今回の主催国であるイタリアの首相、ベルルスコーニが、暴走中であることは、以前も書いたし、日本のメディアでも報道されている。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906240032.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00157501.html
淫行疑惑の後も、大統領専用機を公務とは関係のない個人的な目的で使用していたり、パーティーにいわゆるエスコートクラブの女性を「買っていた」りしたらしいって疑惑が出ている。
まさにやりたい放題って感じだ。
マスコミの追及に当の本人はでっち上げだと言っていたりするわけなのだが、サミットを前にして、ついにナポリターノ大統領が、サミットまでは休戦するようにと発言した。
http://www.lastampa.it/redazione/cmsSezioni/politica/200906articoli/45022girata.asp
イタリアの政治システムにおける大統領の位置は、国会議員によって選出されるもので、国民の投票を経ているわけではないが、一国の代表として、イタリアの良心と良識を体現する人物が選ばれる。
フランス大統領のような権力は持っていないが、国の代表として、日本で言えば象徴天皇的な役割をになっている。
ナポリターノは、初の元共産党の党員だった大統領で、就任当初は、いろいろと言われたのだが、自らの政治的な思想とは別に、一国の大統領としての職務をきちんと自覚し、偏りのない発言をしているように思う。
日本の政治システムでは、国のトップは、内閣総理大臣であり、そのうえに天皇ってもんがあるわけだが、あくまでも象徴であり、政治的な発言はできない。
一国の良識や良心を体現するような、政治に対するお目付け役が不在だってことが、今日の日本の政治的な混乱を招いているようにも思う。
今まで、お目付け役を果たしていた、いわゆる自民党の長老といわれる政治家たちが、完全に力を失い、ボケてしまって、今までの機能を果たせなくなっているってこともあるだろう。
イランの混乱も、国の最高指導者であるはずのハメネイがブレてしまったことに問題があるようだ。
ノーブレス・オブリージュって言葉があるが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9
%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%
B8%E3%83%A5
これは封建社会における為政者義務を述べた言葉だと僕は思っている。
しかし、それにしても、民主主義社会におけるノーブレス・オブリージュが必要なのではないかと思うのだ。
金儲けばかりに一生懸命で、社会的な責任を考えないという市場優先の資本主義社会にあまりにも毒されてしまって、政治家たちも利権に走り、国の政治よりも自らの懐しか考えていないんじゃないの? と感じている。
イタリアの大統領の発言に関する報道を見て、天皇制は否定するけど、いわゆる民主的な政治システムを補完するものとして、現在の政治を諌めるような、国民誰もが納得する良心と良識を持った賢者が、今の日本の政治システムに必要なのではと、思ってしまう。
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ベッペ・グリッロで検索してこちらのブログを知りました。
日本の政治や世界情勢に関してはリチャード・コシミズのブログが興味深いですよ。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/
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