2010年03月29日

子育ては贅沢

イタリアも日本と同じように少子高齢化が進んでいる。出生率も低くて、社会問題となっている。
で、具体的にどんな状況になっているのかが、垣間見られるレポートが発表されたようだ。
http://www.lastampa.it/redazione/cmsSezioni/societa/201003articoli/53421girata.asp#
La Stampaのこの記事によると、Cisf=Centro Internazionale studi famiglia(国際家族研究センター)ってところがIl costo dei figli(=子供たちのコスト)っていう調査を行ったそうだ。
ネタ元は、ここ
http://www.stpauls.it/cisf/Default.htm
ただし、レポートの全文は、購入しないと見られない。

上述の記事によると、調査したのは4千の家族で、子供一人を育てるのに、毎月634ユーロ(約78000円)かかることになり、家計費のおよそ3分の1、35,3%が子供に費やされてしまうそうだ。
4千家族のうち、子供が一人いる家庭は21%、二人いる家庭は19,5%、3人は4,4%、4人以上は0,7%となっている。
こういった経済的理由も含めて、53%の家族が、子供を持つことを諦めているという。
子供を持たない理由としては、経済的な理由が19,5%、時間が無いが8,9%、そして個人的な理由ってのが57,8%あるのだが、漠然とした不安感や将来に対するリスクを上げているそうだ。
というのも、イタリア人の60,2%が、月収1500ユーロ以下の収入で生活しているからだそうだ。
2005年時点での、イタリア政府が費やした家族を援助する予算は、国内総生産の1,1%。これに対して、フランスは2,5%、ドイツは3,2%を当てているという。

このレポートでは、解決策として
段階的ではなく累進的な家族支援給付
ネガティブ・タックスを念頭においた所得減税
低所得者層に対する公平な税率の導入
の三段階の政策を提案している。

さて、日本でも子供手当ての導入が始まるわけだが、単なる選挙に向けての人気とりばら撒き政策となるのか、それとも本当に少子化を食い止めるための、将来を見据えた政策なのか、こっちの方もかなり気になる。
posted by tady at 00:51| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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