2011年02月21日

アダルト・エデュケーション 読了

村上由佳の「アダルト・エデュケーション」を読み終わった。「ダブル・ファンタジー」の流れを汲む作品と言っていいだろう。いわゆる女性の側から見た性愛と愛情について描いた小説である。
ただ、前作が一つの物語だったのに対し、短編集であるこの作品は、ひとつひとつの作品が扱うテーマに多様性はあっても、突っ込みがいまいちって感じで、物足りなさを感じた。
男の側から見れば、ふーん、女性はこんな風に感じているんだって発見もあったりして、そこそこ面白かったし、何より、いわゆるポルノ小説ではなく、文学作品(もっともその境は曖昧だが)として、女性が性愛の問題を積極的に描いているってことを評価したい。
この本のあとがきに、作者の姿勢が表明されている。
ただ、性的関係を持つことにより生じる妊娠や子供(子育て)の問題に関しては、まったく描かれていないので、続編としてそういった問題を扱った小説っていうのも読んでみたい気がする。
posted by tady at 10:58| ローマ ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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