2006年09月25日

第一回文学クリティカルマス

クリティカル・マスって言葉を知っているかしら?
元々は、物理学の用語で、臨界質量って意味らしい。つまり、放射性物質が、ある一定量集まると、臨界点に達することを指して使う言葉のようだ。
ところが、ある現象が一定のレベルを超えると、突然全体に広がることを指して、マーケッティング用語としても使われているらしい。
一方で、1992年にサンフランシスコの自転車好きが始めた市民運動の名前もクリティカル・マスと言う。
どんな運動かは、こんなサイトがあったのでどうぞ(日本語です)。
http://cmy.hpv.cc/
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%EA%A5%C6%A5%A3%A5%AB%
A5%EB%A1%A6%A5%DE%A5%B9?kid=105515

イタリアにもクリティカル・マスがあって、
http://www3.autistici.org/criticalmass/
自動車社会に反対して、しばしばデモンストレーションを行っているらしい。

そんな中で、今度はミラノにおいて、町の広場や通りを使って、文学クリティカル・マスをやろうってことになったらしくて、9月24日日曜日の午後4時から、ミラノの中心街でイベントが行われたらしい。
http://www.repubblica.it/2006/a/sezioni/scuola_e_universita/servizi/giovanilibri/critical
-mass-letteraria/critical-mass-letteraria.html

事の発端は、ミラノの詩人が、町の壁に自分の詩を書いていたことから始まったようだ。これは今年の3月にこのブログで紹介した「バブルプロジェクト」に近いのかも知れない。
http://www.thebubbleproject.com/

いずれにしても、何の打合せも、ルールもなく、大勢の人が、自分の作品を読み聞かせたり、好きな本を持ってきて読んだり、って感じで自然発生的にあちこちに集まって、それが臨界点に達する事で、町全体を図書館のようにしてしまおうというのがコンセプトのようだ(僕も、いまいち良く把握出来ていない)。

クリティカル・マスの考え方を社会科学へ応用することも行われているようで、こんな本も出ているようだ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/0099457865/sr=1-3/qid=1159165320/ref=sr
_1_3/503-9389384-4448759?ie=UTF8&s=english-books

どんな風に応用しているのかは、まだ読んでないから、全く解らないし、なんとも言い様がない。
英語の本なので、ちょっと読むのはしんどそう。日本語訳が出るといいんだけどな。

ただ、ある種の現象が、一定レベルに達すると、急激に全体に広がるってことをクリティカル・マスと呼ぶのだとすると、例えば児童への虐待や、実に理由の分からない殺人事件の増加といった、現在起きている事象が、社会の崩壊というクリティカル・マスへ向かう前兆のような気がして、なんだか怖い。
さらに、善意の気持ちが自然発生的に起きて、それが人々の心に到達して、良い意味でのクリティカル・マスが起きるなんて言う新興宗教みたいな話は、当然信じる事は出来ないしね。
posted by tady at 15:39| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 突然のトラックバックで失礼します。 私のブログでもクリティカルマスを調べて記事にしています。 マーケティング用語としてのほかにも、自転車乗りの間で使われる用語であったり、飛行機やバックに関係するコ..
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