2009年05月31日

今週食べたラーメン09年5月第5週

今週は月曜日が休みだったのだが、家人を連れて小山田緑地に行ってきた。
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index063.html
初夏を思わせる良い天気で、緑地内を2時間ほど散策。ただ、靄がかかっていて、遠くまでは見えず、富士山を見ることはできなかった。
しかし、久々にカエルの声を聞いたり、鳥の囀りを聞いたり、緑の薫りを胸に吸い込んで、いい感じだった。
そんなわけで、休みだったのだがラーメンはなし。
翌26日は夜勤の入り。二郎デーで、上野毛二郎ではニラキムチのサービスがあったのだけれど、どうせ長蛇の列になるだろうし、夜勤を控えて、そうそう行列に並ぶ時間もなく、日吉のどんに行って、豚骨魚介スープのつけ麺を食べた。麺が二郎直系に比べるといまいちなんだけど、これはこれで美味しかった。

27日の夜勤明けは、醤油ラーメンが食べたくて、新福菜館に行く。ここのラーメンは、時々無性に食べたくなる。なんか、麺が変わったかな? って感じがしたのだが、頻繁に食べている訳ではないので、勘違いかも。

28日の休みは、雨模様で、さんざん悩んだ挙句、未食店の二郎インスパイア系「基乃」に行ってみた。
ネット上の情報では、かなりしょっぱいって書いてあったのだが、本当にしょっぱかった。一口目の麺をすすると、そこそこ美味しいと感じたのだが、チャーシューもめちゃしょっぱいし、煮卵もしょっぱい。食べ終わるころには、あまりのしょっぱさに舌が痛くなってくる始末。血圧も急上昇して、脳の血管が切れるんじゃないかってほどだった。ここはもう勘弁。一度食べれば十分って感じだった。

この後は、ずっと勤務が続いて、ラーメンは食べず。ちょっとお腹が凹んだかもしれない。
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2009年05月30日

ベルルスコーニ暴走中

イタリアの首相ベルルスコーニが援交疑惑で話題になっている。これは既に日本のマスメディアでも報じられている。
La Repubblicaが、Rispondi Berlusconi!っていうベルルスコーニに対する10の質問をしていて、その内容は、援交相手のNoemi Letiziaとどのように知り合ったのかとか、どんな関係なのかってのを聞いているんだけど、まあ、ベルルスコーニは当然答えていない。
ベルルスコーニに返答を求める人々が、facebookにサイトを作っていて、そのサイトに登録した人が7万5千人を越えている。
http://www.repubblica.it/2009/05/sezioni/politica/berlusconi-divorzio-4/
facebook-75mila/facebook-75mila.html


http://www.facebook.com/group.php?gid=79792252475

援交疑惑だけでなく、イタリアの首相は、現在暴走中。この夏に開催されるG8の会場を、急遽、地震のあったアクイゥラに変更したりしているのだが、これも、完全なるスタンドプレーで、人気とり以外に考えられない。それに巻き込まれるG8に参加する首脳たちは、いい面の皮だろう。

こればかりではない。ベルルスコーニの所有する企業のイギリス人弁護士が、不正疑惑で裁判所から有罪判決を受けたのだが、これに対しても、シラを切りと押しているし、イタリアの安全保障に関する法律の修正ってことで、とんでもない法案を提出している。これは、イタリアにやってくる移民を全面的に排除しようとする意図がミエミエなのだ。
イタリアが、移民の血で汚されるのは避けたいなんていう、国粋主義的・排外的発言もあったりして、そのあまりの酷さに、教会でさえも反発している。
本来なら、こういったネタを、もう少し丁寧に伝えたいのだが、なかなか時間がとれない。
ベルルスコーニの動向なんて、日本人には関心ないのであろうが、末期的状態でありながら、首相jの座を降りないっていうのは、麻生とも似ていたりするのが、これまた興味深い。
それにしても、イタリアの状況が、悪化の一途をたどっているのが、心配だ。
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2009年05月28日

Oceans Past II

Census of Marine Life っていう国際プロジェクトが、2000年にスタートしている。
これは、世界各国の専門家たちが、海洋生物について国際的な調査を行うってもので、2010年に最終報告が出されることになっているようだ。
公式サイトはここ
http://www.coml.org/
この中には、様々な個別のプロジェクトがあって、世界各国で行われている一覧がこれ
http://www.coml.org/static/project_map.html
沿岸地域の海洋生物を調査するチームは、その頭文字をとってNagisaと名づけられている。これは日本語の渚から取ったものらしい。
http://www.nagisa.coml.org/japanese/japanese

で、そのうちのひとつにHMAP(History of Marine Animal Populations)ってプロジェクトがあって、これは過去2000年に渡って、人間が海洋生物にどのような影響を与えてきたかを、古文書や絵画、釣り大会の記録など様々な情報を元に調査するってものだ。
その中間報告とも言える会議が26日から28日にかけて、カナダのヴァンクーヴァーで開催されている。
http://hmapcoml.org/oceanspast/

開催に先立ち、イタリアの新聞でもこの会議について報道されていた。
http://www.repubblica.it/2008/06/sezioni/ambiente/vita-marina/
past-oceans/past-oceans.html?ref=hpspr1


英語のプレスリリースは公式サイトからPDFで手に入る。
http://coml.org/embargo/emb_op09/CoML_Oceans_Past_Release_05.23.2009.pdf

全文を読んだわけではないが、例えば、鯨油を目的とした捕鯨が行われる1800年代以前には、ニュージーランド周辺にはおよそ2万7千頭のセミ鯨がいたが、現在はその30分の1にまで減ってしまったとか、フロリダのキーウェストで行われる釣り大会の記録によると、1956年に釣り上げられたもっとも大きい魚が20キロだったのに対し、2007年にはわずか2.3キロでしかなかったなんてこともかかれている。

イギリスや西欧の研究者によると、中世に大きな川魚を取り尽くしてしまって、人間は海へと進出し始めたそうだ。
そして、イタリアの研究者によると、1500年代に漁船が開発されて、沿岸から沖合いへと漁場が広がり、そして1600年代に船を2艘使って、網を引くようになってから、漁業は革命的に変わったという。

以前、紹介したことがあるのだが、幕末に小笠原諸島に調査団が行った時の写真っていうのがあって、ネット上でも見られるのだけれど、
http://jpimg.digital.archives.go.jp/kouseisai/category/photo/ogasawara.html
ここの最後の写真を見ると、かつての小笠原にはどれほどたくさんのウミガメがいたのかって思ったことがある。
人間がどれだけ自然に影響を与えているのか、こういう過去の情報を整理して、現在と比較してみると、いろいろなことが分かってきそうだ。
Oceans Past IIについて、日本語で読めるようなサイトがあるといいんだけどな。
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2009年05月25日

デスクトップ

他人のパソコンのデスクトップ画面って覗いてみたいと思いません?
まあ、日本の場合は、ケイタイの待ち受け画面の方が、興味をそそるかもしれないけれど、、、、
イタリアの新聞La Repubblicaが、ローマ国際写真フェスティバルとの協賛で、Il mio desktopっていう読者に自分のパソコンのデスクトップを投稿してもらうキャンペーンをやっていて、既に183のギャラリーができている。
1ギャラリー25枚の写真なので、全部で4500あまりのイタリア人のデスクトップを見ることができる。
http://www.repubblica.it/speciale/2009/mio-desktop/index.html?ref=hppro
ギャラリーはこちら
http://www.repubblica.it/speciale/2009/mio-desktop/archivio.html
奇をてらったものから、平和や環境保護といった主張の表現されたもの、パロディや名画などさまざま。
使われているOSもwindowsだけでなく、MacやLinuxまであって(中にはLinux上でVMを使ってWindowsが開いているなんてのもあった)、良く見ると楽しい。
また、パソコン周辺のリアルデスクトップが一緒に写っているものもあり、投稿者の生活の一旦が切り取られていて、これもおもしろい。
暇な時に、時々眺めているんだけど、僕もそろそろデスクトップ画像を変えようかなと思ってしまった。
posted by tady at 19:16| ローマ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週食べたラーメン09年5月第4週

20日は、法事があって休んだのだが、ラーメンは食べず。夕方からオンワード研究所のレストランで身内だけで会食。フレンチのフルコースで、値段なりのお味。フォアグラのムースとコンソメスープはうまかった。

21日が夜勤の入り。相模大野二郎が、移転のため、24日でしばらく閉店ってことなので、移転前のラーメンを食べにいく。11時開店なのだが、前回は早めに開いていたので、11時ちょっと前に到着すると既に開店していて、20人ほどが並んでいた。僕と同じような最後の駆け込みジロリアンがたくさんいるってことみたいだ。
小ヤサイニンニクを注文。やはりここの盛りは多い。厚めの豚が2枚。満腹で店を出て、移転先をチェックしに行く。駅から6分ほど。途中にある一刀斎の先を右に曲がったところだった。6月中旬に新店舗で営業が始まるらしい。

22日は、夜勤明けで、いつものようにスパへ。ジャンクなラーメンが食べたくて、横濱家に久々に行ってみる。坦々麺が新メニューで出ていて、それを注文。汁の少ない混ぜそば系の坦々麺で、かなり辛かったが、旨味とかはあまり感じられなかった。チェーン店のラーメンはこんなもんでしょう。

23日は、久々に自転車で川崎二郎へ向かう。天気が良く、多摩川の土手は初夏の香り。草いきれとアスファルトの照り返し。12時ちょっと過ぎに到着すると、15人ほどの列。しばし本を読みながら待つ。
順番が来て、小麺かたを注文。ヤサイニンニクのトッピング。川崎二郎の麺って、こんなに細くてツルツルしてたかな? と思う。豚は、端っこが入っていて計3個。相変わらずのライトなスープ。量がちょっと少なくなった感じはあるが、僕には丁度いい。
帰りは街中をのんびりと自転車で走って帰る。この日は、川崎市の小学校が一斉に春の運動会をやっていたようで、あちらこちらから、子供たちの歓声が聞こえていた。
夜になり、11時少し前にどうしても小腹が減って、しぇからしかに行ってしまった。この時間にラーメン食べると太るのは分かっているのだが、我慢できず。
ラーメンがくるのをぼんやりと待ちながら壁のサインを見ていた。野球選手が結構来店している。中にはオレンジレンジなんてのもあったけど。
サクといっぱい食べて、家に帰って寝る。
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2009年05月24日

傷だらけの天使 読了

矢作俊彦の「傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを」を読み終わった。
図書館に行ったら、目についたので借りてきたのだが、まさに矢作俊彦の真骨頂って感じの小説だった。
あの有名なテレビドラマをベースに、その30年後を描くってスタイルなのだが、50代後半になろうという主人公が、現在をちょっと斜にみる描写には、思わず頷いてしまう。と同時に、この作家も年を取ったなぁーなどと思いつつ読み進むと、パソコンやインターネットを使えない主人公なのに、話はヴァーチャル世界へと広がっていく。この辺は、さすが。
昔懐かしい新宿の描写と、現在の(あるいは近未来の)新宿との対比とか、古いタイプ、新しいタイプを取り混ぜて、設定されている一癖も二癖もある登場人物たちもなかなかのもの。

ネットで調べたら、元々は、あのテレビドラマの続編として持ち込まれた脚本執筆依頼だったものが、映像化が流れて小説として発表されたものらしい。

久しぶりに物語世界に没入できる小説を読んだって感じだ。
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2009年05月20日

アドリア海南部で青ウミガメみつかる。

イタリア環境連合のプレスリリースによると、アドリア海南部のMattinata沖合いで、漁船の網に青ウミガメが引っかかり、イタリア環境連合のウミガメ保護センターに保護されたそうだ。
http://www.legambiente.eu/archivi.php?idArchivio=2&id=5210
場所はこのあたりみたいだ。
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=mattinata&
sll=41.698551,16.042786&sspn=0.649056,1.746826&ie=UTF8&ll=41.586688,15.950775&
spn=0.650184,1.746826&z=10


Manfredoniaから漁に出た漁船の網に引かかったもので、重さ4.5キロ、体長33.5センチ、甲幅31.3センチとあるので、まだ未成熟の子亀だ。

地中海で青ウミガメが見つかることは、非常に稀で、プーリャ州が発表している統計によると1996年から2006年の間で、12体発見されたことが報告されているという。
また、ウミガメ保護ネットワークの一つであるTartanetという団体によれば、1999年から2009年の間で報告があった青ウミガメは、わずか2体のみだという。

Manfredoniaにあるイタリア環境連合のウミガメ保護センターでは、2007年から現在までに137個体を保護しているそうで、この青ウミガメは138番目ってことらしい。
また、ストランディング調査を行った死亡個体は181あるそうだ。これはほとんどが赤ウミガメだと思われるが、詳しいデータについては、プレスリリースには出ていなかった。
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2009年05月18日

Ecomafia 2009

イタリア環境連合からEcomafia 2009のレポートが発表になっている。
全文は、ネット上に公開されていないが、環境連合のネットショップで購入することができる。
http://www.legambiente.eu/bazar/scheda.php?id=744
概要が、プレスリリースとして発表されいる。
http://www.legambiente.eu/archivi.php?id=5190&startRec=
0&idArchivio=2&ordine=DESC&back=


エコマフィアとは、環境を食い物にして、不正にお金を稼いでいる犯罪組織のことを指す。
プレスリリースによると、2008年は、25776件の環境がらみの犯罪が確認されており、それにより不正に儲けた金は2050万ユーロになるという。
日割で計算すると、毎日71件の犯罪がおきており、時間にすると3時間後とに1件の割合になるという。
その大半(48%あまり)は、伝統的な犯罪組織があるカンパーニャ州、カラブリア州、シシリア州、プーリャ州に集中している。
カンパーニャにはカモッラが、カラブリアにはンドランゲタが、シシリアにはマフィアが、そしてプーリャにはサクラ・コロナ・ウニータが存在する。
残りの半分は、イタリア全土に分散している。
暗躍する犯罪グループの総数は258で、昨年に比べて19増えているという。
また、今まではあまり活動が確認されていなかったイタリア北部や中部地方でも、有害廃棄物の不法投棄などが確認されており、イタリア南部の犯罪組織の手が、イタリア全土に伸びつつある。

有害廃棄物の不法投棄以外にも、本来建築が認められていない土地へ不法に建造物を作ったり、森林の伐採や水質汚染などの犯罪も増えているようで、昨年建設された不法住宅は、2万8千軒あるという。

Gomorraの最終章にも書いてあったのだが、不法投棄したゴミ捨て場がいっぱいになると、火を放ち焼きつくし、その後を整地して、有害廃棄物の土壌の上に、不法に家屋を建設するという流れがあるんだそうだ。
イタリア人は、自国のことをBel Paese=美しい国と呼ぶのだが、金儲けを優先する犯罪組織と、それに乗っかって、廃棄物処理費を安く抑えようとする産業界によって、イタリア半島の汚染は、どんどん進んでいるようだ。
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2009年05月17日

Gomorra 読了

Roberto Saviano著 Gomorraを読み終わった。
昨年秋に、イタリアの友人が送ってくれたもので、しばらく手を付けずにいたのだが、今年になってから読み始めた。読み終わるまでに、3ヶ月以上かかってしまった。日本語の本でさえ、なかなか読めずにいるので、ましてイタリア語となると、さらに大変。最近は、電車に乗る度に開いていたのだが、日頃の疲れもあって、すぐに眠くなってしまい、読み進めることができないでいた。映画化もされていて、イタリア映画際で上映される前に読み終わろうと努力したのだが、無理だった。
既に、日本語訳も「死都ゴモラ」のタイトルで河出書房新社から出ている。この間も書いたけれど、日本語訳は今ひとつのようだ。
内容は、イタリアのナポリにある犯罪組織カモッラの内幕を描いたもので、作者によると、時間経過を脚色した部分(3ヶ月間に起きたことを1週間の出来事として描く等)はあるものの、すべて事実であるという。

まず読み始めてすぐに、ちょっとしたショック。ナポリ港から輸出される冷凍コンテナの扉がきちんと閉まっていなくて、中からバラバラと冷凍死体が落下してくるという描写から始まる。
死体は中国人のもので、故国に送り返されるために密輸されているものなのだ。

フィレンツェには、中国人のコミュニティがあり、その人口調査を見ると、増減がほとんどないってことで、問題になったことがある。中国人たちは、死人がでると、その人のイタリア滞在許可証はそのままに、死人を始末して、別の人間に入れ替わるため、記録上増減がないってことがわかったという。
その始末されてしまった人たちが、冷凍保存されてナポリ港から密輸されているってわけだ。

第1部は5つの章で構成されている。
Il porto=港=ナポリ港のこと
Angelina Jolie
Il Sisema
La Guerra di Secondligliano
Donna
第2部は6つの章
Kalashnikov
Cemento armato
Don Peppino Diana
Hollywood
Aberdeen,Mondragone
Terra dei fuochi

Il portoは、ナポリ港で行われている密輸(輸出・輸入)の話

Angelina Jolieは、ナポリで作られている偽ブランドの話(映画ではスカーレット・ヨハンソンになっていた)。ナポリ近郊には、カモッラにコントロールされた小さな縫製工房があり、そこでは、数多くの偽ブランドが作られているという。偽ブランドとは言っても、素材は本物と同じものを使い、縫製技術も本物と比べても遜色ないもので、ブランドのロイヤリティを払わない分だけ格安に市場に流せる製品を作っているという。さらに、その業界には、中国人も進出してきており、人件費を安く抑える分だけ、カモッラの作る物よりもさらに安く作り、市場に出荷しているのだそうだ。
タイトルとなっているAngelina Jolieは、偽ブランド工房のマエストロが作った服を、アカデミー賞の舞台で、彼女が着ていたって話になっている。

Il Sistemaは、イタリアで一般的に呼ばれているカモッラという犯罪組織は、現地ではシステムと呼ばれており、暴力装置を持って、市民生活に深く食い込んでいることを明らかにしている。システムは、経済優先で、政治を利用しているってことも書かれている。

La Guerra di Secondliglianoの章は衝撃的だ。カモッラの内部抗争が如何に凄惨なものであるのかが描かれている。抗争による死者の数が書いてあるのだが、これが凄い。1979年から2005年まで死者の数。
1979年100人
1980年140人
1981年104人
1982年264人
1983年204人
1984年155人
1985年はなぜか記載がない
1986年107人
1987年127人
1988年168人
1989年228人
1990年221人
1991年223人
1992年160人
1993年120人
1994年115人
1995年148人
1996年147人
1997年130人
1998年132人
1999年91人
2000年118人
2001年80人
2002年63人
2003年83人
2004年142人
2005年90人
この死者数は、様々な独立運動やテロ事件の起きているヨーロッパの中でもダントツの数である。

Donnaの章では、カモッラの組織における女性の役割が描かれているのだが、いわゆるシシリアのマフィアが、男の誇りを重視し、女性には手を出さないと言われているのに対し、カモッラは、女子供も組織の構成員となっている実態が描かれている。

第2部は
Kalashnikovでは、武器について
Cemento armatoでは、不法建築について
Don Peppino Dianaでは、キリスト教の司祭殺しについて
Hollywoodでは、映画におけるギャングスターへの憧れについて
Aberdeen,Mondragoneでは、カモッラの海外進出について
Terra dei fuochiでは、不法投棄について
それぞれ描かれている。

特にゴミの不法投棄については、如何にナポリにイタリア全土の、そしてヨーロッパの有害廃棄物が運び込まれたのかが詳しく語られている。

イタリアで大ベストセラーになったのは、イタリアの暗部をこれほど具体的に明らかにした本がいまだかつてなかったからであろう。
著者はこの本を書いたことで、カッモラから暗殺指令を出されていて、警察の警護が付けられているという。
日本語訳は、ちゃんと読んでいないのでなんとも言えないが、イタリアに興味のある人は、是非読んでみたらいいと思う。
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今週食べたラーメン09年5月第3週

月曜日が夜勤明けで、いつものようにスパに向かうと、横浜市営地下鉄のセンター北駅前に新店を発見。
黄色地に黒い文字。「にんにくいれましょう」の文字。これは間違いなく二郎インスパイア系である。
店の前を通ると、「スープ調整のため開店はPM5時ごろ」の札がさがっていた。
風呂に入り、のんびりと漫画を読み、眠気が来たら仮眠をとって、夕方再び件の店に行くと、開店していた。
中に入ると先客が一人。店内は割と広くて、子供用に小さい丼とかが置いてあった。床にはカネシ醤油のオレンジ色のポリタンクがあり、カウンター越しに厨房を除くとオーションの小麦の袋が置いてあった。
カネシ醤油を使い、オーションの小麦で打った自家製麺なら期待がもてそう。
ラーメンの食券を買い、店員に手渡すと、その場でにんにくは入れますかと聞かれた。
カウンター内には、ちょっと怪しい店主らしき人物と、高校生くらいのアルバイトらしき若者が一人。
待ちながらカウンターに掲示してあるトッピングメニューなどを見ていると、これもまた怪しい。チーズは二郎にもあるのだが、水餃子や納豆なんてものまである。
さて、出てきたラーメンは、見た目はかなり二郎していた。だが、味は全然ダメ。野菜はシャキシャキ感のあるゆで加減。豚はかなり厚めで、醤油だれに漬け込んであり、これは美味しい。しかし、スープは背脂がものすごい量で、出汁はほとんど感じられない。やたら甘く感じたのは背脂の甘さか?
麺は、太麺なのだがかなりツルツルで、美味しくない。
麺は、今後変更していく旨掲示されていたので、まだ模索状態なのかもしれない。
どうやら前日の5月10日に開店したばかりらしいので、もうしばらくして味が落ち着いたころに再訪しようと思う。

火曜日は、天気がよくて、近場をお散歩。歩き出してから気がついたのだが、目的地として選んだラーメン屋は、火曜定休。したかなく、途中で目についた麺一で、つけ麺を食べた。やっぱりチェーン店のラーメンの味だった。

15日が夜勤の入り。ずっとフラれつづけているマルダイに自転車で行ってみた。しかし、やっぱり店は営業していなかった。この店はいったいどうなっているんだろう?仕方なく、その足で、ラー博に向かう。
先ごろ開店した駅にいくつもりだったのだが、平日にも関わらず、20分待ちの行列。夜勤が控えているので、時間もなく、井出商店でラーメンを食べる。和歌山ラーメンは、かなり以前、西台の戎で何度か食べているのだが、井出商店は初めて。想像していたよりもあっさりとしたスープ。しかしいただけないのは、細麺をたくし上げると、カンスイが悪いのか、アンモニア臭がひどい。夜勤前だからと大盛を頼んだのだが、食べ終わるのに四苦八苦してしまった。いやぁひどかった。

16日の夜勤明けは、久々に揚州商人で、豚南ばんラーメンを食す。甘酸っぱ辛いスープは、ちょっと変わっていて、それなりに美味しかった。

17日は、日曜日。関内二郎は長蛇の列だろうし、相模大野二郎はこのあいだ食べたし、どんでは、ちょっと満足できそうにないし、辰屋にするか、小杉二郎にするかと悩んだ末、結局小杉二郎に向かう。
天気が悪く、風も強くて、自転車は諦める。
11時40分ごろに到着すると、まだ開店していない。ここは11時15分から営業と掲示してあるのに、時間通りに開店していることはないらしい。
待ち客は5人ほどで、開店と同時に着席。相変わらず二郎にしては細くて長い麺と、ライトなスープ。ちっちゃい豚であった。それでも、二郎は二郎。直系の味であった。
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2009年05月12日

イタリア映画祭2009その6(Gomorra)

今年のイタリア映画祭のトリ、最後に上映されたのが、Gomorraだ。
これは、イタリアで大ベストセラーになったRoberto Savianoの同名小説(小説と言ってもノンフィクション・ノベル)を映画化したもので、日本では、昨年の東京国際映画祭で一度上映されている。
描かれているのは、ナポリの犯罪組織(原作ではシステムと呼んでいる)カモッラの実態だ。
あまりにも詳しく書いたため、原作者は、カモッラから暗殺予告が出されていて、著者には警察の警護がついているらしい。

原作は、日本語にも翻訳されていて、「死都ゴモラ」のタイトルで、河出書房新社から発売されている。ちょこっと読んだのだが、訳がかなり固くて、原作の雰囲気をあまり伝えきれていない感じ。僕は、現在イタリア語で読んでいて、あと数ページで終わるので、読後感や詳しいことは別の機会に載せます。

で、映画の方は、Matteo Gqarrone監督によるもので、脚本には原作者のSavianoも加わっている。
内容は、原作の中から、いくつかのエピソードを選び、それらをオムニバスではなく、それぞれ同時進行で、描くという形になっていた。

Mangiare Cantare Amare(=食べて、歌って、愛し合う)の国っていうイメージが一般的で、陽気で明るく、いい加減なのがイタリア人だと思っている人にとっては、かなりの衝撃をともなう作品だと思う。

マフィアをはじめとするイタリアの犯罪組織について描いた映画はいくつもある。比較的最近日本で公開されたサルバトーレスの「僕は怖くない」は、誘拐を主に行う犯罪組織ンドランゲタを描いているし、イタリア映画祭で上映された「犯罪小説」は、ローマの犯罪組織を描いている。
そんな中で、この映画は、かなり真実に近い内容だと思われる。
産業廃棄物の不法投棄に加担する若者ロベルトは、そのあまりの酷さに、足抜けをするのだが、これが、原作者Savianoをモデルとしている人物のようだ。

よくできた映画だと思うが、やはり原作のインパクトに比べると、物足りなさを感じる。
翻訳にやや難はあるが、興味のある人は、原作の翻訳を読むと良いかもしれない。
そうそう、この間新宿のタイムズスクエアの紀伊國屋に行ったら、イタリアの学校の副読本に再編集されたGomorraが売られていた。イタリア語で読もうという方は、解説付きなので、そっちの方が良いかも。ページ数も1/3ほどに再編集されていた。
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2009年05月11日

今週食べたラーメン09年5月第2週

5月5日は休みをとって、イタリア映画際へ。途中抜け出して、秋葉原に行く途中で、最近話題になっている二郎インスパイア系の神保町の用心棒に寄ってみた。GW中は、二郎の各支店は休みのところが多く、その代用ってことで食べてみた。全体にかなりしょっぱめ。豚は大きいのは良いのだけれど、噛みごたえはあるものの味はイマイチ。麺はかなり固めのゆで加減だった。野菜はかなりシャキシャキ。まあ、二郎がよくよく食べられないときは、OKかも。
アキバを一周して映画祭会場に戻り、映画を1本見たところで、夕食の時間。小一時間の合間に、年1回、イタリア映画祭に来たときだけによる「はしご」に行ってだんだん麺を食べる。最初に食べたころは、1杯800円って高いと思ったのだが、それが普通になってきていることに、改めてラーメン業界全体で単価が上がっていることを実感。

7日が夜勤の入りで、スタミナをつけようと、上野毛二郎に行く。連休明け初日の上野毛ってどんな感じなんだろうって興味のあった。豚は、仕込みが間に合わなかったようで、豚やダブルは売りきれになっていた。いつものように小麺カタで頼んだのだが、豚が3きれも入っていて、ラッキー。スープは、煮込みが足りていないのか、いつもよりも薄い感じで、その代わりやけにしょっぱかった。やはり長期間店を休むと、それなりの影響が出るってことのようだ。

8日の夜勤明けは、いつものようにスパに行く。同じ建物の1階に、健康中華庵青蓮っていう店が入っていて、以前から気になっていたのだが、そこの中華そばはかなり美味しいというブログを見つけて、試しに行ってみた。ランチメニューとして中華そば+丼ものってのがあって、麻婆丼をチョイス。
中華そばは、想像していたような細麺ではなく、ちょうどパスタのリングイネのような形状の麺で、、かなりツルツル。最初はよかったのだが、食べているうちに伸びてきて、最後はちょっと柔らかすぎた。スープは澄んだ鶏ガラベースのもので、なかなか良い味。トッピングには、小松菜とメンマ、それに煮卵半分とそこそこ厚めのチャーシュー。小松菜のシャキシャキ感ととろけるよなチャーシュー。八角がちょっと香るちょうどいい半熟の煮卵となかなかのもの。麻婆丼の方は、牛肉が入っているもので、辛さは抑えぎみ。しかし、この丼と中華そばを同時に食べると、口の中で絶妙の味が醸し出されて、実にうまかった。これはめっけもん。

9日は、休みで、午後遅めに東京で用事があったため、午前中に家を出て、最近開店したばかりの二郎千住大橋店に行ってきた。かなり疲れぎみだったので、電車の中でたっぷりと睡眠をとる。ちょっとすっきりして、北千住に到着。そこから歩いて千住二郎に向かった。
到着すると、20人ほどの行列。これは待たされるかなと思ったのだが、40分ほどで着席できた。食券を購入する時に、店に入ると、なんだか焦げ臭い匂いが漂っていたので、これはスープを焦がしたか? と心配になったのだが、出てきたラーメンは、そんなことはなく、豚もちょっとしょっぱかったけれど厚めで美味しかった。
その後、大久保に向かい知り合いのドイツ人に頼まれたいたものを渡す。
帰りは、渋谷で途中下車して、久々に細麺を食べようと思い、博多天神でラーメンを啜って帰路についた。
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2009年05月09日

イタリア映画祭2009その5(La terra degli uomini rossi)

5月5日の2番目に上映された作品は、前回見たいのでパス。ちょいと秋葉原まで行って来て、3番目に上映されたMarco Bechis監督作品、La terra degli uomini rossiを見るために再び会場へ。
この監督は、2004年のイタリア映画祭で上映された「子供たち」の監督でもあり、生粋のイタリア人ではなくて、チリ人の母とイタリア人の父の間に生まれたイタリア系チリ人だ。
映画の舞台となっているのは、ブラジル南部のアマゾン奥地。
先住民居留地に押し込められた人々が、先祖の土地に戻ろうと、白人入植者の土地の不法占拠を行うっていうのが、メインテーマだ。
映画のタイトルは、作品の中では、Birdwatchersと英語で出てきていた。
映画の中の原語は、ポルトガル語と現地の先住民語だ
物質文明が入り込むことにより、アイデンティティを失って自殺する若者が増えたり、アルコールによる害がもたらされたりってことが描かれているのだけれど、白人入植者と先住民の対立っていうのは、世界のあちこちで起きていて、それらを描いたドキュメンタリーも多々ある。
だから、あえて、このような形の劇映画にしなくてもいいんじゃないかってのが、僕の感想。
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イタリア映画祭2009その4(Si puo' fare)

5月5日のイタリア映画祭で見たのは3本。最初は、Giulio Manfredonia監督のSi puo' fare=邦題「やればできるさ」だ。
設定は1983年のミラノ。舞台となるのは、精神病院の患者たちの協同組合だ。
イタリアでは、1978年にバザリア法ができて、精神病棟が閉鎖されている。バザーリアは、ヴェネツィア生まれの精神科医で、牢獄のような閉鎖精神病棟の廃止を訴えていた人物で、彼の努力によりできた法律、180号法のことを通称バザーリア法と呼ぶ。非常に先進的な法律で、あまり世界に類を見ない。

このような社会的背景があって、物語は進行する。
精神病棟が閉鎖されたために、解放されたものの行き場を失った人々が、精神病院の院長が管理する協同組合に加わり、行政から発注される「お恵み仕事」の切って貼りをこなしている。
そこへやってきたのが、労働組合の活動家であった主人公だ。
当時のイタリアは、西欧最大の共産党があり、労働組合も強い力を持っていた。しかし、彼の唱える市場原理は、労働組合側にも、経営者側にも受け入れてもらえず、結局追い出され、この協同組合にやってきたというわけ。

心の病を抱える人々と、どのように関係を持てばいいのかわからないまま、彼は、そこに隠された才能を見抜き、当の組合員たちに、ある選択を迫る。それは、「お恵み仕事」(原語ではElemosinaと言っていた。)か、市場原理に基づいた「本当の稼げる仕事」か、どちらがいいかという選択である。

向精神薬を大量に投与してコントロールしようとする古いタイプ精神科医である院長と、バザーリアの理想とすることを実践しようとする医師との対立や、病院の庇護の元から出て、地域社会へ溶け込むための苦労など、様々なことが起きてくる。

仕事(木材を使ってモザイクの床を作る仕事)は成功するのだが、組合員の一人が、一般の社会に溶け込みことに失敗し、心の闇を抱えたまま自殺してしまう。

これにショックを受けた主人公は、協同組合の仕事から一切手を引くのだが、この自殺を調査した医師たちは、彼の行った事業が、病の改善に大きく貢献していることを知り、主人公に協同組合の継続を依頼する。

深刻な問題を、重くなることなく、笑いに包んで提示するこの作品は、実によくできていると思う。

イタリア映画には、障害を持った人々がしばしば登場する。自閉症児を扱った「家の鍵」や、視覚障害者を扱った「ミルコのひかり」などは、過去のイタリア映画祭でも上映されている。

イタリア社会のことを良く知らないと分からない場面もあるので(ベルリングエルの訃報を聞いて、主人公が葬儀に出かけている間に、大変な事件が起きるシーンとか、、、)、予備知識は必要かもしれないけれど、日本でも一般公開されるいいなぁと思う作品だった。
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2009年05月06日

イタリア映画祭2009その3(Sonetaula)

2日は、2本の映画が上映された後に、来日していた監督や俳優による座談会が行われた。
毎年のことなのだけれど、来日した人たちが、自分たちの作品についてそれぞれ語り、それが一巡すると、ほぼ時間切れってパターンだった。もちろん、それぞれの映画のプロモーションってことで来日しているわけだから、致し方ないのかもしれないけれど、例えば、イタリアの映画業界の抱える課題だったり、社会的色合いの濃い作品が多いイタリア映画における監督やら俳優やらの政治・社会問題に対する姿勢みたいなものについて、突っ込んだ話がされるような、本当の意味での座談会っていうのを聞きたいもんだ。

座談会の後、その日の3本目は、Soneta'ula。邦題はそのままカタカナで、「ソネタウラ」。サルデニア方言で、鳴る板って意味らしい。来日していた監督は、方言ではなく、別の言語だと言っていた。原作となった同名小説のタイトルからそのままとったものらしい。主人公の少年が非常に痩せていて、時々骨と骨がぶつかる音が、木の板が叩かれて鳴る音に似ていることからつけられたあだ名が由来だそうだ。
監督はサルデニア出身のSalvatore Mereu。2005年のイタリア映画祭で上映されたBallo a tre passiの監督である。
舞台はサルデニアで、時代設定は第2次世界大戦前後。ようやくサルデニアの村にも電気がやってくるころのこと。羊飼いの少年が、止むに止まれぬ事情から、犯罪を犯し、追われるストーリーである。
イタリア人にも分かるように、全編イタリア語の字幕がついてた。157分というかなり長い映画だ。
思春期の少年が、心の中に巣食う、抑えがたい黒い情動に突き動かされて取った行動が、中央政府により犯罪とみなされ、逃亡生活を送らざるを得なくなる。映画の中では官憲のことをGiustiziaと呼んでいたのが、如何にも状況を象徴している。
軽妙洒脱で、ウィットとユーモアそしてちょっとエロスを感じさせるイタリア都会派映画とは、かなり違い、全体のトーンは重くて暗い。それはそのまま、当時のサルデニアの置かれていた状況なのかもしれない。

来日していた監督が、この映画を紹介する時に、イタリア映画ではあまり描かれていないサルデニア描いた映画で、サルデニアの置かれた状況は、日本の沖縄に似ているかもしれないって言葉が印象に残っている(残念ながら、通訳の人は、沖縄に言及した部分を飛ばしてたけど、、、、)。
サルデニアと沖縄はよく対比されることがある。日本の米軍基地が沖縄に集中しているように、サルデニアには、NATO軍や米軍の基地が集中している。使われている言葉も本土とかなり違っていて、かつてはサルデニア出身者は、本土で差別されていた。そういった類似性からか、サルデニア出身のイタリア人が、沖縄のことをよく知っているって場面にこれまでも何度か遭遇している。

それにしても、3本目に見る映画としては、長くてかなりしんどかった。
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2009年05月04日

イタリア映画祭2009その2(Il Divo)

5月2日の2本めは、Il Divo。日本語に訳すると「神」って意味だ。ただ、キリスト教における神は「Dio」と言い、こっちは異教の「神」って意味合いが強い。女性形になるとDIvaで、よく日本では歌姫みたいなときにディーヴァなんて使い方をしている。邦題は、そのままカタカナにしたイル・ディーヴォとなっていた。

この映画は、昨年イタリアでも大変話題になった作品でもある。それは、イタリア政界の妖怪とか、悪魔と呼ばれている老練狡猾な政治家、ジューリョ・アンドレオッティを描いているからだ。Divoとは、まさに彼のことを指している。
監督は、Paolo Sorrentino。彼の作品は、イタリア映画祭の常連でもある。

さて、その内容なのだが、まずは、演じている役者達が、実在の政治家たちに実によく似ている。もちろんそういうメーキャップをしているのだが、主人公のアンドレオッティを演じるToni Servilloの所作や姿勢は思わず笑ってしまうくらい実物に似ている。
また、イタリアについてよく知っている人が見れば、思わずうなってしまうような部分も多々あった。アンドレオッティがテレビを見ているシーンでは、画面は見えないのだが、Beppe Grilloがアンドレオッティを批判する声が聞こえてきたり、La Repubblica紙のトップであるスカルファリがインタビューするシーンなどは、まったく説明がないのだが、その背景を知っていれば、おもしろさが倍増だ。

実に深刻なイタリア政界の闇を描きながら、全編アップテンポのロックがBGMとして流れており、重くなりがちな話の内容を、ブラックユーモアへと変えている。

未だ存命で、現役の国会議員を主人公にして、こんな形で映画にしてしまうのは、やはりすごい。
一昨年のイタリア映画祭で上映された、ベルルスコーニを主人公にしたカイマーノもおもしろかったけれど、映画としての切れ味は、こっちのほうが上かもしれない。

日本では、この手の映画は、きっとできないんだろうな。未見ながら、昭和天皇を映画いた「太陽」だって、日本映画ではなくロシア映画だった。
日本の商業映画は、映画が持つエンタテイメントの側面ばかりが強調され、社会問題へ対峙するためのツールとしての役割を放棄しているような気がしてしまう。
イタリア映画には、未だにネオレアリズモの伝統が息づいているように感じた。
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今週食べたラーメン09年5月第1週

4月27日が休みで、あまりの天気の良さに誘われて、高尾山に行ってきた。
ほんとに良い天気で、真っ青の空と若葉の緑が目に優しい。
空の色を見ながら、メキシコで見た抜けるように高く、その先に宇宙があることを感じさせるような濃い青の空と、その下に広がる荒々しいようなジャングルの緑を思い出し、また、カナダで見た、透明感があって冷たいような空の青とその下に広がる針葉樹を中心とした深い緑とのコントラストなどを思い出すにつけ、日本の自然は、なんと柔和で優しいのであろうかと、つくづく思ってしまった。
高尾山の良いところは、幾つも登山路が整備されていることであり、そのコースも、1号路から6号路となんとも素っ気ない命名のしかたで、これもまた良い。
この時期、多くの小学生が春の遠足で高尾山を訪れるようで、そこら中に小学生の集団がいた。
幸い僕が選んだ1号路から4号路を通り山頂へってルートには、侵入してこなかったので、遠くに子供たちのざわめき声が聞こえることは時々あるも、静かな登山が楽しめた。
山頂に着くと、東京の中心部方面はクッキリと見えたのだが、楽しみにしていた富士山は、半分雲に隠れてしまっていた。
おにぎりを一つ食べて、さっさと下山。12時ちょっと過ぎには高尾山口駅に戻っていた。
近くのラーメン二郎めじろ台に行こうか、それとも立川二郎にしようか悩んだ末、駅から遠すぎるめじろ台は断念して、立川二郎に向かう。

久しぶりに訪問した立川二郎だが、相変わらずの行列。13時ごろに到着した時点で20人弱の並び。
それでも30分ほどで着席。
小のデフォを食べたのだが、麺がなんだかツルツルしていて、ボソボソ感のある二郎とはかなり違っていた。二郎はどの店も自家製麺なんだけど、立川二郎は麺の作り方を変えたようって話がネットに流れていたのだが、どうやらほんとらしい。
月曜日はいつも行く銭湯が定休日ってことで、途中にスパにより汗をながして帰宅。

30日が夜勤の入りで、久しぶりに自転車で小杉二郎に向かった。11時半に到着すると、まだ開店しておらず、店の前には10人ほどの列ができていた。
客を待たせないように早めに開店してくれる二郎の話はよく聞くのだが、小杉は、その逆。公表されている営業開始時間11時15分なのだが、僕の行った限りでは、その時間に開店するところは、見たことがない。だいたい11時半過ぎだ。接客の悪さが常に問題とされている二郎で、そういうところはやっぱり改善した方がいいと思うのだが、、、、
この日の小杉の小は、麺がかなり堅めに茹で上がっていて、OK。豚も以前のペラペラに薄いものから、ちょっと厚みを増していた。ただ、かなりしょっぱい。スープはいつもの小杉のライトなもので、二郎の中でも飲めるタイプ。そこそこ満足して自転車で帰路へ。
帰宅してさっとシャワーを浴びて仮眠。

1日は夜勤明け。最近は、銭湯かスパに出かけて、ゆったりと湯に浸かり、夜勤の緊張をほぐしてから仮眠を取るようにしている。しかし、その前に腹ごしらえをしておかないと、睡眠不足と空腹で、風呂でクラクラしてしまう。というわけで、この日は最近ちょっとはまり気味の日吉の「どん」で豚骨魚介スープのラーメンを食べる。以前どこかのブログに書いてあったのだが、「どん」が二郎インスパイア系だってことを知らずに食べる若者が増えてくるかもしれないって話は、現実化しているようで、注文の際に店員から聞かれるお好みに返答する口調が、家系ラーメンの店みたいになっていて、二郎独特の符牒である「マシマシ」とか「カラメ」なんて言葉は聞こえてこなくて、「多め」とか「濃いめ」なんてのが聞かれていた。
さて、注文したラーメンが出てきたのだがだ、なんとなく麺が少し細くなった感じがした。
帰り際に豚骨魚介のつけ麺はあるのかと聞くと、ありますとの返答。今度は豚骨魚介のつけ麺を食べてみようと思う。

2日は、イタリア映画祭に行こうと以前より出していた希望休の休み。朝9時前に家を出て、午前中1本、午後2本のイタリア映画を見てきた。映画の内容は、少しずつ書いていく。
で、お昼に向かったのは有楽町の交通会館地下にある「ひょっとこ」。食べたのは柚子ラーメン。
和風の優しいスープに細いシコシコした麺。チャーシューはそこそこ厚めのバラ肉で、柔らかい。和風ってことで、三つ葉がトッピングされていた。久々に食べる洗練されたラーメン。いつもは二郎のB級なので、ちょっと新鮮。スープまで飲み干してしまった。

午後1本目の映画を見て、座談会を聞き、夕方から上映される映画を待つ間に、万世パーコーラーメンを食べに行く。
大昔、霞ヶ関ビル界隈に勤めていた時に、よく霞ヶ関ビル内にあった万世パーコーラーメンを食べに行ったものだが、最近は、ごくごくたまーに秋葉原にある万世で食べる程度だ。日比谷支店を訪れるのは久々。昔ながらの味で満足。

最後の映画は2時間半を超える長編で、上映後、監督との質疑応答なんかもあって、帰路についたのは9時半を回っていた。途中、中目黒で下車して、三ツ矢堂製麺を除くと行列なし。早速入店。でも、既にこの日はラーメンを2杯も食べているので、自粛して、普通のつけ麺で、盛りも小にした。
麺は極太で良い感じ。ただ、つけ汁が甘い。大勝軒系ほど甘くはないのだが、僕はどうもつけ汁の甘いつけ麺は苦手だ。こんな味なんだぁーってことが分かれば、1回行けば充分。

帰宅して体重を量ったら、2キロ近く増えていた。1日にラーメン3杯はやっぱり止めた方がよさそうw
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2009年05月03日

イタリア映画祭2009その1(Riprendimi)

毎年、ゴールデンウィークに行われているイタリア映画祭も、今年で9回目になる。
今年から、全作品を見られるパスポート券がなくなり、当日券を除いて、すべてあらかじめ指定席を購入しなければならなくなった。
今の仕事を始めてから、ゴールデンウィークに休みをとることはできなくて、見たい作品が上映される日だけ休みを取って、どうにか上映される作品の半分ほどを見ることができる状態だ。
今年は、全部で12本の映画が上映されるのだが、僕が見られるのは6本だけ。
そんなわけで、どうしても見たいと思っていた2本が上映される日に休みを取った。
今年上映される作品の中で、どうしても見たいと思ったのは、「Il Divo」と「Gomorra」の2本。
昨日、そのうちの1本である「Il Divo」の上映があったので、それを見てきた。
もちろん、せっかくこの映画祭のために休みをとったわけだから、その日に上映される他の作品も見てきた。

5月2日に上映されたのは、Riprendimi=私を撮って、Il Divo、Sonetaulaの3本だった。そして、間に来日した俳優や監督による座談会が行われた。
座談会は、毎年のことなのだが、時間切れで、質問の時間も少なく、かなり欲求不満が残るものだった。

それはまあいいとして、昨日見た映画について書いておく。

原題Riprendimi、邦題は、私を撮って
非正規雇用の仕事しかないカップルの結婚生活を描くドキュメンタリーを撮る二人の売れない映画人の話。
カップルの女性は、3ヶ月ごとの更新で映像編集の仕事をするいわゆる派遣労働者で、男性は、何の役でもこなす売れない俳優。
このカップルが結婚し子供ができるのだが、その不安定な二人の生活を描くことで、非正規雇用のもたらす問題を映画こうとする売れないドキュメンタリー映画作家二人が、常に彼らの生活を撮りつづけている。
しかし、そこに描き出されるのは、男と女の恋と愛の駆け引きであり、愛することあるいは愛されないことによる心の寂しさだ。
映画の中で映画を撮るという入り組んだ構造で、ドキュメンタリーを撮られている主人公たちを追うドキュメンタリー作家たちもまた撮られていて、それを僕等観客が見ることになる。
監督はAnna Negri。舞台挨拶でちょっと話していたのは、自伝的要素があるそうで、この人を食ったような構成は、彼女がイタリアの有名なテレビ番組Blobを手がけていたからのようだ。

女性にやたらと手の早い、それでいてまったく自立できていない夢見がちの典型的なイタリア男と一人身の寂しさに耐えきれず、ついつい不倫の恋に落ちてしまうイタリア女っていうありがちな話を絡めながら、シングルで子供を育てようとするたくましい女性と、その女性を優しく見守るフェミニストの男っていう関係も描き出している。

女性監督であるからこそ描けた女の心情と、どうしてこんな男を許しちゃうんだろうってイタリア女性のマンマの感性が、交錯しているように思われる作品だった。

この作品、カップルで見て、それぞれの感想を戦わせるとおもしろいかも、、、、
posted by tady at 23:48| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

アル中注意1000万人

このブログの更新がままならない要因の一つとして、疲れて帰ってくると、つい一杯飲んじゃうからってのある。もう少し、酒を控えなければなんて思っているところに、ISTATから、L'uso e l'abuso di alcol in Italia(=イタリアに於けるアルコールの消費と飲みすぎ)ってレポートが4月23日に発表になったっていう報道があった。
http://www.lastampa.it/redazione/cmsSezioni/cronache/200904articoli/43077girata.asp
この記事によると、イタリアのアルコール依存症予備軍は、およそ1000万人いるそうで、特に老人と18歳から24歳の若者層がヤバいらしい。
レポートの全文はISTATのサイトからPDFでダウンロードできる。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20090423_00/
このサイトの右側のTest Integraleってリンクをクリックする。
http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/
20090423_00/testointegrale20090423.pdf


ネタ元のレポートもざっと目を通したんだけど、表やグラフが豊富にあって、じっくりと読むとおもしろそう。

イタリアは、北欧の国に比べて、アルコール依存症の人は、少ないのだが、これは、伝統的に、食事の時にワインをたしなむって飲み方をしているからで、浴びるように酒を飲むってことをしてこなかったからなのだが、最近、若者たちは浴びるように飲む(レポートでは英語のBinge Drinkingって単語を使っている)ようになってきたという。

数年前に日本に遊びにきた、若いイタリアの友人と話したときにも、最近は、マリファナよりもお酒に走る若者が多いって話をしていた。イタリアの麻薬汚染は、大変なもので、その背景にはマフィアがいたりするわけだが、マリファナに関して言えば、非合法ではあるものの、多くの若者が吸っている。また、マリファナと他の麻薬を区別して、マリファナの解禁を訴える団体もあったりするくらいだ。
果たして、どちらが体に悪いのか?

もうかなり昔だけれど、アイスランドでは、アル中の入り口になるってことで、ビールが禁止されているって話を聞いたことがあり、イタリアに来ていたアイスランド人が、自分の国では飲めないビールを浴びるように飲んで、酩酊してしていたのを思い出す。

イメージとしては、南部の方が、ワインを大量に飲んでいそうな気がするのだが、このレポートによると、イタリアでも特に北部の地域で、北欧型の飲酒習慣が広がっていて、強い酒(イタリア語ではSuperalcolico=日本語に直訳すればスーパーアルコール)を飲むようになっているという。
イタリア人にとってもお酒の基準っていうのは、どうやらワインらしく、ワインよりもアルコール度数の少ないビールは水みたいなもんだと考えていて、逆にワインより強い酒は、スーパーアルコールって定義されているようだ。

レポートの調査対象となっている年齢は、11歳以上で、日本のように「お酒は二十になってから」なんて法律がない国ゆえのことだろう。
それでも、17歳以下の飲酒は、WHOの基準に照らしても、よろしくないってことは書いてある。

それにしても、若年層と老人のアル中が増えそうっていうのは、社会的な弱者に対するストレスが高い国なのかもしれないなどと考えてしまう。日本も似たり寄ったりだけどね。ただ、日本の若者の場合は、イタリアと逆で、アルコールから大麻に走りつつあるかもしれないけど、、、、、
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2009年05月01日

2009年4月のアクセス解析

4月の訪問者数は2643名。ページヴューは、18735でした。
更新した記事の数は、今までで最低の13。にもかかわらず、前月よりも訪問者数もPVも若干増えています。
ひとつは、過去に書いた、テポドンの発射基地の記事を検索して来た人がかなりの数あったためだと思われます。
また、PVが増えたのは、2000を超える日が1日。1000を超える日が数日あったからで、初めてこのブログを見にきた人が、過去の記事を大量に見て行ったからのようです。
最近は、投稿記事数が少ないにも関わらず、更新するとほぼ確実に訪問者数が200を超えます。これは、常連さんが更新すると記事を読みにきてくれるってだけでなく、更新通知がネット上に通知されるようになっているためだと思われます。
いずれにしても、3日に一度程度の更新しかできてないのに、これだけの方が、このブログを読みにきてくれているってことに、感謝です。
ただ、過去の遺産で持っているようなブログにはしたくないので、もう少し更新を頑張らなければとつくづく思っております。
以前だと、これはおもしろい記事だと思うと、即座にパソコンに向かって記事を書けたのですが、最近はその余裕もなく、またちょっと読みこなす量が多いイタリア語の報告書のニュースなどは、途中で挫折してしまうものや、記事が腐ってしまう(タイミングがズレてしまう)ものが多々あって、更新がままならない状況です。
ただ、紙ベースの新聞を読んでいると、とっくの昔に古くなってしまったと僕が判断したニュースが、1ヶ月2ヶ月後に、記事になっていたりするので、そう焦ることもないのかな?なんてことも思っています。
今月もお付き合いのほど、よろしくお願いします。
posted by tady at 19:04| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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