2010年12月06日

つばさものがたり 読了

雫井脩介の「つばさものがたり」を読み終わった。主人公は、26歳のケーキ職人(この本ではパティシエールと呼んでるけど)である小麦とその甥にあたる叶夢である。
乳がんが転移して、ガンに冒されながら、亡くなった父親が、母親に語った夢である小さなケーキ屋を実現すべく頑張る主人公。
そして、小さいころから天使が見えるという甥の叶夢。小麦を支える兄と兄嫁、そして母親。
今までの彼の作品からすると、ミステリーでもないし、犯罪が起きるわけでもない。しかし、読ませ方が実にうまい。
叶夢にしか見えない天使を舞台回しの黒子に使い、厳しい現実に立ち向かう小麦にどんな救いが待っているのかと、読者の興味をくすぐる。
結末は、ネタバレになるので書かないけれど、爽やかな読後感を残す作品であった。
posted by tady at 10:28| ローマ | Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/172045600
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

「つばさものがたり」雫井脩介
Excerpt: もっと我慢せず、自分のために生きればいい。 君川小麦は、26歳のパティシエール。東京での修行を終え、ケーキショップを開くため故郷の北伊豆に帰ってきた。小麦の兄・代二郎と義理の姉・道恵の間には、....
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2013-03-22 22:58
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。