そして、久しぶりに現代の少年が主人公になっている。
彼女の初期の作品には、少年を主人公にした、超能力ものの面白い作品があったのだけれど、久しぶりにそのカテゴリーに入る作品かもって感じの出だしで、読み出した。ところが、心霊写真をモチーフにした超能力ものかと思いきやさにあらず。
それぞれの登場人物は、生き生きとしているし、設定も巧みで面白いのだけれど、どうも話に一本の筋が通っていない感じで、ちょっと散漫な感じがしてしまった。
作品の世界に引き込まれてしまって、読み終わった後のカタルシスみたいなものを感じられなかったのだ。
悪くはないんだけどねぇ。

