2010年06月27日

鯨の体に重金属が高濃縮蓄積

La Stampaに、鯨の体に重金属が高濃度に蓄積しているって研究についての記事が載っていた。
http://www3.lastampa.it/ambiente/sezioni/news/articolo/lstp/254312/
ネタ元は、AP通信社が配信したこの記事のようだ。
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5jyGXoKzZgWDD3YCQM-DDrM2njZOwD9GHSMEO0
これは、モロッコで行われたIWC総会に合わせて発表されたものらしい。

Ocean Allianceって団体を創設した生態学者Roger Payneが中心となった研究で、5年間に渡り、極地周辺の海域から赤道周辺の海域までを調査したもので、生体組織を採集するための銛を使って、1000頭ほど(英文の記事の後ろの方に955頭とあるが)のマッコウクジラからサンプルを採って分析したものだそうだ。
その結果、重金属(カドミウム、アルミニウム、クロム、鉛、銀、水銀、チタン)などが、高濃度で検出されたという。
これは、鯨ばかりでなく、海洋生物全体が、人間の排出した重金属によって汚染されていることを示しているという。

海の生態系のトップにいる鯨に、汚染物質が生体濃縮されて蓄積するのは当然のことで、これはトップに近い位置にいるマグロなんかも同じだ。
日本でも、農林水産省などは、マグロの水銀濃度を調査して発表しており、妊婦には食べ過ぎないようにと勧告をだしているが、マスコミが取り上げることはあまりないし、日本人がそれを意識しているとはあまり思えない。
ちなみに、これは農水相のサイトにあるPDF
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/pdf/chem_me_hg.pdf
これを見ると、マグロや鯨は1週間に1回以上食べると、妊婦には良くないらしい。

自然保護や資源保護の観点から、捕鯨反対やマグロの禁漁が話題になるのだが、まったく別の側面(食物汚染)から見ても、鯨やイルカ、マグロなどを食べるのはヤバいのかもしれない。
posted by tady at 09:47| ローマ | Comment(1) | TrackBack(0) | その他のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
tadyが位置するの?
Posted by BlogPetのitalo at 2010年06月27日 15:57
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