まったく知らない作家だったのだが、なにやらAV女優みたいな名前だなぁーと思いながら図書館で借りた。
読み始めてすぐに思ったのは、かつてはまった、スー・グラフトンやサラ・パレツキーの女性探偵シリーズの日本版だなってこと。
乾いた文体や主人公の性格描写などは、明らかに影響を受けているなぁーと思った。
ただ、舞台が日本となると、そもそも探偵なんていう主人公の職業自体が、絵空事に思えてしまうし、スケールも小さくなってしまうのは致し方ないか、、、
テンポは良く、非常に読みやすかったが、所々、僕の思考形態では、理解しづらい部分もあったりして、前後関係を何度か読み返すところもあった。これは、描写力というよりも思考形態の違いってことなのかもしれないと、思ってしまった。
タイトルや本の装丁とは違って、話はかなり陰惨な結末へと向かっていく。
男性作家だと、このへんの暴力描写がかなりしつこくなってうんざりするんだろうけど、その辺はサラッとしていて、多少物足りなさもあるものの、僕的にはOKだった。
一冊読んだだけで評価を下すのは間違っているかもしれないが、この作家の他の作品を積極的に読みたいとは思わなかった。
まあ、機会があれば、また手に取るかもしれないけれど、、、

