災害の被災者になるとすれば、自殺行為を行っているということでもあるだろう。
では、具体的に何が出きるのか?
それを探ろうとしているこんなサイトがある。
http://www.teamgogo.net/webgougai/
このサイトの中になるページ
http://www.teamgogo.net/webgougai/message/03.html
も、面白かった。
この手のサイトは、どうも胡散臭いと思ってしまうのだが、このサイトを作っているteam gogoの呼びかけ人を見ると
http://teamgogo.s271.xrea.com/db/skin.cgi?table=message&skin=pc.html
結構知った名前があったりして、ちゃんとした団体のようだ。
posted by tady at 23:08| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

ひなた 読了

吉田修一著 「ひなた」を読み終わった。
2002年に「パーク・ライフ」で芥川賞を受賞した作家で、この受賞作はなかなか面白く、山本周五郎賞を受賞した「パレード」も面白く読んだのだけれど、その後「長崎乱洛坂」は、読み始めて数ページで僕には合わないことがわかって止めた。
今回も図書館で、彼の名前を目にし、さて、どんな作品だろうかと、とりあえず借りてみた。
章立てが、春・夏・秋・冬となっていて、登場人物達のそれぞれの春夏秋冬が、短篇のような形で描かれ、それがまとめられて1冊の作品となっている。
内容は、これといった特別の出来事もなく、登場人物達の日常が描かれていくのだが、夫に対する妻の裏切りや、ちょっと変わった形での妻に対する夫の裏切りなどがあり、もしかしたら現実にもこんな話はありかもねと思わされてしまう。
小品だが、大げさな意味ではなく、日常のなかで、幸せって何なんだろう? 愛するって何なんだろう? という問いかけがあり、読み終わったあと、なんとなく良い意味での居心地の悪さみたいなものを感じさせてくれる作品だった。
posted by tady at 21:39| ローマ | Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

今週食べたラーメン07年7月第1週

今週は、水曜日に、青葉台で途中下車し、竹馬でラーメンを食す。ここのラーメンも細麺で、透明鶏ガラスープだった。青葉台のラーメンって、和風細麺っていうのが多いみたいだ。丼が、ラーメン丼ではなく、やたら深くて食べずらかった。これも、青葉台のラーメン屋の特徴なのか、トッピングには、水菜が乗っていた。

金曜日に痛飲し、土曜日はかなりヘロヘロ。汗をかいてシャキッとするために、久しぶりに揚州商人で、夏メニューの激辛スーラータンメンを食す。出てきた麺に、さらにテーブルの上のラー油と黒酢をたっぷりと入れて、ヒーヒー言いながら、汗だくになって食べたら、割とすっきり。完全に回復したのは夜になってからだった。

日曜日。今週は二郎を全然食べておらず、ネットでチェックしていて、どうしても関内二郎のニラキムチ入りラーメンが食べたくなり、意を決して自転車で出かけた。
定期が切れることもあり、まずは最寄りの駅に行って定期を購入。その後、264を通って、新横浜、北軽井沢を経由して関内二郎に到着。1時半近かったのだが、長蛇の列。多分30人くらいはいたと思う。それでも40分待ちくらいで着席でき、小ニラキムチニンニクマシを食べた。
久しぶりの関内二郎で、美味しく食べただが、やはりかなりグルが入っているようで、塩分が高く、食べた後、舌がピリピリしていた。もう少し優しいスープならいいんだけどな、、、、、

自転車を新しくして、数日後に、走行距離や消費カロリーが表示されるメーターをつけたんだけど、読者の人にはまったく関係なく、個人の覚書として、その記録も書いておくことにする。

先週の土曜日に鶴見二郎に行ったときは、走行距離30.49キロで、消費カロリーは316.3キロカロリーだった。
その翌日の日曜日に川崎のマキタに行ったときは、素行距離37.07キロで、消費カロリー391キロカロリー。
今週は、土曜日はヘロヘロでほとんど自転車に乗らなかったので、日曜日に頑張った。
日曜日の走行距離は、49.75キロで消費かロリーは、494.9キロカロリーであった。
メーターをつけてからのこれまでの走行距離の積算は241.8キロとなっている。
雨の降らない土日しか走っていないし、カロリーの高いラーメンを食べているので、これくらいは走らないと、ちょっとやばい感じはしている。
posted by tady at 22:46| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犯罪におびえるイタリア

ここのところ、イタリアに関してネガティブなニュースを多く書いているんだけど、今日もレップブリカにちょっと気になるニュースが出ていた。
http://www.repubblica.it/2007/07/sezioni/cronaca/sandaggio-criminilata/
sandaggio-criminilata/sandaggio-criminilata.html

Deomos-coopが行った調査によると、この1年半の間に、犯罪に対する社会的緊張感がかなり高まっているそうで、イタリア人の10人中9人は、犯罪におびえており、さらに57%の人が、犯罪者に取り囲まれていると感じているという。
ちょっと見づらいけど、グラフがここにある。
http://www.repubblica.it/popup/servizi/criminalita/crimini.html
犯罪がとっても心配だと答えた人が47%、かなり心配と答えた人が45%で、二つを合わせると、実に92%が犯罪におびえていることになる。
さらに10人中8人は、この5年間で状況が悪化したと考えている。
特に、強く感じている人たちは、北西部と南部の都市に住んでいる女性と若者だという。
もっとも心配しているのは、自宅に窃盗犯がはいることで、55%。次いで、街中でのひったくり(49%)、クレジットカード詐欺(47%)となっている。
また、1年前に行われた恩赦が、犯罪の増加を招いたと考えている人が52%いる。
政治的傾向を見ると、中道右派支持者の方が、中道左派支持者よりも犯罪に対して敏感だという。

自衛策としては、47%が、ドアや窓の鍵をより頑丈にし、3人に2人は、警報装置を設置、また4人に一人は、夜間外出する際に、電気を点けたままにしているという。

イタリアの犯罪のニュースは、このブログでは、あまり載せないようにしているのだけれど、毎日のように、悲惨なニュースが出ている。今日も、ガソリンスタンドの経営者が殺害されたっていうのがニュースになっている。

また、ベルルスコーニ政権時代に、秘密警察が、政治家や判事などを密かに調査していたなんてスキャンダルが起きているし、ジェノバサミットの際に、殺害された若者の裁判の中で、当日の警官達の電話での会話が公開され、まったく統率が取れて居らず、また、治安を維持すべき立場の警官達が、デモに参加した若者達を目の敵にしていた様子が暴露されたりしている。

こんなニュースを毎日聞かされていれば、一般市民が不安になるのも当然だと思う。
日本では、年金問題で、皆とっても不安になっているわけだが、、、
posted by tady at 22:14| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

大量に輸入される中国トマト

イタリアが、アメリカワインを輸入してるって話を書いたのだけれど、Coldirettiが、またもやビックリするようなニュースを掲載していた。
http://www.coldiretti.it/docindex/cncd/informazioni/489_07.htm
先月末に、アメリカのFDA(アメリカ食品薬物管理局)が中国からの汚染食品(主に魚類)を輸入禁止にしているんだけど、イタリアでは、中国産トマトの加工品(主に濃縮トマトらしい)の輸入が、大幅に伸びているんだそうだ。2007年の第一四半期だけで、150%増だという。これは、中国から輸入している食品の31%にあたる。他にも、ニンニクやキノコと、りんごなども輸入しているという。
しかし、イタリアでは、加工農産品の原産地表示が義務付けられていないため、中国産メイド・イン・イタリーの製品が出回る危険性があるとColdirettiは指摘している。
イタリアのトマト産業は、185社の加工会社、6万ヘクタールのトマト畑、7千のトマト農家、生産高440万トンで、アメリカに次ぐ、世界第2のトマト生産国なんだそうだ。
一方中国では、1990年にトマトを大量に生産するようになり、今では、アメリカ、EUに次いで、世界3位の生産国になっており、その90%が海外に輸出されている。
濃縮トマトに関しては、中国で生産される50%がイタリア向けだという。

ワインはアメリカから、トマトは中国からとなると、今度は、パスタまで、どこからか輸入するようになるのではないかと、心配になってしまう。
スロー・フード運動発祥の国なんだけどなぁーー

と思って、Coldirettiの他の記事を読んだら、ちょっと安心した。
http://www.coldiretti.it/docindex/cncd/informazioni/478_07.htm
消えつつある、イタリアの伝統食を守るための法律が見直されて、4372の食品が保護の対象となったんだそうだ。
内訳は
パスタやパンなどが1301品
野菜およびその加工品が1230品
肉およびその加工品が730品
チーズが454品
飲み物が147品
ハチミツや牛乳など動物からの食品149品
魚介類が139品
特別な料理が142品
油脂類(バターやオイル)47品
調味料33品
で、合計4372品が、農業生産品文化財として認定されたんだそうだ。

もっとも、イタリアは、法律はあってもあんまり守られない国だから、認定されてもどうなるかは分からないけど、、、、
それでも、ないよりはマシってことだ。
posted by tady at 20:29| ローマ | Comment(5) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

大量に輸入されるアメリカワイン

イタリアって、ワインの国だと思っていたんだけど、どうやら海外から大量にワインを輸入しているらしい。
Coldirettiの記事によると
http://www.coldiretti.it/docindex/cncd/informazioni/484_07.htm
2007年の第一四半期だけで、アメリカからのワインの輸入が倍近く増えているんだそうだ。
ボトル換算で、
アメリカからの輸入は2530万本(輸入量の40%)
スペインからは1570万本(25%)
フランスからが1260万本(20%)
その他が1030万本(15%)
となっているんだそうだ。

同時に、イタリアワインの製法に関して、昨年の11月26日の省令により、ワインに木屑を入れることで、早期熟成を行うことが法的に認められてしまったことや、ラベル表示について、きちんとした法律がないため、国産ワインの70%に適性表示がなされていないなども問題もあるんだそうだ。
一方で、世界に輸出されるワインの25%はイタリアワインが占めているらしい。

イタリア産の良いワインは輸出に回され、国内では、輸入ワインを飲んでいるってことになってしまいそうだ。
posted by tady at 21:58| ローマ ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

死者75万人

東京大気汚染公害訴訟が、全面和解したってニュースがつい最近あった。
http://www.asahi.com/national/update/0702/TKY200707020288.html
和解までに11年の歳月がかかったという。
僕がまだまだずーと若かった10代のころ、もう、30年ほど前になるが、川崎の公害病患者さんたちを訪問してインタビューをしたことがある。
その中で、今でも忘れられないのは、大気汚染で喘息となり、喉にからまって切れない痰を切るために石油を飲むという話だ。
日本の公害問題は、高度経済成長がもたらした負の遺産だといえる。発生から、永い時間がたったにもかかわらず、表面に現れなくなっただけで、未だに多くの問題が未解決のまま、残されている。
例えば、水俣病問題でも、未だ未認定患者が存在するのだ。

今、中国が同じような道を辿っているみたいだ。
ファイナンシャル・タイムズが報じたところによると
http://www.ft.com/cms/s/8f40e248-28c7-11dc-af78-000b5df10621.html
世界銀行が中国政府と共同で行った調査があって、それによると中国では、主に都市部の大気汚染が原因で、毎年75万人が死亡しているという結果がでたんだそうだ。
これに対して、最終報告書のドラフトの段階で、北京政府は、その数値を報告書に入れないよう、世銀側に圧力をかけたんだそうだ。

このブログの記事を書こうと思って、再度、ファイナンシャル・タイムズのサイトをチェックしたら
http://www.ft.com/cms/s/b6ce981a-2a33-11dc-9208-000b5df10621.html
こんな記事も出ていた。
Jiangsu Province(江蘇省)では、河川が危険なレベルのアンモニアで汚染されていたため、二日間に渡り、20万人への水の供給をストップしたとある。
さらに、やはり世銀のデータとして、中国の農村地帯では、汚染された水を飲んでいることが原因で、毎年6万人死んでいると推測しているそうだ。

北京五輪開催まで400日と迫ってきたが、北京の大気汚染対策も全然進んでいないらしい。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/atmosferico/7836.php
これは、ラ・ヌオヴァ・エコロジアの記事だが、ファイナンシャル・タイムズのすっぱ抜き報道を受けて、北京市当局は、8月に2週間に渡って、車を全面通行止めにする計画を発表したとある。

日本にたくさん入ってくる中国製品。値段も安く、ついつい買ってしまうのだが、その中から、残留農薬だったり、違法な化学物質を使用した製品だったりが出てきている。
中国製品は信用できない。だからなるべく買わない。と僕も思っている。しかし、もう少しだけ想像を広げて、これらの製品を作っている(野菜だったら生産している)人たちの方が、ずっと深刻な被害を受けているのではないか? と考えてみると、かつて同じような道を歩き、負の遺産を抱えている日本だからこそ、もう少しなんとかアドバイスはできないものか? と思ってしまう。

ちゃんとやっている人たちもいるんだろうけど、、、
posted by tady at 05:29| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

東京ダモイ 読了

鏑木 蓮著 「東京ダモイ」を読み終わった。
第52回江戸川乱歩賞受賞作である。
ダモイとは、ロシア語で帰郷を意味する言葉らしい。
戦後、シベリアに抑留された元関東軍の兵士らが、日本に帰れる日を思いながら言った言葉だという。
ストーリーは、シベリアに抑留されていた時に、収容所で起きた殺人事件と、現在に起きた殺人事件を巡っての謎解きが、主題となっている。
文体は、実にオーソドックス(悪く言えば古くさい)もので、新人作家の作品という感じではない。
作品の中で重要な役割を果たすのが俳句であるというのも、着想としてはいいのかもしれないが、余計に古くさい感じがしてしまった。
後半には、老人施設の問題が語られるのだが、僕自身がヘルパー2級の勉強をしているので、そういう考え方もありかもと思わせる部分もあったりした。
ただ、ミステリー作品としては、もうひとつひねりが欲しかった。

この作品を読み始めてすぐに、電車の吊り広告にで、この著者が、雑誌「第三文明」の巻頭エッセーを書いている事を知り、そうなのかーーーと思ってしまったのだが、作品自体には、あまりその匂いはない。
posted by tady at 21:27| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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