2010年04月01日

イタリア統一地方選挙2010

先週末の土日に、イタリアの13州で、統一地方選挙が行われた。
州知事と州議会議員を選ぶ選挙で、県や市の選挙が行われたところもあるようだ。
一番気になる点は、投票率の低さだ。
La Repubblicaのページにグラフが出ているのだが
http://www.repubblica.it/static/speciale/2010/elezioni/regionali/index.html?refresh_cens
2005年の統一地方選挙の時が72,01%だったのに対し、今回は64,19%だった。
また、選挙前は中道左派が11州、中道右派が2州という勢力分布だったのが、今回の選挙で中道左派が7州、中道右派が6州になった。
市長選挙の場合は、1位でも得票率が50%に達しなかった場合、決選投票が行われるのだが、州知事選の場合は、50%に達しなくても、一番得票した候補が当選となる選挙システムになっているようだ。
中道右派と言っても、北部の州は、北部同盟の候補者が勝利しており、南部の中道右派=ベルルスコーニ派とは別だ。
中部はほとんどが中道左派が勝利しているが、ローマのあるラツィオ州は、中道右派が勝っている。
今回改選の行われなかった州も含めて、勢力分布を見ると、20州あるイタリアの州のうち、中道左派は7州のみで、残りの13州のうち、少数言語を話す人たちが住んでおり、中央政権とは違う独自の政党が存在するValle d'aostaとTerentino-alto adigeの2州を除く11州が中道右派ってことになる。

地方政治と中央政治は別物だというのは分かるのだけれど、それにしてもとんでもない政治を行っているベルルスコーニが率いる中道右派が、どうして地方でも支持されるのか、僕にはよく理解できない。
posted by tady at 11:04| ローマ | Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全く同感です。イタリアに長年住んでいながら、なぜイタリア人はいまだにとんでもない政治を行っているベルルスコーニの中道右派を当選させるのか全くわかりません。それにしてもラッツィオはかなりの接戦でした。中道右派のレナータ・ポルヴェリーニが51%で勝利を収めており、中道左派のエンマ・ボニーノが48%と追い上げたのでラッツィオ州市民はこの両者2派にくっきり分かれた感じです。
ベルルスコーニの悪党政治家ぶりは周知の上ですが、おそらく中道左派で彼に対抗できるツワモノがいないのがこの国の最大の問題だと思います。
Posted by Mika at 2010年04月02日 22:27
Mikaさん、コメントありがとうございます。
僕は、イタリアの政治がくっきりとわかれているころ、右派のキリスト教民主党と左派のイタリア共産党が健在だったころ、イタリアで数年過ごし、イタリア政治って面白いと思った人間です。
あの頃は、政治にもダイナミズムがあって、選挙の度に、何かしら変わるのかもしれないって期待と希望があったような気がします。
もちろん、僕は投票出来るわけではありませんでしたが、、、、
極端な言い方をすれば、いろいろな政党が入り乱れて、新しい政治の実験場的な空気があったように思います。
ポルノスターのチッチョリーナが議員になったりしてたころです。
その枠組みが崩れて、Forza Italiaが出てきたころから、イタリアの政治は変質したのではないかと思っています。
イタリア人の友人に聞いても、現在多少なりとも期待が持てるのは、Di Pietroの率いるItalia di Valoriくらいしかないと言ってました。
ただ言えるのは、イタリアには、Beppe Grilloとか、Il popolo violaなどの政治にコミットしようっていう健全な人たちがまだ存在するってことです。日本の閉塞した政治状況よりは、まだ希望が持てるのかな? って思ってます。
それにしても投票率が著しく下がっているのは、ちょっとヤバいかも、、、
Posted by tady at 2010年04月03日 00:43
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