2011年11月17日

ベネトンの新キャンペーンUnhate

ベネトンがまたまた、刺激的な広告キャンペーンを発表したみたいだ。
世界のリーダーたちが、キスをしている合成写真で、キャンペーン開始の日、イタリアではヴァチカン近くのローマの橋から下げられたのは、ローマ法王とカイロのイスラム教指導者イマームのキスの写真。ミラノでは、証券取引所の近くの広場で、フランスのサルコジとドイツのメルケルのキスの写真が、またドゥオモ広場には、オバマと胡 錦濤の写真が掲げられたようだ。
この他にも、パレスチナとイスラエルのトップのキスの写真や北朝鮮と中国のトップのキスの写真なんてのもある。オバマとチャベスってのもあった。
http://www.repubblica.it/cronaca/2011/11/16/foto/il_bacio_del_papa_il_marketing_di_benetton-25088931/1/
ヴァチカンは、この写真に不快感を表したようで、すぐに撤去されたという。
http://www.repubblica.it/cronaca/2011/11/16/news/il_vaticano_contro_benetton-25128964/

Unhate=憎まないってタイトルのキャンペーンだけど、世界のリーダーがキスし合うってのは、ちょっと気色悪い感じw
以前からショックキャンペーンは色々やってきたベネトンだけど、今回も早々と反応があったことは、精巧と言えそうだ。

それにしても、日本の野田総理は、誰とキスをするんだろうか? 世界のリーダー(対立する)からも相手にされてないのかな?


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2011年06月11日

イタリアの脱原発国民投票始まる。

明日12日の午前8時から、イタリアの原発再開の是非を問う国民投票の投票が開始される。投票は、12日の午前8時から午後10時までと、翌13日の午前7時から午後3時までとなっている。日本の感覚で言うと、日・月で行われるのはちょっと違和感があるかも、、、、
今回投票に付される国民投票は4つあって、ひとつは、水道事業の民営化の是非を問うもの、もう一つは、水道料金を利益が出るように事業者が値上げできるという法律の是非を問うもの、そして、3つ目は、イタリアでの原子力開発再開の是非を問うもので、4つ目が国の重要な職にある期間は、その人物の刑事訴追を停止するという法律の是非を問うものである。

水道事業の民営化に関しては、この間、ベッペ・グリッロなどが強く反対していたもので、水道事業を民営化することで、どんなことが起きているかは、真保裕一の小説「ブルー・ゴールド」なんかでも若干触れられていたけれど、公共サービスに資本主義市場の考え方が導入されることにより、ライフラインの一つである「水」の価格が上がって、貧困層での水が使えなくなるってことが起きるという。
2つ目は、まさにそれで、水道事業への投資に見合った利益を上げるために、水道料金を7%上げるって法律らしい。

3つ目の原発問題に関しては、日本のマスメディアでも取り上げられていたが、原子力開発の再開を目論むベルルスコーニ政権は、今後8機の原発を建設するという方針を出したのだが、それに反対するものである。

4つ目も、日本のマスメディアが取り上げているので、詳しく書かなくてもいいかな、、、

いずれの国民投票も、現在ある法律の該当する条項の削除を求めるものだ。
イタリアの国民投票は、何種類かあるのだが、多くの場合、現在ある法律の廃止ないしは条文の削除を求めるものである。
これは、三権分立の民主主義のシステムにおいて、立法権と司法権は、それぞれ国会と裁判所にあるわけで、なんでも国民投票で決められるようになっていると、その根幹が崩れてしまうから、立法権のある国会ないしは、行政権を持つ政府が出した政令などについて、署名を集めることで、裁判所の審査を受けて、その是非を問う国民投票が実施できる形になっているようだ。

今回の原発国民投票に関しては、投票日が迫るなか、6月9日に、ローマ法王が、新たにバチカン市国に着任した大使を前に、フクシマの原発事故の例もあげ、「人間は、神の作った自然を傷つけるようなことをしてはならない」と原発反対の意思表示をしている。ドイツ出身の法王なので、ドイツの脱原発の動きに影響されたとは思えないけど、これは極めて異例なことだと思う。

そもそもバチカン市国とイタリアとの関係は、建前上、ラテラノ条約によって、内政干渉はしないことになっている。もっとも、かつてキリスト教民主党がイタリアの与党であったころは、選挙のたびに、内政干渉まがいの発言をして、キリスト教民主党有利に動いていた過去もあるけれど、今回はまったく正反対の発言だ。

イタリアの有名な歌手チェレンターノも、これまた有名なテレビ司会者サントーロの番組の中で、今回の日本の震災の映像や、韓国映画「ツナミ」からパクった映像と思われるものをコラージュしたビデオクリップを発表したりしている。
http://tv.repubblica.it/copertina/no-al-nucleare-l-incubo-di-celentano-in-video/69843?video

国民投票は、日本の震災前から準備されてきたものだが、福島原発事故の影響がどの程度出てくるのか、結果に注目して行きたいと思う。
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2011年04月26日

やっぱりね。

イタリアは、チェルノブイリ事故のあと、国民投票によって脱原発を決め、原発のない国となった。G8の国の中で、唯一原発のない国でもある。ところが、ベルルスコーニ政権は、この間ずっと原発再開を主張して、候補地選定などを行ってきた。
国民は、この政府の方針に対して、再び国民投票を行うことで、その是非を問おうとしていた。
国民投票を実施するための署名活動を行い、裁判所もそれを認める決定を下し、6月2日に国民投票が行われることになっていた。
だが、今回の福島での原発事故により、政府は、1年間、原発再開を中断する決定を下した。
http://www.ilmessaggero.it/articolo.php?id=146296&sez=HOME_INITALIA&ssez=PRIMOPIANO

これにより、国民投票で是非を問うべき政府の方針が変わってしまったわけで、国民投票自体が意味のないものとなってしまった。
だが、イタリアの反原発派の人たちは、原発開発を推進するという政府の方針が変わったわけではなく、世論の様子を見ての時間稼ぎにすぎないと言っていた。

そして、当のベルルスコーニが、フランス大統領との会談の後、はっきりと言っちゃったんだな、これが
http://www.repubblica.it/politica/2011/04/26/news/nucleare_scelta-15395251/

彼は、「もし、福島の事故により動揺している国民が、国民投票を行えば、イタリアの原子力開発は長年に渡って中断されることになるだろう。だから、それを避け、2年後には再び原子力開発ができるようにするモラトリアム期間を設けたのだと」言っちゃったんだな。
フランスのサルゴジ大統領は、イタリアが原子力開発を再開するのであれば、フランスは協力を惜しまないと述べたらしい。
はなから、見え見えではあったのだけれど、こうまであからさまだと、ベルルスコーニ首相は、イタリア国民をバカにしているとしか思えない。
これを言っちゃうベルルスコーニは、正直者なのか、おバカさんなのか、そっちも問題だけどね。
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2011年03月09日

案内パンフレットは日本語だけ

イタリアのシシリア島のパレルモにある州立美術館の一つであるPalazzo Abatellisは、この街の中でも最も重要な芸術作品があったりするそうなのだが(Antonello da Messinaの「受胎告知のマリア」などがあるという)、案内パンフレットが、日本語だけしかないんだそうだ。
La Repubblicaのこの記事によると、
http://palermo.repubblica.it/cronaca/2011/03/01/news/musei_per_antonello_da_messina_c_solo_la_guida_in_cinese-13037186/
他の言語のパンフレットもあったそうなのだが、すべて品切れ。内容が古くなっているので、いずれ新しいものを刷り直す予定ではあるが、館内の案内掲示板を新しい物に取り替えるので、予算がなくてすぐには無理ってことらしい。
ベルルスコーニ内閣になって、文化予算が削られたり、世界遺産ポンペイの遺跡が崩壊して、その責任をとって、文化財大臣Bondiの辞任を求める声が国会で上がったりと、文化に関してはさんざんな状況のようだが、そんな影響がこんなところにも出ているのかもしれない。
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2011年01月15日

飛び石連休がない!

今年になって、新年早々イタリアで大きな話題になったのは、2011年は飛び石連休がないってことだったらしい。イタリア語ではponte=橋って言い方をするのだけれど、祝日が週半ばになって、飛び石連休になると、だいたい間の日は休みを取って、ヴァカンスってのがイタリア人の常識。ところが、今年は復活祭の休み(春分の後の最初の満月の後の日曜日)が4月24日で、その翌日も祝日なのだが、これが4月25日に解放記念日と重なる。さらに、5月1日労働の日=いわゆる勤労感謝の日が日曜日と重なる。8月15日のフェロ・アゴスト=聖母被昇天の日がこれまた月曜日で、飛び石にならない。11月1日の諸聖人の祝日は、辛うじて火曜日だけど、間は1日だけ。12月25日のクリスマスは日曜日。さらに来年の1月1日は日曜日。
ってことで、イタリア人はかなりがっかりしてるらしい。
現在のカレンダーは、1582年に時のローマ法王グレゴリオ13世が定めたので、グレゴリオ暦と呼ばれているのだが、このカレンダーになって4世紀以上たつのに、こんなことは初めてだなんて記事もあった。
http://www.mconline.it/BreakingNews/Dettaglio.asp?id=4116&TestoLibero=&categoria=&giorno=&mese=&anno=&ultima_sett=
ヴァカンスが短くなることで、ホテルやら観光地での収入減が心配されていたりもするらしい。
いかにもイタリアらしい話ではある。

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2010年12月11日

レジ袋は、今年いっぱい

来年の1月1日から、イタリアでは、いわゆるレジ袋(イタリア語を直訳するとプラスチック袋になるが、、、)の製造販売利用が禁止される。http://www3.lastampa.it/ambiente/sezioni/ambiente/articolo/lstp/378586/
この記事にもあるように、環境汚染につながるレジ袋(あるいはビニール袋といってもいいのかもしれない)の使用を禁止する法律ができたのは、2007年で、本来ならば2010年1月から施行されるはずだったものが、1年間猶予期間が延長され、2011年1月1日から、いよいよ使用禁止となるそうだ。
一般に使用されているレジ袋が環境中で分解されるまでには、200年かかるそうで、以前から、環境汚染が問題となっていた。確かに、僕がイタリアにいたころ(もう20年ほど前になるが)、ちょっとしたハイキングに行くと、例えば河岸に生えている木の枝に、流されてきたレジ袋が引っかかって、白く垂れ下がっているなんて光景をしばしば目にしたことを覚えている。
この記事によると、イタリアは、EUの中でも、レジ袋の使用がもっとも多い国の一つで、年間一人当たり、300袋を使っているという。
僕自身の日常生活を考えると、日本人はもっと消費しているように思う。なるべくコンビニでも袋に入れてもらわないようにしているけれど、ちょっと量があったりすると、コンビニ袋に入れてもらっちゃうし、スーパーで買い物すれば、ほとんどの場合、レジ袋に入れてもらっている。
ただ、イタリアと日本が違うのは、ゴミの収集の仕方がある。イタリアでは分別収集をすべくかなり努力をしていようだが、まだ日本ほど徹底してない。また、日本人でもポイ捨てはかなりしていて、目に余るところはあるけれど、イタリア人のそれは、もっとひどい。
だからこそ、法律で禁止しないとならないのだろうなぁーってことは、想像できる。
そうは言っても、基本的な部分で、レジ袋を大量生産大量消費しないことの方が、環境には当然良いわけで、個人の意識(買い物袋を持参して、レジ袋を使わない)とか、民間の努力(レジ袋の有料化)は認めるにしても、国として、ちゃんとした環境政策を打ち出して、法制化するってことも必要なことだと思う。
民主党政権には、国家のヴィジョンがないなんて言われるけど(自民党にあったとも思えないけど)、国民の生活や自然環境を守るための、国としての政策を立案できるような政治家ってのは、日本にはいないのだろうか?


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2010年12月01日

Dieta Mediterranea 世界無形文化遺産に

11月中旬に、ナイロビで開かれていたユネスコの会議で、イタリアが申請していたDieta Mediterraneaが、世界無形文化遺産として認められた。http://www.repubblica.it/salute/alimentazione/2010/11/16/news/dieta_mediterranea-unesco-9176319/index.html?ref=search
日本では、同時に世界無形文化遺産として登録された「高級フランス料理」についての報道はあったようだが、イタリア料理を含む、地中海の伝統料理が登録されたことについてはあまり報道されていないようだ。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2775917/6474922
詳しく書かれたブログはあった。
http://prezzemolo-creapasso.blogspot.com/2010/11/blog-post_19.html

Podcastでイタリアのラジオを聞いていたら、イタリア代表団のトップとのインタビューがあって、当初は、フランスとは反目していたようだが、最終的には、共闘することで、登録を勝ち取ったらしい。それでも、フランス料理よりはイタリア料理の方が絶対に美味しいし、ここまで来たのは、イタリアの美味しいものを食べてもらうキャンペーンを行ったからだというようなことを言っていた。
インタビューによると、最終的な決議にあたって、登録への障害となったのは、日本の代表団で、食品を文化遺産としては認められないと主張したそうだ。
伝聞情報となるので、日本代表団がどのような主張をしたのかは、定かではないけれど、詳しく知りたいものだ。
国として、日本の食文化について、どんな風に考えているんだろう?
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2010年11月25日

ジェレミーニ法反対で、学生上院へ

イタリアでは、教育関係の予算削減を旨とする法案、ジェレミーニ法に反対する学生および教職員の運動が、広がっているらしい。ちょっと前から、イタリア各地の大学で、反対運動が起きていることは、読んでいたのだが、どうやらローマの上院にも、学生達が押しかけたという。
http://www.repubblica.it/scuola/2010/11/24/news/universit-9444619/

1990年代くらいまでのイタリアでは、毎年秋になり、新学期が始まる時期に、学生達が教育環境の改善を求めて学校占拠やらデモ行進を行うのが恒例のようになっていたのだが、ここ久しくこの手の話は聞かなかった。

ネットで写真などを見ると、
http://www.repubblica.it/scuola/2010/11/23/foto/ricercatori_e_studenti_la_nuova_protesta-9423453/1/

大学の屋上を占拠している様子が見られるが、これは昨年、賃金の未払いやリストラに反対した労働者たちが、工場などの屋根に登り居座るって抗議活動が行われたことに、範をとっているのかもしれない。

また、過去の学生運動は、大学を占拠して、立て篭もるってのが一般的だったのだけれど、今回は、大学を占拠した後、街の広場に繰り出して、野外授業を行うっていうやり方が、多く行われているようだ。

日本では、イギリスの学生運動に関する報道があったけれど、イタリアの学生達の動きは、あんまり伝わってないようだ。

いずれにしても、日本に比べると、イタリアの若者たちは、まだまだ元気って感じがする。
社会に関心を持たず、人との争いを避ける傾向が強いと言われる日本の若者たちのエネルギーは、どこに潜んでいるのかな?

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2010年11月01日

Berlusconi RubyとBunga bunga

イタリアの首相、ベルルスコーニがまたやってくれた!今、イタリアのマスメディアは、彼のセックススキャンダルで賑わっているようだ。
日本のメディアも既に報じている。
http://www.asahi.com/international/update/1029/TKY201010290463.html

イタリアでは、このスキャンダルをBunga bungaと呼んでいる。
イタリアにおける最新の流行語かもしれない。
で、その意味なのだが、ググってみると、こんなサイトがあった。
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=bunga-bunga
多分、この2番目の意味合いで使っているのだろう。
英語を訳してみると
パワフルなリーダーと裸の女性達によるエロティックな儀式
となる。
ベルルスコーニが、彼の別荘で行ったパーティーを揶揄しての命名なのかもしれない。

問題の女性だが、芸名がRuby Rubacuoreってことで、イタリアメディアが公開している写真は、未成年ってこともあって、モザイクがかかっている。

ベロニカ夫人との離婚騒動のきっかけが、やはり未成年だったレティツィアって女性との浮気だったりしたわけで、74歳になるというベルルスコーニ爺さんは、よほど未成年の女性がお好きらしい。
ただの若い女の子好きの変態爺さんってことでも、十分に犯罪者であるわけだが、それが一国の首相ってところが、何と最早である。

ベルルスコーニの経歴については、日本語版のwikipediaにも詳しく書かれている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8B

スキャンダルまみれのベルルスコーニ首相なのだが、さて、ここに至って、イタリア国民は、どう思っているのだろう?
La Repubblicaの創設者でもあり、有名なジャーナリストでもあるEUGENIO SCALFARI が、La Repubblicaの社説を書いている。
http://www.repubblica.it/politica/2010/10/31/news/bunga_bunga_scalfari-8601538/

タイトルは、Bunga bungaは、一つの王国の終焉であるとあり、ベルルスコーニが支配していた政治の終焉を示唆している。
posted by tady at 21:19| ローマ ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月14日

ヒットする映画の法則

どんな映画がヒットするのかっていうのを、1927年から2003年までのオスカーにノミネートされた映画440本を分析した研究者がいる。そんな記事がLa Repubblicaに出ていた。
http://www.repubblica.it/spettacoli-e-cultura/2010/10/06/news/cinema_coppia_perfetta-7763100/
主人公の男性は53歳、ヒロインは40歳前後で、舞台設定は遠隔地。ストーリーはアクションもので、背景にはなんらかの犯罪が想定されている。観客は、チケットを買って、暗い映画館に入り、日常のしがらみから解き放たれるような映画ってことらしい。

この研究を行ったのは、ローマ第3大学のMichela Addisと、元コロンビア大学の教師のアメリカ人Morris B. Holbrookだ。
彼らは、Internet Movie DataBaseというサイトhttp://www.imdb.com/にある1927年から2003年までのアカデミー賞候補となった映画440本を分析したんだそうだ。
ヒットした映画における主人公とヒロインの年齢差は13歳前後だそうで、男性が53歳、女性が40歳って設定が多いという。 Humphrey Bogart(ハンフリー・ボガート と Audrey Hepburn(オードリー・ヘップバーン)、 Cary Grant (ケリー・グラント)と Grace Kelly(グレース・ケリー)、 Harrison Ford(ハリソン・フォード)と Annette Benning(アネッテ・ベニング)などがあげられるという。
また、「ピアノレッスン」のHarvey Keitel(ハーヴェイ・カイテル)と Holly Hunter(ホリー・ハンター)は54歳と35歳、「ジュリア」のJason Robards(ジェイソン・ロバーズ)と Jane Fonda(ジェーン・フォンダ)は、55 歳と40 歳で、これも近い年齢だ。
この研究結果は、Psychology and Marketingって雑誌に投稿されているらしい。
ググってみたけど、購読してないと、アブストラクト(概要)しか読めないようだ。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/mar.20359/abstract

その他の要因として彼らがあげているのは、老練で、業績のある監督作品ってのがあるらしい。
先のデータベースで、評価の高かった映画は、「指輪物語」「ゴッドファーザー」「カサブランカ」なんだそうだ。これは、彼らの社会学的&マーケッティング的アプローチでは説明できないわけで、このLa Repubblicaの記事も、最後は、「映画の魔法は、まだまだ続く」って締めくくっていた。
ヒットする映画に、明確な法則があれば、それに則っていれば、全部ヒットするわけで、そうならないところが、映画の面白さ=観客を魅了する映画の魔法ってことなんだろう。

そうそう、映画ネタで言えば、スターウォーズのレイヤ姫を演じたキャリー・フィッシャーが、当時、撮影現場でコカインをやっていたって告白をしたなんて話も、イタリアの新聞サイトに出ていた。
魔法を作る側も大変ってことですかね?
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2010年07月25日

Pasta connection

La Repubblicaに、ちょっとびっくりするような記事が出ていた。
http://www.repubblica.it/cronaca/2010/07/23/news/inchiesta_pasta_connection-5765957/

イタリアで一番大きなレストランチェーンをご存知だろうか? この記事によると、およそ5000店舗を展開し、従業員数は、1万6000人。年間総売上高は、およそ10億ユーロあるそうで、ローマとミラノにあるレストランの5軒に1軒は、このチェーンに属しているという。
それは、マフィアなどの犯罪組織の息がかかったレストランなのだそうだ。

なぜマフィアのボスたちが、レストランに関わるかというと、どうやらマネーロンダリングに使うらしい。レストランの仕入れも、売上も現金が動く。それに、使いもしない高価な食材を買ったことにしたり、存在しない売上を計上したりすることが可能だからだそうだ。電子マネーによる取引だと足がつく恐れがあるのに対し、いつもニコニコ現金払いのレストランだと、その心配もないという。
さらに、お店は、あんまり流行らない方がベストなんだそうだ。
そして、毎年潰れては新しい店ができるという具合に、店の入れ替わりも早いため足がつきにくいってこともあるらしい。

このイタリア語の記事を要約して英文で紹介しているところがあった。
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=376314&version=1&template_id=39&parent_id=21

La Repubblicaの記事の最後にも、これまでに報じられた関連記事へのリンクがある。
有名だからと言って安心とは限らないらしい。映画「甘い生活」の撮影で使われたローマのヴェネト通りにある「Cafe' de Paris」も、カラブリアの犯罪組織ンドランゲタの手に落ちてしまったらしい。
http://www.repubblica.it/2008/10/sezioni/cronaca/ndrangheta-arresto/cafe-de-paris-comprato/cafe-de-paris-comprato.html
こっちの記事の最後には、カフェ・デ・パリスからの抗議文が併載されているけど、今回の記事には、その所有者であるDamiano Villariって人物が、Aspromonteの出身って書いてあった。
Aspromonteと言えば、サルバトーレス監督の映画「ぼくは怖くない」で描かれているが、ンドランゲタが資金源の一つとしていた誘拐事件などで知られる、有名な場所だったりする。

それにしても、ローマとミラノのレストランの5軒に1軒がマフィアがらみだとすると、今度イタリアに行ったときには、気をつけないと、、、、
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2010年07月02日

ヨーロッパで一番銀行強盗の多い国

La Stampaの記事によると
http://www.lastampa.it/redazione/cmsSezioni/cronache/201006articoli/56334girata.asp
イタリアは、ヨーロッパの国の中で、銀行強盗が一番多い国なんだそうだ。
2009年にヨーロッパで起きた銀行強盗時件は4150件で、そのうち1744件(42.02%)がイタリアで発生してるという。これは、銀行窓口の15から20に1件発生していることになるらしい。また、銀行強盗に遭遇する銀行員や顧客はおよそ5万人となるだって。
銀行強盗の多い理由は、動く現金の量が多いからだそうだ。
これは、CISL=Confederazione Italiana Sindacati Lavoratori(イタリア労働者組合同盟)が、6月30日にローマで行った会議で発表されたデータだ。
http://www.cisl.it/Sito.nsf/1af84dd4318f78bcc1257378007166ff/428db3a63186fd3ec125774c004d730a?OpenDocument

La Stampaの記事によると、2000年にヨーロッパで発生した銀行強盗の件数は、8660件で、そのうちイタリアは2464件。2008年には、ヨーロッパ全体で4726件にで、うちイタリアは2160件となっていて、ヨーロッパ全体では、強盗の件数は減少しているのだが、イタリアでは横ばいってことらしい。

もう20年ほど前になるが、ローマに住んでいたときに、友人と待ち合わせをしたんだけど、それが銀行の前で、自動小銃を持った警備員が立っていて、ちょっと遅れてやってきた友人は、銀行の前で長く立っていると怪しまれるからと、あわてて移動したことがあった。
街中で自動小銃を持った警備員が立っているっていうのも、日本人の感覚からすると奇異に移るのだろうが、当時の僕は、すっかり慣れていた。だけど、怪しまれるってことまでは、考えが及ばなかった。

この記事を読むと、相変わらずイタリアは、アブナイ国ではあるようだ。
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2010年06月24日

原発立地委任立法を巡って

イタリア憲法裁判所は、原発立地委任立法が違憲であると、10の州政府が提出していた訴えを却下したようだ。いわゆる門前払いで、「訴えの根拠がない」「受理できない」ってのが却下の理由らしい。
http://www.repubblica.it/ambiente/2010/06/23/news/nucleare-regioni-5091966/
http://www.lanuovaecologia.it/view.php?id=11687&contenuto=Notizia
1987年の国民投票によって、脱原発を選択したイタリアだが、ここにきて、ベルルスコーニ内閣は、新たな原発の建設を行うと明言している。
フランスの技術を導入して建設することになるようだが、ロシアのプーチンがイタリアを訪問した際にも、3年以内の原発建設が共同声明に盛り込まれている。
http://www.repubblica.it/esteri/2010/04/26/news/berlusconi-putin-3629213/index.html

地方自治体は、原発建設に反対しており、政府は昨年、州政府の権限を飛び越えて、原発立地を決めることができるという原発立地委任立法を作っていて、それに対して、10の州政府が、憲法裁判所に違憲であるとして訴えていた。10の州政府とは、Lazio, Umbria, Basilicata, Toscana, Calabria, Marche, Molise, Puglia, Liguria e Emilia Romagnaの10州で、Piemonte州は、途中で訴えを取り下げている。

この州政府の訴えが、却下されたことによって、イタリア政府は、州政府の判断を待つことなく、立地点を決めることが出きるようになるわけだ。

イタリア環境連合は、憲法裁判所の判断に関わらず、イタリア人は原発建設に反対しており、実質的にはなにも変わらないとのプレスリリースを出している。
http://www.legambiente.eu/archivi.php?idArchivio=2&id=5871

新たな原発立地点としてあがっているのは、いずれもかつて原発があった場所か、既に火力発電所がある場所だったりするのだが、原発立地を受け入れる所には、年額1000万ユーロの補助金が支払われることになっているらしいし、今後が気になる。
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2010年06月06日

Milano Taxiミラノへ

4月にドイツのハノーバーで、フォルクスワーゲン社が公開した、ゼロ・エミッションのタクシーのコンセプトカーが、イタリアで公開されたってニュース。
http://www3.lastampa.it/ambiente/sezioni/ambiente/articolo/lstp/233152/
既に日本語で取り上げているサイトもある。
http://8speed.net/news/2010/04/post-47/

最高時速は120キロで、航続距離は300キロだそうだ。
イタリア語の記事には、ミラノ市長のレティツィア・モラッティのコメントも出ていた。
フォルクスワーゲンの技術とイタリアデザインの融合ってなことを言っている。

冬場、毎年のように大気汚染で悩んでいるミラノにとっては、公共交通機関がゼロ・エミッションになれば、多少なりとも効果があるのかな?
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2010年04月22日

沈船の鉛と二重β崩壊

約2000年前にサルディニア近くで沈没した船に積んであった鉛を引き上げて、イタリアのグラン・サッソにあるニュートリノを研究している施設で使用するっていう記事がLa Repubblicaに出ていた。
http://www.repubblica.it/scienze/2010/04/14/news/antico_piombo-3344384/
イタリアのグラン・サッソには、「Cuore」プロジェクトっていうのを行っている研究施設があるそうで、山頂から1400メートルの山の中に設備が作られているそうだ。日本で言えば、スーパーカミオカンデのような施設らしい。

そのセンサーを覆う素材として、約2000年前に沈没した船に積まれていた鉛が使われるという。
鉛には半減期22年という鉛210ってのが含まれていて、近年に精製された鉛では、それがセンサーの邪魔をしてしまうのだそうだ。
そこで白羽の矢が立ったのが、2000年前の鉛。それも沈没船に積まれていたので、宇宙からの放射線の影響を受けることなく、海底で眠っていたので、素材として最適なんだとか。
鉛は、1本46センチ×9センチ(厚さは書いてない)、重さ33キロの延べ棒状態のものが、数百本あるらしい(記事には、170本と120本という数字が出ているが、総数は書いてない)。
33キロという重さは、当時(古代ローマ帝国の時代)、奴隷一人に担がせる荷物の重さを定めた法律の上限の重さだという。

現在「Cuore」プロジェクトで研究しているのは、ニュートリノを放出しない二重β崩壊の発見らしい。こういう物理の話になると、僕自身はチンプンカンプンなのだが、wikipediaに載っていた。
二重β崩壊
これを読むと、ニュートリノを放出しない二重β崩壊が確認されると、ニュートリノがマヨラナ粒子であることが証明されるらしのだが、僕にはなんのことかさっぱり。

この記事が面白いと思ったのは、古代ローマ人たちが、装飾や建築に使用しようと運んでいた鉛が、2000年の時を経て、最先端科学に使われているってところだ。

ちなみに、この鉛。サルディア産だと思われていたのだが、調べた所スペイン産だったそうだ。
詳しい内容は分からなくても、なんだかちょっとワクワクする。
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2010年04月09日

太陽で動く地下鉄

ネタメモに書いた記事なのだが、ちょっと時間が出来たので、イタリア語の記事の概要を日本語にしておく。
元の記事はここ
http://www.lastampa.it/_web/cmstp/tmplrubriche/ambiente/grubrica.asp?ID_blog=51&ID_articolo=1298&ID_sezione=76&sezione=

この記事によると、ミラノのM1の地下鉄が、太陽光発電による電力で運営されているらしい。
ミラノにはM1、M2、M3の3路線の地下鉄が現在営業している。
日本語版wikipediaにちょこっとだけ出ていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%8E%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84
運営主体はATMだ。

これにより、年間70トンのCO2の削減ができるという。
太陽光発電によって地下鉄を動かすというのは、イタリアだけでなく、ヨーロッパでも初の試みだそうだ。
太陽光発電は、Precottoにある車庫の屋根に設置された、サッカー場4つ分にあたる面積、およそ2万3千平方メートルで発電され、年間、140万kw/hを供給できると書いてある。ただ、この数字が地下鉄を動かすのに妥当な数時なのかは不明。イタリアの新聞ってこの辺はとってもいい加減なので、かなり疑わしい。
いずれにしても、広大な電車の車庫の屋根に太陽光発電パネルを設置して、その電力で電車を動かすって発想は、面白い。
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2010年04月07日

密入国組織摘発される。

イタリアで、クルド人とイラン人の密入国を行っていた組織が摘発されたってニュースが出ていた。
http://www.repubblica.it/cronaca/2010/04/07/news/blitz_anti_immigrazione_clandestina_trenta_arresti_per_traffico_di_uomini-3166202/

ローマに本部を置き、密入国を希望するクロド人やイラン人から多額の金を受け取って、イタリアを経由して、EU各国に送り込んでいたらしい。
インターポールとヨーロッパ各国の警察と共同で行われた摘発作戦だそうだ。

密入国というと、思い出すのはメキシコからアメリカへの密入国をする人たちのことだ。
メキシコ(というかラテンアメリカ)から、アメリカへの密入国者をエスパダ・モハーダ(スペイン語で、背中の濡れた人)と言うが、それは、メキシコとアメリカの国境を流れるリオ・グランデ(メキシコではリオ・ブラボーと呼ばれる)を渡るときに、濡れるからだと言う。
かつて(もう30年も前になる)、メキシコのゲレロ州のものすごい山の中の村に行った時にも、密入国をしようとして強制送還されたという人にあったことがある。どのくらい山の中かっていうと、その村に行くためには、午前中1本、午後1本の小型トラックに荷台に乗る定期便しかなった。
なぜ彼らが国境を越えようとするのか? これもメキシコに居た時に、ビザの関係でどうしても一度メキシコを出なくてはならなくて、テキサスまで行ったことがあるんだけど、その時に見たリオ・ブラボーに架かる橋で実感した。橋の真ん中が国境になっているのだが、ちょうどクリスマスシーズンで、橋の向こう側(アメリカ側)には、きらびやかな飾りがあり、橋のこっち側(メキシコ側)には、何もなかったのだ。富と貧困の境界線が、目に見える風景だった。
ちなみに、メキシコとグァテマラの国境も通過したことがあるのだが、そこには、1キロの幅の緩衝地帯がジャングルの中に広がっていて、メキシコ側のイミグレーション事務所を出てから、グァテマラに入るまで、交通機関はなく、徒歩で行くしかなかった。一節によると、ゲリラなどの侵入を防ぐための緩衝地帯だと聞いた。もっとも30年も前の話なので今は知らないけれど、、、

日本だと、中国からの密入国を請け負う蛇頭が有名だ。今では、中国経済の方が好調だから、わざわざ日本に密入国する人も減ってきているのかもしれないけど、、、

でも、イタリアでは、EUができたことも大きく関係しているのかもしれないけれど、EU圏外からの密入国者がかなりいるようだ。特に北アフリカや中近東からの人が多いみたいだ。
ヨーロッパから、南に突き出した形のイタリアは、EUの他の国に比べると、アフリカまでの距離が非常に近い。一度EU圏内に入ってしまえば、北上するのは比較的たやすいようだし、イタリアが入り口となっているところがあるみたいだ。
1980年代、アメリカがヨーロッパへの巡航ミサイルとパーシング2を配備しようとした時に巻き起こった平和運動の中で、イタリアはヨーロッパの柔らかい下腹部って言い方をされたことがある。つまりはもっとも弱い部分ってことなのだが、東西冷戦が終わり、少なくともヨーロッパ内での核の脅威(原発は除いてだけど)がなくなった現在において、イタリアは、EU対非EUというブロックにおける密入国問題の柔らかい下腹部となっているのかもしれない。
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2010年04月01日

イタリア統一地方選挙2010

先週末の土日に、イタリアの13州で、統一地方選挙が行われた。
州知事と州議会議員を選ぶ選挙で、県や市の選挙が行われたところもあるようだ。
一番気になる点は、投票率の低さだ。
La Repubblicaのページにグラフが出ているのだが
http://www.repubblica.it/static/speciale/2010/elezioni/regionali/index.html?refresh_cens
2005年の統一地方選挙の時が72,01%だったのに対し、今回は64,19%だった。
また、選挙前は中道左派が11州、中道右派が2州という勢力分布だったのが、今回の選挙で中道左派が7州、中道右派が6州になった。
市長選挙の場合は、1位でも得票率が50%に達しなかった場合、決選投票が行われるのだが、州知事選の場合は、50%に達しなくても、一番得票した候補が当選となる選挙システムになっているようだ。
中道右派と言っても、北部の州は、北部同盟の候補者が勝利しており、南部の中道右派=ベルルスコーニ派とは別だ。
中部はほとんどが中道左派が勝利しているが、ローマのあるラツィオ州は、中道右派が勝っている。
今回改選の行われなかった州も含めて、勢力分布を見ると、20州あるイタリアの州のうち、中道左派は7州のみで、残りの13州のうち、少数言語を話す人たちが住んでおり、中央政権とは違う独自の政党が存在するValle d'aostaとTerentino-alto adigeの2州を除く11州が中道右派ってことになる。

地方政治と中央政治は別物だというのは分かるのだけれど、それにしてもとんでもない政治を行っているベルルスコーニが率いる中道右派が、どうして地方でも支持されるのか、僕にはよく理解できない。
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2010年03月29日

子育ては贅沢

イタリアも日本と同じように少子高齢化が進んでいる。出生率も低くて、社会問題となっている。
で、具体的にどんな状況になっているのかが、垣間見られるレポートが発表されたようだ。
http://www.lastampa.it/redazione/cmsSezioni/societa/201003articoli/53421girata.asp#
La Stampaのこの記事によると、Cisf=Centro Internazionale studi famiglia(国際家族研究センター)ってところがIl costo dei figli(=子供たちのコスト)っていう調査を行ったそうだ。
ネタ元は、ここ
http://www.stpauls.it/cisf/Default.htm
ただし、レポートの全文は、購入しないと見られない。

上述の記事によると、調査したのは4千の家族で、子供一人を育てるのに、毎月634ユーロ(約78000円)かかることになり、家計費のおよそ3分の1、35,3%が子供に費やされてしまうそうだ。
4千家族のうち、子供が一人いる家庭は21%、二人いる家庭は19,5%、3人は4,4%、4人以上は0,7%となっている。
こういった経済的理由も含めて、53%の家族が、子供を持つことを諦めているという。
子供を持たない理由としては、経済的な理由が19,5%、時間が無いが8,9%、そして個人的な理由ってのが57,8%あるのだが、漠然とした不安感や将来に対するリスクを上げているそうだ。
というのも、イタリア人の60,2%が、月収1500ユーロ以下の収入で生活しているからだそうだ。
2005年時点での、イタリア政府が費やした家族を援助する予算は、国内総生産の1,1%。これに対して、フランスは2,5%、ドイツは3,2%を当てているという。

このレポートでは、解決策として
段階的ではなく累進的な家族支援給付
ネガティブ・タックスを念頭においた所得減税
低所得者層に対する公平な税率の導入
の三段階の政策を提案している。

さて、日本でも子供手当ての導入が始まるわけだが、単なる選挙に向けての人気とりばら撒き政策となるのか、それとも本当に少子化を食い止めるための、将来を見据えた政策なのか、こっちの方もかなり気になる。
posted by tady at 00:51| ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月20日

Meno 1

イタリア建国150周年まで、後1年ってことで、La Repubblicaのサイトに、特集ページが出来ている。
http://temi.repubblica.it/guide-italia-150/
1861年にサルディニア王国によりイタリア統一(リソルジメント)がなされ、ヴィットリオ・エマヌエーレ二世が初代国王になっている。ローマのヴェネツィア広場に面して建てられている白い巨大な建物、ヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂は、この初代国王を奉ってあるわけだ。
イタリアが建国された当時は、イタリア王国だった。そして首都はトリノであった。
イタリア王国については、日本語版wikipediaに詳しい。

というわけで、今週末から、トリノで建国150周年カウントダウンの様々な催しが行われるようだ。
La Repubblicaのサイトの左側にあるItaliani identita' cercasiってところをクリックすると、PDFのガイドをダウンロードできる。
posted by tady at 09:46| ローマ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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