サルガドについては、以前、このブログでも書いているんだけど、今回も彼の写真を見て、打ちのめされてきた。
写真の持つ力そのものも凄いのだけれど、撮影された年代やその内容を見ると、いかに自分がアフリカについて無知であるのかってことを痛感させられてしまった。
例えば、アンゴラ民族解放戦線とアンゴラ解放人民運動ってどうして対立していたのか?とか、南部スーダンから逃れる少年達は、なぜ逃げなければいけなかったのか?とか
写真の背景にあるアフリカの動きを知っていれば、もっともっときちんと見ることができたのにと思ってしまった。
しかし、そういった政治的背景を知らないまま見ても、彼の写真はやっぱり衝撃的だった。
アフリカの自然を写した写真にもゾクゾクさせられた。砂漠に刻まれる美しい文様。水を飲むシマウマの美しさ。高度4千メートルに茂る木々。
どれもが美しい。
夕暮れに放牧から戻ってきた牛の群れを写した写真では、そこに匂い立つ香りと喧騒が感じられるようだった。
そしてなにより、子供たちの目。写真から放たれる目線の強さに、思わずたじろいでしまう。
すべてモノクロなのに、なんという臨場感。写されている人々の痛みや虚しさが伝わってきて、思わず立ちすくんでしまう。
また、自然を写した作品では、その場の空気や誇りっぽさまで感じられる。
つい思ってしまったのは、子供たち。アフリカの雄大な自然の中で、大人たちの醜い争いに巻き込まれて育っていく彼らは、どんな未来を見ているのだろうと、、、
12月13日まで開催されているので、機会があったら、多くの人に是非見てほしいと思う。


そして、学ぶ子供たちの様子に、学びはまず子供たちのためにあらねば、と思いました。
自分たちで座るものを持参しての学習風景の写真は、強く印象に残っています。
また、お茶畑で働く子供たちの写真も、、、
以前、やはりサルガドのEXDOUSって写真展が開催されたことがあるのですが、その時の子供たちのポートレイトも印象的でした。
戦乱や貧困から逃れて難民や移民となった子供たちが、着ているものは粗末でも、ちょっとおすまし顔でこちらを見ているポートレイトでしたが、果たしてこの中の何人が生き残っているのだろうと、胸がふさがれる気持ちになったのを記憶しています。
The Children: Refugees and Migrantsって写真集になってるよです。アマゾンで検索すると出てくるみたい。