2008年04月30日

Vday2&ローマ市長選

ここ数日なんだか忙しくて、更新ができていない。
ちょっと気を抜くと、ズルズルと日にちが経ってしまうので、注意しないといけいないと思っている。
そんなわけで、4月後半の気になるイタリアのニュースをちょっとまとめておこうと思う。

まず4月25日(この日はイタリアの解放記念日でもある)に、Beppe Grilloの呼びかけで、Vday2がトリノで行われた。
Beppeのブログ日本語版に詳細が書いてあるので、ここでは省略するけど、
http://www.beppegrillo.it/japanese/2008/04/post-19.html#comments

ベルルスコーニが首相となった今、彼が呼びかけている情報の自由を求める運動は、ますます重要さをますように思う。
なんてたって、国営放送と民放のほとんどを、ベルルスコーニは手中に納めたわけだから、、、、、

そして、この間の日曜日、ローマ市長選の決選投票が行われた。
これは、先の国勢選挙の際に、地方自治体の選挙を合わせて行った都市があるのだが、ローマでも、市長を辞めて民主党の代表となったヴェルトローニの後釜を決める選挙が行われた。
イタリアの場合、地方自治体の首長を決める選挙では、投票されたうちの過半数を得なければ、当選とならない。誰も過半数を得票できなかった場合は、上位二人の決選投票が行われることになる。
今回のローマ市長選では、中道右派のAlemannoと元市長で、中道右派のRutteliの二人による決選投票が行われた。
その結果、Alemannoが53.7%の票を得て当選した。
http://www.lastampa.it/Dossier/elezioni08/
あー、ローマまでも、、、って僕は思ってしまうのだが、イタリアの右傾化は、かなり気がかりだ。
posted by tady at 23:11| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター 読了

五十嵐貴久の「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」を読み終わった。
若者たちを描いた青春小説ってのがあるとすると、まさにそのオバサン版って分類になるのかもしれない。
主人公は1951年生まれで、小説の舞台となる1995年時に44歳の専業主婦って設定になっている。
その主人公と友人達が、女だけのバンドを組んで、タイトルにもなっているディープ・パープルの曲を演奏するってのが話の筋だ。
作者は1961年生まれの男性なわけで、実体験を元にした小説ってことではないようだ。しかし、そのわりによく書けている。
あっさり読める読後感爽やかな小品であった。
posted by tady at 15:50| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週食べたラーメン08年4月第4週

月曜日、ラーメン甲子園に新店が入っているようなので行ってみることにする。
「麺屋空海」と「札幌めんたつ」、「まぜや八兵衛」の3店舗が新しく入っていた。
空海は、結構有名店なので、とりあえず食べてみた。注文したのは味玉そば醤油。
まずくはないけど飛び抜けて美味しいと感じるものはなかった。味玉が冷たいままなのは、ちょっといただけなかったし、コストパフォーマンス的に830円はかなり高い。もっともこういうフードテーマパークに出店する場合は、出店料とかがかかるんだろうし、全体に割高になるのは致し方ないのかもしれない。

金曜日、友人から連絡があり、都心で会うことに。ちょうど早番で、時間もあったので、会う前に神保町二郎を目指したのだが、18時ちょっと過ぎに到着すると、既に長蛇の列。30人以上はいたであろ。仕方なく、さぶちゃんを除いてみると、珍しく列がなく、すぐに座れた。もちろんここ発祥といわれている半チャンラーメンを注文。
久しぶりに食べたんだけど、相変わらずうまかった。
その後、焼き鳥を食って一杯のみ帰宅。さすがに腹が苦しかった。

よく土曜日は、休みで、ちょうど今が見頃のツツジで有名な川崎市宮前区にある等覚院に行ってみた。真っ赤なツツジが実に鮮やか。これまで二度ほど訪れているのだが、いずれも満開の時期を過ぎており、今回ようやく満開のツツジを見ることができた。
午後になると雨が降り出したため、バスを乗り継いで川崎二郎に向かった。GW前、最後の営業日で、しばらく食べられなくなるからだ。
到着したのは閉店時間30分ほど前の15時半ごろ。10人あまりが列を作っていた。
小ラーメンニンニクヤサイを注文。分厚く切られた豚が2枚入っていて、大満足。これで、GW中に二郎が食べられなくても、大丈夫そうだ。

日曜日、月曜日に訪れたラーメン甲子園で、気になっていたまぜや八兵衛に行ってみた。
ラーメンとビビンバの店って感じで、注文したのは辛中華。
最近、辛いラーメンを食べていないし、前日の酒が少し残っていたこともあり、しっかり汗をかきたいと思ったからなのだが、全然辛くない。確かに色はかなり赤いんだけど、全然パンチがない。やっぱり中本の蒙古タンメンくらい辛くないとだめだ。
チャーシューはかなり大ぶりだが、薄く、ハムのようだった。薬味には刻み玉ねぎとネギ、こがしネギが乗ってきたのだが、玉ねぎはアクセントになってなかなかよかった。
でも、一度でいいな。
posted by tady at 12:51| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロング・グッドバイ 読了

矢作俊彦のThe wrong goodbyを読み終えた。
longじゃなくてwrongってのが捻ったつもりなのかも、、、
矢作俊彦は、たまーに良い作品を書くんだけど、今回はちょっとハズレかな。
「スズキさんの休息と遍歴 またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行」は面白かった
「あじゃぱん」もかなりよかった。
「ららら科学の子」はまだ読んでいない。
この人の作品は、どこか人を食ったところがあって、文章的にもひとりよがりって部分があり、はまるといいんだけど、そうじゃないとかなり読みづらい。
80年代に書いた、「コルテスの収穫」って作品なんか、上中下三冊のはずが、下は未だに出ていない。

この本は、僕には合わなかった。
舞台仕立てとしては、ヴェトナム戦争と米軍基地と華僑と横浜と横須賀。
描写される横浜と横須賀の街の雰囲気とかは、面白く読めたんだけど、ストーリー展開がいまひとつ。
余分な枝葉を取り払って、メインストーリーをもう少し掘り下げるとよかったのにっていうのが、読後感だ。

posted by tady at 10:25| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

コロンボ

刑事コロンボで有名になったピーター・フォークが、ホームレスのような恰好で、ビバリー・ヒルズを徘徊していたっていうニュースがあった。
http://www.repubblica.it/2006/08/gallerie/gente/peter-falk/1.html
この写真はあまりにも残酷かもしれない。

彼も80歳になるんだそうだ。
こっちの記事は、もう少しオブラートにくるんである感じ。
http://www.lastampa.it/redazione/cmsSezioni/spettacoli/200804articoli/32245girata.asp

いずれにしても、老いという避けることのできない現実を痛感する。

つい最近、日本語版の刑事コロンボを演出した人も亡くなっている。
http://www.2nn.jp/mnewsplus/1205886838/
http://www.choix.jp/getpost/2011172

たまたま、僕の仕事場に短い期間だがいらっしゃったことがある方なので、ピーター・フォークの記事を見て、思い出してしまった。

刑事コロンボは日本語版wikipediaにも項目があったりする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA
%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%9C


なにか、ひとつの時代が終わりつつあるような感慨にとらわれている。
posted by tady at 22:30| ローマ | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月24日

総選挙の分析始まる。

4月13日・14日に行われたイタリア総選挙の分析が出始めたようだ。
今回の選挙の最大の特徴は、少数派ながらも、常に存在していた左派政党が消えてなくなったことだ。
この中には、緑の党も含まれている。
投票直後の風刺漫画に、.comのドメインをもじって、「sinistra.coma」っていうのがあった。sinistraは左翼、comaは危篤状態って意味だ。

どうして、今まで左翼を支持していた人々が消えてしまったのか? っていうのは、結構話題になっているみたいだ。
それは、バールでの四方山話などでも、様々に議論されているらしい。

そういった噂や憶測による政治談義ではなく、データを元にした分析の概要が、Censis=Centro Studi Investimenti Sociali(イタリア社会投資研究センター)から発表された。
詳細は、4月29日に公表されるようだ。
http://www.unita.it/view.asp?IDcontent=74889

Censis本家のサイトはここ
http://www.censis.it/

概要は、登録すると(無料)、PDFファイルでダウンロードできる。
僕もダウンロードして、ざっと読んでみた。

これを読むと、「イタリア人はどうして右翼のベルルスコーニを勝たせてしまったのか?」っていう僕的には非常に興味のある疑問が、なんとなく解けてくる。

数字的に見ると、まず投票者数が、前回の2006年の下院選挙時に比べて4.5%、有権者数にして170万1千人減少しているという。
さらにベルルスコーニの党は、前回の2006年の選挙に比べて、得票数を100万1千票も失っている。しかしながら、共闘した北部同盟やMPA(自治運動)が大幅に得票数を伸ばしており(合計で167万8千票)、±68万6千票得票数を伸ばし、結果的に中道右派が勝利した。

また、中道左派のヴェルトローニ陣営も、全体としては、38万3千票近く得票数を伸ばしているのだが、中道左派の母体となった民主党は、前回の選挙よりも33万3千票ほど減少しており(その当時は民主党は存在していなかったので、民主党の母体となった政党の合計で換算しているものと思われる)、その一方で共闘したディ・ピエトロの党が71万7千票ほど得票数を伸ばしたが故の増加ってことらしい。

まだ、全文を読んでいないのだけれど、どうやら表向きでは、ベルルスコーニ対ヴェルトローニの対決と見られていた今回の総選挙は、実は、そうではなく、それぞれの陣営が共闘した、小政党へ票が流れていたってことらしい。
その煽りを食って、当選者を一人も出せなかったのが、左翼政党の連合Sinistra arcobalenoってわけだ。

小政党が潰れ、いよいよイタリアにも2大政党制の時代がやってきたみたいな解説が、日本のマスコミにはみられたんだけど、実態はもう少し複雑なようだ。
イタリアの国民は、決してベルルスコーニのマスメディアを使っての大量宣伝に踊らされていたのではなく、壮大な民主主義の実験をかなり冷静に見ているらしいってことが、おぼろげながらも見えてくる。
posted by tady at 22:25| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日

最古の油絵?

2001年に、タリバンによりバーミヤンの石仏が破壊されたのは、有名な話だ。
今の人間の争い事によって、過去の大切な遺産が破壊されていくことの象徴的な出来事と言っていいだろう。
破壊されてしまった石仏を復元しようという試みが、国際協力の元に行われている。
なんとも矛盾した話ではある。
破壊された石仏の背後には、数多くの洞窟があり、その壁面には仏教画が描かれているという。
しかし、その壁画も、経年変化や洞窟で暮らしていた人々が使った火による煤などで、かなり傷んでいるらしい。
これらの壁画も、現在国際協力の元に復元作業が続いている。
そんな中で、最古の油絵が発見されたらしい。
http://lescienze.espresso.repubblica.it/articolo/
In_Afghanistan_i_primi_affreschi_a_olio/1328505


これらの壁画が描かれたのは7世紀頃のことで、ヨーロッパで油絵の手法が「再発見」されるずっと以前のことだといいう。

この国際プロジェクトには、日本の東京文化財研究所ってところも加わっているらしい。
http://www.tobunken.go.jp/~kokusen/JAPANESE/DATA/PRESS/bamiyan_08.html

今回発見されたのは、このプロジェクトの依頼を受けて調査したEuropean Synchrotron Radiation Facilityってところが行った調査によるものだそうだ。
http://www.esrf.eu/news/general/bamiyan/

壁画は、くるみ油や麻油を使ってかかれていたらしい。

未だ戦闘の続くアフガニスタンにあって、国際協力により、宗教とは関係なく、人類の文化遺産が修復されているっていうのは、嬉しい。
こういったニュースこそ、もっと報道されていいと思うのだが、、、、
posted by tady at 22:57| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Beppe Grillo日本語版ブログ大幅改善

久しぶりにBeppe Grilloの日本語版ページを開いてみた。
http://www.beppegrillo.it/japanese/
普段は、イタリア語の方を読んじゃうし、日本語版は、翻訳の質が悪くて、何を言っているのかチンプンカンプンだった。
それが、大幅に改善され、翻訳の質はかなりあがり、更新頻度も以前よりずっと頻繁になっている。
今までは、ネタ元として、良く使っていたBeppeのブログだが、わざわざ僕が訳さなくても、日本語で読めるようになったのは、嬉しい。

今回の総選挙ネタが、しっかりと翻訳され日本語になっている。紹介しようと思いつつ、時間が無くて出来なかった話題だ。
本家の日本語版を読んでみて欲しい。

日本語になっていても、イタリアについて知っていないと理解しづらい部分はあるものの、マスメディアでは報道されないイタリアについての情報源としては、かなり良いと思う。
問題は、コメントが少ないこと。日本人によるコメントはなく、イタリア語で嫌がらせのコメントが書かれているようだ。本家のイタリア語版には、ものすごい数のコメントが書かれているのだが、こういったブログにコメントを書くというのは、日本人の体質に合ってないのかもしれない。
ラベル:Beppe Grillo
posted by tady at 08:00| ローマ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月22日

偽オリーヴオイルで39人逮捕

オリーヴオイルは、我が家では不可欠な食材である。
家では、サラダオイルはまったくと言って良いほど使わない。使っているのはごま油かオリーヴオイルだ。
例外的に揚げ物をするときには、キャノーラ油を使っている。

和風や中華の炒め物などの時はごま油。洋風の料理には、オリーヴオイルである。

オリーヴオイルにも様々な種類があり、生産国によっても味が違う。イタリア国内でも、産地によって濃さや色合いなどが違っているし、本当に美味しいオリーヴオイルは、ボトル詰めの市販品ではなく、生産者直のものだったりする。
エクストラヴァージンオイルと言われるのは、いわゆる一番絞りのオイルで、もっとも極上と言われるのは、熱をかけずに、石臼で絞ったものだと言われている。
オリーヴの実から油を搾り取る際に、加圧により熱をもってしまうのだが、石臼だと、その熱を石が吸収し温度が上がらないから、酸化しない良質のオイルを絞ることができるらしい。

一方、品質がそれほど高くないものは、加熱したり、溶剤を使って油を絞るんだそうだ。

以前聞いて納得してしまったのは、オリーヴオイルというのは、他の植物油が、種から油を搾り取るのに対し、果実の果肉から油を搾り取るので、言ってみれば、オリーヴの実のジュースなのだという話だ。

ところが、アメリカから輸入した大豆油に着色をして、オリーヴオイルとして販売してた組織が摘発されたってニュースが出ていた。
http://bari.repubblica.it/dettaglio/Falso-olio-doliva-39-in-manette-
Lextravergine-nasceva-dalla-soia/1448218?ref=rephp


これはこれでショッキングなニュースなのだが、この記事にあるCIA(=Confederazione Italiana Agricoltori=いわゆる農協かな?)の人の話の方がもっとショッキング!
「イタリアの場合、エクストラヴァージンオイルが入っているという9本のオリーヴオイルがあったとして、そのうち本当に入っているのは7本で、2本は嘘つき。入っているという7本のうち、本当にイタリア産のエクストラヴァージンオイルが入っているのは、4本のみで、あとの3本は外国製のオリーヴオイル」なんだそうだ。
まあ、これはイタリアの国内市場の状況らしいんだけど、、、

逮捕された連中の電話のやりとりを、軍警察が傍受していたそうで、そのなかの会話として「麻薬を売ろうってわけじゃないし、そんなにヤバくない」なんてものもあったそうだ。

日本でも食品偽装の問題が、昨年大きく取り上げられたが、イタリアも似たり寄ったりって感じのようだ。
posted by tady at 23:35| ローマ ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

今年のドナテッロ賞は、、、

David di Donatello2008が早々と発表された。
昨年発表があったのは6月だったから、やけに早い感じだ。
Nanni Morettiが主演した話題作「Caos Calmo」は、下馬評は高かったものの、最優秀賞は逃した。
変わって、受賞したのは、Andrea Molaioli監督作品「La ragazza del lago」である。
他の受賞作についてはここ
http://www.daviddidonatello.it/schedaannoultimo.php
主なところを、ざっと訳しておく

最優秀作品賞
La ragazza del lago
(邦題「湖のほとりで)
監督Andrea Molaioli

最優秀監督賞
Andrea Molaioli
作品名La ragazza del lago

最優秀新人監督賞
Andrea Molaioli
作品名La ragazza del lago

最優秀脚本賞
Sandro Petraglia
作品名La ragazza del lago

最優秀プロデューサー賞
Francesca Cima、 Niccola Giuliano
作品名La ragazza del lago

最優秀主演女優賞
Margherita Buy
作品名Giorni e Nuvole

最優秀主演男優賞
Toni Servillo
作品名La ragazza del lago

最優秀助演女優賞
Alba Rohrwacher
作品名Giorni e Nuvole

最優秀助演男優賞
Alessandro Gassman
作品名Caos Calmo


最優秀作品賞を受賞した作品は、今年のイタリア映画祭で「湖のほとりで」という邦題で、上映されることになっている。監督も来日するようだ。
また、最優秀主演女優賞を受賞したMargherita Buyが出演した作品、Giorni e Nuvoleも、邦題「日々と雲行き」として、イタリア映画祭にて上映が予定されている。

イタリア映画際についてはここ
http://www.asahi.com/event/it08/

ここ数年、イタリア映画祭上映作品は、ほとんど見てきたのだが、今年は仕事の都合もあって、全部は見られない。
あらかじめ、イタリア人の友人にメールで問い合わせて、おすすめ作品を聞き、5作品だけは、前売券を買った。
その中に、今回受賞した2作品も入っている。
今年も楽しみだ。
posted by tady at 18:15| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週食べたラーメン08年4月第3週

15日が休みで、春の天気に誘われて、高尾山まで行ってきた。
11時ごろに高尾山口に到着し、稲荷山ルートを選択。尾根の道を歩く。急な登りのあとに、平坦な道があり、そしてまた登りといった緩急のあるコースで、尾根道なので眺望も良い。残念ながら春霞がかかり遠くまでは見張らせなかったが、うぐいすの鳴き声が聞こえたり、スミレの群生があったりで、気持ちの良いハイキングができた。最後に急な階段をしばらく登ると頂上に到着。平日にも関わらず、多くの人たちが山歩きをしていた。
下りは、6号ルートをたどり、沢沿いの道を歩いた。夏場には最適なコースかもしれない。途中小学生の団体が歩いていて、実に賑やかだった。
麓に戻ってきたのは13時。2時間ほどの山歩きだった。
高尾山まで足を伸ばしたので、帰りはめじろ台二郎に寄ることにした。
めじろ台の駅から歩き始めたのだが、「やっぱりバスに乗った方がよかったかなぁ」と後悔し始めたころ到着。
待ち客は3人ほどで、すぐ座れた。小を注文。
普段よく食べる小杉や上野毛にくらべるとやや太めの麺で、豚もしっかりしていて、なかなか美味しかった。もう少し近ければ、時々訪れたいと思う僕好みの二郎だった。

その後は5連続勤務で、休みはなし。それでも土曜日には、ヘルパー2級研修を一緒に受けたクラスメイトたちとの飲み会が入っていて、早番勤務を終えた後、会場の居酒屋に向かった。
途中、中央林間ののすけで、白ラーメンを食べる。細麺と太麺が選べるのだが、細麺をチョイス。スープはいわゆる家系のような感じで、細麺と合わせると博多ラーメンぽい味だった。
他に魚粉を入れた黒ラーメン、辛味噌の赤ラーメンがある。太麺との組み合わせで、他のメニューも味わってみたいと思わせるラーメンだった。
約束の時間より早めに現地に到着してしまったので、近くにある立ち飲み屋で焼き鳥を3本ほどと生ビールを飲んで、時間を潰し、宴会に向かう。
翌日も早番だったので、1次会で切り上げて帰るつもりが、2次会のカラオケまで連れていかれる。
帰りの途中で、ニュー坦々麺中辛を食べ、自宅に帰り着いたのは1時半を回っていた。

翌日は、早番の後、今年介護福祉士に受かったという友人と会うために六本木ヒルズまで出かける。
ヒルズの居酒屋で、介護の話をあれこれ。その人は訪問介護を専門にやっているのだが、施設との違いなどについて、話を聞き、勉強になる。六本木ヒルズに住んで、訪問介護を受けている老人もいるそうで、ヒルズ族にもいろいろいるもんだと関心。
そこで飲んだ純米酒がまた美味しくて、最寄りの駅までも終電を逃す。仕方ないので、途中で無双に入り、張る限定メニューの「中華そば」を食べたのだが、いや、実にまずかった。スープを一口すすると、甘い。まるで砂糖をいれたような甘さ。そして宣伝文句には、ショウガが薫るというようなことが書いてあったのだが、業務用のおろし生姜が乗っていて、それを溶かすとスープ全体が薬臭い味になってしまった。
よっぽど残してしまおうかしらんと思うほどまずいラーメンに久々に巡り会った。
posted by tady at 16:08| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月18日

砂漠化するシシリア

シシリア島の70%が砂漠化する危険があるんだそうだ。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/clima/9640.php
La nuova ecologiaのこの記事によると、砂漠化するリスクが非常に高い地域が43.22%、高い地域が30.79%で、リスクが低いと考えられるのは、わずかに0.25%しかないそうだ。
特にリスクが高い地域は、エンナ、カルタニセッタ、トラパニだという。

日本でも、シシリアのレモンとか、オレンジが売りの飲料水やお酒が売られているが、それも飲めなくなってしまうかも、、、、

もともと、シシリア島で、オレンジなどの柑橘類の栽培が盛んになった理由は、イスラム世界がシシリアを支配していた時に持ち込まれ、建設された灌漑技術があるからだと言われている。

スペインのアルハンブラ宮殿なんかも、灌漑技術はイスラム世界が持ち込んだものだ。

歴史の中で、人間達が争いを続ける一方、こういった食材は、国境を越えて世界に広がってきた。
ジャガイモやとうもろこしは、中南米原産なわけで、ヨーロッパがラテンアメリカを支配しなければ、現在のような形で世界には広がらなかったろう。
例えば、ジャガイモのないドイツ料理って今では想像できないが、歴史的に見ればわずか400年ほどのことだ。

しかし、そういった生産の基盤となるべき大地と自然が、いよいよヤバくなってきている。
フードマイレイジなどを常に頭の角において、買い物もしなければいけないのかもしれない。
去年の10月から更新されてないみたいだけど、こんなサイトもあった。
http://www.food-mileage.com/

僕等の食卓と、シシリアの砂漠化(だけじゃないけど)は、実はつながっているのだから、、、、
posted by tady at 09:39| ローマ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月17日

原発が招く魚の惨劇

ってタイトルの記事が、La Nuova Ecologiaに出ていた。
http://www.lanuovaecologia.it/inquinamento/nucleare/9651.php

これは、イギリスにあるPisces Conservation Enviromentalってところが行った調査に関する報道のようだ。
元ネタは、イギリスの新聞タイムズに掲載された記事みたいだ。
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/environment/article3740173.ece

ようするに、海岸にある原発が、冷却水として海水を吸い込むときに、とてつもない数の稚魚も一緒に吸い込んでおり、それが漁業資源の枯渇を招いているという内容だ。その被害は、捕獲高の50%にも登ると資産されているようだ。

ふつーに考えれば当たり前と言えば当たり前の話で、今更って気がしないでもないが、こうした科学的な調査結果として、発表されることに大きな意味があるのかもしれない。

以前聞いた話だが、日本の原発でも、ありえないことが起きているらしい。それは、絶対は入り込むはずがないと言われていた原発の冷却水取水口に、ウミガメが首を突っ込んで死んでいたことがあるんだそうだ。
クラゲの大群が押し寄せてきた時にも、原発は大変なことになったらしいが、放射能の問題だけでなく、原発が環境に与えているネガティヴな影響って言うのは、計りしれない物があるようだ。



産業の形っていうのは、技術の進歩とともに変化していく。むかーし聞いた話なのだが、戦前は、満鉄(満州鉄道)を筆頭に、鉄道が大量輸送手段として花形であり、多くの若者が就職を希望したんだそうだ。
それが、自動車の普及とともに、集約型大量輸送手段は没落していったという。簡単に言えば、自家用車や宅配便にとって変わられたってことだ。

電力も、大規模な発電所で、電気をまかなうのではなく、分散化した形で、環境に多大な影響をあたえないように発電し、それをネットワークでつなぐって言うのが、将来的な電力のあり方のような気がする。
今は電力会社の巨大システムに依存しているけれど、そのうち、各家庭で太陽光なり風力なりを使った発電が可能となり、一極集中型の巨大システムは終焉を向かえるのではないのだろうかと、希望的観測も含めて思っている。
posted by tady at 22:15| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月16日

JJ3殺される

先日、このブログお伝えした熊、JJ3が、スイス政府によって殺害されてしまった。
http://www.repubblica.it/2007/06/sezioni/ambiente/orsa-jurka/
abbattuto-jj3/abbattuto-jj3.html


スイスの首都ベルンにある動物園が、この熊を収容することを申し出ていたのだが、政府は、殺害する道を選んでしまったようだ。

イタリア環境連合は、以下のような声明を発表している。
http://www.legambiente.eu/globali/archivi/news.php?idArchivio=2&id=4446
見出しだけ訳出しておく。
イタリア環境連合「残酷な行為であり、種の多様性を損なう行いであることを、スイスは知るべきである。アルプスの自然を守るための国際的な取り決めを早急に定める必要がある」

それにしても、なんだかなぁーー
コメントする気力も萎えてしまう。
posted by tady at 23:11| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月15日

イタリア総選挙雑感

4月13日から14日にかけて投票の行われたイタリア総選挙は、ベルルスコーニが率いる中道右派の勝利に終わった。
日本のマスメディアも報じているし、
http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY200804150008.html?ref=rss
より詳しく書かれているこんなブログもあるので
http://senese.cocolog-nifty.com/koukishin/

僕のブログでは触れなくてもいいかなと思っている。
ただ、注意しておきたいのは、今回の投票率が下がっていること。2006年の総選挙の時は83.6%だったが、今回は80.5%に留まっている。まあ、日本の選挙の投票率に比べればずっと高いんだけど、イタリアでも政治離れが徐々に進んでいるみたいだ。

結果的には、中道右派が勝利しているんだけど、現在のイタリアの選挙制度では、死に票が多いという欠点がある。得票率で僅差でも、負けてしまうと議席は割り振られることがない。
投票結果の分析は、今後イタリアのメディアで詳しく報じられるだろうが、国民の意志が必ずしも議席数に反映していないのではないかってところが気がかりだ。
その結果といってはなんだが、左派系の小政党が、まったく議席を獲得できていない。
二大政党制が促進されたと見る向きが多いようだが、政権政党を監視する目がなくなってしまったのではないかと心配だ。

親ブッシュ派として知られるベルルスコーニだが、アメリカでオバマが勝利したら、どんな外交政策をとるんだろうか?

年齢的にも71歳のベルルスコーニが返り咲いてしまったことで、イタリア政界の老害も心配だ。

日本人の僕があれこれ言ってもしょうがないのだが、イタリア国民はどうして右派(というよりもベルルスコーニって完全に右翼だけど、、、)を選んでしまったのか、なにか釈然としない。

ベルルスコーニがどんな組閣を行い、どんな政策を行うのかは、今後を見なければいけないのだkれど、ついついスペインのサパテロ政権と比較してしまう。

先日の選挙で大勝したサパテロは、新しい組閣で、女性閣僚9名、男性閣僚8名という女性の方が多い政権を作っている。
http://www.ansa.it/opencms/export/site/notizie/rubriche/
approfondimenti/visualizza_new.html_47508303.html


古い考えに固執し、弱者を切り捨てて、経済政策のみを優先するような政権運営が、ベルルスコーニ政権下で行われるなら、イタリアはますます疲弊して言ってしまうような気がする。

気になるのは、今回同時に投票が行われた地方選の結果だ。国政選挙とどのように違うのか、現時点では結果はまだ出てきていないようだ。

市民生活により密着している地方自治体が、どのような政権になるのかってことは、もしかしたら、今後のイタリア全体の政治の動きを見るときに、重要になるんじゃないかって気がしているからだ。
Beppe Grilloも市民リストによる地方自治への政治参加を呼びかけていたみたいだし、地方自治政治がどれだけ機能するのかってことは、ひどい国政から市民を守るためのクッションとして重要だと思う。

日本でも後期高齢者保険の問題で、地方自治体が公費での補助を行っているっていうのが、報道されていたが、
http://www.asahi.com/life/update/0414/TKY200804140237.html

国民のための国政を任されているはずの国会議員や、国民の公僕であるはずの各省庁の官僚たちが、国民の方を向いてないのだとしたら、国ってシステムを根底から覆すためには、地方自治の復権が今もっとも重要なのかもしれない。
posted by tady at 20:09| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月13日

影絵の騎士 読了

大沢在昌の「影絵の騎士」を読み終わった。
これって大昔の「BDT」の続編らしい。
いわゆる近未来小説ってジャンルになるんだろうか?
図書館で借りてきて、しばらく読まずに放っておいたのだが、返却期限が近づいて来たので、読み始めた。
そうしたら、しょっぱなから、主人公は「オガサワラ」に住んでいることになっていた。
こりゃ読むしかないと読み始めたんだけど、小笠原の話はほとんどなし。
ただ、ネットワークとムービーと原発。それにロシアマフィアとチェチェンマフィアの抗争など、舞台設定や道具仕立ては、さすがベストセラー作家って感じで、そこそこ楽しめた。
でも、この人のSFっぽい作品は、例えば「新宿鮫シリーズ」なんかと比較すると、ちょっと物足りない。
これも、ベストセラー作家が負うべき宿命なのかもしれないが、粗製濫造とまでは言わないまでも、荒い感じがした。
posted by tady at 22:57| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週食べたラーメン08年4月第2週

今週ラーメンを食べたのは1回だけだった。
10日木曜日が夜勤で、その日の昼間に、上野毛二郎へ。
雨模様の日で、公共交通機関を使ってでかける。
12時ちょっと前に到着すると、既にサラリーマンらしき団体が列を作っていた。
それでも比較的回転がよくて、15分ほどで着席。小ラーメン麺固め、ニンニクヤサイを食べた。
上野毛二郎は、二郎各支店の中でも、小ラーメンが650円で、割高感があったのだけれど、最近各店とも値上げが行われていて、今や逆に割安に感じてしまう。
2枚入っていた豚は、1枚はやや固めだったけど、もう1枚は、いい感じの歯ごたえで、うまかった。
それから仕事に行ったのだけれど、夜勤前の二郎は、スタミナをつけるためにはいいかも。
かなり疲れが溜まっているんだけど、どうにか夜勤を乗り切れた。

そして12日が休みだったのだが、この日は家人のお供で、横浜市営地下鉄グリーン・ラインの各駅を訪問。終点である中山駅で、ちょうど昼時。本当は、スペシャル21で食べたかったのだが、家人は、脂っこいのはダメってことで、入ったのはその隣の日本そば屋八雲。しかし、そのそば屋なかなかうまかった。コストパフォーマンスもよくて、せいろを注文したら2段重ねで出てきた。ラーメンは食べられなかったが、かなり満足。

今度の休みは明後日。さて、どこのラーメン屋にいこうかな?
posted by tady at 22:47| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スリー・ストライクはアウトじゃない

欧州議会は、著作権保護のため、P2Pを使用して3回以上不法にデータをダウンロードした人のネットへの接続を切ってしまうっていう提案(通称スリーストライクプラン)を否決したそうだ。
http://www.corriere.it/scienze_e_tecnologie/08_aprile_11/europa_disconnessa_a003
1d00-07bd-11dd-b1ed-00144f486ba6.shtml

P2Pのソフトを使ってのファイルシェアリングは、日本の場合、winnyやwinmxってソフトが普及して、いろんなところからデータが漏洩して問題となり、「いけいないこと」って思われている。
しかし、EUでは、ちょっと事情が違うようだ。

著作権の保護と個人の権利や自由の関係についてのとらえ方が違うんだろう。
EUの状況について調べていたら、こんなサイトがあった。
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-609.html

トップページはここ
http://peer2peer.blog79.fc2.com/

まだ、ちゃんと読んでいないんだけど、面白そうなブログだ。

例えば、僕が使っているLinuxなんかの場合、OSがフリーでダウンロードできるのだが、サーバーへのアクセス集中を避けるために、BittorentってP2Pソフトを使用することが推奨されていたりする。

個人的には、著作権は保護されるべきだと思うけれど、それは、人類共通の財産であるって認識もまた必要なことだと思う。

なんでもかんでも著作権で保護し、金儲けの対象とするのはいかがなものか?
posted by tady at 22:31| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

JJ3を救え!

JJ1って熊の話は、だいぶ以前にこのブログに書いた。
その母熊であるJurkaのことも、、、、

今度は、その弟にあたるJJ3が殺されるかもしれないってことで、スイスの環境保護団体がアピールを出した。
http://www.repubblica.it/2007/06/sezioni/ambiente/orsa-jurka/
appello-animalisti/appello-animalisti.html


イタリアで問題を起こしたJJ3は、現在スイスに引き取られて、スイスの保護地域にいるらしいんだけど、そこでも問題を起こしていて、危険だから殺してしまおうっていう動きがあるようだ。

まさにドイツで殺されたJJ1の二の舞だ。
彼らは好き好んでイタリアやドイツ、スイスに来たわけではなく、絶滅の危惧される動物として、比較的多く生息している旧東欧圏からわざわざ連れてこられたのだ。

それなのに、人間に危害を加えるかもしれないってことで、殺されようとしている。
だったら、最初から連れてこなきゃいいのに思ってしまう。

80年前に、スイスで殺された最後の熊は、剥製にされ博物館に飾られているという。
JJ3も殺されると剥製にされ、その隣に並ぶんだろうと上記の記事には書いてある。

人間ってなんてわがままなんだろう。
posted by tady at 22:52| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

e-教科書

イタリアの学校の教科書はやたらに重い。
どれくらい重いかというと、成長期の子供たちが通学用のリックに教科書を入れて学校に行くだけで、背骨に影響をきたすと言われるくらい重い。
また、コストも相当かかるようで、教科書の中古が売られていたりもした。

それらの問題を解決する、画期的な試みが開始されるらしい。
http://www.repubblica.it/2008/04/sezioni/scuola_e_universita/servizi/e-book/e-book/e-book.html
教科書をebookにしてしまおうって実験が、この秋から始まるようだ(イタリアの新学期は秋からだ)。

これを仕掛けたのは、出版社側らしく、教科書をPDF化して、それを電子ブックで見られるようにし、学校に重い紙の教科書を持っていかなくてすむようにするって試みらしい。同時に、大量の紙に印刷された教科書にかかるコストも削減できると言っている。電子化することで修正=アップデートも、データをダウンロードすることで簡単に出きるという。
これって、かなり画期的。

日本でも、やればできることだと思う。ただ、日本の場合は、文部科学省による検定っていうややこしい問題があったりする。
また、個人的な経験からいうと、だいぶ以前、DTP業界で働いていたころ、大手の塾のテキストを作成するっていう仕事をやったことがある。
その会社も電子化を考えていたみたいなんだけど、数式などの複雑な表記(ルートだのシグマだのね)は、当時のDTP技術では、表現するのに非常に手間がかかった。
そして、一般的に使われているパソコンのひらがなと、文部科学省が定めているはずの「本当の」日本語のひらがなは、ちょっと違っている。それゆえ、パソコンのフォントに教科書体なんていうのがあるんだけど、例えば「さ」。業界では、さ切り文字なんていっていたんだけど、「さ」の本来の日本語は2画目で跳ねて切れ、3画で終わるんだけど、多くのパソコンフォントは、それが切れてなーいんですね。
パソコンの文字を定めたのは、JIS規格を管理していた当時の通産省(現在の経済産業省)だった。だから、当時の文部省(現在の文部科学省)の規格と違っちゃったという歴史的経緯があるようだ。

有害サイトにフィルターをかけてブロックしようとしたら、有害じゃないサイトまでブロックされちゃったなんてバカなことを一生懸命やるよりは、学校で、こういった電子ブックなぞを使って、情報リテラシーをきちんと教育することで、無駄なことにお金をかけなくてもすむんじゃないだろうか? なんて愚考するんだけど、、、

今の仕事場でも、僕よりもずっと若い人たちが、パソコンを持っていなかったり、仕事場自体が、ほとんどすべてアナログ世界(記録はすべて手書き)だったりするんだけど、デジタルデバイドって、本当に広がりつつあるのかもしれない。

学校で携帯を禁じたり、ネットにフィルターをかけることに労力を費やすよりも、e-教科書を使って、ちゃんとした教育をする方が、ずっと良いように思う。

ちなみに、イタリアでの試みでは、ネットからダウンロードして動画を見せたり、音声を聞けるようにもしたいってことだ。
そうなれば、リアルタイムで世界の情勢が映像で見られたり、歴史の重要な瞬間を、記録映像で見ることができたり、生の外国語を聞けたりするようになるわけで、子供たちに対する教育効果には計りしれないものがあるんじゃないかと思うんだけどね。
posted by tady at 22:32| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月11日

クルーニー、トッティ、ベニーニ

いよいよ今度の日曜日が、イタリア総選挙の投票日となる(月曜も行われるけど、、、)。
投票日を前に、芸能界、スポーツ界もいろいろ大変そう。
新しい映画のプロモーションで、イタリアを訪れていたジョージ・クルニーが、ミラノのバールで、民主党の代表=中道左派のトップと握手をしだんだそうだ。
http://www.casertanews.it/public/articoli/200804/art_20080411102355.htm

また、サッカーのローマの主将であるトッティが、ヴェルトローニとルッテリ(今度のローマ市長選に再立候補している。ルッテリについては、このブログの過去ログを見てみて)を支持したらしい。
これについて、ベルルスコーニは、トッティの妻は、メディアセット(ベルルスコーニが所有する会社、簡単に言うと、イタリアのテレビを牛耳っている)に勤めているなんて反論をしている(脅迫かも、、、)
http://www.calcio-oggi.it/archives/00022222.html

この状況について、ロベルト・ベニーニも、ローマでヴェルトローニと会って、話をしており、「僕と君とクルーニーとトッティなら、良いチームが組めるよ」なんて言っているらしい。
http://www.rainews24.rai.it/notizia.asp?newsid=80605
ベニーニは、選挙に棄権することは批判していて、投票は、ある種もっとも美しい瞬間なんだから、僕なら3度は投票するねなんて、いかにもコメディアンらしいことを言ってるようだ。

ベッペ・グリッロは、地方選に関しては、市民による選挙リストを推進しているけど、国政選挙に関しては、棄権を呼びかけていて、対称的だ。

イタリア人が、今度の選挙でどんな判断を下すのか、かなり興味津津だ。
個人的には、中道左派に勝ってほしいけど、ベッペ・グリッロが言ってること(政党自体が腐敗している)もかなり説得力がある。

日本の政治状況を見ていても、自民党と民主党の大きな違いは感じられない。どちらの政党も国民の方を向いているとは思えない。

イタリアの総選挙は、対岸の火事ではないのかもしれない。
他山の石なのかも、、、、、

イタリア総選挙の概要については、日本のマスメディアも報道するだろうから、このブログで取り上げるつもりは、あんまりないんだけど、面白い話も出てきそうだ。そういった話を拾えたら、紹介してみようと思っている。

そうそう、ベッペ・グリッロって同姓同名の人物を探し出して、国政選挙に出馬しようって政党があったみたいだ。これも如何にもイタリアらしい。小沢一郎なんて、かなーりポピュラーな名前だから、日本の総選挙をおちょくるのに使えそうなアイデアかも、、、
posted by tady at 23:53| ローマ ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

難民グーグル誕生

UNHCR=国連難民高等弁務官事務所とグーグルが共同で、世界の難民の状況をネット上で見ることの出来る「グーグルアース・アウトリーチ」っていうプログラムで使用できる新レイヤーを発表した。
僕はイタリアのLa Stampaのサイトで知ったのだが、
http://www.lastampa.it/_web/cmstp/tmplrubriche/tecnologia/grubrica.asp?
ID_blog=30&ID_articolo=4339&ID_sezione=38&sezione=


日本のメディアも取り上げている。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2N0800A%2009042008

本家の日本語版サイトでも紹介されている。
http://www.unhcr.or.jp/news/2008/080409_1.html
詳しいプレスリリースはこっち
http://www.unhcr.or.jp/news/press/pr080408.html

グーグルアース・アウトリーチのサイトはここ
http://earth.google.ch/outreach/index.html
残念ながら英語だ。

グーグルアース・アウトリーチっていうプログラムがあって、そのプログラムには、いろんなレイヤーを追加できる。レイヤーっていうのは、元の地図の上に、重ねて表示する説明みたいなものと理解してもらえればいいだろう。

グーグルアースというプログラムをインストールしなくても、ネット経由のグーグルマップで見ることのできるものもあるようだが、難民レイヤーは、グーグルアースをインストールして使用するみたいだ。

早速、ダウンロードして見てみた。
これを見るためには、グーグル・アースがインストールされていなければならない。
僕が使っているLinuxのOpensuseでも簡単にインストールできた。WindowsやMacならもっと簡単かも、、、
http://earth.google.com/intl/ja/

で、UNHCRのデータは、ここからダウンロード
http://www.unhcr.org/googleearth/UNHCR_Google_Project.kml
kmlって拡張子は、Google Earth Keyhole Markup Language fileの意味だ。

このファイルをグーグルアースに読み込むと、世界の難民の状況を表示するレイヤーが出てくる。
Let's visit a campをクリックすると、チャドの難民キャンプにズームインするのだが、その広大さとまわりの緑のなさにちょっと愕然とする。

表示できるのは、英語・フランス語・スペイン語だが、映像をみるだけでも、いいかも。

使い方について、もう少し詳しく説明してあるブログがあった。
http://d.hatena.ne.jp/summercontrail/20080410/gearth
こちらも参考にどうぞ。
posted by tady at 18:21| ローマ ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

選挙を前に、科学者達が反原発をアピール

イタリアでは、4月13日に総選挙が行われるのだが、その辺の情報については、日本のマスメディアも報じているようなので、ここでは触れない。
http://mainichi.jp/select/world/news/20080315k0000m030026000c.html

Beppe Grilloなんかは、政党政治を批判していて、今回の総選挙では投票しないように呼びかけていたりもする。

そんな中で、ボローニャ大学の
Vincenzo Balzaniが科学者や研究者に署名を呼びかけ、総選挙に出馬している各政党の候補者たちに、核のないエネルギー政策を行うよう求めるアピールを出した。
国を指導する立場に就こうとする議員候補者であれば、イタリアの将来を考え、核のない、そして化石燃料に頼らないエネルギー政策を進めるよう求めるものだ。
そのためのサイトも立ち上げているようだ。
http://www.energiaperilfuturo.it/
このサイトの冒頭には、1991年にノーベル化学賞を受賞したRichard R. Ernstの言葉が載っている。
Who else, if not the scientists, is responsible for setting guidelines for defining progress and for protecting the interests of future generations?
英語は得意じゃないけれど、
発展を保護し、将来の世代を守るためのガイドラインを定める責任を負う人は、科学者以外に、誰がいるというのだろうか?
って意味だと思う。
署名を呼びかける全文はここ
http://www.energiaperilfuturo.it/appelloEnergia.pdf

呼びかけたのがボローニャ大学ってとこが、やっぱりなと思ったりもするのだけれど(未読ながら、井上ひさしも「ボローニャ紀行」って本を出したらしい。)
http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/69/09/9784163690902.shtml

しかし、ここには、科学者としての良心を感じる。
政治家がどうしょうもないのは、しかたないけど、将来の世代をちゃんと考えて政治をやってくれよってことなんだろう。

イタリアの政界においても、科学者の政治離れが進んでいるようで、こんな記事もあった。
http://www.adnkronos.com/IGN/Politica/?id=1.0.1982121315
今回の総選挙の候補者に、科学者が少ないって記事だ。

現在、署名の呼びかけに対して、1163人が応えているようだ。
政治的立場はともかくとして、国(および地球)の将来を考える政治家であれば、核をやめ、化石燃料に変わる新しいエネルギー源を推し進めるような政策を行うべきだって、主張は、そのまま日本の現状にも当てはまるような気がする。

日本も総選挙が近いと言われているのだが、国の将来を決定する政治家たちに、日本の科学者たちがどんなアプローチを持って、選挙をとらえるのか、何らかのアクションは必要なんじゃないかと思ったりする。
posted by tady at 21:31| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月07日

EUドメイン2年目

EUってドメインが出来て、2年経つ。昨年1年間でEUドメインに登録されたサイトの数は、およそ30万件だそうだ。
これまでの総計で、EUドメインを持つサイトは、280万件になるという。これは、ヨーロッパ内におけるドメイン数でいうともっとも数が多く、世界のドメインランキングで見ると9位に位置するという。
EUとしては、ヨーロッパ共同体の存在をより強く示すために、さらにEUドメインの普及を進めていくという。

ちなみに、EUドメインに変更した国別ランキングは、1位がドイツで、31.4%、次いでオランダの13.4%、イギリスの13.3%、フランスの7.3%、イタリアの5.1%となっているそうだ。
同時に、ポーランドとリトアニア、フィンランドからのEUドメイン登録数がのびているという。
ネタ元はここ
http://www.b2b24.ilsole24ore.com/articoli/0,1254,24_ART_87780,00.html?lw=24;5

ドメインに関しては、つい最近も、pizza.comってドメインがオークションに出されて、2億6千万円で売却されたってのがニュースになっていたけれど
http://www.holddomain.com/?p=164
インターネット社会におけるドメインは、企業の顔って側面があるようで、相変わらず重要みたいだ。
特に、フィッシング詐欺など様々な新手の犯罪が出現している現状では、明確に企業のアイデンティティを示すようなドメインは、なおさら重要ってことなんだろう。
日本の場合は、大手企業でさえ、その辺の自覚がないみたいで、困ったもんだ。
http://internet.watch.impress.co.jp/static/yajiuma/2008/03/21/

ネットでは、いわゆる2バイト文字ドメインの登録が2003年から開始されており、日本語のドメインも使えるようになってきている。

大手企業が、出遅れているうちに、斬新なドメインを取得すると、大儲けができるかもしれない。(まああんまり可能性はないかもしれないけれど、、、)
posted by tady at 22:14| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

Newseumオープン

ワシントンに、ニュースの博物館がオープンするらしい。
オープニングは4月11日だそうだ。
日本語のサイトでも紹介しているところがあった。
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/02/newseum.html
http://www.afpbb.com/article/entertainment/music/2355122/2666322

本家のサイトはここ
http://www.newseum.org/index.aspx
また、ここでは、世界各国の今日の新聞の一面が見られる。

世界38カ国427紙の一面が集められているようだ。
readable PDFをクリックすると、文字が読める解像度で、新聞の一面をみることができる。

また、オープニングに際して、これまで戦争や紛争の取材で命を落としたジャーナリストたちの写真を並べるらしい。
http://tv.repubblica.it/home_page.php?playmode=gallery&cont_id=253&showtab=Copertina

自分の気になる国や町で、今何が起きているのかを知るためには便利そうだ。もちろん、言葉が分からないとどうしようもないけれど、、、
posted by tady at 22:42| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週食べたラーメン08年4月第1週

先週から土日をはさんで、5連続勤務で、ラーメンが食べられなかった。
2日の水曜日にようやく休み。二郎の禁断症状を解消するために、自転車で出かける。
当初は一番近そうな鶴見を考えたのだけれど、定休日。関内二郎も定休日で、とりあえず、上野毛二郎を目指して走り出した。しかし、時計とのにらめっこ。昼の部が終わる14時までに到着できるかどうか、、、走り始めてやっぱり無理そうってことで、もう少し近い小杉二郎に目的地を変更。
14時少し前に到着すると、待ち客もなく、すんなり座れ、小ラーメンを堪能。
帰りは、多摩川まで出て、サイクリング道路を走る。あっという間に春になった感じで、東京都側は桜が満開。

翌日は、夜勤だったのだが、午前中に新しくできた横浜市営地下鉄グリーンラインに乗ってみる。1日券を購入し、関内二郎まで足を伸ばす。
二日連続で二郎を食べる。続けて食べると、それぞれの店の特徴が顕著に分かる。小杉二郎のライトなスープもいいけれど、関内二郎の乳化気味のスープも捨てがたい。
前夜、やや飲みすぎて胃が重かったのだが、あっさり完食。夜勤に備えてエネルギー補給もバッチリだった。

土曜日は、都内で友人たちと花見。お昼頃からバーベキューをしながら飲み・食う。
最後は、ホワイト餃子を食べにいき、かなり食べ過ぎ気味に。それでも、最後の締めはラーメンってことで、日吉で途中下車し、夜しかやっていない「らすた」に向かった。
酔っていたせいか、満腹だったからか、以前と比べてあまり美味しいと思えなかった。

日曜日は、朝から胃が重く、今日はあっさりめのラーメンにしようと思う。午前中食料の買出しなどをし、ちょこっと昼寝をして、ネット上で見つけて気になっていたつの八へ向かった。
あっさりした東京ラーメンで、以前よく食べていた神保町の伊峡やさぶちゃんに通じる味。疲れた胃に優しくしみるスープで、卓上にあった胡椒をかけるのも忘れて完食してしまった。
これで450円は、絶対やすい。

先週食べられなかった反動か、今週は、ずいぶんとラーメンを食べた。
お腹まわりがちょっと気になる。
でも、昨年5月に新しくした自転車の総走行距離は、もう少しで1500キロになる。1年でようやくって感じだ。もう少し頑張って走らないと、摂取カロリーと消費カロリーのバランスがとれないかも、、、
posted by tady at 21:27| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

北西部からの脱出

CCDって言葉を知っているだろうか? CCDカメラとはまったく関係ない。これは、Colony Collapse Disorder=蜂群崩壊症候群の略である。
どんなことなのか、日本語版のwikipedieaに出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9C%82%E7%BE%A4%E5%B4%
A9%E5%A3%8A%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4


昨年イタリアでは、養蜂ミツバチの半分が消失したという。
原因は、様々な説があるようだが、その中に、殺虫剤の影響というのも含まれている。

そして、現在イタリアでは、北西部において、トウモロコシの種まきがはじまっており、それに伴って、大量の農薬が撒かれているという。トウモロコシは風媒花であり、ミツバチなどの昆虫を介した受粉を必要としないので、害虫を駆除するために大量の農薬が撒かれるのであろう。

イタリアの食べ物といえば、パスタとピッツアが有名なわけだけど、イタリア北部では、トウモロコシを粉に挽いて、その粉を練ったポレンタという郷土食が食べられている。
だから、北部では、トウモロコシが栽培されているのだ。

ところが、このトウモロコシの栽培のために散布される農薬により、ミツバチが死んでいっているんだそうだ。
ミツバチを救うために、多くの養蜂家は、平野部から、農薬の影響を受けない、より高度が高い北部の山間部に、巣箱を移動しているという。しかし、そこでは、花の開花が遅く、ミツバチが餓死してしまう危険性もあるんだそうだ。

この状況に対して、イタリア環境連合とUNAAPI=Unione Nazionale Associazioni Apicoltori Italiani=イタリア全国養蜂家連合は、政府に対して農薬規制を行うように要望している。
http://www.lanuovaecologia.it/natura/conservazione/9548.php
UNAAPIのサイトは、ここ
http://www.mieliditalia.it/unaapi.htm

CCDは、アメリカで最初に報告されたようだが、イタリアだけでなく、日本でも起きている現象らしい。

先だって、蝶の話を書いたのだけれど、人間よりも自然の変化により敏感な昆虫達が、いままさに存亡の危機に瀕しているってことは、その原因がなんであれ、人類に対する警告であるととらえるべきなのだと、僕は思う。
posted by tady at 20:08| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

オープン・マインド

今、イタリアでは、様々な国からやってきた移民たちの第二世代が存在する。
昨年のイタリア映画祭で見たザカリアって短篇映画でも、イタリアで生まれたと思われる少年が、親の世代の宗教、イスラム教をイタリアで学んで行く姿を描いたものがあった。
そういった第二世代の若者たちが、政府の援助を受けて、G2ってプロジェクトを始めているという。
http://www.repubblica.it/2008/03/sezioni/scuola_e_universita/servizi/immigrati-g2/
immigrati-g2/immigrati-g2.html


この記事は、ラップなどの音楽で、自らの思いを発信するって話だ。

G2のサイトはここ
http://www.secondegenerazioni.it/

親の世代の様々な事情によって(個人的な事情というよりも社会的な事情ってことなんだろうけど)、イタリアで生まれた彼らが、イタリア社会の差別を感じながら、イタリア社会に溶け込もうとしている。

なんだかんだ言って、イタリアって国は、かつては移民を多く送り出していた国だ。よく言われるのは、アメリカのおじさんの話。日本的に言えば、故郷に錦を飾るって話だ。
ただ、それは必ずしも真実ではなく、アメリカで成功しなくても、見栄をはってしまうっていう悲しい落ちがついていたりする。
そういった、移民としての惨めさや痛みを社会として知っているっていうことが、イタリアの現在の移民政策に大きな影響を与えていると思う。

日本でも、南米移民の歴史などがあり、苦労してきた日系の人たちがいるわけだし、歴史的な経緯から、いわゆる在日韓国朝鮮人の第二世代、第三世代、第四世代が存在している。
でも、国として、そういった人たちの痛みをきちんと受け止めているのかというと、????だ。

イタリア社会にも、人種差別は厳然と存在する。何て言ったって、ムッソリーニのファシズムの国だもの(ただ、優勢思想はヒットラーのものだと思うけど、、、)。
それでも、社会としては、日本よりは開かれていると思う。これは、政府がってことよりも、人々がってことなのかもしれない。もちろん、頑固な国粋主義者は存在するのだけれどね。

今、日本では、歌舞伎町などで、イタリアと同じような状況があるみたいだ。
歌舞伎町ではないけれど、僕がヘルパー2級の研修を受けた学校にも、日系(多分)ペルー人の子供がいて、学校では問題児として見られていようたけど、機会があって、スペイン語で話しかけてみたら、実に素直で、良い子だった。

オープン・マインド。これがキーワードのような気がする。偏見や差別を持たず、目の前にいる人ときちんと向かい合うことができるのか? なかなか難しいのだけれど、もしかしたら、日本という島国根性の国に、もっとも必要なことなんじゃないだろか?

ふっと思って、イタリア系アメリカ人についてちょっと調べてみた。
もっともわかりやすいのは、音楽分野かなと思ってイタリアのwikipediaを見たら、こんなページがあった。
http://it.wikipedia.org/wiki/Categoria:Musicisti_italoamericani
イタリア系アメリカ人音楽家って項目だ。
ざっと眺めてみると、
ボンジョヴィ、フランク・シナトラ、ペリー・コモ、チック・コリア、フランク・ザッパなんて名前が出ている。
マドンナは、言わずと知れているけど、、、
いずれも、アメリカを代表するようなミュージシャンだったりする。

もちろん、アメリカの黒人たちは、イタリア系よりももっともっと大変な苦難の歴史を経験しているわけだけど、、、
それでも、もしかしたら、アメリカ初の黒人大統領が誕生するかもしれないってところまで来ている。

そんな中、「靖国」って映画を巡ってすったもんだしている日本社会を見ていると、なんだかなぁーって思ってしまう。
中国で起きているチベット問題も、同じ根っこをもっていると思うけど、、、

冒頭のイタリア語の記事を読みつつ、政治がどうであれ、国の体制がどうであれ、まずは目の前にいる自分と違う人に、どれだけきちんと心を開いて向き合うことができるのか? 個々人ができることは、そこではないのかと、自らの偏見・差別意識を認識しつつ、考えてしまった。
posted by tady at 22:10| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

08年3月のアクセス解析

訪問者数は、2040人、ページヴューは、13653でした。
僕の投稿記事数は、30で、ちょっと頑張りました。
アクセス傾向としては、後半、なぜか検索ワードは少ないのに、200前後の訪問者があったことが特徴かもしれません。
常連の方が増えているのかしらん?
FC2のアクセス解析の国別アクセスでは、オーストリア、香港、タイなどから新たにアクセスがありました。
以前、Google mapsを使ったアクセス解析サイトを設置したと書いたのですが、これは、リアルタイムアクセス解析で、統計としては使えないようです。ただ、かなり詳しい解析が出てきて、どの都市からのアクセスかも分かります。
でも、表示が早すぎて、あちこちからアクセスがあると、次々と表示が変わってしまうので、あんまり役には立ちませんでした。

常連さん増えているのか、それとも更新されたブログを告知していくれる機能が影響しているのか、新しい記事を書くと、その直後にアクセスが増えるという傾向が見られました。

いずれにしても、僕が記事を更新している限りは、毎日200近いアクセスがあるらしいっていうのが、最近のこのブログのようです。
今月も頑張ろうっと。
posted by tady at 23:30| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Pesce d'aprile

イタリア語で、エプリル・フールのことをPesce d'aprile=4月の魚っていう。
これはフランス語でも同じらしい。
イタリア語版のwikipediaを見ると、
http://it.wikipedia.org/wiki/Pesce_d%27aprile
その歴史的成り立ちは不明としながらも、何らかの形で、春分の日と関わりがあり、1582年にグレゴリオ歴が採用される前までは、3月末から4月初めに新年が祝われていたことに由来するのではないかとかかれている。

日本語版のwikipediaにも中々興味深いことが書いてある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%97%E
3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB


それにしても、エプリル・フールが、時の為政者に対する反骨精神からって話は、面白い。
同時に、インドでは、悟りの修行中に迷いが生じるっていうのも面白い。

春は、「木の芽時」なんて言い方が日本にはあるが、季節の変わり目には、様々な生き物が変化する時であり、人間もホルモンバラスに変化が生じるため、精神的な面でも不安定になる時期らしい。
そんな不安定な時期に、嘘をつくことで乗り切ろうっていうのは、先人の知恵なのかもしれない。
posted by tady at 22:08| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。