図書館に行ったら、NHKでドラマ化された「鉄の骨」とこの「民王」があったので、一緒に借りてきた。
読み始めてすぐに、これはまたもや現代政治を扱った政治小説か?と思っていたら、話はどんどん違う方向へ。
それにしても、阿部、福田、麻生と続いたドウショウモナイ日本国の総理大臣の現実が、早くもこうして小説ネタになるっていうのは、如何に政権交代前の末期的症状の自民党が酷かったのかってことを再認識してしまう。もっとも政権交代後も代わり映えしない状況で、きっと民主党も、早々と小説ネタになるんだろうな。このタイトルからして、点がひとつ足りないだけで、既に民主を揶揄してるともとれるけど、、、、
彼の作品は、江戸川乱歩賞を受賞した「果つる底なき」は読んでいる。シリアスな小説を書く人かと思っていたのだが、こういった「おちゃらけ」た作品も書ける人なんだと再認識。
ありえないバカバカしい設定ではあるが、語られる内容は、結構真面目。現実の政治家よりも、小説に描かれる政治家の方が、まともに思えてしまうのは、なんとも情けない限りだ。この作品でも言っているけど、まともな政治家がいなくなって、政治屋に成り下がってしまってるんだろう。
きちんとしたヴィジョンを持ったまっとうな政治家ってのは、現れないのかなぁーーー

